ElevenLabs の使い方 文章から読み上げ音声を作ってダウンロードする
ElevenLabs のブラウザ版では、文章を入力して声を選べば読み上げ音声を作れる。無料プランは月10,000クレジットで、商用利用は月$6の Starter から。始め方、料金、日本語とデータの扱いをまとめた。

この記事の要点
- ElevenLabs は入力した文章を人の声のような音声にする音声AIだ。ブラウザで使う ElevenCreative なら、プログラムを書かずに音声を作ってダウンロードできる。
- 無料プランは月10,000クレジットで、作った音声は個人の非営利の用途に限られる。仕事で使うなら月$6の Starter から商用ライセンスが付く。
- 日本語は、現行の音声合成モデル「Eleven v4」が対応する言語に入っている。
目次6
何ができるか
ElevenLabs の使い方は大きく4つある。ブラウザで音声を作る ElevenCreative、音声で応答するAIエージェントを作る ElevenAgents、開発者が自分のアプリから呼び出す ElevenAPI、中小企業向けのAI電話受付 Reception.ai だ。この記事は ElevenCreative の「Text to Speech」を中心に扱う。
ElevenLabs のドキュメントによると、ElevenCreative では次のことができる。
- 文章を読み上げる音声を作る(Text to Speech)
- 10,000以上の声がそろう「Voice Library」から声を選ぶ
- 自分の声を録音から再現する(Instant Voice Cloning)。文章で説明した声を作る機能(Voice Design)もある
- 動画を30以上の言語に吹き替える(Dubbing)
- 効果音や音楽を作る
使える人と料金
ElevenLabs の料金ページの月払いの料金は次のとおりだ。価格に税は含まれていない。
| プラン | 月額 | 月のクレジット | 主に加わるもの |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 10,000 | Text to Speech、効果音、Voice Design など |
| Starter | $6 | 30,000 | 商用ライセンス、Instant Voice Cloning |
| Creator | $22 | 121,000 | Professional Voice Cloning |
| Pro | $99 | 600,000 | API で 44.1kHz の PCM 音声を出力 |
| Scale | $299 | 1.8M | ワークスペースの席3つ |
| Business | $990 | 6M | ワークスペースの席10 |
| Enterprise | 要問い合わせ | 個別に設定 | SSO など |
料金ページでは、Starter は「Until Nov 1」の表示つきで初月が$1、Creator は初月が$11になっている。
クレジットはすべての製品で共通の利用単位だ。Text to Speech では入力した文章の1文字ごとに1クレジットを使う。無料プランで作った音声は、個人の非営利の用途に限られる。商用で使うには有料プランが要る。
日本語は、2026年9月28日に公開された Eleven v4 のほか、Eleven v3、Eleven Multilingual v2、Eleven Flash v2.5 の対応言語に入っている。読み上げる言語は、利用者が選ぶのではない。入力した文章の言語で読み上げる仕組みだ。言語は文章で決まり、なまりや発音は声で決まる。ただし Eleven v4 では、声の元の言語と違う言語で作ると、元の言語のなまりを持ち込まずに読み上げる。ドキュメントは、日本語を話す声を Voice Library から選ぶか、日本語で話した録音から声を作ると、最もよい結果になるとしている。
始め方
ドキュメントの「ElevenCreative quickstart」と「Text to Speech」の手順を、ダウンロードまでつなげた流れだ。
- 料金ページの「Sign up」から、無料のアカウントを作る。
- ログインして、サイドバーで「Text to Speech」を選ぶ。
- 入力欄に、読み上げる文章を入力するか貼り付ける。
- 画面左下の「Voices」から、使う声を選ぶ。
- 必要なら、声の設定を変える。
- 「Generate speech」を押して、音声を作る。
- 作り終えたら、右下のダウンロードボタンで音声を保存する。
前に作った音声は右側のパネルの履歴のタブからダウンロードできる。形式は MP3(128kbps)か WAV を選べる。「Advanced」を押すと、MP3(192kbps、256kbps)、M4A、FLAC も選べる。
使いこなすための設定や機能
ドキュメントは、仕上がりへの影響が大きい順に、声、モデル、設定を挙げている。Eleven v4 の設定は「Stability」と「Similarity」の2つだ。Stability を下げると表現の幅が広がり、上げると読み方が一定に近づく。Similarity は元の声にどれだけ近づけるかを決める。
声に場所や機材の雰囲気を付ける「Audio effects」もある。設定パネルの「Audio effects」を開いて「Add effect」を押し、Filter、Noise、Space、Distance から選ぶ。たとえば Filter は電話の声、Noise はカフェなどの背景の音を加える。「Preview」で、作る前に効果を確かめられる。効果は音声を作ったあとにかかり、使うクレジットは変わらない。
Eleven v4 と Eleven v3 では、文章に [whispering] のような「Audio Tags」を書き込んで、読み方を指示できる。
気をつけること
「Generate speech」を押すたびにクレジットを使う。文章を直して作り直すときも同じだ。ただし、文章、声、モデルが同じなら、最初の生成から2時間以内に2回まで無料で作り直せる。ページを再読み込みしたり離れたりすると、無料の作り直しの対象から外れる。
数字と記号は、読み方が言語で変わるため、ドキュメントは文字で書くことを強く勧めている。同じ設定でも、作るたびに少しずつ違う音声になる。
作った音声はすべて、作った利用者までたどれる仕組みになっている。ヘルプによると、ElevenLabs の利用規約と禁止用途のポリシーは、違法または有害とみなされる目的での悪用を禁じている。
データの扱いにも注意が要る。ElevenLabs は、利用者が提供したデータの一部を、モデルの改善に使う。Enterprise の顧客のデータは、初期設定では学習に使わない。止めたいときは、右上のプロフィールのアイコンから「Terms and privacy」の「Data use」を開く。「Improve the models for everyone」をオフにして「Update your choice」を押すと、以後に送るデータは学習に使われない。
有料プランで使い切れなかったクレジットは、同じプランを続けていれば、月の量の2倍まで翌月に繰り越せる。無料プランは繰り越せない。解約やプランを下げたときは、その請求期間の終わりに残りのクレジットがなくなる。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.21 まで。
出典
- ElevenCreative quickstartElevenLabs
- Text to Speech (product guide)ElevenLabs
- ElevenLabs Documentation(Introduction)ElevenLabs
- Eleven v4ElevenLabs
- What languages do you support?ElevenLabs
- What languages can the AI speak?ElevenLabs
- How do I download generated files from Text to Speech?ElevenLabs
- Do I use quota on every generation?ElevenLabs
- How does credit rollover work?ElevenLabs
- Is my data used to improve ElevenLabs' AI models?ElevenLabs
- Are there any restrictions on what voices I can upload for voice cloning?ElevenLabs
- ElevenLabs PricingElevenLabs



