
この記事の要点
- OpenAI の dots は ChatGPT の中で常時稼働する AIエージェントだ。専用のクラウドコンピューターと接続したアプリを使い、話しかけていない間も作業を進める。
- 日本では ChatGPT Pro と Business のプレミアムシートで使え、最初の dot は追加料金なしで含まれる。Enterprise は、管理者が有効にするとベータ版を試せる。
- パソコンのブラウザで chatgpt.com/dots を開き、案内に従って最初の dot を作る。ChatGPT のデスクトップアプリと、iOS・Android のアプリからも作れる。
目次11
何ができるか
OpenAI の発表によると、ChatGPT の dot は GPT-6 Astra を搭載し、専用のクラウドコンピューターを持つエージェントだ。1体を dot、まとめて dots と呼ぶ。OpenAI は2026年9月29日に dots を発表した。発表とヘルプの「dot スタートガイド」によると、主に次のことができる。
- 常時稼働の作業:目標と背景を伝えると、会話をしていない間も作業を進める。ほかのプロジェクトに取り組んでいる間も、新しく任されたプロジェクトを進められる。
- 専用のコンピューター:自分のクラウドコンピューターとブラウザーで、ブラウジング、情報の分析、ファイルの作成、ツールの実行をする。許可すれば、自分のパソコンのファイルも扱える。
- アプリとの接続:プラグインを通じて4,000以上のアプリに接続できる。プラグインの権限は ChatGPT、ChatGPT Work、Codex と共有する。
- 先回りリサーチ:頼まれていなくても、接続したアプリを読み取り専用の道具で調べ、役立つ方法を提案する。
- 予定した作業と通知:「毎朝カレンダーを確認して、その日の予定を知らせる」のような定期的な作業やリマインダーを頼める。進捗、質問、判断が必要なことは、dot からメッセージで届く。
- 複数の窓口:ChatGPT のデスクトップ、ウェブ、モバイルのほか、Slack と Teams からも連絡でき、音声で通話もできる。どの窓口から連絡しても、dot は前の経緯を引き継ぐ。
料金とプランの選び方
対象のプランはヘルプの「dot スタートガイド」、料金はヘルプの「ChatGPT Pro プランの概要」と「ChatGPT Business とは?」による。2026年10月24日に確かめた。
| プラン | 月払い(米ドル) | 年払い(米ドル) | dots の扱い・条件 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| Pro(Pro 100、Pro 200、Pro 500) | $100、$200、$500 | なし | 最初の dot が追加料金なしで含まれる。欧州経済領域、スイス、英国を除く地域に住む、18歳を超える人が対象 | 個人で契約して dot を使いたい人 |
| Business のプレミアムシート | 1ユーザー$125 | 1ユーザー月$100 | 最初の dot が追加料金なしで含まれる。ChatGPT が使えるすべての地域が対象 | 2席以上のワークスペースで dot を使いたい会社 |
| Enterprise(Edu、Healthcare を含む) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ベータ版。ワークスペースの管理者が有効にすると使える。初期設定はオフ | Enterprise を契約していて、管理者が有効にできる会社 |
最初の dot は Pro と Business のプレミアムシートに含まれ、追加料金はかからない。無料版、Go、Plus と、Business のスタンダードシートは、ヘルプの対象のプランに入っていない。無料で dot を使う方法は、公式に記載がない。
TRAIL の DB では、ChatGPT の料金ページにある日本の Pro の料金は月額16,800円からだ(2026年10月19日確認)。ヘルプによると Pro は月払いだけで、年払いには対応していない。dots のヘルプは Pro の3段階で dot の扱いが違うかどうかを書いていない。表の米ドルの金額はヘルプの表記で、Business のヘルプはスタンダードシートの料金が国や通貨によって異なる場合があるとしている。ヘルプの消費税の記事によると、OpenAI から直接サービスを買う日本の利用者には10%の消費税がかかり、米ドル建ての価格に加算される。円の料金が税込みかどうかは、TRAIL が読んだページには書かれていない。
