Midjourney・Nano Banana・Adobe Firefly の違い 商用利用と料金

最安の有料プランは Nano Banana が月¥725、Firefly が月1,580円、Midjourney が月$10。Midjourney は総収入の多い会社に Pro か Mega を求め、Firefly は入力を学習に使わない。

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この記事の要点

  • Midjourney、Nano Banana、Adobe Firefly は、どれも文章の指示から画像を作る生成AIのサービスだ。Midjourney は画像と短い動画の専用サービス、Nano Banana は Google の Gemini の画像機能、Firefly は Adobe の生成AIで画像、動画、音声を作れる。
  • いちばん大きな違いは商用利用と入力データの条件だ。Midjourney は年間の総収入が$1,000,000を超える会社に Pro か Mega の契約を求める。Firefly は利用者のコンテンツを学習に使わず、Firefly のモデルの出力は商用利用に適すると説明している。
  • 迷ったら、無料で試すなら Nano Banana か Firefly、Photoshop など Adobe のアプリで仕上げるなら Firefly、社内の Google Workspace で使うなら Nano Banana から始める。Midjourney は midjourney.com に無料体験がなく、最安でも月$10かかる。
目次9

ひとことで言うと

Midjourney

Midjourney は Midjourney, Inc. の画像生成AIだ。ブラウザの midjourney.com と Discord で使う。文章から画像を作り、1枚の画像を最初のコマにして5秒の動画も作る。使うには有料プランの契約が要る。個人やクリエイターのほか、会社も売上の規模に応じたプランで使える。

Nano Banana

Nano Banana は Google の Gemini の画像生成と編集の機能の名前だ。ブラウザの gemini.google.com、Android と iPhone の Gemini アプリで使え、開発者は Google AI Studio と Gemini API から呼び出せる。Google アカウントがあれば無料で始められ、写真の一部の修正や複数の画像の合成を会話で頼みたい人に向く。

Adobe Firefly

Adobe Firefly は Adobe の生成AIだ。ブラウザの firefly.adobe.com、iOS と Android のアプリのほか、Photoshop などの Adobe のアプリの機能からも使う。画像、動画、音声を作れ、Google の Nano Banana など他社のモデルも同じ画面で選べる。Adobe のアプリで制作をしている人や、入力を学習に使われない条件で使いたい会社に向く。

比較表

値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)と、3社の公式ページによる。

項目 Midjourney Nano Banana Adobe Firefly
提供元 Midjourney, Inc. Google Adobe
使う場所 ブラウザ(midjourney.com)、Discord ブラウザ(gemini.google.com)、Android・iPhone の Gemini アプリ、Google AI Studio、Gemini API ブラウザ(firefly.adobe.com)、iOS・Android アプリ、Photoshop などの Adobe のアプリ
得意なこと 文章からの画像の生成、画像から5秒の動画、最大4枚の参照画像を使う編集 文章での画像の生成と編集、部分の修正、複数の画像の合成、画像への文字入れ 画像、動画、音声の生成。他社のモデルも選べる
無料の範囲 midjourney.com と Discord に無料体験なし。niji · journey アプリにだけ限られた体験 Gemini アプリで Nano Banana 2 を使える。ダウンロードは1K 画像、動画、音声を毎日決まった回数まで無料で生成。上限は毎日戻る
最安の有料プラン Basic 月$10(年払いは月$8) Google AI Plus 月¥725 Firefly Standard 月1,580円(税込)
会社向けの料金 会社向けのプランなし。総収入$1,000,000超の会社は Pro(月$60)か Mega(月$120) Google Workspace の対象エディションで使える。API は1K の画像1枚$0.0336 法人向けは Firefly Pro グループ版の1ライセンス月3,180円(税込、年間プラン)から。チームと企業には Firefly Premium(1ライセンス月31,680円、税込)を勧めている
使えるモデル V8.2、V8.1、Niji V7、動画の Video V1 無料は Nano Banana 2。Google AI のプランで Nano Banana 2.1 と Nano Banana Pro Firefly Image Model 5、Image Model 4 と 4 Ultra、Video Model。他社の Nano Banana 2、GPT Image 2、FLUX.2 など
商用利用 できる。総収入$1,000,000超の会社は Pro か Mega が必要 商用利用を名指しした記載はない。Google は生成したコンテンツの所有権を主張しない Firefly のモデルの出力は商用利用に適すると説明。他社のモデルは利用者が判断する
透かし・目印 画像のファイルに目印の情報が入る 目に見えない SynthID。Gemini アプリでは目に見える透かしも付く(2025年11月20日の発表では、Google AI Ultra と Google AI Studio の画像には付かない) すべての画素を Firefly で作ったものに Content Credentials(作成の記録)が自動で付く
日本語の画面 公式に記載なし。ドキュメントは英語 対応(Gemini ウェブアプリ) 対応。プロンプトは英語に機械翻訳される
データの学習利用 利用者の入力とプロンプトを学習に使ったと公開。オフにする設定の記載なし 個人は[アクティビティの保存]がオンだと改良に使われうる。Workspace の対象エディションと API の有料枠は使わない 利用者のコンテンツを学習に使わない(Adobe Stock に出したものを除く)
最新の更新日 2026年10月8日 2026年10月6日 2026年9月23日

