Sakana AI の使い方 無料の「Sakana Chat」と翻訳を始める手順と料金

Sakana AI の製品のうち、Sakana Chat と Sakana Translate は無料で使える。調査の Marlin と API も含め、料金、始め方、仕事で使えるプロンプト7例、データの扱いをまとめた。

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この記事の要点

  • Sakana AI は東京の AI 研究開発の会社で、一般の人が今すぐ使えるのはチャットの Sakana Chat と翻訳の Sakana Translate だ。どちらも無料で使える。
  • 会社の調査には有料の Sakana Marlin があり、開発者向けには Fugu と Namazu の API がある。
  • chat.sakana.ai を開けば、ログインしなくてもメッセージを送れる。ただし Sakana Chat は日本国内からだけ使え、入力した内容はモデルの学習と改善に使われる場合がある。
目次10

何ができるか

Sakana AI は2023年7月に東京で設立された研究開発の会社だ。会社概要によると、David Ha、伊藤錬、Llion Jones の3人が創業した。公式サイトでは次の製品を案内している。

  • Sakana Chat:Sakana AI のモデルを、API を使わずに試せるチャットだ。日本語に強い「Namazu」と、複数のモデルを束ねる「Fugu Max」を選べる。ウェブ検索、Python のコード実行、画像や PDF、Office 文書の添付に対応する。
  • Sakana Translate:日本語、英語、中国語のあいだで双方向に訳す。「翻訳」「添削」「質疑」の3つの機能があり、無料で使える。
  • Sakana Marlin:調査のテーマを渡すと、最大約8時間かけて自分で調べ、数十ページのレポートとスライドを作る。事業者向けの有料サービスだ。
  • Sakana Fugu:複数のモデルを1つの API として束ね、作業に応じて振り分ける開発者向けのモデルだ。Codex や Claude Code からも呼び出せる。
  • Sakana Namazu:オープンモデルの Kimi K2.6 をもとに、日本語と日本の業務に合わせて調整した言語モデルだ。API で使った分だけ払う。

このほか、2026年10月23日にAIエージェント基盤の Sakana Aquarium を発表した。導入は問い合わせで受け付け、料金は示していない。中身は Sakana Aquarium の記事にまとめている。

研究の成果には手元で使える形で公開されているものもある。GitHub の組織ページでは、研究を自動で進める AI Scientist、プログラムを進化させる ShinkaEvolve、LLM の推論時に木探索をするライブラリ TreeQuest、進化的モデルマージのコードが公開されている。ShinkaEvolve と TreeQuest は Apache-2.0 ライセンスだ。Hugging Face の組織ページには、画像について日本語で質問できる EvoVLM JP のデモがある。TRAIL の年表では、2025年7月1日に AB-MCTS と TreeQuest を公開し、9月25日に ShinkaEvolve を公開した。

料金とプランの選び方

料金は各製品の公式ページによる。2026年10月24日に確かめた。年払いの料金はどの製品の公式ページにも書かれていない。

プラン 月額 年払い 含まれるもの・上限 向いている人
Sakana Chat 無料 記載なし Namazu はログインなしで使える。Fugu Max はログインが必要。一定時間内の送信数に上限がある 日本語でチャット、調べもの、資料づくりを頼みたい人
Sakana Translate 無料 記載なし 翻訳、添削、質疑。翻訳は最大約5,000字。アカウント登録が必要 日本語、英語、中国語の文章を訳したり直したりしたい人
Marlin 従量課金 月額なし 記載なし 1クレジット98円。1回の調査に100クレジット 調査の回数が少ない事業者
Marlin Pro 150,000円 記載なし 毎月2,000クレジット。追加は1クレジット90円 毎月決まった量の調査をする事業者
Marlin Team 400,000円 記載なし 毎月6,000クレジット。追加は1クレジット85円 Pro の枠が足りない事業者
Marlin Enterprise 個別見積もり 記載なし クレジットの量を個別に決める。専任サポート 量や契約の条件を個別に決めたい事業者
Fugu Standard $20 記載なし Fugu、Fugu Ultra、Fugu Max を API で使える。基本の利用枠 API をたまに呼ぶ人、小さな実験をする人
Fugu Pro $100 記載なし Standard の10倍の利用枠 Standard の枠が足りない人
Fugu Max プラン $200 記載なし Standard の20倍の利用枠 Pro の枠が足りない人
Fugu 従量課金 月額なし 記載なし Fugu Max は100万トークンあたり入力$2、出力$6。Fugu Ultra は27.2万トークンまで入力$5、出力$30 本番の重い処理に使う人
Namazu API 月額なし 記載なし 100万トークンあたり入力$0.95、出力$4.00。ウェブ検索は1,000回$7.00 日本語の処理を自社のシステムに組み込みたい人