利用量の扱いは発表による。dot との会話は ChatGPT の利用上限に数えない。dot に Codex や ChatGPT Work のタスクを頼むと、そのタスクは通常どおり上限に数えられる。プランにはより高度な作業のための利用枠も含まれ、提供開始から最初の1か月は上限が引き上げられる。dot が1か月にこなせる作業量の上限は、公式に数字で示されていない。OpenAI は今後、dot を追加したり、作業の速度や月あたりの作業量を増やしたりできるようにするとしている。
発表とヘルプは日本語で読める。dot の画面の言語についての記載はない。
始め方
ヘルプによると、dot は段階的に提供されている。自分のアカウントで使えるようになるまで、数日かかる場合がある。
ブラウザ
ヘルプと発表の手順は次のとおりだ。スマホのブラウザは dot に対応していない。
- パソコンのブラウザで、dot を使いたいアカウントとワークスペースを使っているか確かめる。
- chatgpt.com/dots を開く。
- 初期設定の案内に従って、最初の dot を作る。
- dot に名前を付ける。初期のハンドルは @yourname-dot で、名前を付けると @yourname-agentname に変わる。
- 用意されたキャラクターかペットを選ぶ。
- dot に使わせるアプリを接続する。
- dot に自己紹介してもらう。
名前やアバターは、あとから名前かアバターを選んでプロフィールを開き、鉛筆のアイコンで変えられる。
スマホアプリ
2026年10月24日に確かめたヘルプは、iOS と Android の ChatGPT アプリでも dot を作れるとしている。発表の時点(2026年9月29日)では、最初の dot はデスクトップアプリかパソコンのブラウザーで作り、初期設定のあとにモバイルアプリでメッセージを送れるとされていた。
- ChatGPT アプリを最新のバージョンにする。
- ChatGPT アプリで dot を作り、初期設定の案内に従う。
- dot のプロフィールを開き、「カスタマイズ」→「プラグイン」に進む。
- つなぎたいアプリを選び、権限を確かめてから接続する。
Slack やテキストメッセージなどのメッセージングチャネルをつなぐときは、パソコンを使う。
デスクトップアプリ
ChatGPT のデスクトップアプリは Windows でも使える。dot が自分のパソコンを使う機能は任意で、初期設定ではオフだ。パソコンをつなぐと、dot はどの窓口から頼まれても、そのパソコンのファイルを扱える。ヘルプの手順は次のとおりだ。
- dot に使わせたいパソコンで、ChatGPT デスクトップアプリを開く。
- dot のプロフィールを開く。
- 「コンピューター」で自分のパソコンを見つけ、「アクセスを許可」を選ぶ。
- 確認画面の内容を確かめ、もう一度「アクセスを許可」を選ぶ。
使っている間は、パソコンをオンラインにして ChatGPT アプリを開いたままにする。やめるときは「アクセスを取り消す」を確定する。つなぐと、dot は Work や Codex のタスクの作成、パソコンの中のスキルの利用ができる。クラウドのブラウザーがブロックされたときに、パソコンのブラウザーも使える。
デスクトップアプリで dot のプロフィールを開くと、「進行中」「スケジュール済み」「完了」に分けて作業を確かめられる。Slack はデスクトップから接続する。Teams をつなぐ手順は、TRAIL が読んだヘルプには書かれていない。
仕事での使い方
ここでのプロンプトは dot にこう頼めるという例だ。場面は発表とヘルプにある使い方の例に沿って選んだ。[ ] の中を自分の内容に差し替えて使う。TRAIL は出力を確かめていないので、結果は必ず元の資料と照らし合わせる。
毎朝その日の予定を知らせてもらう
始業前に、その日の予定を把握したい場面だ。カレンダーのアプリを接続してから、次のように頼む。
毎朝[8時]に[カレンダーのアプリ名]を確認して、その日の予定を時間順に一覧にして知らせてください。
資料の準備が必要そうな予定には印を付けてください。予定したタスクは ChatGPT の「スケジュール済み」で、繰り返しの予定、時刻、完了通知を変えられる。
新しい情報が入るたびに資料を更新させる
毎月の報告資料を、データが届くたびに直したい場面だ。ヘルプはデータや顧客の声をまとめ、何が変わったかを調べてスライドを更新する例を挙げている。
[月次の営業報告]のスライドの更新を担当してください。
[フォルダ名]に新しい売上データや顧客の声が届いたら、前回から何が変わったかを調べ、スライドを更新してください。
更新したら、変わった点を3行でまとめて知らせてください。フォルダのあるサービスは、プラグインで先に接続しておく。ヘルプは結果を使う前に作業内容を見直すよう求めている。
インタビューから番組の概要と SNS の投稿案を作る
