GitHub Copilot の使い方 無料プランで VS Code から始める手順
開発用のAI「GitHub Copilot」を、VS Code でサインインしてエージェント モードを試すまでの手順をまとめた。無料の Copilot Free から使え、有料は月$10から。チャットなどは AI クレジットを消費する。

この記事の要点
- GitHub Copilot は入力中のコードの続きを提案し、コードについての質問に答え、変更のレビューや任されたタスクまで進める開発用のAIだ。
- 無料の Copilot Free から使える。有料は個人向けが月$10から$100、組織向けが1席あたり月$19と月$39だ。
- GitHub Docs のクイックスタートは、エディターで使う場合も GitHub.com で使う場合も、約10分で終わるとしている。
目次6
何ができるか
GitHub Copilot は、GitHub が提供する開発用のAIだ。GitHub Docs の「About GitHub Copilot」は、できることとして次を挙げている。
- コードの理解:ファイルやリポジトリ、開発の考え方について質問できる。
- コードを書く:入力に合わせて続きを示すインライン提案と、文章での指示から書く。
- コードの変更:編集、リファクタリング(動きを変えずに書き直すこと)、修正を頼める。
- タスクの計画と実装:エージェントがリポジトリを調べて変更し、プルリクエストを用意する。プルリクエストは変更を取り込む前にレビューを頼む仕組みだ。
- コードのレビュー:プルリクエストの要約と、改善の提案を返す。
使える人と料金
GitHub Docs の「Plans for GitHub Copilot」によると、プランは次の7つだ。すべてのプランに、ターミナルで使う Copilot CLI と、デスクトップの Copilot アプリが含まれる。
| プラン | 料金 | 月に含まれる AI クレジット |
|---|---|---|
| Copilot Free | 無料 | 一定量 |
| Copilot Student | 無料(認定された学生) | 一定量 |
| Copilot Pro | 月$10 | 1,500(基本1,000、flex 500) |
| Copilot Pro+ | 月$39 | 7,000(基本3,900、flex 3,100) |
| Copilot Max | 月$100 | 20,000(基本10,000、flex 10,000) |
| Copilot Business | 割り当てた1席あたり月$19 | 1ユーザーあたり1,900 |
| Copilot Enterprise | 割り当てた1席あたり月$39 | 1ユーザーあたり3,900 |
AI クレジットは使った量を測る単位で、1クレジットは$0.01にあたる。消費する量は使ったモデルとトークンの量で決まる。トークンは、AI が文章を数える単位だ。flex は基本の枠に上乗せされる変動の枠で、GitHub の料金ページは今後変わる場合があるとしている。2026年6月1日に、すべてのプランがこの AI クレジットの消費に切り替わった。
無料の Copilot Free では、コード補完が月2,000回まで、モデルは自動選択だけになる。料金ページによると、Free にもエージェント モードと CLI は含まれるが、チャットとエージェントの機能には利用の制限がある。GitHub.com で作業を任せるクラウドエージェントと、プルリクエストのレビューは Pro から使える。Claude や OpenAI Codex など他社のコーディングエージェントに任せる機能(プレビュー)は、Pro+ と Max に含まれる。
Business と Enterprise は組織向けのプランで、管理者がメンバーの利用とポリシーをまとめて管理する。料金ページには日本語版がある。
始め方
無料でも試せる VS Code での始め方を書く。前半は VS Code のドキュメントの「Set up GitHub Copilot in VS Code」、後半は GitHub Docs の「Quickstart for using GitHub Copilot in your IDE」の順だ。
- VS Code のステータスバー(Status Bar)で、Copilot のアイコンにマウスを重ねる。
- 「Use AI Features」を選ぶ。
- サインインの方法を選び、画面の案内に従って GitHub のアカウントでサインインする。
- 試したいコードのファイルを開く。
- Copilot Chat の画面を開く。Windows と Linux では「Ctrl+Alt+I」、macOS では「Control+Command+I」を押す。
