NotebookLM と Perplexity の違い 手元の資料とウェブ検索の使い分け

Google の NotebookLM は読み込んだ資料だけを根拠に答え、音声解説も作る。Perplexity はウェブを検索して出典付きで答える。料金は月¥725の Google AI Plus と、年額請求で月$17の Pro からだ。

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この記事の要点

  • NotebookLM は Google のリサーチ用AIで、自分で読み込ませた資料だけを根拠に答え、音声解説やスライドも作る。Perplexity は Perplexity AI の AI 検索で、ウェブを検索して出典の引用付きで答える。
  • いちばん大きな違いは答えの根拠をどこから取るかだ。NotebookLM はノートブックに入れたソース、Perplexity はウェブの検索結果が根拠になる。料金は、NotebookLM が月¥725の Google AI Plus から、Perplexity は年額請求の場合に月$17の Pro からだ。
  • 迷ったら、手元の資料を読み込ませて質問したいなら NotebookLM、まだ持っていない情報をウェブで集めたいなら Perplexity から始める。どちらも無料で始められる。
目次9

ひとことで言うと

NotebookLM

NotebookLM は Google のリサーチ用AIだ。2026年7月16日に名前を Gemini Notebook に変えたが、Google のブログは引き続き独立した製品だとしている。この記事では検索で使われることの多い旧名で呼ぶ。Google のヘルプによると、PDF、ウェブサイト、YouTube 動画、音声ファイル、Google ドキュメントなどをソースとして読み込み、ソースに基づいて引用付きで答える。ブラウザとスマートフォンのアプリで使える。手元の資料を読み解いて、まとめ直したい人に向く。

Perplexity

Perplexity は米国の Perplexity AI の AI 検索だ。Perplexity のヘルプセンターによると、ウェブを検索して要約し、回答の各部分がどこから来たかを示す。ブラウザ、スマートフォンのアプリ、Windows と Mac のアプリで使える。最新の情報をウェブから集め、出典を確かめながら調べたい人に向く。

比較表

値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)と、両社の公式ページによる。

項目 NotebookLM Perplexity
提供元 Google Perplexity AI(米国)
使う場所 ブラウザ、iPhone と Android のアプリ、Gemini アプリ ブラウザ、スマートフォンのアプリ、Windows・Mac アプリ
回答の根拠 ノートブックのソースだけ ウェブの検索結果。アップロードしたファイルも使える
得意なこと 読み込んだ資料への質問、レポート、スライド、音声解説、動画解説 ウェブを検索し、回答の各部分に出典を示す。Research でレポートにまとめる
無料の範囲 ノートブック100件、1ノートブックあたりソース50件、チャット1日50回、Deep Research 月10件 すべての回答に引用。Pro Search は1日3回、Research は月1回
最安の有料プラン Google AI Plus 月¥725 Pro 月$17(年額請求の場合)
会社向けの料金 Google Workspace の契約中のエディションに含まれる(Business Starter などが対象) Enterprise Pro 1シート月$34、Enterprise Max 1シート月$271(どちらも年額請求の場合)
使えるモデル Gemini 3.5(2026年6月8日から Google AI Ultra などに順次提供) ChatGPT、Google Gemini、Anthropic Claude、NVIDIA Nemotron など
日本語の画面 対応。80以上の言語に対応 料金ページと利用規約に日本語版がある。画面の言語と回答の言語を設定で選べる
データの学習利用(個人) フィードバックを送らない限り、学習に使わない 検索のデータをモデルの改善に使う。「AI Data Usage」でオフにできる
データの学習利用(会社) Workspace では、人による確認も AI モデルの学習もしない Enterprise Pro と Enterprise Max は学習に使わない
最新の更新日 2026年10月19日 2026年10月22日

最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。NotebookLM の料金は円、Perplexity の料金はドル($)の表記で、どちらの料金ページにも、税込みか税抜きかの記載はない。

料金の違い

プランの金額

Google AI のプランのページによると、Google AI Plus は月¥725、Google AI Pro は月¥2,900だ。Google AI Ultra は月¥14,500 と月¥32,000 の2つがある。ページは月額だけを載せていて、年払いの額は書いていない。