取材や配信の文字起こしから、告知の材料をそろえたい場面だ。発表とヘルプにある、コンテンツ制作の例に当たる。
[番組名]の新しいインタビューの文字起こしが[フォルダ名]に届いたら、切り抜きに向いた場面を3つ選んでください。
番組の概要を[200字]でまとめ、[X と LinkedIn]向けの投稿の下書きを作ってください。
投稿はせず、下書きを私に見せてください。下書きを頼んでも、その送信を許可したことにはならない。ヘルプはこう説明している。投稿や送信まで任せるかどうかは、別に決める。
要件の変化に合わせて提案書を直す
技術審査が続く法人の案件で、提案書を最新に保ちたい場面だ。発表は、営業責任者の dot が顧客の要件を製品の資料と照らし、要件が変わると提案書を更新する例を挙げている。
[顧客名]の案件の提案書を担当してください。
顧客の要件を[製品ドキュメントの場所]と照らし合わせ、まだ確かめていない項目を一覧にしてください。
要件やテストの結果が変わったら、提案書とテスト計画を更新し、解決していない懸念を知らせてください。発表の例でも、顧客に約束する内容は人が承認している。提案書を送る前の確認は自分で行う。
顧客の声から小さな改善を作らせる
アプリを開発していて、要望への対応を dot に進めさせたい場面だ。dot は Codex のクラウド環境でタスクを作れる。
[フィードバックの集まる場所]で、繰り返し出ている要望やバグの報告を探してください。
小さな改善とバグ修正の範囲を決めて実装とテストをし、レビューできる状態のプルリクエストにしてください。
変更点が分かる動画を添えてください。頼む前に、Codex で環境を作っておく。dot が Codex で始めたタスクは、通常どおり利用上限に数えられる。
パソコンにある表を分析させる
デスクトップに保存した表計算のファイルを、dot に読ませたい場面だ。OpenAI の安全性の記事は、自分のパソコンをつなぐとこうした分析ができると説明している。
私のパソコンの[フォルダ名]にある[ファイル名]を開き、[月別の売上]の推移をまとめてください。
前の月から大きく変わった項目を3つ挙げ、考えられる理由を書いてください。先にデスクトップアプリで、パソコンへのアクセスを許可しておく。パソコンでの作業は別のタスクとして動き、サイドバーに表示される。
請求の漏れを探して請求書を用意させる
取引先への請求を忘れていないか確かめたい場面だ。発表には、初期の利用者の dot が請求の漏れに気づき、請求書を作り、利用者の承認を得て送った例がある。
[会計のアプリ名]と[メールのアプリ名]を確認して、[今月]の請求の漏れがないか調べてください。
漏れがあれば請求書の下書きを作り、宛先、金額、送る日を私に見せて承認を求めてください。
私が承認するまで送らないでください。ヘルプは、あとで送るメッセージを頼むときは、宛先、内容、送る時期や条件を書くよう勧めている。1件の送信を承認しても、そのあとの連絡まで任せたことにはならない。
うまく頼むコツ
dots のヘルプにある説明から、3つを選んだ。
目標と、自分で進めてよい範囲を書く
ヘルプは dot に目標を伝え、自分で進めてよいことを指定するよう求めている。
悪い例は次のとおりだ。
新製品のこと、よろしく。良い例は次のとおりだ。
[新製品名]の発売に向けた告知の準備を進めてください。目標は[11月10日]までに告知文と FAQ をそろえることです。
資料の調査と下書きは自分で進めてかまいません。社外への送信と公開は、必ず私の承認を取ってください。承認する範囲を具体的にする
ヘルプは何を承認するのかを具体的に示すと、許可する範囲がはっきりするとしている。
悪い例は次のとおりだ。
返事が来たら、いい感じに返信しておいて。良い例は次のとおりだ。
[取引先名]の[担当者名]さんから見積もりの返事が来たら、[日程の候補]を伝える返信を送ってください。
送ってよいのはこの1通だけです。内容が値引きの交渉なら、送らずに私に知らせてください。直しは、そのタスクの中で結果とファイルを添えて頼む
ヘルプによると、タスクごとの会話は独立している。直してほしいことは該当するタスクの中で伝え、欲しい結果と関係するファイルやリンクを添える。
悪い例は次のとおりだ。
さっきの資料、ちょっと違う。良い例は次のとおりだ。
このタスクで作った[資料名]の3枚目を直してください。
売上は[添付のファイル名]の9月の数字に差し替え、グラフを棒グラフにしてください。使いこなすための設定や機能
カスタムルールと承認の仕組み
カスタムルールでは、一部の操作について、dot が共有、購入、アクセスできるものを決められる。スマホでは「カスタマイズ」→「カスタムルール」を開き、操作を書いて、次の4つから動作を選ぶ。
- 確認なしで実行
- 事前承認済みの場合に実行
