AI検索・リサーチツールの選び方 Perplexityなど7つの出典・無料枠・料金

Perplexity、Felo、NotebookLM、Sakana Marlin と、ChatGPT・Gemini・Claude の調査機能を、出典の示し方、無料の範囲、最安の有料プラン、資料の読み込み、学習利用で比べ、目的別にまとめた。

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この記事の要点

  • 調べものに使うAIを7つ比べた。ウェブを調べて出典付きで答えるAI検索の Perplexity と Felo、自分で入れた資料を根拠に答える NotebookLM、数時間かけて戦略レポートを作る Sakana Marlin の4つに、ChatGPT、Gemini、Claude のディープリサーチ(AI が検索と読み取りを繰り返し、報告書にまとめる機能)を加えた。
  • いちばん大きな違いは答えの根拠をどこから取るかと、無料で使える量の数え方だ。Perplexity と Felo はウェブ、NotebookLM はノートブックに入れたソースが根拠になる。Claude のリサーチと Sakana Marlin には、公式に示された無料の範囲がない。
  • 迷ったら、まだ持っていない情報をウェブで集めるなら Perplexity か Felo、手元の資料に質問するなら NotebookLM から始める。どちらも無料で始められる。
目次5

比較表

値は TRAIL のファクトパック(料金の確認日は Perplexity と ChatGPT が2026年10月19日、Felo、NotebookLM、Sakana AI、Claude が10月24日、Gemini が10月14日)と、2026年10月26日に読んだ各社の公式ページによる。TRAIL は回答の良し悪しを比べておらず、製品を操作して確かめてもいない。下の3行(対話AIの機能)は ChatGPT、Gemini、Claude の中にある調査の機能で、公式のヘルプに書かれた範囲だけを載せた。

ツール 出典の示し方 無料の範囲(回数) 最安の有料プラン 自分の資料を読ませられるか 日本語 学習利用
Perplexity すべての回答に、各主張の出典を示すインラインの引用 Pro Search 1日3回、Research 月1回。ふつうの検索は実質的に無制限 Pro 月$17(年額請求の場合) ファイルを添えて質問できる。1ファイル40MBまで。ウェブの検索とあわせて答える 画面の言語と回答の言語を設定で選べる 個人は設定の「AI Data Usage」でオフにできる。Enterprise Pro と Enterprise Max は使わない
Felo すべての回答に参照元の URL AI検索は使い放題。ファイルの分析は1日3回まで Pro 月2,099円(年払いは月1,750円、年20,998円) TXT、Word、PDF を25MBまで。会社向けはナレッジベースにファイルを置ける 日本語、英語、中国語を含む40以上の言語で検索。運営会社は東京 個人向けは学習に使うかの記載なし。アップロードしたファイルは回答のためだけに使う。企業の顧客のデータは学習に使わない
NotebookLM ソースから直接引いた文章を引用として示し、選ぶと該当箇所に移れる チャット1日50回、Deep Research 月10件。ノートブック100件、1ノートブックあたりソース50件 Google AI Plus 月¥725 回答はノートブックのソースに基づく。1ソース500,000語、1ファイル200MBまで 80以上の言語に対応 フィードバックを送らない限り学習に使わない。Workspace では人の確認も学習もしない
Sakana Marlin 参考文献を備えたレポートと PowerPoint のスライド 公式に記載なし Pro 月¥150,000(毎月2,000クレジット)。月額なしの従量課金は1クレジット¥98、1回の実行に100クレジット 社内の非公開データだけで完結する調査には、現状は向かないとしている 公式ページは日本語。日本のインボイス制度に対応 明示的な同意がない限り、同社も外部のAIサービスも学習に使わない
ChatGPT の deep research(対話AIの機能) すべての出力に引用か情報源へのリンク 無料版から使えるが上限あり。回数は公式に記載なし Go 月¥1,400。「Deep Research の拡張」は Plus 月¥3,000 から アップロードしたファイルと、Google Drive や SharePoint などの接続済みアプリ 日本語のヘルプがある 個人は「すべての人のためにモデルを改善する」で切り替える。Business と Enterprise は初期設定で使わない
Gemini の Deep Research(対話AIの機能) 公式に記載なし 無料の Gemini アプリに含まれる。上限は計算量で決まり、Deep Research は多く消費する Google AI Plus 月¥725 ファイル、NotebookLM のノートブック、Gmail、Google ドライブ。Google 検索を外すと選んだソースだけで調べる 日本語のヘルプがある 個人は[アクティビティの保存]をオフにすると以後のチャットを改良に使わない。Workspace の対象エディションは使わない
Claude のリサーチ(対話AIの機能) 公式に記載なし 無料の Free では使えない Pro 月$22(年払いは月$18)。消費税10%込みの表示 Gmail、Google カレンダー、Google ドキュメントと、オンにしたコネクタ 日本語のヘルプがある 個人は「AIモデルの改善を支援する」で切り替える。Team などの商用製品は初期設定で使わない

