画像生成AIの選び方 6つを無料枠・最安プラン・商用利用・透かし・日本語の文字で比べる
Canva、Firefly、Nano Banana、Midjourney、FLUX、Stable Diffusion の6つを、無料の範囲、最安の有料プラン、商用利用、日本語の文字、学習利用で比べ、目的別に選び方をまとめた。

この記事の要点
- 画像生成AIを6つ比べた。Canva、Adobe Firefly、Nano Banana は無料で始められる。Midjourney と FLUX には無料のプランがなく、Stable Diffusion は自分の PC で動かすか、API に払って使う。
- いちばん大きな違いは払い方と商用利用の条件だ。月額で払うものと、1枚ごとに払うものがある。売上の大きい会社に上のプランや別のライセンスを求めるものもある。
- 迷ったら、無料でまず試すなら Nano Banana、Canva、Firefly のどれかから始める。社外に出せない写真を自社の PC で扱うなら、重みが公開された Stable Diffusion や FLUX の小型モデルを選ぶ。
目次6
比較表
値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日に料金を確認)と、2026年10月26日に読んだ各社の公式ページによる。TRAIL は画質の良し悪しを比べておらず、製品を操作して確かめてもいない。
| ツール | 無料の範囲 | 最安の有料プラン | 商用利用 | 日本語の画面 | 画像内の日本語の文字 | 学習利用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Canva | 無料版で、標準か高品質モデルの AI 機能を月に最大20回 | Canvaプロ 1人あたり年11,800円(月払いの月1,180円は TRAIL の DB の値) | AI 製品規約を守れば、個人利用にも商用にも使えると説明 | 対応 | 画像生成モデル Canva Craft は55の言語で文字を作れる。日本語を名指しした記載はない | プライバシー設定に合う場合に限り、AI 機能の改善に使う。Canvaビジネスとエンタープライズでは使わない |
| Adobe Firefly | 画像、動画、オーディオを毎日決まった回数まで。上限は毎日戻る | Firefly Standard 月1,580円(税込) | Firefly のモデルの出力は商用利用に適すると説明。パートナーモデルの出力は利用者が判断する | 対応 | 公式に記載なし。生成した画像の文字がゆがむ場合があると説明 | Creative Cloud の利用者の個人コンテンツではトレーニングしない |
| Nano Banana | Gemini アプリで Nano Banana 2 を使える | Google AI Plus 月¥725 | 商用利用を名指しした記載なし。Google は所有権を主張しないと規約に記載 | 対応 | サポートされているすべての言語で文字を入れられると説明。日本語を名指しした記載はない | 個人は[アクティビティの保存]がオンだと改良に使われうる。Workspace の対象エディションでは使わない |
| Midjourney | midjourney.com と Discord に無料体験なし | Basic 月$10(年払いは月$8) | できる。年間の総収入が$1,000,000を超える会社は Pro か Mega が必要 | 公式に記載なし | 文字は英語のようなラテン文字でいちばんうまく働くと説明 | 利用者の入力とプロンプトを学習に使ったと公開 |
| FLUX | 無料プランなし | 従量課金。FLUX 3 Image は1Kで1枚$0.048 | API と Playground で作った画像は商用に使える。手元で動かすときはモデルごとのライセンス | 公式に記載なし | 公式に記載なし | 標準の条件では学習に使われうる。連絡すればその後の学習を止められる |
| Stable Diffusion | 自分の環境で動かすなら Community License で無料。API は25クレジットの無料枠 | API の従量課金。1クレジット$0.01で、3.5 Large は1枚6.5クレジット | 自分の環境では、年間売上100万米ドル未満なら無料で商用にも使え、商用には登録が要る。API の出力は著作権を侵害しない限り商用に使える | 公式に記載なし | 3.5 の API は英語だけに対応すると示す | API は設定で学習への利用を止められる |
2026年10月26日に Canva の料金ページで表示できたのは年払いの額だけだった。Midjourney、FLUX、Stable Diffusion は米ドル、ほかは円で示されている。
目的別の選び方
無料で試したい
無料のプランがあるのは Canva、Adobe Firefly、Nano Banana の3つだ。Canva の料金ページによると、無料版は標準モデルか高品質モデルの AI 機能を最大20回使え、最高品質モデルは使えない。Firefly のプランのページは、プランに入らなくても画像、動画、オーディオを毎日無料で生成でき、上限は毎日リセットされるとしている。Google AI のプランのページでは、無料の Gemini アプリに「画像の生成と編集」が含まれる。
Stable Diffusion は、重みを自分の環境で動かすなら料金がかからない。Stability AI の料金ページによると、API は25クレジットの無料枠から始められる。Midjourney の無料体験のページは、Discord と midjourney.com に無料体験はなく、iOS と Android の niji · journey アプリにだけ限られた体験があるとしている。FLUX は料金ページで、月額も席の料金もなく、作った分だけ払うと説明している。
