デザインの仕事で使うAI Firefly・Midjourney のプロンプト例と商用利用の条件

ムードボード、ラフの清書、ブランドの画風、写真の修正と背景の差し替え、描き足し、A/B の案、日本語の文字入れ、アイコンの場面で、5つのAIに頼むプロンプト例と、納品前に確かめる商用利用と透かしの条件をまとめた。

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この記事の要点

  • デザインの仕事ではムードボードやラフの案出し、ブランドの画風に合わせた画像づくり、写真の一部の修正と背景の差し替え、枠の外への描き足し、A/B の案出し、画像への日本語の文字入れ、アイコンづくりに AI を使える。
  • 画像の生成と編集には Adobe Firefly、Midjourney、Nano Banana、手元のラフの清書には Stable Diffusion、仕上げとレイアウトには Canva が、それぞれの機能から向いている。
  • 最初に気をつけるのは、納品する前に商用利用の条件を確かめることだ。条件と、AI で作ったことを示す透かしや記録の扱いは、ツールごとに公式の書き方が違う。
目次7

この記事で扱うツール

値は TRAIL のファクトパック(基準日は2026年10月26日、料金は10月24日に確認)と、各ツールの使い方の記事による。

ツール 得意なこと 無料の範囲 最安の有料プラン 会社で使うときのデータの扱い
Adobe Firefly 画像の生成と編集、生成塗りつぶしと生成拡張、ムードボード 毎日の無料生成枠で試せる。上限あり Firefly Standard 月額1,580円(税込) 利用者のコンテンツを生成AIのモデルの学習に使わない。会社や学校のアカウントは、製品改善のためのコンテンツ分析が初めからオフ
Midjourney 文章からの画像の生成、参照画像で画風をそろえる、案を大量に出す 無料プランなし。niji · journey アプリにだけ限られた無料体験 Basic $10/月(年払いは月$8) 利用者の入力とプロンプトを学習に使っていると公開。オフにする設定の記載なし
Canva テンプレートからのデザイン、ブランドキット、写真の描き直し 無料版。AI の共通利用枠は月に最大20回。最高品質モデルは使えない Canvaプロ 1人あたり月1,180円(年11,800円) Canvaビジネスとエンタープライズでは、コンテンツを AI 機能の改善に使わない
Nano Banana 文章での画像の生成と編集、部分の修正、複数の画像の合成、文字入れ 無料で Nano Banana 2 を使える。Nano Banana Pro は制限付き Google AI Plus 725円/月 Workspace の対象エディションでは、チャットとファイルがレビューされず、モデルの改良にも使われない
Stable Diffusion 重みを自分の環境で動かす画像生成、元の画像の描き直し 自分の環境なら Community License で研究と非商用は無料。API は登録時に25クレジット API の従量課金。1クレジット$0.01、3.5 Large は1枚6.5クレジット API の学習への利用は設定で止められる。自分の環境で動かせば Stability AI に送らずに作れる

Midjourney と Stable Diffusion の料金は米ドル、ほかの3つは円だ。Firefly の有料プランなら、「画像を生成」「生成塗りつぶし」「生成拡張」などの標準機能はクレジットを使わずに何回でも使える。

場面ごとの使い方

ここでのプロンプトは各ツールにこう頼めるという例だ。[ ] の中を自分の内容に差し替えて使う。Midjourney と Stable Diffusion は公式の例に合わせて英語で書く。TRAIL は出力を確かめていないので、できたものは必ず自分の目で確かめる。

ムードボードで方向性をそろえる

案件の方向性を決める前に、イメージを1枚のボードに集めてクライアントやチームと見るときだ。Adobe Firefly の「Firefly ボード」は無限に広がるカンバスで、画像や動画を集めたり作ったりしてチームで共有できる(Adobe のヘルプ)。「ボード」の「ボードを新規作成」を選び、ページ下部の「画像を生成」で次のように頼む。