NotebookLM は2026年7月16日に名前を Gemini Notebook に変えた。この記事では検索で使われることの多い旧名で呼ぶ。料金は Perplexity と Claude が米ドル、ほかは円で示されている。

目的別の選び方

無料で調べたい

無料で始められるのは、Perplexity、Felo、NotebookLM と、ChatGPT と Gemini の調査機能だ。Perplexity のプランの比較のヘルプによると、無料版のふつうの検索は実質的に無制限だ。詳しい検索の Pro Search は1日3回、時間をかけて調べる Research は月1回までになる。

Felo の料金ページは、無料のスタンダードを「AI検索が使い放題」とし、ファイルの分析は1日3ファイルまでとしている。新規の利用者には期間限定で1日200クレジットを付ける。NotebookLM のアップグレードのヘルプの表では、無料はチャットが1日50回、Deep Research が月10件だ。

ChatGPT の料金ページは、無料版の Deep Research を「利用に上限あり」としている。Gemini の使用量上限のヘルプによると、Gemini アプリの上限は計算量で決まり、Deep Research は使用量を多く消費する。Claude のリサーチは有料プランだけで使える。

無料の範囲は、回数、件数、クレジット、計算量と数え方がそろっておらず、回数で横に並べることはできない。

出典を必ず確かめたい

回答のどこがどの出典から来たかを確かめたいなら、Perplexity が向く。料金ページは、すべての回答に各主張の出典を示すインラインの引用が含まれるとしている。Felo の製品ページはすべての回答に参照元の URL を示すとしている。

NotebookLM は、出典がノートブックのソースそのものになる。チャットのヘルプによると、ソースから直接引いた文章を引用として使い、引用を選ぶとソースの該当箇所に移れる。ChatGPT の deep research は、すべての出力に引用か情報源へのリンクが含まれ、レポートには使った情報源の欄がある。

出典が付いていても、内容が正しいとは限らない。NotebookLM のヘルプは不正確な情報を表示することがあるとし、生成された回答を必ず確かめるよう求めている。ハルシネーション(AI が事実と違う内容をもっともらしく答えること)に備え、数字や結論は引用の元のページで読む。

自分の資料だけから答えさせたい

社内の資料や論文など、手元の資料だけを根拠にしたいなら NotebookLM が向く。チャットのヘルプは回答にはソースに含まれているデータだけを使うとしている。同じヘルプには、ウェブの検索やコードの実行をする試験運用中の機能もあり、ソースの有無にかかわらず使えると書かれている。

RAG(資料から関係する部分を探して答えに使う仕組み)に近い使い方は、ほかのツールにもある。Gemini の Deep Research のヘルプによると、初期設定では Google 検索を使い、選択を外すと Gmail や Google ドライブなど選んだソースだけで調べる。ChatGPT の deep research は、アップロードしたファイルと接続済みアプリを使え、「Sites」で調べるウェブサイトを限れる。

Perplexity と Felo はファイルを添えて質問できる。Perplexity のアップロードのヘルプによると、長いファイルは重要な部分を抜き出して答える。Felo のアップロードのよくある質問によると、Pro は1回の質問に10ファイルまで添えられる。Sakana Marlin は、社内の非公開データだけで完結する調査には現状は向かないとしている。

ウェブを使わずに手元の資料だけで調べたいなら、NotebookLM か、Google 検索の選択を外した Gemini の Deep Research が選べる。

長いレポートを作らせたい

多くの情報源を読ませてレポートにする機能は、7つとも公式に案内している。Felo は料金ページで、Pro のクレジットで毎月約100回のディープリサーチができるとしている。

Perplexity の Research は、数十回の検索をして数百の出典を読み、多くは3分以内に終える。レポートは PDF か文書で書き出せる。ChatGPT の deep research は、始める前に調査計画案を確かめて直せ、Markdown、Word、PDF で保存できる。Gemini の Deep Research もリサーチプランを編集でき、通常5〜10分でレポートを作り、Google ドキュメントに書き出せる。

Claude のリサーチのヘルプによると、Claude は複数の検索をし、見つけたことから次に調べる内容を決める。NotebookLM の Deep Research は数百のウェブサイトを調べ、結果をノートブックに取り込める。

Sakana Marlin は1回の調査の目安を約8時間としている。参考文献を備えたレポートと PowerPoint のスライドを作る。Sakana Marlin は実行中にキャンセルしてもクレジットが消費されると、よくある質問に書いている。

日本語の情報を多く調べたい

日本語で使えるかどうかは、各社の公式ページで確かめられる。ただし、TRAIL が読んだ公式ページには、日本語の情報源をどれだけ調べるかを数字で示したものはなかった。