最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。

Midjourney と Gemini API の料金は米ドル、Google AI のプランと Firefly は円で示されている。Google AI のプランのページには、税込みか税抜きかの記載がない。Midjourney の税のページによると、住む場所に応じた消費税などが、支払いのときに料金に足される。

料金の違い

同じ契約で使えるもの

Midjourney の料金の比較によると、契約に含まれるのは画像と動画を作る時間(GPU 時間)だ。Basic は速く作る Fast の時間が月3.3時間で、Standard は月15時間、Pro は月30時間、Mega は月60時間になる。年払いにすると20%安くなる。

Google AI のプランのページによると、Google AI Plus(月¥725)は Gemini アプリの上限が無料版の2倍になり、400GB の保存容量も付く。Google AI Pro(月¥2,900)は上限が4倍で、5TB の保存容量が付く。Nano Banana は Gemini の機能なので、使える量は Gemini アプリ全体の上限で決まる。

Firefly のプランのページによると、有料プランには毎月の生成クレジットが付く。Standard は2,000、Pro は4,000、Pro Plus は10,000、Premium は50,000だ。生成クレジットは Photoshop、Illustrator、Premiere などの Adobe のアプリの生成AIの機能でも使える。

無料枠の数え方

無料で使える量は、3つで数え方が違う。

  • Midjourney:midjourney.com と Discord に無料の枠はない。有料プランでは Standard 以上なら Relax(順番待ちで作る方式)で画像を無制限に作れる。Basic には Relax がない。
  • Nano Banana:Gemini アプリの上限はプロンプトの複雑さ、機能、チャットの長さで決まる計算量にもとづく。週の上限に達するまで、5時間ごとに戻る。
  • Adobe Firefly:無料では毎日決まった回数まで作れ、上限は毎日戻る。有料プランでは、「生成塗りつぶし」などの標準の機能はクレジットを使わずに無制限で、動画や音声、他社のモデルがクレジットから引かれる。

Firefly の有料プランでは、標準の画像の機能を使ってもクレジットは減らない。Pro 以上には初年度だけ一部のモデルを無制限に使える特別オファーもある。

API の従量課金との関係

Gemini API の料金のページには、Nano Banana のAPI(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)の料金が載っている。Nano Banana 2.1 は1K の画像1枚$0.0336、2K は$0.0504、4K は$0.113で、バッチなら1K で$0.0168だ。この画像モデルには API の無料枠がない。料金は Google AI のプランとは別にかかる。

Midjourney の利用規約は、自動化のツールでサービスにアクセスしたり画像を作ったりすることを禁じている。今回読んだ公式ページで、API の料金が示されているのは Nano Banana だけだ。

できることの違い

広告や販促物に使う

会社の販促に使うなら、商用利用の条件を先に確かめる。Midjourney の商用利用のページによると、作った画像と動画は解約しても利用者のものだ。ただし、年間の総収入が$1,000,000を超える会社で仕事に使うには、Pro か Mega の契約が要る。ほかの人の画像を高画質にしたものは、元の作者のものになる。

Firefly のプランのページは、Firefly のモデルで作ったコンテンツは商用利用に適するとしている。ライセンスを取得したコンテンツと、著作権の切れたパブリックドメインのコンテンツで学習しているためだ。対象のエンタープライズの顧客は一部の生成物について知的財産の補償を受けられる。Firefly のよくある質問によると、ベータ版の機能の出力も、製品の中で特に書かれていない限り商用に使える。

Google 利用規約は、ユーザーが生成できるオリジナルのコンテンツについて、Google は所有権を主張しないとしている。Gemini API の追加利用規約は、Google が同じか似たものをほかの人に生成することに、使う人が同意するとも書いている。今回読んだ Google の公式ページには、商用利用を名指しして認める記載はなかった。