- 実行前に確認
- ユーザーに引き継ぎ
「事前承認済み」はプロンプトでその操作を明示して頼んだことを指す。たとえば、メールを一切送らないというルールを作れる。
組み込みのルールもある。パスワードの変更や送金は、dot に任せられず、必ず自分で操作を引き継いで行う。データの完全な削除やソフトウェアのインストールは、頼むたびに承認が要る場合がある。定期的なメッセージの送信などは事前に承認できる。販売サイトに保存したカードでの購入にも、承認が必要だ。カスタムルールで、基本的な安全の要件は外せない。
dot がメールの送信などを実行する前には、自動レビューという独立した仕組みが、指示、カスタムルール、安全の要件と照らして確かめる。メールなら、宛先と本文から誤ったアドレスや共有するつもりのない情報を探す。
メモリ
dot は ChatGPT のメモリを受け取り、接続したアプリの情報から自分のメモリも作る。dot との会話の内容が ChatGPT のメモリに入ることもある。スマホでは「カスタマイズ」→「メモリ」で ChatGPT のメモリを確かめられる。ChatGPT でメモリをオフにすると共有は止まるが、dot がすでに受け取った情報は消えない。dot 自身のメモリは、今は1つずつ表示、削除、変更できない。
通知と作業の確かめ方
予定した作業の結果や dot からのお知らせは、会話の中に表示される。予定した作業はプロフィールの「最近のアクティビティ」か、ChatGPT の「スケジュール済み」で管理する。デスクトップアプリのアクティビティビューでは、dot が進めている作業と、ほかに任せた作業を確かめ、方針を変えたり止めたりできる。
提供開始の時点では、dot から電話をかけてくる機能はない。テキストメッセージは米国の Pro の一部の利用者に限った限定ベータ版だ。
一時停止とアカウントの保護
dot を止めておくには、プロフィールの「•••」メニューから「一時停止」を選ぶ。ヘルプは ChatGPT のアカウントに多要素認証を設定することを勧めている。「設定」→「セキュリティとログイン」で有効にできる。dot 専用の Slack アカウントを用意し、dot に独自の ID と権限を持たせることもできる。
ほかのツールとの違い
ChatGPT のほかのエージェント機能
ChatGPT には、作業を任せる機能がほかにもある。
- エージェントモード(ChatGPT エージェント):2025年7月17日に提供が始まった。2026年10月24日に確かめたヘルプは、ChatGPT エージェントの提供は終了したとし、時間のかかる作業には ChatGPT Work を案内している。
- ChatGPT Work:2026年7月9日に発表された。アプリやファイルをまたいで作業し、資料や表などの成果物まで仕上げるエージェントだ。dot から Work のタスクを始めたり管理させたりもできる。
- ワークスペースエージェント:Business と Enterprise で、繰り返す業務のためのエージェントを作り、チームで共有する機能だ。Slack での利用、決まった時刻の実行、API からの起動ができる。提供開始の時点では、Enterprise のワークスペースでは初期設定でオフだ。
dot は利用者1人に代わって継続して働く。発表によると、会社の中で決まった役割を担う「業務特化型 dot」は別にあり、対象を絞った企業向けの試験導入から始まる。
Muse、Grok Bot との違い
自分用のクラウドのコンピューターで動くエージェントは、Meta の Muse と、SpaceXAI の Grok の Grok Bot にもある。値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)による。
| ChatGPT の dots | Meta の Muse | Grok の Grok Bot | |
|---|---|---|---|
| 動く場所 | 自分用のクラウド上のPCとブラウザ | 専用の仮想マシン Muse Secure VM | 専用のクラウド上のコンピュータ |
| 無料の範囲 | なし(対象は有料のプラン) | 大半の用途は無料 | ファクトパックに記載なし |
| 対象のプラン | Pro(日本は月16,800円から)、Business Premium、Enterprise | 有料は Power プラン $20/月、Maximum プラン $100/月 | The X Subscription の Premium、Super、Ultra(Plus は対象外) |
| 提供地域 | Pro は欧州経済領域、スイス、英国を除く | 米国、日本(2026年10月23日から) | ファクトパックに記載なし |
