Claude と ChatGPT の違い 料金・長い資料・プロジェクトの使い分け

Claude はチャットに PDF を1000ページまで添えられ、料金はドル建てで消費税込みだ。ChatGPT は無料版のテキストチャットが無制限で、料金は円で表示される。プロジェクトの共有、開発ツール、会社向けプランの違いもまとめた。

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この記事の要点

  • Claude は Anthropic の、ChatGPT は OpenAI の対話型AIだ。どちらも無料で始められ、文章の下書き、資料の読み込み、プログラムづくりを会話で頼める。
  • いちばん大きな違いは長い資料の扱い方と料金の表示だ。Claude はチャットに PDF を1000ページまで添えられ、日本向けの料金はドル建てで消費税10%込みだ。ChatGPT は文書を1ファイル200万トークン(トークンは AI が文章を数える単位)まで添えられ、料金は円で表示される。
  • 迷ったら、無料のまま文章のやり取りを多くするなら ChatGPT、長い PDF を読ませたり無料でプロジェクトを使ったりするなら Claude から始める。会社で使うなら、どちらも入力を初期設定で学習に使わない Team か Business を選ぶ。
目次9

ひとことで言うと

Claude

Claude は Anthropic の対話型AIだ。ウェブ、iOS、Android、デスクトップアプリで使え、有料プランではターミナルで動く開発AIの Claude Code と、Microsoft 365 の中の Claude も使える。長い資料を読ませる人や、チャットとプログラムづくりを1つの契約でまとめたい人に向く。

ChatGPT

ChatGPT は OpenAI の対話型AIだ。ウェブ、iOS、Android、デスクトップアプリで使え、Excel、Word、PowerPoint、Google スプレッドシート向けの拡張機能もある。無料で文章のやり取りを多くしたい人や、録音の文字起こしも頼みたい人に向く。

比較表

値は TRAIL のファクトパック(2026年10月26日時点)と、Anthropic と OpenAI の公式ページによる。料金は日本から見た料金ページの表示だ。

項目 Claude ChatGPT
提供元 Anthropic OpenAI
使う場所 ウェブ、iOS・Android、デスクトップアプリ。有料プランでは Chrome、Microsoft 365、ターミナル(Claude Code) ウェブ、iOS・Android、デスクトップアプリ。Excel、Word、PowerPoint、Google スプレッドシートの拡張機能
得意なこと(公式の説明) 推論、コーディング、ライティング。文書、スライド、デザインを作る Claude Docs、Slides、Design 下書き、書き換え、要約、翻訳。画像の生成、音声ファイルの文字起こし、データ分析
無料の範囲 Sonnet と Haiku。5時間ごとに戻る使用量の上限。プロジェクトは5つまで GPT-6 でのテキストチャットは無制限。ファイルのアップロードは1日3つまで
最安の有料プラン Pro 月払い$22、年払いは月$18($220一括) Go 月¥1,400
会社向けの料金 Team スタンダード 1席月$22(年払い)、$27.50(月払い)。2〜150名 Business スタンダード 1席月¥3,050(年払い)、¥3,850(月払い)。2〜200名
使えるモデル Claude Fable 5.1、Opus 5.5、Sonnet 5.5、Haiku 5.5 GPT-6.1 Sol、GPT-6 Astra、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna
日本語の画面 対応(ウェブとデスクトップ) 対応(ブラウザの言語を自動で検出)
データの学習利用(個人) 「AIモデルの改善を支援する」で切り替える 「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにできる
データの学習利用(会社) Team と Enterprise は初期設定で使わない Business と Enterprise は初期設定で使わない
最新の更新日 2026年10月23日 2026年10月16日

最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。Claude の料金ページは、日本向けの表示に「Prices include 10% JCT」(消費税10%込み)と書いている。ChatGPT の料金ページには、税込みか税抜きかの記載がない。

料金の違い

円とドルの表示

Claude はドル建てで消費税込み、ChatGPT は円建てで税の記載なしと、料金ページの表示の仕方が違う。Claude の個人向けプランは次のとおりだ。

プラン 日本向けの表示(消費税10%込み) 主に増えるもの
Free $0 Sonnet と Haiku、ウェブ検索、Claude Docs と Slides
Pro 月払い$22、年払いは月$18($220一括) Claude Code、Opus、プロジェクト、リサーチ、Microsoft 365 の中の Claude
Max 月$110から Pro の5倍か20倍の使用量、月$100〜$200の API クレジット

