ディープリサーチとは?意味・仕組みと使えるツール・料金(2026年10月時点)
ディープリサーチ
Deep Research / deep research / Research
ディープリサーチとは、AIが調査の計画を立て、検索と読み取りを繰り返して多くの情報源を調べ、出典つきの報告書にまとめる機能のこと。数分から数十分かけて進める。
要するに
- 計画、検索、推論、報告の順に進め、出典つきの報告書を返す
- ふつうのチャットより時間がかかり、数分から数十分かけて調べる
- 表の9ツールはどれも無料プランがあるが、使える回数はプランで変わる
最終確認

ディープリサーチの機能があるツール
| ツール | 無料プラン | 最も安い有料プラン | 画面の日本語 | 使い方ガイド | 料金の確認日 |
|---|---|---|---|---|---|
| あり | Go ¥1,400/月 | 対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Google AI Plus ¥725/月 | 対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro $20/月(年払いは月$17、$200一括) | 対応 | 使い方を読む | ||
| あり | Pro 月$17相当(年払い) | 対応 | 使い方を読む | ||
Microsoft Copilot | あり | Microsoft 365 Personal ¥2,130/月、¥21,300/年 | 非対応 | 使い方を読む | |
| あり | Google AI Plus ¥725/月 | 対応 | 使い方を読む | ||
Genspark | あり | Plus $24.99/月(年払いは月$19.99) | 非対応 | 使い方を読む | |
| あり | Pro(下位) $20/月から(年払いは17%割引) | 対応 | 使い方を読む | ||
Sakana AI | あり | Marlin Pro 月額150,000円 | 対応 | — |
ディープリサーチの機能が出た日
残りの9件を見る
原論文と関連研究
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目次8
ひとことで言うと
ディープリサーチ(Deep Research)は、AI が調べ物の計画を立て、何十回も検索して多くの情報源を読み、出典つきの報告書にまとめる機能だ。ふつうのチャットが数秒で短く答えるのに対し、ディープリサーチは数分から数十分かけて調べる。ChatGPT、Gemini、Claude など各社が、それぞれの名前でこの機能を出している。
たとえば「国内の勤怠管理サービスを5つ比べて、料金と機能を表にして」と頼むと、AI が各社のサイトや資料を順に調べ、引用元つきの報告書を返す。OpenAI は人間なら何時間もかかる作業を数十分で終えると説明している。
仕組み
Google の Gemini Deep Research の紹介ページは、作業を次の4段に分けている。
- 計画:質問に合わせて調査の計画を立てる。Gemini では、示された計画を利用者が直してから始められる。
- 検索:ウェブを自動で検索して情報を読む。利用者が選べば、Gmail やドライブなど自分のデータも探す。
- 推論:集めた情報をもとに考え、足りない情報があれば次の検索を決める。考えている過程は画面に表示される。
- 報告:調べた結果を、複数ページの報告書にまとめる。
OpenAI によると、ChatGPT の deep research は、情報を見つけるための何段階もの手順を計画して実行し、途中で見つけた情報に応じて方向を変える。アップロードしたファイルを読む、Python(プログラミング言語)でグラフを描く、情報源の文を引用する、といったこともできる。
Google は、調査の網羅性は計算の時間や待ち時間と引き換えになると書いている。調査は裏で進むので、ほかのアプリに移っても、終わると通知が届く。
表で見る最新の状況
上の1つ目の表はディープリサーチの機能を持つ9つのツールの無料プランの有無、いちばん安い有料プラン、日本語の画面の有無を並べたものだ。料金の確認日は2026年10月10日から10月23日。
9つとも無料プランが「あり」だ。ただし、表は無料プランでディープリサーチが使えるかまでは示していない。いちばん安い有料プランは、Gemini と NotebookLM の Google AI Plus が月¥725、ChatGPT の Go が月¥1,400、Claude の Pro が月$20。Perplexity の Pro は年払いで月$17相当で、Deep Research が付くと書かれている。Sakana AI の Marlin Pro は月額150,000円で、月2,000クレジットが含まれる。日本語の画面がないのは Microsoft Copilot と Genspark の2つだ。
表のいちばん安い有料プランで、ディープリサーチを使えるとは限らない。プランの中身は各ツールのページで確かめる必要がある。
2つ目の年表は、ディープリサーチの機能が出た出来事20件を古い順に並べたものだ。確認日は2026年10月10日から10月14日。
- 最初は2024年12月11日の Gemini の「Deep Research を提供開始」だ。2025年1月15日には日本語に対応した。
- 2025年2月2日に ChatGPT が「deep research を提供開始」し、2月14日に Perplexity が続いた。Perplexity は無料でも1日の回数制限つきで使えた。
- 2025年3月13日には Gemini の Deep Research が無料の利用者も月に数回試せるようになった。4月15日には「Claude Research をベータ公開」した。