プロンプト
[業種]の[季節]キャンペーンのキービジュアル案、[雰囲気]、[色]を基調にした配色

ボードに置いた画像は「画像について説明」でプロンプトの下書きにでき、共有用のリンクも作れる。Midjourney にも、自分で選んだ画像の組からスタイルを作る「Moodboards」がある。手順は Adobe Firefly の使い方にある。

手描きのラフから仕上がりの案を作る

手描きのラフや仮のレイアウトから、仕上がりのイメージを作るときだ。Stable Diffusion の API は、元の画像とプロンプトを渡して描き直す image-to-image に対応している(Stability AI のドキュメント)。ノイズから画像を作る拡散モデルの仕組みのモデルだ。mode を image-to-image にし、元の画像と strength を渡して次のように頼む。

プロンプト
A polished [style, e.g. watercolor] illustration of [subject], keeping the same layout and composition as the input sketch

strength は0〜1で、小さいほど元の画像に近くなる。Stable Diffusion 3.5 の API は英語のプロンプトだけを受け付け、ほかの言語では 422 のエラーを返す。手順は Stable Diffusion の使い方にある。

ブランドの画風で画像をそろえる

キャンペーンの画像や資料の挿絵を、何枚も同じ画風で作るときだ。Midjourney の「Style Reference」は、ほかの画像の色、画材、質感、光の感じを新しい画像に当てはめる(Midjourney のドキュメント)。ブランドの画風の1枚を「Style Reference」に入れ、内容だけを書く。

プロンプト
[描きたいもの], clean editorial illustration --sw 100

公式は参照画像の画風とぶつかる言葉を足さず、見たいものだけを書くよう勧めている。--sw は参照の効き方の強さで、0〜1000の間で決め、初期値は100だ。Canva ではブランドキットに色、フォント、ロゴを登録しておくと、Canva AI で「ブランドキットを適用」を選んだときにそれが使われる。手順は Midjourney の使い方にある。

写真の一部だけを描き直す

ほぼ完成した写真の小物や不要な部分だけを直したいときだ。Photoshop デスクトップ版の「生成塗りつぶし」は、Firefly のモデルやパートナーモデルで画像の一部を描き直す。選択ツールで範囲を選び、「生成塗りつぶし」を選んで、プロンプトに次のように書く。

プロンプト
[選んだ範囲に置くもの]、周りと同じ光の向き

プロンプトを空のままにすると、周りの画素を使って範囲を埋める。「生成」を選んだあと、プロパティパネルでバリエーションを選ぶ。2025年6月17日以降に契約した Photoshop の単体プランは月25クレジットで、生成塗りつぶしもクレジットを使う。手順は Adobe Firefly の使い方の「始め方」にある。

商品写真の背景を差し替える

手元の商品写真の背景だけを、季節や媒体に合わせて変えるときだ。Nano Banana は画像の一部だけを変えられる(Google の Gemini アプリ ヘルプ)。Gemini アプリで写真をアップロードして、次のように頼む。

プロンプト
添付した[商品名]の写真の、背景だけを[季節]らしい[場面]に変えてください。
商品の形、色、ロゴ、置き方はそのままにしてください。
光は[自然光/スタジオの柔らかい光]にしてください。

ドキュメントは顔やロゴのように残したい細部を、編集の頼みと一緒に書くよう勧めている。画像の編集は18歳以上が使える。Firefly の「画像を編集」でも、変えたい点をふだんの言葉で書いて背景を変えられる。手順は Nano Banana の使い方にある。

画像を枠の外へ広げる

縦長の写真を、ウェブサイトの横長の見出し画像やバナーに使うときだ。Firefly の「背景を拡張」は元の画像の枠の外を描き足す。「画像」の「背景を拡張」で写真を開き、「16:9」を選んで次のように頼む。