TRAIL の DB では、Pro は税別で月$20(年払いは月$17)だ。日本向けのページの$22は、税別の額に消費税10%を加えた額になる。ChatGPT は Go が月¥1,400、Plus が月¥3,000、Pro が月¥16,800からだ。

上限の数え方

Claude の料金ページによると、すべてのプランに5時間ごとに戻る使用量の上限があり、有料プランには週の上限も加わる。会話の長さや選ぶモデルで使える量が変わり、決まったメッセージ数はない。Pro は5時間あたり Free の少なくとも5倍だ。

ChatGPT の料金ページでは、無料版のテキストチャットは無制限で、アップロード、画像作成、音声チャット、Deep Research に別々の上限がある。

Claude Code と Codex の枠

Claude ではチャットと Claude Code が同じ使用量の枠を分け合う。料金ページは、Claude Code がすべての有料プランに含まれ、ターミナルでの作業とチャットが同じプールから減ると書いている。ChatGPT は無料版から Codex(OpenAI の開発エージェント)を上限つきで使え、Plus で上限が増える。

API の従量課金との関係

API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)の料金は、どちらもチャットのプランとは別だ。ChatGPT Business のヘルプは、Business の契約に API の使用料は含まれず、別に請求されると書いている。Claude は Max に月$100か$200、Team に最大月$500の API クレジットが付く。上限に達したときは、有料プランなら使用クレジットをオンにして標準の API 料金で続けられる。

できることの違い

文章を書かせる

文章の質について、どちらの提供元も相手との比較は出していない。TRAIL も両方を試していない。ここでは、各社が自分で書いている説明だけを並べる。

Anthropic のClaude の紹介ページは、Claude の最新モデルを「推論、コーディング、ライティング向け」と説明している。文書、スプレッドシート、スライドを、編集できるファイルで受け取れるとしている。

OpenAI のChatGPT の機能概要は、できることにコンテンツの下書き、書き換え、要約、物語の執筆やアイデア出し、言語間の翻訳を挙げている。

長い資料を読ませる

長い PDF を丸ごと読ませるなら、Claude が向く。Claude のアップロードのヘルプによると、チャットには1ファイル500MB、1チャット20ファイルまで添えられ、PDF は1000ページまでだ。100ページ以下の PDF は図やグラフも読み、101〜1000ページは文字だけを読む。料金ページによると、一度に読める量(コンテキストウィンドウ)は Free を含む全プランで最大100万トークンで、モデルによって変わる。

ChatGPT は、プランで一度に読める量が変わる。ChatGPT のアップロードのヘルプによると、文書は1ファイル512MB、200万トークンまでで、表計算は約50MBまでだ。料金ページでは、すぐに答える GPT Instant に入れられる量は無料版で約12ページ、Go と Plus で約40ページ、Pro で約250ページだ。推論のモデルでは Go と Plus で約320ページ、Pro で約680ページになる。

ChatGPT の無料版でファイルを添えられるのは1日3つまでだ。3時間ごとに最大80ファイルという上限もある。

プロジェクトで資料をまとめる

プロジェクトは資料、指示、チャットを1か所にまとめる機能だ。Claude は無料のユーザーも使える。ChatGPT は、ヘルプと料金ページで書き方が分かれる。

Claude のプロジェクトのヘルプによると、無料のユーザーは5つまで作れる。有料プランでは、資料が上限に近づくと RAG(必要な部分を探して読む仕組み)に切り替わり、容量が最大10倍に広がる。プロジェクトのファイルは1ファイル30MBまでだ。ほかの人との共有は Team と Enterprise だけになる。

ChatGPT のプロジェクトのヘルプによると、プロジェクトは無制限に作れる。1プロジェクトのファイルは無料版が5つ、Go と Plus が25、Pro、Business、Enterprise が40までだ。共有は無料版から使え、共同作業者は無料版で5人、Go と Plus で10人、Pro で100人までになる。Google Drive のファイルと Slack のチャンネルを、プロジェクトの資料として足せる。

一方、ChatGPT の料金ページは、Plus のカードで「Go のすべてに加え」使える機能に「プロジェクト」を挙げている。同じページのプランの比較表では、プロジェクトは無料版から「はい」だ。