Sakana Chat は、よくある質問が「現在、Sakana Chatは無料でご利用いただけます」としている。料金体系を変えるときは、事前に知らせるという。Fugu の月額プランは API のためのもので、契約しても Sakana Chat の利用上限は変わらない。API の料金ページにそう書かれている。

Marlin の金額は日本円で、Marlin のページは税込みか税抜きかを書いていない。支払いはクレジットカードで、適格請求書(インボイス)に対応する。1回の調査に100クレジットを使うので、Pro の2,000クレジットは20回分、Team の6,000クレジットは60回分にあたる。Fugu と Namazu の請求は米ドル建てだ。Namazu の円の表記は1ドル160円で換算した参考の値である。Fugu の従量課金は、使うエージェントが複数でも、関わった中でいちばん上のモデルの単価だけがかかる。

日本語の扱いでは、Sakana Chat の設定で画面と解説の言語を「日本語」か「English」から選べる。Marlin は日本語と英語に対応する。Namazu は敬語や商習慣を踏まえた日本語で業務文書やメールを扱うことを狙って作られた。

始め方

ブラウザで Sakana Chat を使う

Sakana Chat の画面とよくある質問の表記による。ブラウザは Google Chrome の最新版が推奨されている。

  1. ブラウザで chat.sakana.ai を開く。
  2. 入力欄にあるモデル名(初めは「Namazu」)を選び、「Namazu」か「Fugu Max」を選ぶ。
  3. 入力欄に質問を書いて送る。

ログインしなくても Namazu にメッセージを送れる。会話の履歴を残したいときや、Fugu Max を使いたいときはログインする。よくある質問によると、ログインすると利用できる上限も上がる。

  1. 左下の「ログイン」を選ぶ。
  2. 「Googleでログイン」を選ぶか、「メールアドレス」に自分のアドレスを入れて「続ける」を選ぶ。
  3. メールを選んだときは、届いたログイン用のメールから入る。

画面には、続けると利用規約とプライバシーポリシーに同意したものとみなすと書かれている。利用規約は、未成年の人は法定代理人の同意を得てから使うよう求めている。

スマホで使う

よくある質問によると、Sakana Chat はパソコンとスマートフォンで使える。スマートフォンでもブラウザで chat.sakana.ai を開けばよい。調べた公式ページの中に、スマホのアプリを配っているという案内は見つからなかった。

Sakana Translate を使う

  1. ブラウザで translate.sakana.ai を開く。chat.sakana.ai/translate に移る。
  2. 「ログイン」から、アカウントを登録してログインする。
  3. 元の言語と、訳す先の言語を選ぶ。元の言語には「(自動)」と表示され、自動で判定される。
  4. 「文章を入力」の欄に文章を貼る。
  5. 訳すときは「翻訳」を、文章を直したいときは「添削」を選ぶ。

開始時の発表によると、3つの機能はアカウント登録をすればすべて使える。添削では、変わった箇所が色で示される。訳文や添削の結果について、その場で追加の質問もできる。