Perplexity の料金ページによると、年額請求の場合、Pro は月$17、Max は月$167だ。会社向けは同じく年額請求の場合に、Enterprise Pro が1シート月$34、Enterprise Max が1シート月$271だ。Pro の月払いの額は TRAIL の DB では確認できていない。プランの比較のヘルプは Enterprise Pro を1シート月$40か年$400からとしていて、料金ページの$34と食い違っている。

同じ契約で使えるもの

NotebookLM の有料プランは、NotebookLM だけの契約ではない。Google AI のプランには、Gemini アプリやストレージも含まれる。プランのページは、Plus と Pro に音声概要やノートブックなどのリサーチの機能を挙げている。すでに Google AI のプランを契約していれば、追加の料金なしで NotebookLM の上限が増える。

会社の Google アカウントでは、仕事用のアカウントのヘルプによると、Business Starter や Enterprise Essentials などのエディションに、NotebookLM がコアサービスとして含まれる。上限を増やしたいときは、管理者にライセンスのアップグレードを頼む。

Perplexity の Pro は1つの契約で他社の AI モデルを使い分けられる。料金ページによると、Perplexity は ChatGPT、Gemini、Claude、Nemotron などから質問ごとに最適なモデルを選ぶ。Pro と Max では、優先するモデルを選べる。

無料枠の数え方

NotebookLM の無料枠は、件数と回数で決まる。アップグレードのヘルプの表では、無料はチャットが1日50回、音声解説と動画解説が1日3件、Deep Research が月10件だ。日ごとの割り当ては24時間後、月ごとの割り当ては30日後にリセットされる。ヘルプは上限が変わる場合があると断っている。

Perplexity の無料枠は、検索の方式ごとの回数で決まる。プランの比較のヘルプでは、無料は Pro Search が1日3回、Research が月1回だ。画像の生成とファイルやアプリの作成は使えない。Pro と Max の回数は具体的な数がなく、週ごとか月ごとの上限と書かれている。

API の従量課金

API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)の扱いも違う。Perplexity は開発者向けの API を従量課金で出していて、プランの比較のヘルプによると、API の無料クレジットは付かない。NotebookLM は、TRAIL の DB では一般向けの API が公開されていない。会社向けの Gemini Notebook Enterprise のドキュメントには、ノートブックを作って管理する API の項目がある。

できることの違い

手元の資料を読み込ませて質問する

自分の資料を根拠に答えてほしいなら、NotebookLM が向く。チャットのヘルプによると、すべての回答はアップロードしたソースに基づき、ソースから直接引いた文章を引用として示す。引用を選ぶと、ソースの該当箇所に移れる。回答に使うソースはノートブックの中から選べる。ソースにないことを聞くと、答えられないと返ることがある。

Perplexity でも、ファイルを添えて質問できる。ヘルプによると、セッションにファイルをアップロードして質問し、同じセッションでウェブも検索できる。Perplexity はファイルとウェブを合わせて答え、NotebookLM はノートブックのソースだけで答える。

扱える資料の量

1つのノートブックに入るソースの数は、プランで変わる。無料は50件、Plus は100件、Pro は300件、Ultra は500件か600件だ。ソースのヘルプによると、1つのソースは最大500,000語、アップロードできるファイルは200MBまでだ。Google ドライブから取り込んだソースは、数分ごとに自動で同期される。

Perplexity のアップロードのヘルプによると、ファイルはどの種類も40MBまでだ。文字のファイル、コード、PDF、画像、音声、動画を扱え、音声と動画は話している内容を文字に起こす。無料、Pro、Max のどれでもアップロードの数に上限があり、枠は週ごとに少しずつ戻る。

続く調べものをまとめる Projects には、ファイルを置いておける。ヘルプによると、1つの Project には10,000ファイル、合計5GBまで入り、1ファイルは100MBまでだ。この上限はどのプランでも同じだ。

ウェブで新しい情報を集める

まだ持っていない情報をウェブで集めるなら、Perplexity が向く。Pro Search のヘルプによると、ふつうの検索は1〜2の出典から答え、Pro Search は数十の出典をまとめる。調べる先は「Academic」や「Finance」などに絞れる。

多くの情報源を読ませてレポートにする機能は、両方にある。Perplexity の Research は、数十回の検索をして数百の出典を読み、レポートにまとめる。PDF や文書で書き出せる。

NotebookLM にも、ウェブや Google ドライブから資料を探して取り込む機能がある。ソースのヘルプによると、ディープリサーチ(AI が検索と読み取りを繰り返し、報告書にまとめる機能)の Deep Research は、数百のウェブサイトを自動で調べてレポートを作る。結果はソースとしてノートブックに取り込める。18歳以上の利用者だけが使える。