商用の広告や資料に使う
商用利用の条件は6つとも違い、売上の規模で条件が変わるものがある。Firefly のプランのページのよくある質問は、商用利用を、商品の販売や販促素材の作成など、商業的な活動を生むすべての利用と説明している。Firefly のモデルはライセンスを取得したコンテンツとパブリックドメインのコンテンツで学習しており、出力は商用利用に適するという。
Midjourney は、年間の総収入が$1,000,000を超える会社に Pro か Mega の契約を求める。Stable Diffusion の Community License は、年間売上100万米ドルを超えると有料の Enterprise License が要る。売上は関連会社の分も合わせて数える。Canva、FLUX、Nano Banana の条件は、下の「商用利用と透かし」にまとめた。
日本語の文字を入れたい
画像の中の日本語の文字について、公式の書き方には差がある。Gemini アプリのヘルプは、Nano Banana 2 が「サポートされているすべての言語」で、スペルがより正確なテキストを画像に追加できるとしている。Gemini API の画像生成のドキュメントは、最高のパフォーマンスのために使う言語の1つに ja-JP を挙げている。ただし、これは画像の中の文字に限った記載ではない。
Canva Craft の発表は、プロンプトはどの言語でも書け、55の言語で文字を作れるとしている。日本語がその中にあるかは、発表に書かれていない。Midjourney の文字の生成のページは、英語のようなラテン文字でいちばんうまく働くとしている。Stable Diffusion 3.5 の API は、英語だけを受け付ける。Firefly の既知の制限のページは、生成した画像でテキストがゆがむ場合があると書いている。
画像の中の文字について、日本語を名指しして説明した公式ページは、6つとも見当たらなかった。どのツールでも、できた文字は自分の目で確かめてから使う。
写真の一部を直したい
6つとも、画像の一部を直す機能が公式に書かれている。Canva のマジック加工のヘルプによると、変える部分をブラシでなぞり、足すものを文章で書く。Firefly は有料プランなら「生成塗りつぶし」などの画像の標準の機能を無制限に使える。Gemini アプリのヘルプによると、Nano Banana 2 は画像の一部の変更と複数の画像の合成ができ、画像の編集は18歳以上が使える。
Midjourney の Edit model のページによると、文章の指示で画像を直し、範囲を決めた描き直しと枠の外への描き足しができる。参照画像は最大4枚だ。FLUX 3 Image のドキュメントは、変えたい部分を文章で名指しして直せるとし、枠の座標で1つの要素だけを直す方法も示している。参照画像は最大10枚だ。Stable Diffusion の API には、マスクで範囲を決めて置き換える Inpaint があり、1回5クレジットだ。
自分のPCで動かしたい
自分の PC やサーバーで動かせる重みを公開しているのは、Stable Diffusion と FLUX だ。どちらもオープンウェイト(中身の重みが公開されたモデル)を Hugging Face で配っている。
Stability AI の発表によると、Stable Diffusion 3.5 の各モデルは一般向けのハードウェアで動く。3.5 Medium は文字を処理する部分を除いて9.9GB のビデオメモリで動く。
FLUX では FLUX 3 Image Klein のモデルカードが、参照コードを B200 で動かし、1024×1024 で、プロンプトを補う機能を切ったときの GPU のメモリの最大値を、BF16 で31GB としている。ライセンスは FLUX Kommunity License で、非商用の利用に加え、関連会社を含む年間の売上が US$5M 未満の利用者は出力を商用に使える。商用のファインチューニングや配布まで認めるものではないと書いている。BFL のヘルプによると、FLUX.2 [klein] 4B は Apache 2.0 で、FLUX.2 [dev] などは商用に別のライセンスが要る。Canva、Firefly、Nano Banana、Midjourney は、各社のサービスにつないで使う。
チームで使う
会社でまとめて使うときの仕組みも違う。Canvaビジネスは1人あたり年18,800円で、料金ページは個人と小規模なチーム向けとしている。月払いの月1,880円は TRAIL の DB の値だ。Canva のトラストセンターによると、Canvaビジネスとエンタープライズでは、利用者のコンテンツを AI 機能の改善に使わない。
Firefly の法人向けは、Firefly Pro グループ版が1ライセンス月3,180円(税込、年間プランの月々払い)からで、管理者ツールが付く。プランのページは、対象のエンタープライズの顧客は知的財産の補償も受けられるとしている。仕事用のアカウントのヘルプによると、Nano Banana を含む Gemini アプリは、Workspace の対象エディションでチャットとアップロードしたファイルがレビューされず、生成AIのモデルの改良にも使われない。