Sakana Marlin を使う

2026年9月のMarlin の更新の発表によると、従量課金のプランはクレジットカードを登録すれば当日から使え、無料トライアルもある。

  1. Marlin のページで「今すぐはじめる」を選ぶ。
  2. 「メールアドレス」と「パスワード」を入れ、利用規約とプライバシーポリシーへの同意にチェックを入れて「続ける」を選ぶ。
  3. 調査のテーマを入れる。Marlin が対話でテーマの狙いを絞ってから、調査を始める。

調査の目安は約8時間だ。実行中はいつでも止められるが、止めてもクレジットは使われる。Marlin のよくある質問はこう注意している。

API で Fugu と Namazu を使う

API の「はじめに」と Namazu のページの手順による。どちらも同じ API キーで、OpenAI 互換の API から呼び出せる。

  1. console.sakana.ai でアカウントを作る。
  2. 「API キー」のページでキーを作り、表示されたキーをコピーする。キーは一度しか表示されない。
  3. 接続先を https://api.sakana.ai/v1 にし、モデル名を指定して呼び出す。

公式の例では、次のコマンドで API キーが有効かどうかを確かめる。

コマンド
export SAKANA_API_KEY={your api key}
curl -X POST https://api.sakana.ai/v1/chat/completions \
  -H "Content-Type: application/json" \
  -H "Authorization: Bearer $SAKANA_API_KEY" \
  -d '{"model":"fugu","messages":[{"role":"user","content":"How many r in word strawberry"}]}'

Namazu を Python から呼ぶときは、モデル名を sakana-namazu にする。次の例は、公式の例の質問の文だけを変えたものだ。

python
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
    base_url="https://api.sakana.ai/v1",
    api_key="YOUR_SAKANA_API_KEY",
)
response = client.chat.completions.create(
    model="sakana-namazu",
    messages=[{"role": "user", "content": "こんにちは。自己紹介をしてください。"}],
)
print(response.choices[0].message.content)

Codex と Claude Code から Fugu を使うときは、Ubuntu と macOS なら次の1行で入れられる。入れたあとは codex-fugu か claude-fugu で起動する。Windows では手動で設定する。

コマンド
curl -fsSL https://sakana.ai/fugu/install | bash

仕事での使い方

ここでのプロンプトは Sakana AI の製品にこう頼めるという例だ。[ ] の中を自分の内容に差し替えて使う。TRAIL は出力を確かめていないので、回答の中身は必ず自分で確認する。Sakana Chat の利用規約は、自分やほかの人の個人情報を入れることを禁じている。人名や連絡先は伏せてから入れる。

英文メールを訳す(Sakana Translate)

海外の取引先から届いた英文を読み、日本語で内容をつかむ場面だ。Sakana Translate で左を英語、右を日本語にして、「翻訳」で訳す。そのうえで「質疑」で次のように頼む。

プロンプト
この英文の相手は、どのくらい急いでいるように読めますか。
丁寧さの度合いと、返事で気をつける点を3つ教えてください。

開始時の発表によると、翻訳は最大約5,000字まで受け付ける。質疑ではニュアンスの確認や別の言い方の提案を頼める。

英文の下書きを直す(Sakana Translate)

自分で書いた英文のメールを送る前に整える場面だ。「添削」に次のような文を貼る。

プロンプト
[自分で書いた英文のメール]

添削のあとで「質疑」から次のように頼む。

プロンプト
[相手の立場]に送る前提で、もう少し丁寧にするなら、どこを変えるとよいですか。
変えた理由も一緒に教えてください。

発表によると、添削は文法のほか、自然さ、丁寧さ、トーン、相手との距離感まで整える。

資料の要点を抜き出す(Sakana Chat)

長い報告書や会議資料を読む時間がない場面だ。PDF を添付して、次のように頼む。

プロンプト
添付した[資料名]を読み、[部署名]の担当者向けに要点を5つの箇条書きにしてください。
そのあとで、[自社の状況]に関係しそうな箇所を、元の文のまま抜き出してください。

