AIエージェントとは?意味・仕組みと使えるツール・料金(2026年10月時点)
AIエージェント
AI Agent / エージェント / エージェンティックAI
AIエージェントとは、LLMが自分で手順とツールの使い方を決めながら、頼まれた作業を進める仕組みのこと。ツールの結果を確かめながら動作を繰り返す。
要するに
- 手順を前もって決めたワークフローと違い、LLMが進め方をその場で決める
- 柔軟だが、時間と費用が増え、誤りが重なるおそれがある
- 無料プランの有無と月額はツールごとに違い、表の16件のうち3件は無料プランがない
最終確認

統合エージェントと開発のツール
| ツール | 無料プラン | 最も安い有料プラン | 画面の日本語 | 使い方ガイド | 料金の確認日 |
|---|---|---|---|---|---|
| あり | Pro $10/月 | 非対応 | 使い方を読む | ||
| あり | The X Subscription Plus $8/月(年払いは$80/年) | 非対応 | 使い方を読む | ||
| なしFree $0:Claude Code は含まれない | Pro $20/月(年払いは月$17、$200一括) | 非対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Go $8/月 | 非対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro $20/月 | 非対応 | — | ||
| Gemini CLI | なし | Gemini Code Assist Standard $22.80/ライセンス/月(12か月契約は月$19.00) | 非対応 | 使い方を読む | |
Genspark | あり | Plus $24.99/月(年払いは月$19.99) | 非対応 | 使い方を読む | |
| Google AI Studio | あり | Google AI Pro / Ultra Google AI プランに含まれる | 非対応 | 使い方を読む | |
| あり | Google AI Plus Google AI Plusに含まれる | 非対応 | 使い方を読む | ||
Jev | なし | 従量課金 入力100万トークンあたり$0.042(出力は無料) | 非対応 | — | |
| あり | Jules in Pro Google AI Proに含まれる | 非対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro $25/月から | 対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro(下位) $20/月から(年払いは17%割引) | 対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Core $20/月(年払いは月あたり$18) | 非対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro $20/月 | 非対応 | — | ||
| あり | Plus $30/ユーザー/月 | 非対応 | 使い方を読む |
エージェントの機能が出た日
原論文と関連研究
- ReActを原論文から読む 考えることと道具を使うことを交互につなぐReAct: Synergizing Reasoning and Acting in Language Models
- Toolformerを原論文から読む AIは道具を使うタイミングを学べるかToolformer: Language Models Can Teach Themselves to Use Tools
- AutoGenの原論文を読む 複数のAIを会話で協調させる設計AutoGen: Enabling Next-Gen LLM Applications via Multi-Agent Conversation
- AgentBenchを原論文から読む 対話しながら動くAIをどう測るかAgentBench: Evaluating LLMs as Agents
- GAIAを原論文から読む 日常の問いを解けるAIアシスタントかGAIA: a benchmark for General AI Assistants
目次8
ひとことで言うと
AIエージェントは、LLM(大規模言語モデル)が自分で手順とツールの使い方を決めながら、頼まれた作業を進める仕組みだ。人が手順を細かく書かなくても、調べる、ファイルを書き換える、結果を確かめるといった作業を続けて行う。
Anthropic の解説は、エージェントを「LLM が自分の進め方とツールの使い方を動的に決め、作業の進め方を自分で管理するシステム」と定義している。たとえば作業の説明を受け取り、多くのファイルを書き換えてプログラムの課題を解くコーディングのエージェントがこれにあたる。
仕組み
Anthropic によると、エージェントを組み立てる基本の部品は、検索、ツール、記憶の機能を足した LLM だ。モデルは自分で検索の語を考え、ツールを選び、残す情報を決める。そのうえで、次の流れで作業を進める。
- 人からの指示か、人との対話で作業が始まる。
- 作業の中身がはっきりしたら、エージェントは計画を立てて自分で動く。必要なら、人に情報や判断を求めに戻る。
- 各段階で、ツールの呼び出し結果やコードの実行結果を環境から受け取り、進み具合を確かめる。
- 作業が終わると止まる。止めるための条件(繰り返しの最大回数など)を設けることも多い。
Anthropic は、エージェントの多くが環境からの結果をもとにツールを使う動作を繰り返す LLM にすぎないと書いている。ツールの機能を足す方法の1つとして、同社は MCP(外部のツールにつなぐ共通規格)を挙げている。
表で見る最新の状況
上の1つ目の表は TRAIL の分類で「統合エージェント」と「開発」に入る16のツールの、無料プランの有無、いちばん安い有料プラン、日本語の画面の有無を並べたものだ。料金の確認日は2026年10月10日から10月24日。
- 無料プランが「なし」なのは、Claude Code、Gemini CLI、Jev だ。Claude Code は Free($0)のプランに含まれない。
- 各ツールのいちばん安い有料プランを見ると、Codex の Go と Cursor の The X Subscription Plus(年払いは$80/年)が月$8、GitHub Copilot の Pro が月$10だ。Claude Code の Pro、Devin の Pro、Windsurf の Pro、Replit の Core は月$20だ。