作った画像を社外に見せない

Midjourney は初期設定で作品を公開する。Stealth Mode のページによると、作品をほかの人に見せない Stealth Mode は Pro と Mega だけで使える。Discord の公開チャンネルで作ったものは、Stealth Mode でもほかの人に見える。

入力の扱いも3つで違う。Midjourney の学習データの公開の概要は、利用者の入力やプロンプトをモデルの学習に使ったと答えている。Gemini アプリのプライバシー ハブは、レビューや改良に使われないようにするには[アクティビティの保存]をオフにするよう案内している。仕事用のアカウントのヘルプによると、Workspace の対象エディションでは、チャットとアップロードしたファイルがレビューされず、生成AIのモデルの改良にも使われない。

アドビ基本利用条件は、利用者のコンテンツで生成AIのモデルを学習させる許可を Adobe に与えないとしている。例外は Adobe Stock に出したコンテンツだ。コンテンツ分析の FAQによると、製品の改善のための分析は個人のアカウントならオフにでき、会社や学校のアカウントは初めからオフになっている。

AI で作ったと分かるようにする

3つとも、作った画像に AI で作ったことを示す情報を入れる。Midjourney のコンテンツの真正性のページによると、すべての画像のファイルに小さな ID タグが隠れて入り、midjourney.com/verify で確かめられる。スクリーンショットや編集、多くの SNS ではタグが消える。

Gemini アプリの紹介ページによると、Nano Banana は目に見えない SynthID の透かしと、目に見える透かしを使う。2025年11月20日の Google の発表によると、目に見える透かしが付かないのは、Google AI Ultra の契約者と Google AI Studio で作った画像だ。Gemini API の画像生成のドキュメントは、生成したすべての画像に SynthID の透かしが入るとしている。

Content Credentials の概要によると、すべての画素を Firefly で作ったものには Content Credentials(改ざんを防ぐ作成の記録)が自動で付く。Adobe の生成AIユーザーガイドラインは、利用者がこれを消したり変えたりすることを認めていない。

手元の写真を直し、組み合わせる

3つとも、文章の指示で画像を直せる。Midjourney のEdit modelは、文章で画像を変え、最大4枚の参照画像から新しい画像を作り、一部の描き直しと枠の外の描き足しができる。

Gemini アプリのヘルプによると、Nano Banana 2 は画像の一部の変更、複数の画像の合成、人物やキャラクターの見た目の維持ができる。Gemini API では最大14枚の参照画像を組み合わせられる。画像の編集は18歳以上が使える。

Firefly の有料プランなら、「生成塗りつぶし」と「生成拡張」をクレジットを使わずに使える。Photoshop の生成塗りつぶしでは、Firefly のモデルのほか、他社の Nano Banana 2 や FLUX.2 も選べる。

動画や音声も作る

動画と音声の両方を作る機能が公式に書かれているのは、3つの中で Firefly だ。プランのページによると、Firefly Standard で5秒の動画を最大20本作れ、効果音、音楽、音声と動画の翻訳も使える。

動画のページによると、Midjourney は1枚の画像から5秒の動画を作り、最長21秒まで延ばせる。HD の動画は Standard 以上だ。Nano Banana は画像の機能で、動画の生成は Gemini の別の機能として Google AI Plus から使える。

組み合わせて使う

Firefly の中で、Google の Nano Banana のモデルを使える。Adobe のパートナーモデルのページによると、Gemini 3.1(Nano Banana 2 搭載)は Firefly の画像生成、画像の編集、Firefly ボード、Photoshop の生成塗りつぶしで選べる。1K の画像1回で20クレジットを使う(期間限定の値)。

このとき、プロンプトと入力はコンテンツの生成だけに使われ、Adobe と他社のモデルの学習には使われないと Adobe は説明している。他社のモデルの出力がプロジェクトに合うかは、利用者が判断する。Midjourney を Firefly や Gemini から使う方法は、今回読んだ公式ページにはなかった。