プロンプト
[元の写真の背景と同じ場所]が左右に続いている

公式によると、プロンプトを空のままにすると、Firefly が画像を分析して合う要素で広げる。広げる範囲を決めたら「展開」を選ぶ。Midjourney の「Edit model」も、枠の外の描き足しに対応している。手順は Adobe Firefly の使い方にある。

A/B で比べる案を何枚も出す

広告やバナーの絵柄を A/B で比べる前に、方向性の違う案を並べるときだ。Midjourney の「Draft Mode」は、V8.2 では1回の指示で512×512ピクセルの画像を24枚作り、GPU 時間は0.4分だ(Midjourney のドキュメント)。「Imagine bar」の横にある「Draft Mode」を押してから、次のように書く。

プロンプト
key visual for a [季節] campaign of a [業種] company, [雰囲気], [色] accents

良い案は「Vary」か「Remix」で、高い解像度で作り直せる。言葉の違いだけを比べたいなら、Stable Diffusion の API で seed に同じ数字を入れたまま、プロンプトの一部だけを変える方法もある。手順は Midjourney の使い方にある。

画像の中に日本語の文字を入れる

告知のポスターや SNS の画像に、日本語の見出しを描き込みたいときだ。Gemini アプリのヘルプは、Nano Banana がサポートされているすべての言語で、つづりのより正確な文字を画像に入れられるとしている。日本語は Gemini ウェブアプリが対応する言語に入る。次のように頼む。

プロンプト
[イベント名]の告知ポスターの画像を作成して。
大きな見出しは「[見出しの文字]」、その下に「[日時] [場所]」と入れてください。
[雰囲気]のデザインで、背景は[色]、縦長の2:3にしてください。

ドキュメントは先に文字の案を作らせてから、その文字を入れた画像を頼むと良い結果になるとしている。TRAIL が読んだほかの4つの公式ページには、画像の中の日本語の文字に対応するという記載がなかった。Canva Craft は画像の中の文字を55の言語で作れるとしているが、発表は言語の名前を挙げていない。Midjourney は英語のようなラテン文字がいちばん出やすいとし、Firefly は生成した画像の文字がゆがむ場合があることを既知の制限に挙げている。手順は Nano Banana の使い方にある。

ベクターのアイコンを作る

資料やウェブで使う、拡大しても崩れないアイコンを作るときだ。Adobe Illustrator の「ベクターを生成」は、シーン、被写体、アイコンのベクターグラフィックを作る(Adobe のヘルプ)。長方形ツールでアートボードに長方形を置いて選び、コンテキストタスクバーで「ベクターを生成」を選ぶ。「コンテンツの種類」を「アイコン」にして、次のように頼む。

プロンプト
[モチーフ]のアイコン、シンプルな線、[色]の2色

「アイコン」はアイコンセットとロゴ向けの、背景なしの詳細度の低いベクター要素を作る設定だ。「自動選択」なら最大4つのバリエーションができ、パートナーモデルでは1つだけになる。出力の文字を直接編集できるのは、今はラテン語系の言語だけだ。生成クレジットは Firefly と Illustrator などのアプリで共通に使える。

Canva や Photoshop に渡して仕上げる

生成した素材を、いつものツールでレイアウトして仕上げるときだ。Firefly ボードの画像は「その他」の「Photoshop でコピーを開く」で Photoshop に渡せる。Canva には JPEG や PNG の画像をアップロードでき、Photoshop の .psd も300MB 以下、画像300枚以内ならインポートできる(Canva のヘルプ)。ホームの「Canva AI」でプラスのアイコンから「アップロード」で素材を添え、「ブランドキットを適用」も選んで次のように頼む。

プロンプト
添付した[素材の名前]を使って、[媒体]向けのバナーを作ってください。
見出しは「[見出しの文字]」、ブランドキットの色とフォントを使ってください。

Illustrator の .ai は「PDF互換形式」で保存したものを300MB までアップロードでき、一部のレイヤーが平らになる場合がある。Canva は AI で編集する画像について、元の画像を使う権利を確かめるよう求めている。手順は Canva と Adobe Firefly の違いにある。