2026年8月の Sakana Chat の更新の発表によると、PDF や Office のファイルを読み込ませ、要約や分析を頼める。会議資料の PDF をスライドに作り直す使い方も紹介している。

表を集計してグラフにする(Sakana Chat)

売上の表を四半期ごとにまとめる場面だ。Excel のファイルを添付して、次のように頼む。

プロンプト
添付した[ファイル名]の売上を、[商品の区分]ごとに四半期単位で集計してください。
結果を表にし、前の四半期との増減が分かる棒グラフも作ってください。

同じ発表によると、モデルはサンドボックス(外から切り離した実行の場)で Python を動かし、集計の結果をグラフにして出す。作ったものは画面の右側に表示され、そのままダウンロードできる。

ウェブで調べてまとめる(Sakana Chat)

業界の動きを、新しい情報から集める場面だ。次のように頼む。

プロンプト
[業界名]で、[期間]に発表された主な動きを5つ挙げてください。
それぞれに日付と、根拠にしたページの URL を付けてください。
分からない点は「不明」と書いてください。

よくある質問によると、Sakana Chat はウェブ検索を備え、最新の情報を踏まえて日本語で答える。

前提を覚えさせる(Sakana Chat のメモリー)

毎回同じ説明をせずに、仕事の前提を引き継がせたい場面だ。次のように伝える。

プロンプト
私は[会社の業種]で[職種]をしています。
今は[進めている案件]を担当しています。
今後の回答は、[好みの文体]で、結論から短く書いてください。

2026年9月の発表によると、メモリーは役割や文体の好みなど、一度伝えた内容を次の会話に引き継ぐ。Namazu と Fugu Max のどちらでも使える。

市場や競合を深く調べる(Sakana Marlin)

新しい事業の検討で、市場と競合の調査を任せる場面だ。Marlin に次のようなテーマを渡す。

プロンプト
[製品の分野]の日本市場について、主な競合、価格帯、規制の動きを調べてください。
[自社の強み]を踏まえて、取りうる戦略の選択肢を3つに整理してください。

Marlin のよくある質問によると、戦略立案、市場や競合の分析、技術の動向、規制の動きのように、公開情報を合わせて仮説を確かめる調査に強い。公開情報がほとんどない分野、秒単位の新しさが必要な用途、社内の非公開データだけで完結する調査には、今は向いていない。

使いこなすための設定や機能

メモリーと My Fish

Sakana Chat のメモリーは初期設定でオンになっている。覚えた内容は、サイドバーの下のアカウントから「設定」→「メモリ」→「My Fishでメモリを見る」で確かめられる。My Fish の発表によると、覚えてほしくないことがあるときやメモリーを使わずに話したいときは、設定からいつでもオフにできる。My Fish の中身は My Fish の記事にまとめている。

モデルと思考の切り替え

入力欄にあるモデル名を選ぶと、モデル、思考、スタイルを選べる。画面の説明では、Namazu は「日本語の会話・文書に」、Fugu Max は「日常のタスクに、多様なモデルで」向くとされている。

学習への利用と画面の設定

よくある質問によると、学習への利用は設定画面の「プライバシー」セクションから断れる。設定では、画面の言語、外観、背景の魚のアニメーション、Enter キーを押したときの動きも変えられる。

Marlin のレポートの読み方と書き出し

Marlin の更新の発表によると、「Interactive Reading」でレポートについてチャットで質問し、該当する箇所へ移れる。引用を選ぶと、根拠になった出典の箇所が示される。調査の結果は編集できる PowerPoint のファイルとして書き出せる。社内やお客様が指定するテンプレートにも合わせられる。

Fugu が使うモデルの絞り込み

API の「はじめに」によると、API キーを作るときか直すときに「Fugu custom model pool」を有効にすると、fugu が使う提供元を選べる。Fugu のよくある質問は、データやコンプライアンスの要件に合わせて特定のモデルを外せるとしている。Fugu Ultra と Fugu Max は、使うモデルの組み合わせが固定されている。