Felo の製品ページは日本語、英語、中国語をはじめ40以上の言語で検索できるとしている。運営会社は東京の Felo株式会社だ。Perplexity のアカウント設定のヘルプによると、画面の言語と回答の言語を別々に選べる。NotebookLM のヘルプは、80以上の言語に対応するとしている。Sakana Marlin の公式ページは日本語で書かれ、日本のインボイス制度に対応する。

会社で使う

社内の資料を入れるなら、学習に使わないと公式に書かれた会社向けの契約を選ぶ。Perplexity の会社向けの料金ページによると、Enterprise Pro は年額請求の場合に1シート月$34で、顧客のデータを AI モデルの学習に使わない。SSO(会社のアカウントでまとめてログインする仕組み)や SOC 2 Type II への準拠も挙げている。

Felo の会社向けのページは、企業の顧客のデータを AI モデルの学習に使わないとし、SSO でのログインに対応する。料金は、年払いの Premium が月5,899円(年70,788円)だ。NotebookLM は、仕事用のアカウントのヘルプによると、Google Workspace の Business Starter などにコアサービスとして含まれる。

個人のプランでは扱いが分かれる。Felo のプライバシーポリシーは入力に含まれる個人情報を集めるとし、利用の目的に「サービスの改善および調査」を挙げているが、学習に使うかどうかは書いていない。ファイルのアップロードのよくある質問は、アップロードしたファイルを質問への回答などにだけ使い、ほかの目的には使わないとしている。個人の Felo では、入力した文章を学習に使うかどうかが公式に書かれていない点に気をつける。

Sakana Marlin は、事業者が業務に使うことを前提にした事業者向けのサービスで、Team は月¥400,000だ。ChatGPT、Gemini、Claude の会社向けの扱いは、対話AIの選び方にまとめた。

料金の違い

最安の有料プランは、その機能だけの契約とは限らない。

ツール 最安の有料プラン 一緒に付くもの
Perplexity Pro 月$17(年額請求の場合) Computer の拡張された利用、4,000のボーナスクレジット、AI モデルの選択
Felo Pro 月2,099円(年払いは月1,750円) 毎月15,000クレジットと毎日200のボーナスクレジット
NotebookLM と Gemini Google AI Plus 月¥725 Gemini アプリと NotebookLM の上限の引き上げ
Sakana Marlin Pro 月¥150,000 毎月2,000クレジット。1回の実行に100クレジット
ChatGPT Go 月¥1,400 ツールを使ったメッセージとアップロードが増える。Deep Research の拡張は Plus から
Claude Pro 月$22(年払いは月$18) リサーチ。チャットと同じ使用量の制限の対象になる

NotebookLM と Gemini の Deep Research は、同じ Google AI のプランで上限が増える。Google AI のプランのページは、Plus と Pro の内容に Gemini Notebook を挙げ、無料のプランに Deep Research を挙げている。Claude のリサーチのヘルプは、リサーチは通常の会話と同じ制限の対象で、制限を早く使う可能性があるとしている。

クレジットの数え方も違う。Felo の料金ページの目安では、Research Agent は1回150クレジットを使う。Perplexity の Research は有料プランでも月ごとの上限の中で使い、上限は決まった日には戻らない。古い利用が期間から外れるたびに少しずつ戻る。

よくある質問

無料で使えるAI検索はどれか

Perplexity と Felo は無料で使える。Perplexity は Pro Search が1日3回、Research が月1回までで、Felo は AI検索が使い放題だ。NotebookLM もチャット1日50回まで無料で使える。

Perplexity と ChatGPT の違いは何か

Perplexity はすべての回答に出典の引用が付く AI検索で、ChatGPT は会話で幅広い作業を頼める対話AIだ。詳しくは Perplexity と ChatGPT の違いにまとめた。

論文や社内の資料を読ませるならどれか

ノートブックに入れた資料だけを根拠に答えさせたいなら、NotebookLM が向く。無料でも1つのノートブックにソースを50件まで入れられる。研究の場面ごとの使い方は 研究・論文の仕事で使うAIに書いた。

入力した内容は学習に使われるか

ツールとプランで違う。Perplexity は個人のプランで「AI Data Usage」をオフにすると止まる。NotebookLM はフィードバックを送らない限り使わない。Felo は個人向けで学習に使うかを公式に書いていないが、アップロードしたファイルは回答のためだけに使うとしている。会社向けは使わないとしている。Sakana Marlin は明示的な同意がない限り使わない。

日本語で使えるか

7つとも日本語の公式ページかヘルプがある。Felo は40以上の言語で検索でき、NotebookLM は80以上の言語に対応する。Perplexity は画面と回答の言語を設定で選べる。

次に読む

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.19 まで。

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