個人のプランのままプロジェクトをほかの人と共有したいなら、ChatGPT が合う。

プログラムを書かせる

どちらも、契約にプログラムづくりのAIエージェントが付く。Claude の有料プランには Claude Code が含まれ、チャットと同じ枠を使う。ChatGPT のプランには Codex が付き、Business のスタンダードシートは ChatGPT、ChatGPT Work、Codex の全機能を含む。

2つの開発ツールの料金と使い方は、Claude Code・Codex・Cursor の違い、Claude Code の使い方、Codex の使い方にまとめている。

社内のアプリにつなぐ

Claude ではコネクタ、ChatGPT ではアプリと呼ぶ。Claude のコネクタのヘルプによると、コネクタは全ユーザーが使え、Linear、Slack、Google Drive などにつないで検索や操作を頼める。同じコネクタが Claude、デスクトップアプリ、Claude Code、API で使える。MCP(AI とアプリをつなぐ共通の決まり)のサーバーを指定するカスタムコネクタも Free から使え、Free は1つまでだ。

ChatGPT の接続済みアプリのヘルプは、Google Drive、SharePoint、Microsoft Teams、Outlook、Slack、GitHub、GitLab、Box、Notion を挙げている。Work では Gmail の新着メッセージなどをきっかけに動くタスクを作れる。

会社で使うときの管理の仕方も違う。Claude の Team と Enterprise では、オーナーが先にコネクタを有効にし、読み取りは許して書き込みは止めるといった制限を組織全体にかけられる。ChatGPT Business では、多くのアプリが初期設定で有効になっている。

入力の学習を止める

個人のプランでは、どちらも設定がオンのあいだ入力が学習に使われることがある。Claude のプライバシーのヘルプによると、設定のプライバシーにある「AIモデルの改善を支援する」をオフにすると、新しいチャットとコーディングのセッションは今後の学習に使われない。安全のための分類器が印を付けた会話は、安全対策の改善に使われることがある。

ChatGPT のデータ管理のヘルプによると、無料版、Plus、Pro の個人のワークスペースでは、データの共有が初期設定でオンだ。設定のデータコントロールで「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話と Codex のタスクは学習に使われない。一時チャットは学習に使われず、安全のために最大30日保持される場合がある。

ChatGPT では、学習をオフにしたあとでも、回答に評価を送るとその会話全体が学習に使われることがある。Claude も商用製品のヘルプで、評価のボタンで送った会話を学習に使うことがあると書き、その会話全体を最大5年保存するとしている。

会社で使う

会社で使うなら、どちらもチーム向けのプランがある。Claude の Team は2〜150名向けだ。スタンダードシートは1席月$22(年払い)か$27.50(月払い)で、プレミアムシートは5倍の使用量で$110か$137.50になる。Claude Code、Claude Docs と Slides、Microsoft 365 の中の Claude、SSO(1つのアカウントで社内のサービスに入る仕組み)が入り、プロジェクトを組織で共有できる。

ChatGPT Business は2〜200名向けだ。スタンダードシートは1席月¥3,050(年払い)か¥3,850(月払い)で、プレミアムシートは5倍の利用枠で¥15,250か¥19,250になる。Google Workspace、Slack、GitHub、Microsoft 365 などと連携し、チームで作業する ChatGPT Space が入る。

大きな会社向けでは、Claude の Enterprise が1席月US$20(年払い、最低20席)に API 料金での使用量を足す形だ。日本向けの料金ページでは、Team と Enterprise の料金の下に「Prices include 10% JCT」とある。Team のスタンダードシートは TRAIL の DB の税別の額$20に10%を加えた$22で表示されるが、Enterprise は DB と同じ$20で表示される。ChatGPT Enterprise は問い合わせで、データの保存先に日本を含む10の地域を選べる。

組み合わせて使う

同じ Google Drive の資料を、両方から読める。Claude は Google Drive のコネクタで、ChatGPT は Google Drive のアプリで、ドライブのファイルを探せる。ChatGPT ではプロジェクトの資料に Google Drive のリンクを足すこともできる。