- 2025年6月2日に Microsoft 365 Copilot のライセンスを持つ人に Researcher が一般提供され、Analyst と合わせて月25回まで追加料金なしで使えるようになった。
- 2026年4月21日には Gemini が詳細な調査向けの Deep Research Max を加えた。6月15日には Sakana AI が日本語と英語に対応する Sakana Marlin を提供し始めた。
TRAIL の年表では、2024年12月から2025年4月までに Gemini、ChatGPT、Perplexity、Claude がディープリサーチを出し、その後は社内データとの接続や API での提供へ広がっている。
ディープリサーチとふつうのチャットの違い
Google の開発者向けドキュメントは、標準の Gemini モデルと Deep Research エージェントを次のように比べている。
| ふつうのチャット(標準のモデル) | ディープリサーチ | |
|---|---|---|
| 答えるまでの時間 | 秒 | 分(裏で実行) |
| 進め方 | 生成して出力する | 計画、検索、読み取りを繰り返してから出力する |
| 出てくるもの | 会話の文、コード、短い要約 | 詳しい報告書、長い分析、比較表 |
| 向いている用途 | チャットボット、抽出、文章の作成 | 市場分析、デューデリジェンス(取引前の調査)、文献の調べ物、競合の把握 |
同じドキュメントは Deep Research を「単なるモデルではなく、エージェント」と位置づけている。
仕事でどう関係するか
競合や市場の調べ物を任せるとき
Google は公開されたウェブの情報と社内の戦略メモや比較表をつき合わせて、競合のレポートを作る例を挙げている。Anthropic は営業担当がメールの履歴や予定、相手の会社の最新の情報を調べて、商談前の資料を作る例を挙げている。
国内で中小企業向けに勤怠管理サービスを出している会社を5社調べてください。
各社の料金、主な機能、無料で試せるかを表にまとめ、すべての項目に出典のURLを付けてください。
公式サイトで確かめられない項目は「確認できない」と書いてください。Google は、データが見つからないときの扱いをプロンプトで指示しておくよう勧めている。
料金と回数を見積もるとき
使える回数はプランで変わる。OpenAI は2025年4月24日の更新で、無料の利用者は月5件、Plus は月25件、Pro は月250件まで使えるとしていた。API で使う場合、Google は Deep Research の1回の調査を$1.00から$3.00、Deep Research Max を$3.00から$7.00と見積もっている。どちらもプレビュー版の料金による目安だ。
社内の資料も一緒に調べたいとき
ChatGPT は Google Drive や SharePoint などにつないで、社内の情報とウェブを合わせた報告を作れる。Gemini は Gmail やドライブ、Claude は Google Workspace を調べられる。社内の資料が多いなら、どのデータにつなげるかがツールを選ぶ基準になる。
注意点と限界
- 出典つきでも、書かれた内容が正しいとは限らない。OpenAI は事実を誤ったり、信頼できる情報とうわさを区別できなかったりすることがあると書いている。報告書の引用元は自分で開いて確かめる必要がある。
- Google は、アップロードしたファイルに隠れた指示が入っていると、AI の出力が操られるおそれがあると注意している。社外のファイルを渡すときは出どころを確かめる。
- 社内の機密データの要約を頼むときに、ウェブの閲覧も許していると、データが外に出るおそれがある。Google はこの点にも注意を求めている。
- 時間がかかる。OpenAI は5分から30分、Google の API は最大60分で、多くの調査は20分以内に終わるとしている。
よくある質問
ディープリサーチは無料で使えるか
ツールによっては使える。TRAIL の年表では、Perplexity は2025年2月の公開時から1日の回数制限つきで無料で使え、Gemini は2025年3月13日から無料の利用者も月に数回試せるようになった。回数の上限はプランで変わる。
ChatGPT、Gemini、Claude のどれがよいか
調べたいデータの置き場所で選ぶとよい。Gemini は Gmail やドライブ、Claude は Google Workspace、ChatGPT は Google Drive や SharePoint などにつなげられる。料金と日本語の画面は上の表で比べられる。
1回の調査にどれくらい時間がかかるか
数分から数十分だ。OpenAI は5分から30分としている。Google の API では最大60分で、多くは20分以内に終わる。
ふつうの検索や AI のチャットと何が違うのか
ふつうのチャットは1回の生成で数秒のうちに答える。ディープリサーチは計画を立てて検索と読み取りを繰り返し、時間をかけて出典つきの報告書を作る。
報告書はそのまま使ってよいか
そのままは使わないほうがよい。OpenAI は、誤った事実や推論が入ることがあり、不確かさを正しく伝えないことも多いと書いている。数字と引用元は原文で確かめてから使う。
関連する用語
- AIエージェント:ディープリサーチは調べ物をするエージェントの1つ
- 推論モデル:答える前に考えるモデルで、ディープリサーチにも使われる
- RAG(検索拡張生成):検索した情報を渡して答えさせる技術
- ハルシネーション:AI が事実と違うことを答える現象
- MCP:ディープリサーチを外部のデータにつなぐ規格
- テーマ:ディープリサーチの年表
- ツール:ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、NotebookLM
出典
- 公開
- 執筆
- TRAIL編集部(編集方針)