納品の前に確かめる商用利用の条件

作った画像をクライアントに納めたり広告に使ったりする前に、各ツールの規約を確かめる。ここでは各社の公式ページに書かれたとおりに示す。TRAIL は法的な判断をしない。

Adobe Firefly

Adobe は Firefly のモデルの出力を商用利用に向くと説明している。ライセンスを得たコンテンツと、著作権の切れたコンテンツで学習しているためだ。ベータ版の機能の出力も製品の中に特に書かれていない限り商用に使える。パートナーモデルは Adobe 以外の会社が開発したモデルで、出力がプロジェクトに合うかどうかは利用者が判断する。Firefly ですべての画素を作った画像などには、AI が使われたことを示す Content Credentials が自動で付く。Adobe の生成AIユーザーガイドラインは、利用者がこれを消したり変えたりすることを認めていない。対象のエンタープライズの顧客は一部の生成物について知的財産の補償を受けられる。

Midjourney

利用規約では、利用者は法律で認められる範囲で、作った画像や動画を所有する。年間の総収入が$1,000,000を超える会社やその社員が作品を所有するには、Pro か Mega の契約が必要だ。ほかの人の画像を高画質にした場合、その画像は元の作者のものになる。すべての画像のファイルには小さな ID タグが隠れて入り、midjourney.com/verify で確かめられる。スクリーンショットや編集、多くの SNS ではタグが消える。Midjourney は著作権について助言できず、疑問は弁護士などに相談するよう勧めている。

Canva

AI サービスの規約では、法律で認められる範囲で入力と出力の所有権は利用者にある。規約に従い自己責任で使うことに同意すれば、自分が所有する出力を合法的な目的に使え、Canva のヘルプも個人と商用の両方に使えると説明している。出力は唯一のものとは限らず、実在の人物、キャラクター、ブランドが分かる形で入るものには権利者の許可が要る。AI で作ったものに付く出所の情報やメタデータ(C2PA など)を消したり変えたりすることは禁止だ。AI で作ったものが著作権で守られるかは、国や地域の法律によって違うとしている。

Nano Banana

Google 利用規約は、ユーザーが生成できるオリジナルのコンテンツについて、Google は所有権を主張しないとしている。Gemini API の追加利用規約は、Google が同じか似たものをほかの人に生成することに、使う人が同意するとも書いている。使い方の記事で読んだ公式ページには、商用利用を名指しして認めたり禁じたりする記載はなかった。Gemini アプリと Gemini API で作った画像には、すべて目に見えない SynthID の透かしが入る。Gemini アプリの目に見える透かしは、パソコンの gemini.google.com の「設定」→「メディアの透かし」でオンとオフを切り替えられる。この設定は SynthID と Content Credentials には影響しない。インド、韓国、ベトナムでは、この設定は Google AI Ultra の契約者にだけ表示される。2025年11月20日の Google のブログによると、Google AI Studio で作った画像には目に見える透かしが付かない。

Stable Diffusion

Community License では、年間売上が100万米ドル未満の個人や組織なら、研究、非商用、商用の利用が無料だ。売上には関連会社の分も合わせて数え、モデルから得た売上かどうかは問わない。商用の目的で使ったり配布したりするときは、Stability AI への登録が要る。売上が100万米ドルを超えると、その時点で許可は終わり、Stability AI にライセンスを求める必要がある。モデルや派生物を使う製品やサービスを第三者に提供するときは、「Powered by Stability AI」を関連するウェブサイトなどに目立つように示す。API で作った画像について、FAQ はだれかの著作権を侵害しない限り商用に使えると答えている。旧来の SDXL 1.0 は別のライセンスで配られ、モデルカードは用途を研究目的としている。