| 話しかける窓口 | ChatGPT、Slack、Teams | iOS、Android、muse.ai、WhatsApp | デスクトップと iOS。Team Bots は Slack のチャンネルにも招待できる |
| 利用量 | dot との会話は ChatGPT の利用上限に数えない | Power プランは毎週5億 Muse トークン | 既存プランの利用量とは別枠 |
Muse は2026年9月8日に米国で提供が始まり、10月23日に日本でも始まった。Grok Bot は2026年8月11日に始まり、9月28日にはチームで共有できる Team Bots が加わった。詳しい違いは対話型AIの比較表、ChatGPT と Muse の比較、ChatGPT と Grok の比較にまとめている。使い方は Muse の使い方と Grok Bot の使い方で手順を追える。
困ったときは
dot が見つからない
使いたいアカウントとワークスペースを使っているか確かめ、chatgpt.com/dots を開く。Pro は欧州経済領域、スイス、英国以外に住む18歳を超える人、Business Premium は ChatGPT の対応地域の全域が対象だ。Enterprise は、ワークスペースの管理者がベータ版を有効にする必要がある。段階的な提供のため、使えるようになる時期は人によって違う。
パソコンを使わせられない
dot に使わせたいパソコンで ChatGPT デスクトップアプリを開き、「始め方」の手順でアクセスを許可する。「オフライン」の表示は、そのパソコンが今使えないことを示し、許可が取り消されたわけではない。Codex にパソコンをつないだり Work Sync を有効にしたりしても、dot にパソコンへのアクセスは許可されない。
アプリやウェブサイトを使えない
対応するプラグインが入り、正しいアカウントにつながっているかを確かめる。読み取りの権限があっても、変更や送信は許されていない場合がある。接続の期限が切れたら、再接続のリクエストを開いてつなぎ直す。dot のクラウドのブラウザーは自分のパソコンとは別にログインする。ログインのリクエストに沿って手続きするか、操作を引き継いで自分でログインし、終わったら操作を dot に戻す。
承認したのに先へ進まない
該当するタスクを開き、ログイン、接続、承認のリクエストがほかに残っていないかを確かめる。関係するカスタムルールも見直す。明示の指示が要る操作は、その操作をはっきり頼む。
作業が止まった・指示が抜けた
該当するタスクを開き、判断、承認、ログイン、接続の保留中のリクエストに答える。一時停止しているなら再開する。定期的な作業は「スケジュール済み」で、保存された指示と実行の日時を確かめる。完了と表示されていても、結果は確かめる。
利用上限に達した
ヘルプによると、上限に達しても契約が終わったわけではない。ほかのモデルを使うか、利用枠のリセットを待つ。設定で上限を外したり上げたりはできず、サポートも上限をリセットできない。Pro ではプランとアカウントによって、Codex や ChatGPT Work などの対象の機能でクレジットを買って使い続けられる。
解約したい
契約したところ(ChatGPT、Apple、Google Play)で解約する。解約すると以後の自動更新が止まり、通常は今の請求期間の終わりまで使える。ChatGPT のアプリを消しても、サブスクリプションは解約されない。解約しても、過去の請求が自動で返金されるわけではない。
dot を消したい・アカウントを消したい
dot を消すにはリセットする。リセットすると、会話、保存されたメモリ、予定したタスクを含めて dot が消える。
- dot のプロフィールを開く。
- 「•••」メニューを選ぶ。
- 「リセット」を選ぶ。
- 消える内容を確かめ、「リセット」を選ぶ。残すときは「キャンセル」を選ぶ。
dot が作ったファイル、Codex のスレッド、ChatGPT の会話は別に保存されていて、dot を消しても残る。アカウントごと消すときは、無料版、Go、Plus、Pro なら ChatGPT の設定から削除できる。会社が管理するワークスペースでは、ワークスペースの所有者に頼む。
気をつけること
回答や作業が間違っていることがある
発表とヘルプは、dot も間違えることがあるとして、重要な結果につながる作業は必ず確かめるよう求めている。設定したルールに従うときも、dot は間違えることがある。元に戻せない操作もある。ウェブサイトやメールに仕込まれた指示で dot を動かそうとするプロンプトインジェクションへの対策もあるが、OpenAI はリスクを完全になくすものではないとしている。利用規約も、出力は常に正確とは限らないとしている(ハルシネーション)。
入力したデータの扱い