- 「what does this file do」と入力して、Enter を押す。
- チャットの画面で「Agent」を選ぶ。
- 作ってほしいものを書いて、Enter を押す。
- Copilot が作ったファイルと変更を確かめ、エディターの操作で受け入れる。
- 問題がなければ保存して、コミットする。
手順3で Copilot を契約していなければ、Copilot Free に登録される。手順6の答えは質問の下に表示される。エージェント モードでは、Copilot が変えるファイルを決めて編集し、利用者の承認を得てコマンドを実行する。
使いこなすための設定や機能
有料プランでは、GitHub.com の課題(issue)を Copilot のクラウドエージェントに任せられる。GitHub.com 向けのクイックスタートによると、まず書き込み権限のある個人のリポジトリで、Copilot の設定からクラウドエージェントを有効にする。次に課題を開き、右のサイドバーの「Assignees」で「Copilot」を選ぶ。「Optional prompt」の欄には、使ってほしい書き方や変えるファイル、テストの条件を書き足せる。作業が終わると、Copilot はプルリクエストを開いてレビューを依頼する。直してほしいときは、プルリクエストのコメントで @copilot に呼びかける。
毎回同じ説明を書かずに済むように、リポジトリにカスタム指示を置ける。カスタム指示の解説によると、種類は3つある。リポジトリ全体の指示は、.github/copilot-instructions.md にふつうの文章で書く。パスごとの指示は .github/instructions に NAME.instructions.md を置き、先頭の applyTo で対象のファイルを指定する。エージェント向けの指示は AGENTS.md に書いてリポジトリの中に置く。ルートに CLAUDE.md か GEMINI.md を1つ置いてもよい。
VS Code では、サインインのあとにチャットで /init と打つと、コードベースを調べて最初のカスタム指示を作る。
気をつけること
AI クレジットを消費するのは、Copilot Chat、Copilot CLI、クラウドエージェント、Copilot Spaces、Spark、他社のコーディングエージェントなどだ。個人向けの課金の解説によると、コード補完と次の編集の提案は AI クレジットを使わず、有料プランでは回数の制限がない。エージェントの機能は1つの作業でモデルを何度も呼ぶため、短い質問より多く消費する。含まれるクレジットは翌月に繰り越されず、毎月1日の00:00(UTC)に満額に戻る。VS Code のドキュメントによると、ステータスバーから開く画面で、月の枠の何%を使ったかを確かめられる。
個人のプランで使い切ったときは、上のプランに差額だけで移るか、予算を決めて追加分を払うか、翌月まで待つ。プランの解説によると、Business と Enterprise では、組織でまとめた枠を超えた分が1クレジット$0.01で請求される。
データの扱いにも注意がいる。VS Code のドキュメントによると、無料版ではテレメトリー(利用データの収集)が有効で、公開コードと一致する提案も初期設定で許可されている。VS Code の設定 telemetry.telemetryLevel を off にすると、テレメトリーを止められる。「About GitHub Copilot」によると、会社で使う場合は、管理者がアクセスできるメンバー、使える機能、Copilot に見せないファイルを決め、利用データと監査ログを確かめられる。
使えるモデルも入れ替わる。2026年11月16日に、Claude Opus 4.8、Claude Opus 5、GPT-5.6 Terra が Copilot で提供終了になる。ただし、年払いのプランの個人利用者には Claude Opus 4.8 が残る。
次に読む
出典
- About GitHub CopilotGitHub
- Plans for GitHub CopilotGitHub
- GitHub Copilot プランおよび価格GitHub
- Usage-based billing for individualsGitHub
- Quickstart for using GitHub Copilot in your IDEGitHub
- Quickstart for using GitHub Copilot on GitHub.comGitHub
- Adding repository custom instructions for GitHub CopilotGitHub
- Set up GitHub Copilot in VS CodeVisual Studio Code