社内の情報を入れる前に

クライアントの未発表の素材や写真を入れる前に、使うプランでデータがどう扱われるかを確かめる。各ツールの公式の説明は次のとおりだ。

Adobe Firefly

Adobe は利用者のコンテンツを生成AIのモデルの学習に使わないとしている。例外は、利用者が Adobe Stock に出したコンテンツだ。パートナーモデルで生成するときは、プロンプトとアップロードした参照の画像や動画がパートナーに送られるが、パートナーの学習には使われない。製品改善のためのコンテンツ分析は個人のアカウントなら account.adobe.com/privacy でオフにでき、会社や学校のアカウントは初めからオフだ(Adobe のヘルプ「Creative Cloud および Document Cloud のコンテンツ分析 FAQ」などによる)。

Midjourney

Midjourney は初期設定で作品を公開するコミュニティで、作った画像や動画は「Explore」ページなどでほかの人に見つかる場合がある。ほかの人に見せないための「Stealth Mode」は Pro と Mega だけで使え、Discord の公開チャンネルで作ったものは Stealth Mode でも見える。公式の学習データの概要は利用者の入力やプロンプトをモデルの学習に使っていると書いている。使い方の記事で読んだ公式ページには、学習に使わないようにする設定の記載はなかった。

Canva

Canva は利用者のコンテンツを、プライバシー設定と合う場合に限って AI 機能の改善に使う。設定はホームのプロフィールのアイコンから「アカウント」→「プライバシーコントロール」で変えられる。Canvaビジネスと Canvaエンタープライズではこの項目が無効になっていて、コンテンツは AI 機能の改善に使われない。一部の AI 機能は外部の技術パートナーの技術で動き、入力がそのパートナーと共有される場合がある(Canva の「トラストセンター」による)。

Nano Banana

個人のアカウントの Gemini アプリでは、人間のレビュアーがチャットの一部をレビューし、Google のサービスの改良に使うことがある。止めるには「設定とヘルプ」→「アクティビティ」を開き、上部の「オン」から「オフにする」をクリックする。エンタープライズ グレードのデータ保護がある Workspace のアカウントでは、チャットとアップロードしたファイルがレビューされることも、生成AIモデルの改良に使われることもない。Gemini API と AI Studio は、請求先アカウントを有効にすると、プロンプトと回答が製品の改善に使われない(Gemini アプリのプライバシー ハブ、仕事用のアカウントのヘルプ、Gemini API 追加利用規約による)。

Stable Diffusion

Stability AI の利用規約では、入力と出力がサービスの改善と開発に使われることがあり、学習への利用はオプトアウトで止められる。API ではアカウントの概要のページの「Training: Improve the Model for Everyone」を「No」にする。Stable Diffusion は重みが公開されたオープンウェイトのモデルで、重みを自社のサーバーや PC で動かすときは、プロンプトや画像を Stability AI に送らずに生成できる。

気をつけること

回答が間違っていることがある

画像生成AIの出力は指示のとおりになるとは限らない。Adobe のガイドラインは出力が不正確だったり誤解を招いたりする場合があるとしている。Midjourney の利用規約は画像の品質や用途に合うかどうかを保証しないとしている。Canva の AI サービスの規約は、Canva が出力の正確さを確かめておらず保証もしないとする。Gemini アプリのヘルプは作ったものを使ったり公開したりする前に自分で確かめるよう求めている。Stable Diffusion 3.5 のモデルカードは、人や出来事を事実のとおりに描くようには学習していないとしている。商品の色や形、ロゴ、画像の中の文字は、納品の前に元の資料と見比べる。

個人情報や顧客の情報の扱い

Adobe のガイドラインは健康の記録や正確な位置情報のような個人情報を入れないよう求めている。Gemini API の追加利用規約は、無料のサービスに機密情報や個人情報を送らないよう求めている。アップロードする写真は、自社かクライアントが使う権利を持つものに限る。Adobe のガイドラインは他人の著作物を含む参照画像のアップロードを禁じている。Midjourney では、Stealth Mode を使っていないと、Edit model で作った画像もほかの会員に見える。