Midjourney の団体向けのページは、団体向けの割引や無料のプランはなく、席や管理者の管理と SSO(1つのアカウントで複数のサービスに入る仕組み)には対応しないとしている。年払いの Pro か Mega が50件以上なら、請求をまとめる相談ができる。TRAIL の年表では、Midjourney は2026年10月8日に共有フォルダを追加した。FLUX のチームの管理のドキュメントによると、組織にメンバーを招待し、管理者や開発者などの役割を付けられる。
料金の違い
払い方は大きく2つに分かれる。Canva、Firefly、Nano Banana、Midjourney は月額か年額で契約し、FLUX と Stable Diffusion の API は作った分だけクレジットで払う。
| ツール | 払い方 | 最安の有料プランで含まれるもの |
|---|---|---|
| Canva | 月額か年額 | 高品質モデルの利用上限が無料版の10倍、または最高品質モデルを最大20回 |
| Adobe Firefly | 月額 | 毎月2,000の生成クレジット |
| Nano Banana | 月額 | Gemini アプリの使用量上限が無料版の2倍 |
| Midjourney | 月額か年額 | 速く作る Fast の GPU 時間が月3.3時間 |
| FLUX | 従量課金 | 月額なし。1クレジット$0.01 |
| Stable Diffusion | 従量課金(API) | 月額なし。1クレジット$0.01 |
月額のプランでも、数え方が違う。Canva の回数は消費の少ない機能を簡単な作業に使ったときの目安で、複雑な作業では大幅に減る場合がある。Gemini アプリの使用量上限はプロンプトの複雑さや使う機能などの計算量で決まり、週の上限に達するまで5時間ごとにリセットされる。Midjourney のプランの比較によると、Standard 以上は Relax Mode で画像を無制限に作れ、年払いにすると20%安くなる。
同じ月額でも数え方が違うので、作れる枚数をそのまま比べることはできない。
アプリに組み込むときは、API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)の料金を見る。Gemini API の料金のページによると、Nano Banana 2.1 は1K の画像1枚$0.0336、2K は$0.0504、4K は$0.113だ。FLUX 3 Image は1K で1枚$0.048、Stable Diffusion 3.5 Large は1枚6.5クレジットだ。Gemini API の料金は、Google AI のプランとは別のページに載っている。
FLUX には重みを手元で動かすためのライセンスもある。料金ページによると、Builder は FLUX 3 Image Klein と FLUX.2 [klein] を対象に、月1万枚、10人まで使える。金額は料金ページに書かれていない。
商用利用と透かし
各社の規約とヘルプの書き方を、そのまま示す。TRAIL は法的な判断をしない。
Canva
マジックスタジオの安全な使い方のヘルプは、AI で作った作品を、AI 製品規約を守れば個人利用にも商用にも使えるとしている。Canva との間では作品の所有権は利用者にあるが、住む地域によっては著作権で守られない場合がある。AI で作ったことを明記するよう勧めている。今回読んだ Canva の公式ページに、透かしの記載はなかった。
Adobe Firefly
プランのページは、Firefly のモデルで生成したコンテンツは商用利用に適し、Content Credentials(作成の記録)が自動で付くとしている。パートナーモデルで作ったものがプロジェクトに合うかは、利用者が判断する。
Nano Banana
Google 利用規約は、ユーザーが生成したオリジナルのコンテンツについて、Google は所有権を主張しないとしている。今回読んだ Google の公式ページに、商用利用を名指しした記載はなかった。透かしの設定のヘルプによると、Gemini アプリで作ったメディアには、目に見えない SynthID の透かしと Content Credentials(C2PA)のメタデータが入る。目に見える透かしは「メディアの透かし」の設定で切り替えられる。インド、韓国、ベトナムでは、この設定は Google AI Ultra の契約者にだけ表示される。
Midjourney
商用利用のページによると、作った画像と動画は、解約しても利用者のものだ。ほかの人の画像を高画質にしたものは元の作者のものになる。年間の総収入が$1,000,000を超える会社が仕事に使うには、Pro か Mega が要る。コンテンツの真正性のページによると、すべての画像のファイルに小さな ID タグが隠れて入る。スクリーンショットや編集、多くの SNS ではタグが消える。
FLUX
BFL のヘルプは、API と Playground で作った画像に商用の権利が含まれ、追加のライセンス料はないとしている。手元で動かすときは、モデルごとのライセンスに従う。C2PA のヘルプによると、API と Playground で作った画像と動画には C2PA の Content Credentials が入る。手元で動かした重み公開モデルの出力には、BFL は付けない。
Stable Diffusion
Community License の本文は、商用の目的で使うときは Stability AI への登録を求めている。出力は、法律が認める範囲で利用者のものとしている。モデルや派生物を配るときは、「Powered by Stability AI」を目立つように示す。API の出力について、Stability AI の FAQは、だれかの著作権を侵害しない限り商用に使えると答えている。今回読んだ公式ページに、出力の透かしの記載はなかった。
よくある質問