- 統合エージェントの Manus は Pro(下位)が月$20から、Genspark は Plus が月$24.99(年払いは月$19.99)だ。
- 日本語の画面があるのは、16のうち Lovable と Manus だけだ。
2つ目の年表は、エージェントの機能が出た出来事19件を古い順に並べたものだ。2024年1月24日の Dify の「v0.5 でエージェントモードを追加」から始まり、2024年9月に Replit Agent が公開された。2025年には GitHub Copilot が2月6日に「エージェントモードを試験公開」し、5月19日に「Copilot coding agent をプレビュー公開」、9月25日に一般提供した。7月17日には「ChatGPT agent を提供開始」、11月18日には「Gemini Agent と生成UIを追加」と続く。2026年には Notion が2月24日に「Custom Agents を発表」し、Anthropic が4月8日に「Claude Managed Agents をベータ公開」した。
TRAIL の年表では、2024年の出来事は Dify と Replit だけで、2025年以降は ChatGPT、Gemini、Notion、Claude にもエージェントの機能が加わっている。
AIエージェントとワークフローの違い
Anthropic はエージェントのように動くシステムを「ワークフロー」と「エージェント」に分けている。
| 1回の LLM の呼び出し | ワークフロー | AIエージェント | |
|---|---|---|---|
| 進め方 | 検索や例を足した LLM を1回呼ぶ | 決めておいた手順に沿って、LLM とツールを動かす | LLM が進め方とツールの使い方をその場で決める |
| 向く作業 | 多くの用途はこれで足りる | 中身がはっきり決まった作業 | 必要な手順の数を前もって決められない作業 |
| 特徴 | いちばん簡単 | 予測しやすく、結果がそろう | 柔軟だが、時間と費用が増え、誤りが重なるおそれがある |
Anthropic はまずいちばん簡単な方法を探し、必要なときだけ複雑にするよう勧めている。多くの用途では検索と例を足して1回の LLM の呼び出しを工夫すれば足りるとしている。
仕事でどう関係するか
任せる作業を選ぶとき
Anthropic によると、エージェントが向くのは、必要な手順の数を予測できず、決まった道筋を書けない作業だ。作業の中身がはっきり決まっているなら、手順を決めたワークフローのほうが予測しやすい。同社は顧客対応とコーディングを、エージェントが特に役立つ例に挙げている。顧客対応では顧客の情報や注文履歴を引き出し、返金のような操作もツールで行える。
ツールを選ぶとき
上の表で、無料で試せるか、月いくらから使えるか、画面が日本語かを確かめられる。コーディングのエージェントをくわしく比べるなら、コーディングエージェントの年表と各ツールのページが役に立つ。
社内で使い始めるとき
Anthropic は、エージェントが自分で動く分だけ費用が高くなり、誤りが積み重なるおそれがあると書いている。そのため、外に影響しない環境で十分に試し、安全のための制限を設けるよう勧めている。途中で人の確認を挟むことや、計画の段階を見えるようにすることも挙げている。
次の作業を進めてください。最初に手順の計画を示し、ファイルを書き換える前に私の確認を取ってください。
作業:社内FAQのファイルから、古い料金の記述を探して一覧にする注意点と限界
- エージェントは速さと費用を引き換えに作業の質を上げる仕組みで、いつも最適とは限らない。Anthropic はエージェントをまったく作らないことも選択肢に入れるよう書いている。
- エージェントに任せるには、その判断をある程度信頼できる必要がある。Anthropic は信頼できる環境で作業を広げるのに向くとしている。
- Anthropic の解説は2024年12月19日の公開で、ページの冒頭には紹介した道具の多くがその後に変わったと書かれている。
- コーディングのエージェントについて、Anthropic は自動テストで動作は確かめられても、システム全体の要件に合うかは人の確認が欠かせないと書いている。
- 上の表の料金は確認日の時点の値で、プランの中身や利用量の上限はツールごとに違う。
よくある質問
ChatGPT は AI エージェントか
ChatGPT には、エージェントとして動く機能がある。TRAIL の年表では、OpenAI が2025年7月17日に「ChatGPT agent を提供開始」している。調べる、操作する、成果物を作るを1つにまとめた機能で、Pro、Plus、Team 向けから展開した。
AIエージェントは有料か
ツールによる。上の表の16のツールのうち、Claude Code、Gemini CLI、Jev の3つは無料プランが「なし」で、ほかは無料プランがある。有料プランは、Codex の Go と Cursor の The X Subscription Plus が月$8だ。
AIエージェントと LLM の違いは何か
LLM は文章を読み書きするモデルで、AIエージェントはその LLM にツールを使わせ、結果を見ながら作業を繰り返させる仕組みだ。Anthropic はエージェントを組み立てる基本の部品を、検索、ツール、記憶を足した LLM と説明している。
どんな作業に向くか
必要な手順の数が前もって分からない作業に向く。Anthropic は多くのファイルを書き換えるコーディングの課題や、コンピューターを操作して作業を進める例を挙げている。
エージェントに任せれば人の確認は要らないか
人の確認を挟む設計が勧められている。Anthropic によると、エージェントは途中の段階や行き詰まったときに人の意見を求めて止まれる。同社は止める条件を設けることや、計画の段階を見えるようにすることも挙げている。
関連する用語
- LLM(大規模言語モデル):AIエージェントが使うモデル
- MCP:エージェントを外部のデータやツールにつなぐ共通規格
- コンテキストウィンドウ:長い作業で、モデルが一度に参照できる範囲
- コーディングエージェントの年表:開発のエージェントの流れ
- ツール:Claude Code、Codex、GitHub Copilot、Manus、Genspark
出典
- 公開
- 執筆
- TRAIL編集部(編集方針)