ほかのツールとの違い

TRAIL のファクトパックとデータベース(2026年10月24日時点)にある値で、調べものを助ける AI の2つと比べた。Sakana AI の無料の範囲だけは、公式ページで確かめた内容を書いた。会社で使うときのデータの扱いは、ファクトパックに比べられる値がないため行を設けていない。

Sakana AI Perplexity NotebookLM
提供元 Sakana AI Perplexity AI Google
得意なこと 複数モデルを束ねる Fugu、日本語特化の Namazu、調査アシスタントの Marlin 出典つきで答える AI 検索と業務エージェント 取り込んだ資料を根拠に質問・要約・解説ができる
無料の範囲 Sakana Chat と Sakana Translate は無料 1日の利用に上限がある。基本モデルで引用つきの回答を得られる Standard(無料)でノートブック100件、1ノートブックあたりソース50件
最安の有料プラン Fugu Standard $20/月(API 用) Pro 月$17相当(年払い) Google AI Plus ¥725/月
会社向けの料金 Marlin Pro 月額150,000円 Enterprise Pro 1席あたり月$34(年払い) Workspace の契約中のエディションに含まれる
画面の日本語 Chat と Translate は日本語で使える。Marlin は日本語と英語に対応 日本語のヘルプセンターがあり、画面と回答の言語を設定で選べる 2024年6月から日本語で使える

詳しい違いは リサーチAIの比較表と、Perplexity と Sakana AI の比較、NotebookLM と Sakana AI の比較にまとめている。

困ったときは

上限に達した

よくある質問によると、Sakana Chat は一定時間内に送れる数に上限を設けている。ログインして使えば、ふつうの使い方ではほとんど上限に達しないという。Fugu の月額プランの枠が足りないときは、上のプランにするか従量課金を使う。

使えない地域がある

Sakana Chat は、日本国内からだけ使える。利用規約は、IP アドレスなどで特定の国や地域からのアクセスを制限する場合があるとしている。Marlin と Fugu は日本の外からも使えるが、EU と EEA の加盟国には提供していない。Namazu は EU と EEA に加えて、イギリスとスイスでも使えない。

メールアドレスを変えたい

よくある質問によると、Sakana Chat に登録したメールアドレスは変えられない。別のアドレスでログインすると新しいアカウントになり、会話の履歴は引き継げない。

回答が間違っている・おかしい

よくある質問は、AI は事実と違う情報や意図しない出力を返すことがあるとしている。大事な判断に使うときは、ほかの情報源で確かめる。おかしな出力はサイドバーの「問題の報告・お問い合わせ」から知らせる。窓口の分類には、不適切な出力の通報、バグの報告、権利侵害・削除依頼などがある。

解約したい

Marlin のよくある質問によると、解約とプランの変更はアカウントの設定から自分でいつでもできる。API の利用規約によると、Fugu の月額プランは期間ごとに自動で更新される。解約が有効になるのは、その期間が終わった時点だ。期間の途中で解約しても、残りの分は返金されない。従量課金のクレジットは買ってから6か月で失効する。

アカウントや会話を消したい

よくある質問によると、Sakana Chat の会話の履歴とアカウントは、問い合わせのフォームから削除を頼める。古いアカウントを消す方法として、ログインしたうえで設定の「アカウント削除」から消せるとも書かれている。利用規約によると、学習に使ったモデルの重みや監査の記録などは、消す義務を負わない。

気をつけること

回答が間違っていることがある

Sakana Chat の利用規約は、出力が正確で、完全で、新しいことを保証しないとしている。法律、医療、投資、税務などの専門的な助言を目的としたサービスではないとも書いている。必要に応じて専門家に相談し、一次情報を確かめるよう求めている。

