生成AIとは?意味・仕組みと種類別の代表ツールの料金(2026年10月時点)

生成AI(せいせいえーあい)

Generative AI / ジェネレーティブAI

生成AIとは、元になるデータの構造や特徴をまねて、文章、画像、音声、音楽、動画などのコンテンツを新しく作り出すAIのこと。指示の文章(プロンプト)を入れると、それに合わせたコンテンツを返す。

要するに

  • 文章のLLMのほか、画像・音声と音楽・動画の生成モデルがある
  • 代表的な11ツールのうち無料プランがないのは Midjourney と Veo
  • もっともらしいが事実と違う出力(ハルシネーション)を出すことがある

最終確認

「生成AI」を表すイメージ画像

種類別の代表的な生成AIツール

TRAIL の DB の11件。各行の確認日に、出典に書かれていた値です(最新の確認は)。

ツール無料プラン最も安い有料プラン画面の日本語使い方ガイド料金の確認日
ChatGPTありGo ¥1,400/月対応使い方を読む
GeminiありGoogle AI Plus ¥725/月対応使い方を読む
ClaudeありPro $20/月(年払いは月$17、$200一括)対応使い方を読む
MidjourneyなしBasic $10/月(年払いは月$8)非対応使い方を読む
Adobe FireflyありFirefly Standard 月額1,580円(米国は$9.99)対応—
Nano BananaありGoogle AI Plus 725円/月対応—
KlingありStandard $8.8/月(初月$6.99)、年払いは$79.2/年対応使い方を読む
VeoなしGemini 無料プラン ¥0:公式ページ上、動画生成は含まれないGoogle AI Plus ¥725/月非対応—
RunwayありStandard $15/月(年払いは月$12)非対応—
SunoありPro ¥1,200/月(年払い時。年払いで年¥3,600お得)非対応使い方を読む
ElevenLabsありStarter $6/月非対応使い方を読む
目次8

ひとことで言うと

生成AIは文章、画像、音声、音楽、動画といったコンテンツを新しく作り出すAIだ。指示の文章(プロンプト)を入れると、それに合わせた文章や画像を返す。

身近な例でいえば、「来週の会議の案内文を書いて」と頼むと文章が返ってくる、「青い空の下の白い家の絵」と書くと画像ができる、というのが生成AIの使い方だ。

仕組み

Google の機械学習の用語集は生成AIを「正式な定義のない、変革的な新しい分野」としたうえで、多くの専門家が一致する点として、複雑で、筋が通っていて、元にない新しいコンテンツを作れることを挙げている。米国の NIST(国立標準技術研究所)の用語集は、入力データの構造や特徴をまねて、そこから派生した合成のコンテンツを作る AI モデルの種類と定義し、画像、動画、音声、テキストなどを含むとしている。Google の用語集の説明をもとに、仕組みを要素ごとにまとめると次のとおりだ。

  • 学習:大量のデータから、そのデータの特徴を学ぶ。用語集は生成モデルの例として、詩のデータで学んだモデルが詩を作れることを挙げている。
  • 基盤モデル:大量で多様なデータで事前に学習した、とても大きなモデル。幅広い依頼に答えられ、特定の用途に合わせて調整する元にもなる。
  • プロンプト:モデルに入れる指示の文章。質問、指示、例の提示などの種類がある。
  • 生成:モデルがプロンプトに合わせて、文章や画像などを作って返す。

用語集は作るものの種類ごとに次の4つを例に挙げている。

  • 大規模言語モデル(LLM):文章を作り、質問に答える。用語集は Gemini や GPT を例に挙げている。
  • 画像生成モデル:画像を作る。
  • 音声・音楽の生成モデル:曲を作り、本物のような話し声を作る。
  • 動画生成モデル:動画を作る。

表で見る最新の状況

上の表は、TRAIL が掲載しているツールのうち、作るものの種類ごとの代表として11のツールを並べたものだ。料金の確認日は最も新しいもので2026年10月24日。

文章を作るツールでは、ChatGPT、Gemini、Claude のどれも無料プランがあり、日本語の画面に対応している。最も安い有料プランは、ChatGPT が Go の¥1,400/月、Gemini が Google AI Plus の¥725/月、Claude が Pro の$20/月(年払いは月$17、$200一括)だ。

画像を作るツールでは、Adobe Firefly と Nano Banana に無料プランがあり、どちらも日本語の画面に対応している。Midjourney は無料プランが「なし」で、最も安い有料プランは Basic の$10/月(年払いは月$8)だ。