個人向けのプランでは、dot との会話や作業を学習に使うかどうかは「すべての人のためにモデルを改善する」の設定で決まる。「設定」→「データコントロール」でオフにできる。先回りリサーチとそのメモは、直接は学習に使わない。ただし、学習の対象になる会話に取り込まれた情報は、設定に応じて使われる場合がある。Business、Enterprise、Edu のワークスペースのデータは、初期設定で学習に使わない。モデルの改善をオフにしていても、安全にかかわる場合など、人が dot の活動を確かめることがある。
dot は消すまで会話とプラグインから得た情報を持ち続ける。認証情報、画像、スクリーンショットは dot の記憶に残さない。アプリの接続を解除しても、dot がすでに取得した情報は消えない。消すには dot をリセットする。プライバシーポリシーによると、欧州経済領域とスイス以外に住む人の個人データは、OpenAI OpCo, LLC が管理者として扱う。
生成物の権利
利用規約によると、法律で認められる範囲で、入力の所有権は利用者が持ち、出力も利用者のものになる。ただし、ほかの利用者が似た出力を受け取る場合がある。
会社で使うときのルール
Enterprise では、ワークスペースの管理者が dots を有効にしないと使えない。dot がアクセスできるアプリは、ChatGPT のアプリ管理の仕組みで権限を決める。Business のワークスペースは2席以上が必要で、データは学習に使われない。業務特化型 dot では、会社が dot ごとに ID、認証情報、システムへのアクセス権を設定する。OpenAI は Microsoft と協力し、業務特化型 dot を Microsoft Agent 365 の管理機能と統合する取り組みを進めている。
よくある質問
無料版や Plus で使えますか
2026年10月24日時点では使えない。ヘルプが挙げる対象は Pro、Business のプレミアムシート、Enterprise の3つだ。無料版、Go、Plus に広げる時期は、公式に記載がない。
日本で使えますか
使える。Pro の対象から外れているのは欧州経済領域、スイス、英国で、日本は入っていない。Business のプレミアムシートは、ChatGPT が使えるすべての地域が対象だ。テキストメッセージで連絡する機能は、米国の Pro の一部だけが対象になる。
追加料金はかかりますか
最初の dot は Pro と Business のプレミアムシートに含まれ、追加料金はかからない。dot との会話は利用上限に数えないが、dot が始めた Codex や ChatGPT Work のタスクは数えられる。2体目以降の料金は、公式に記載がない。
スマホで使えますか
使える。iOS と Android の ChatGPT アプリで dot と話せる。ヘルプはアプリから dot を作れるともしている。スマホのブラウザには対応しておらず、Slack などをつなぐ設定はパソコンで行う。
入力した内容は学習に使われますか
個人向けのプランでは「すべての人のためにモデルを改善する」の設定によって決まる。オフにすると、dot との会話や作業は学習に使われない。Business、Enterprise、Edu のワークスペースは、初期設定で学習に使わない。
ChatGPT Work とはどう違いますか
ChatGPT Work はアプリやファイルをまたいで成果物まで仕上げるエージェントだ。dot は話しかけていない間も働き続け、必要なら Work のタスクを始めて管理する。dot に任せた Work のタスクは通常どおり利用上限に数えられる。
作ったものを仕事に使えますか
使える。利用規約では、法律で認められる範囲で出力は利用者のものになる。ただし、ほかの利用者が似た出力を受け取る場合があり、出力は常に正確とは限らない。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.09.29 まで。
出典
- dots のご紹介OpenAI
- dots に安全性、セキュリティ、プライバシーを組み込む仕組みOpenAI
- dot スタートガイドOpenAI
- dot のプライバシー、セキュリティ、安全性に関するよくある質問OpenAI
- ChatGPT Pro プランの概要OpenAI
- ChatGPT Business とは?OpenAI
- OpenAI の請求書における日本の消費税OpenAI
- ChatGPT エージェントOpenAI
- Enterprise と Business 向け ChatGPT ワークスペースエージェントOpenAI
- ChatGPT のデータ管理OpenAI
- 利用規約OpenAI
- プライバシーポリシーOpenAI