無料で使える画像生成AIはどれか
Canva、Adobe Firefly、Nano Banana には無料のプランがある。Canva は AI 機能を月に最大20回、Firefly は毎日決まった回数まで、Nano Banana は Gemini アプリで Nano Banana 2 を使える。Stable Diffusion は自分の環境で動かせば料金がかからない。
作った画像を商用に使えるのはどれか
Canva、Firefly、Midjourney、FLUX、Stable Diffusion は、公式のページで商用の利用を認めている。Midjourney は年間の総収入が100万米ドルを超える会社に Pro か Mega を求め、Stable Diffusion は自分の環境で動かす場合に、年間売上が100万米ドルを超えると別のライセンスを求める。Nano Banana は、今回読んだ公式ページに商用利用を名指しした記載がなかった。
画像に日本語の文字を入れられるか
日本語を名指しした公式の説明は、6つともない。Gemini アプリのヘルプはサポートされているすべての言語で文字を入れられるとし、Canva Craft の発表は55の言語で文字を作れるとしている。Midjourney はラテン文字でいちばんうまく働くとし、Stable Diffusion 3.5 の API は英語だけに対応すると示している。
入力した写真は学習に使われるか
ツールと設定で変わる。Firefly は Creative Cloud の個人コンテンツでトレーニングしないとしている。Canva はビジネスとエンタープライズで使わない。Gemini アプリは[アクティビティの保存]をオフにすると、フィードバックを送った場合を除き、今後のチャットを AI モデルの改良に使わない。Midjourney は利用者の入力を学習に使ったと公開し、FLUX は標準の条件で使えると定めている。
会社でまとめて契約できるか
Canva は Canvaビジネスとエンタープライズ、Firefly はグループ版とエンタープライズ向けプランがある。Nano Banana は Workspace の対象エディションで使える。Midjourney は席や管理者の管理と SSO に対応せず、年払いの Pro か Mega が50件以上なら請求をまとめる相談ができる。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.23 まで。
出典
- Canvaの料金プランCanva
- マジック加工を使用して、写真を追加、差し替え、変更するCanva
- マジックスタジオを安全かつ合法的に使用する方法Canva
- トラストセンター - プライバシーCanva
- Introducing Canva CraftCanva
- 生成AIを含むプランを比較Adobe
- Adobe Firefly に関する FAQAdobe
- Firefly の既知の制限Adobe
- Gemini をもっと活用しよう(Google AI のプラン)Google
- Nano Banana 2 - Gemini の AI 画像生成&写真編集ツールGoogle
- Gemini アプリで画像を生成、編集するGoogle
- Gemini アプリでウォーターマークの設定を管理するGoogle
- Gemini アプリのプライバシー ハブGoogle
- 仕事用または学校用の Google アカウントで Gemini アプリを利用するGoogle
- Nano Banana による画像生成Google
- Gemini Developer API の料金Google
- Google 利用規約Google
- Comparing Midjourney PlansMidjourney
- Free TrialsMidjourney
- Using Images & Videos CommerciallyMidjourney
- Public Summary of Training ContentMidjourney
- Text GenerationMidjourney
- Edit ModelMidjourney
- Content AuthenticityMidjourney
- Group Plans & Corporate BillingMidjourney
- PricingBlack Forest Labs
- PricingBlack Forest Labs
- FLUX 3 ImageBlack Forest Labs
- Team ManagementBlack Forest Labs
- Can I use the API for a commercial application?Black Forest Labs
- C2PA and Content Credentials in FLUX outputsBlack Forest Labs
- Website and FLUX Terms of ServiceBlack Forest Labs
- black-forest-labs/flux-3-image-kleinBlack Forest Labs
- PricingStability AI
- Stable Diffusion 3.5Stability AI
- FAQsStability AI
- LicenseStability AI
- Stability AI Community License AgreementStability AI
- Privacy CenterStability AI
- Introducing Stable Diffusion 3.5Stability AI