社内ルールの確認

アカウントの使い方にも条件がある。Midjourney のアカウントは1人1つで共有できず、SSO や席の管理には対応していない。Canvaビジネスとエンタープライズの管理者は、Canva AI やドリームラボなどの機能ごとに使える人を決められる。Firefly では、Seedance 2.0 や Kling 3.0 などのパートナーモデルは今は個人の利用者だけが使え、会社のプランでは使えない。どのツールとプランを仕事に使ってよいか、クライアントとの契約で AI の利用に条件があるかは、社内の担当部署に確かめる。

よくある質問

無料でどこまで試せますか

Firefly は毎日決まった回数まで無料で生成でき、上限は毎日戻る。Canva は AI の利用枠が月に最大20回、Nano Banana は Gemini アプリで Nano Banana 2 を無料で使える。Stable Diffusion は重みを自分の環境で動かせば Community License の範囲で無料で、API には25クレジットの無料枠がある。Midjourney は midjourney.com と Discord に無料体験がない。

作った画像をクライアントに納品できますか

ツールとプランによって条件が違う。Firefly は Firefly のモデルの出力を商用利用に向くとし、Canva は規約を守れば商用に使えると説明している。Midjourney は年間の総収入が$1,000,000を超える会社に Pro か Mega を求め、Stable Diffusion は年間売上100万米ドル未満なら商用も無料だが登録が要る。著作権に関わる判断は専門家に確かめる。

画像に日本語の文字を入れられますか

公式に書かれているのは Nano Banana だ。ヘルプはサポートされているすべての言語でつづりのより正確な文字を入れられるとしている。Midjourney はラテン文字がいちばん出やすいとし、Firefly は文字がゆがむ場合があるとしている。見出しは Canva などで後から載せる方法もある。

クライアントの素材をアップロードしても大丈夫ですか

ツールとプランによって扱いが違う。Adobe は利用者のコンテンツを生成AIのモデルの学習に使わないとし、Canvaビジネスとエンタープライズはコンテンツを AI 機能の改善に使わない。Midjourney は入力を学習に使っていると公開し、作品は初期設定で公開される。社外に出せない素材なら、Stable Diffusion の重みを自社の環境で動かす方法もある。

作った画像に透かしは付きますか

付くものがある。Firefly は Content Credentials、Midjourney はファイルに隠れた ID タグ、Nano Banana は目に見えない SynthID を使う。Gemini アプリの目に見える透かしは設定で切り替えられる。Canva は AI で作ったものに付く C2PA などのメタデータを消すことを禁じている。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.08.27 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • 画像・動画・音声を生成できる Adobe の生成AI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Firefly Standard 月額1,580円(米国は$9.99)

    年表
    29件
    最新の更新
    2026.09.23
  • Midjourney

    Midjourney, Inc.

    文章から高品質な画像を生成するAIツール

    • 無料プランなし
    • 画面の日本語なし
    • APIなし

    有料Basic $10/月(年払いは月$8)

    年表
    45件
    最新の更新
    2026.10.08
  • Canva

    Canva Pty Ltd

    デザインツールの Canva に組み込まれた、デザインや画像、動画、Webページを作るAI機能

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Canvaプロ 1人あたり¥1,180/月(年単位は¥11,800/年)

    年表
    14件
    最新の更新
    2026.10.23
  • 文章の指示で画像を作り、写真を編集できるAI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Google AI Plus 725円/月

    年表
    22件
    最新の更新
    2026.10.06
  • Stable Diffusion

    Stability AI

    Stability AI が開発する、重みが公開された画像生成AIモデルのシリーズ

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Enterprise License 個別見積もり

    年表
    15件
    最新の更新
    2026.08.25

Timeline

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  5. Image Model 5 を公開ベータで提供

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