更新の速さ

TRAIL の年表に記録した、直近の主な更新は次のとおりだ。

日付 ツール 内容 出来事
2026年10月8日 Midjourney 共同編集者を招待できる共有フォルダ ページ
2026年10月8日 Midjourney Thinking Mode の試験を開始 ページ
2026年10月6日 Nano Banana Nano Banana 2.1 を公開 ページ
2026年9月23日 Adobe Firefly Topaz Labs の買収を完了 ページ
2026年8月27日 Midjourney V8.2 の編集モデルを公開 ページ
2026年8月20日 Adobe Firefly 音楽、音声、効果音の生成を提供 ページ
2026年7月24日 Midjourney V8.2 を公開 ページ
2026年6月30日 Nano Banana Nano Banana 2 Lite を公開 ページ
2026年4月15日 Adobe Firefly Firefly AI Assistant を発表 ページ

TRAIL の年表では、モデルの更新の間隔の中央値は、直近の最大12件で Midjourney が43日、Nano Banana が88.5日、Adobe Firefly が131日だ。2026年10月24日の時点で、最新のモデルの更新から Nano Banana は18日、Midjourney は92日、Adobe Firefly は361日がたっている。

どれを選ぶか

  • 契約する前に無料で試したいなら、Nano Banana か Adobe Firefly。Midjourney の midjourney.com と Discord には無料体験がない。
  • いちばん安い有料プランで上限を上げたいなら、Nano Banana の Google AI Plus(月¥725)。
  • 社内の資料や写真を入れて使い、学習に使われたくないなら、Adobe Firefly か、Workspace の対象エディションの Gemini アプリ。
  • 1つの契約で他社のモデルも選びたいなら、Adobe Firefly。Nano Banana 2、GPT Image 2、FLUX.2 などを同じ画面で選べる。
  • 料金が公開された API でアプリや社内システムに組み込むなら、Nano Banana の Gemini API。
  • 年間の総収入が$1,000,000を超える会社で Midjourney を使うなら、Pro(月$60)か Mega(月$120)を契約する。

よくある質問

画像生成AIは3つのうちどれを選べばいいか

使う場所と、会社の条件で決める。Photoshop など Adobe のアプリで仕上げるなら Firefly、Google のサービスで仕事をしているなら Nano Banana が同じアカウントで使える。Midjourney は有料の契約が前提で、画像と短い動画づくりの専用サービスだ。

作った画像は商用利用できるか

Midjourney と Firefly は、公式に商用の利用を認めている。Midjourney は年間の総収入が$1,000,000を超える会社に Pro か Mega の契約を求める。Firefly は Firefly のモデルの出力を商用利用に適すると説明し、他社のモデルの出力は利用者が判断する。Nano Banana は、今回読んだ公式ページに商用利用を名指しした記載がなく、Google は生成したコンテンツの所有権を主張しないとしている。

無料でどこまで使えるか

Nano Banana は Gemini アプリで Nano Banana 2 を無料で使え、上限は5時間ごとに戻る。Firefly は画像、動画、音声を毎日決まった回数まで無料で作れる。Midjourney は midjourney.com と Discord では無料で使えず、最安は Basic の月$10だ。

Midjourney と Nano Banana の違いは何か

Nano Banana は Gemini の機能で、無料から使え、日本語の画面がある。Midjourney は専用のサービスで有料の契約が要り、公式のドキュメントは英語だ。データの扱いも違い、Midjourney は利用者の入力を学習に使ったと公開している。

Firefly と Midjourney の違いは何か

Firefly は利用者のコンテンツを学習に使わず、Photoshop などの Adobe のアプリとクレジットを共有する。Midjourney は作品を初期設定で公開し、非公開にする Stealth Mode は Pro と Mega だけだ。最安の有料プランは Firefly Standard が月1,580円(税込)、Midjourney Basic が月$10になる。

作った画像に透かしは付くか

3つとも、AI で作ったことを示す情報が付く。Nano Banana は目に見えない SynthID と目に見える透かし、Firefly は Content Credentials、Midjourney はファイルに隠れた ID タグを使う。Nano Banana の目に見える透かしは、2025年11月20日の発表では Google AI Ultra と Google AI Studio の画像には付かない。Midjourney のタグはスクリーンショットや多くの SNS で消える。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.08 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Midjourney

    Midjourney, Inc.

    文章から高品質な画像を生成するAIツール

    • 無料プランなし
    • 画面の日本語なし
    • APIなし

    有料Basic $10/月(年払いは月$8)

    年表
    45件
    最新の更新
    2026.10.08
  • 文章の指示で画像を作り、写真を編集できるAI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Google AI Plus 725円/月

    年表
    22件
    最新の更新
    2026.10.06
  • 画像・動画・音声を生成できる Adobe の生成AI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Firefly Standard 月額1,580円(米国は$9.99)

    年表
    29件
    最新の更新
    2026.09.23

Timeline

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