更新の速さ

TRAIL の年表に記録した、直近の主な更新は次のとおりだ。

日付 ツール 内容 出来事
2026年10月23日 Claude Enterprise でチャットと Cowork を統合 ページ
2026年10月21日 Claude 新アプリ Claude Duet を先行公開 ページ
2026年10月16日 ChatGPT 共同編集できるスライド機能 ページ
2026年10月15日 ChatGPT 音声モデル GPT-Live-1.1 と日本語の声 ページ
2026年10月8日 Claude Dashboards と Motion をベータ公開 ページ
2026年10月7日 Claude Claude Haiku 5.5 を公開 ページ
2026年10月7日 ChatGPT GPT-6 と Intelligent UI の展開を開始 ページ
2026年10月6日 ChatGPT 音声ファイルのアップロードに対応 ページ
2026年9月29日 ChatGPT ChatGPT Space と Pages を公開 ページ
2026年9月28日 Claude Claude Sonnet 5.5 を公開 ページ

TRAIL の年表では、2026年10月(26日まで)の出来事は Claude が25件、ChatGPT が12件だ。9月は Claude が6件、ChatGPT が17件だった。モデルの更新の間隔の中央値は、直近の最大12件で Claude が21日、ChatGPT が13日になる。

どれを選ぶか

  • 無料のまま文章のやり取りを多くしたいなら、ChatGPT。無料版のテキストチャットに回数の上限がない。
  • 数百ページの PDF を読ませたいなら、Claude。チャットに PDF を1000ページまで添えられる。
  • 個人のプランでプロジェクトをほかの人と共有したいなら、ChatGPT。共有は無料版から使える。
  • チャットとプログラムづくりを1つの枠で使いたいなら、Claude Pro。Claude Code が含まれ、チャットと同じ枠を使う。
  • 録音を文字起こししたいなら、ChatGPT の有料プラン。音声ファイルのアップロードは有料プランからだ。
  • 151〜200名のチームでまとめて使うなら、ChatGPT Business。Claude の Team は150名まで、ChatGPT Business は200名までだ。

よくある質問

Claude と ChatGPT は何が違うか

違いは長い資料の扱い方、料金の表示、契約に付く開発ツールだ。Claude はチャットに PDF を1000ページまで添えられ、料金はドル建てで消費税込みだ。ChatGPT は無料版のテキストチャットが無制限で、料金は円で表示される。開発ツールは Claude に Claude Code、ChatGPT に Codex が付く。

無料でどこまで使えるか

どちらも無料で始められる。Claude は Sonnet と Haiku を5時間ごとに戻る枠の中で使い、プロジェクトは5つまでだ。ChatGPT はテキストチャットに回数の上限がなく、ファイルは1日3つまでになる。ChatGPT のプロジェクトは、ヘルプでは無料版から使え、料金ページのカードでは Plus の機能に挙がっている。

Claude Pro と ChatGPT Plus はどちらがいいか

プログラムづくりもチャットと同じ枠で済ませたいなら Claude Pro、録音の文字起こしも頼みたいなら ChatGPT Plus が合う。Claude Pro は月払い$22で、Claude Code、Opus、リサーチが入る。ChatGPT Plus は月¥3,000で、高度なリーズニングモデル、Deep Research の拡張、Codex の上限の拡大が入る。

日本語で使えるか

使える。Claude はウェブとデスクトップの画面を日本語にでき、画面の言語にかかわらずどの言語でも会話できる。ChatGPT はブラウザの言語を自動で検出し、ログインしていれば設定の一般から言語を変えられる。

会社で使うならどちらか

普段使うアプリと人数で決める。どちらのチーム向けプランも入力を初期設定で学習に使わない。Claude の Team は2〜150名で1席月$22(年払い)から、ChatGPT Business は2〜200名で1席月¥3,050(年払い)からだ。Microsoft 365 については、Claude は Pro から Claude for Microsoft 365 を使え、ChatGPT Business は Microsoft 365 との連携を料金ページに挙げている。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.23 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Claude

    Anthropic

    文章作成・コーディング・調査に使えるAIアシスタント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Pro $20/月(年払いは月$17、$200一括)

    年表
    94件
    最新の更新
    2026.10.23
  • ChatGPT

    OpenAI

    文章、画像、調査、開発を会話で任せられるAIアシスタント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Go ¥1,400/月

    年表
    98件
    最新の更新
    2026.10.16

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