入力したデータの扱い

Sakana Chat のよくある質問によると、入力したデータは Sakana AI のモデルの学習と改善に使われることがある。学習に使わせたくないときは、設定画面の「プライバシー」セクションからオプトアウト(使わないよう断ること)できる。断っても、基本の機能はそのまま使える。利用規約は、入力と出力を学習に使うとしたうえで、断る手段を設けると定めている。会話の履歴とアカウントの情報は、日本国内の Google Cloud に保管される。安全性の向上や品質の評価のために、必要最小限の範囲で人が中身を見ることがある。

ほかの製品では扱いが違う。Marlin は、利用者がはっきり同意したときを除いて、入力をモデルの学習に使わない。Marlin のよくある質問はそう説明している。Namazu のよくある質問によると、Namazu は初期設定で入力をモデルの学習と改良に使う場合がある。Fugu と Namazu は、どちらもコンソールの設定からいつでも断れる。Namazu のよくある質問は、データの処理が日本国内で完結することを今は保証していないとしている。

生成物の権利

Sakana Chat の利用規約は、出力の権利が誰に属するかを書いていない。出力の使い方は、利用者が自分の判断と責任で決めるとしている。次のことは禁じている。

  • 中身を確かめずに出力を公開したり配ったりすること
  • AI が作ったことを隠し、ほかの人に誤解させる形で使うこと
  • 入力や出力を使って新しい機械学習のモデルを作ったり学習させたりすること

API の利用規約も出力を確かめずに公開することと、AI が作ったことを隠して使うことを禁じている。

会社で使うときのルール

調べた公式ページの中に、Sakana Chat で管理者がメンバーの設定を決める機能は見つからなかった。Sakana Chat には「法人のお問い合わせ」の窓口がある。Namazu の法人向けでは、円建ての支払い、請求書払い、処理する地域の指定、データを残さない扱い(ゼロデータ保持)を相談できる。Sakana Translate は、SSO、監査ログ、オンプレミス(自社の設備で動かす形)への対応を今後の計画に挙げている。Marlin のよくある質問は、事業者が自分の仕事のために使うサービスで、一般の消費者の利用は想定していないとしている。

よくある質問

Sakana Chat は無料ですか

今は無料で使える。よくある質問は、料金体系を変えるときは事前に知らせるとしている。Fugu の月額プランは API のためのもので、Sakana Chat の上限は変わらない。

日本語で使えますか

使える。Sakana Chat は日本語で答え、画面の言語も日本語にできる。Sakana Translate は日本語と英語、中国語のあいだで訳す。Marlin は日本語と英語に対応する。

スマホで使えますか

スマートフォンのブラウザで使える。よくある質問は、パソコンとスマートフォンでの利用に対応するとしている。調べた公式ページの中に、スマホのアプリの案内は見つからなかった。

入力した内容は学習に使われますか

Sakana Chat は、よくある質問によると学習と改善に使われる場合があり、設定画面の「プライバシー」から断れる。Namazu の API は初期設定で学習に使うことがあり、Fugu と Namazu はコンソールの設定から断れる。Marlin は、利用者がはっきり同意したときだけ学習に使う。

仕事の文書に使ってよいですか

Sakana Chat の利用規約は、出力の使い方を利用者の判断と責任に任せている。中身を確かめずに公開することや、AI が作ったことを隠して使うことは禁じている。個人情報を入れることも禁じているので、社外の人の名前などは伏せて使う。

海外から使えますか

Sakana Chat は日本国内からだけ使える。Marlin と Fugu は日本の外からも使えるが、EU と EEA の加盟国には提供していない。Namazu はイギリスとスイスでも使えない。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.23 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Sakana AI

    Sakana AI

    日本発のAI研究開発企業。Fugu・Namazu・Marlinを提供

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Marlin Pro 月額150,000円

    年表
    48件
    最新の更新
    2026.10.23
  • Perplexity

    Perplexity AI

    出典つきで答える AI 検索と業務エージェント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Pro 月$17相当(年払い)

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    2026.10.22
  • 取り込んだ資料を根拠に質問・要約・解説ができるAIツール

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
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