動画を作るツールでは、Kling と Runway に無料プランがある。Veo は無料プランが「なし」で、Gemini の無料プランには動画の生成が含まれない。Veo を使える最も安いプランは Google AI Plus の¥725/月だ。

音声と音楽を作るツールでは、Suno と ElevenLabs に無料プランがある。Suno の Pro は¥1,200/月(年払い時)、ElevenLabs の Starter は$6/月だ。

11のツールのうち、無料プランが「なし」なのは Midjourney と Veo だけだ。どの種類の生成AIもまず無料で試してから有料プランを選べる。ただし、日本語の画面に対応しているかは種類によって分かれ、表では Suno、ElevenLabs、Midjourney、Veo、Runway は対応していない。

生成AIとLLMの違い

Google の用語集は LLM(大規模言語モデル)を生成AIの例の1つとして挙げ、画像、音声・音楽、動画の生成モデルと並べている。生成AIは全体を指す言葉で、LLM はその中の文章を作るモデルだ。

項目 生成AI LLM(大規模言語モデル)
指す範囲 文章、画像、音声、音楽、動画を作るAI全体 生成AIのうち、文章を作り質問に答えるモデル
用語集の例 LLM、画像生成モデル、音声・音楽の生成モデル、動画生成モデル Gemini、GPT
表のツールの例 Midjourney(画像)、Kling(動画)、Suno(音楽) ChatGPT、Gemini、Claude

仕事でどう関係するか

文章の下書きを作るとき

メールの案内文、議事録の要約、企画書のたたき台のような文章は、LLM を使うツールに頼める。ChatGPT、Gemini、Claude は無料プランから使え、日本語の画面にも対応している。

プロンプト
来週火曜15時からの部内会議の案内メールを書いてください。
議題は来期の予算と新人研修の2つです。
参加者は課長以上、所要時間は1時間です。

資料の画像やイラストを用意するとき

画像生成のツールを使うと、資料の挿絵やバナーの案を文章から作れる。表のとおり、Adobe Firefly と Nano Banana は無料プランがあり、日本語の画面に対応している。

動画や音声を作るとき

商品紹介の短い動画やナレーションも、生成AIで作れる。動画は Kling や Runway、音声は ElevenLabs、曲は Suno が表に入っている。商用で使えるかはプランで変わり、TRAIL のデータでは Suno の Free は商用利用ができず、Pro は商用利用ができる。

どのツールを契約するか決めるとき

作りたいものの種類で、候補のツールが変わる。表の無料プランの有無と最も安い有料プランを並べて比べると、試す順番を決めやすい。

注意点と限界

  • 生成AIはもっともらしいが事実と違う内容を出すことがある。Google の用語集はこれをハルシネーションと呼び、現実の世界について断定するふりをしながら事実と違う出力を出すことだと説明している。数字や固有名詞は、元の資料で確かめる必要がある。
  • 商用利用の条件はツールとプランで違う。Suno のように、無料プランでは商用利用ができないものがある。
  • 定義は固まっていない。Google の用語集は、生成AIには正式な定義がないとしている。

よくある質問

生成AIとは何か

元になるデータの構造や特徴をまねて、文章、画像、音声、音楽、動画などのコンテンツを新しく作り出すAIだ。プロンプト(指示の文章)を入れると、それに合わせたコンテンツを返す。

生成AIの代表例は何か

文章では ChatGPT、Gemini、Claude、画像では Midjourney、Adobe Firefly、Nano Banana、動画では Kling、Veo、Runway、音声と音楽では Suno、ElevenLabs がある。上の表に、無料プランの有無と料金をまとめている。

無料で使えるか

多くは使える。TRAIL の表の11のツールのうち、無料プランが「なし」なのは Midjourney と Veo だけだ。ただし無料プランには上限がある。たとえば Adobe Firefly の Free は毎日の無料生成枠に上限があり、Suno の Free は1日50クレジットだ。

生成AIと AI の違いは何か

Google の用語集は生成AIに基づかない従来の機械学習を「予測型の機械学習(predictive ML)」と呼んで区別している。生成AIは AI のうちコンテンツを新しく作るものを指す。

生成AIと LLM の違いは何か

LLM(大規模言語モデル)は生成AIのうち文章を作るモデルだ。画像や動画を作るモデルも生成AIに入る。

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出典

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執筆
TRAIL編集部(編集方針)

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