音声解説、動画解説、スライドを作る

資料を音声や動画で説明させたいなら、NotebookLM が向く。音声解説のヘルプによると、標準の「詳細」では、2人の AI ホストがソースの主なトピックを話し合う。形式は「詳細」「概要」「批評」「議論」の4つで、「概要」は1人のホストが要点を2分以内にまとめる。80以上の言語で作れ、日本語にも対応する。動画解説のヘルプによると、形式には「シネマティック」「解説」と、約60秒の「ショート動画」がある。

スライド資料のヘルプによると、スライドは「詳細なスライド」と「プレゼンターのスライド」から選び、PDF か PowerPoint(.pptx)でダウンロードできる。18歳以上の利用者だけが使える。TRAIL の年表では、2026年10月19日に、スライドと動画解説を作る前に話題の提案を受け、構成を確かめられる機能が発表された。1週間かけて全利用者に広げるとしている。

資料づくりのヘルプによると、Perplexity も文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、アプリを作れる。プレゼンテーションは PPTX と HTML、文書は PDF と DOCX で書き出せる。使えるのは Pro 以上の有料プランで、無料版では使えない。TRAIL が読んだ Perplexity の公式ページには、資料を2人の対話の音声にまとめる機能の記載はなかった。

会社の資料を入れて使う

社内の資料を入れるなら、データの扱いを先に確かめる。NotebookLM のヘルプによると、データはフィードバックを送らない限り、学習に使われない。フィードバックを送ると、Google は質問、アップロード、回答を含むやり取りの全容を確認する場合がある。Google Workspace のアカウントでは、アップロード、質問、回答は、人による確認も AI モデルの学習もされない。

Perplexity はヘルプで、検索のデータを AI モデルの改善に使うとしている。止めるときは、設定の「AI Data Usage」をオフにする。会社向けの Enterprise Pro と Enterprise Max は、顧客のデータを AI モデルの学習に使わない。ヘルプによると、OpenAI や Anthropic などのモデルの提供元は、Perplexity との契約で、Perplexity のデータを学習に使えない。

個人のプランで社内の資料を扱うなら、Perplexity では「AI Data Usage」をオフにしてから使う。会社の契約の規約も違う。NotebookLM は仕事用のアカウントに Google Cloud 利用規約が適用され、Perplexity の Enterprise には別の規約が適用される。

組み合わせて使う

TRAIL が読んだ両社の公式ページには、2つを直接つなぐ連携の記載はなかった。それぞれの書き出しと読み込みの機能を使えば、資料を渡せる。

Perplexity の Research で作ったレポートは、PDF で書き出せる。NotebookLM は PDF をソースとして読み込めるので、書き出したレポートを社内の資料と同じノートブックに入れて質問できる。どちらの回答も間違うことがあるので、ハルシネーション(AI が事実と違う内容をもっともらしく答えること)に備え、引用の元の資料で確かめる。

逆に、NotebookLM の Deep Research でウェブの資料を取り込み、そのノートブックの中だけで質問を続ける使い方もある。この場合は Google のプランだけで済む。

更新の速さ

TRAIL の年表に記録した、直近の主な更新は次のとおりだ。

日付 ツール 内容 出来事
2026年10月19日 NotebookLM スライドと動画解説を対話しながら作成 ―
2026年10月19日 Perplexity Computer に Ultrafast、コネクタの権限管理 ページ
2026年10月15日 Perplexity Computer の基盤 SPACE をオープンソース化 ページ
2026年10月5日 Perplexity Automations とインライン可視化を追加 ページ
2026年9月21日 Perplexity Effort Mode と Skills を追加 ページ
2026年9月17日 NotebookLM 電子書籍をソースに追加できる ページ
2026年9月15日 NotebookLM 音声対話と短尺ビデオ解説などの学習機能 ページ
2026年8月19日 NotebookLM 検索の AI モードに Notebooks が登場 ページ
2026年7月16日 NotebookLM Gemini Notebook に改称 ページ

TRAIL の年表では、2026年10月(24日まで)の出来事は Perplexity が11件、NotebookLM が2件だ。9月は Perplexity が3件、NotebookLM が2件だった。Perplexity の10月の出来事には、開発者向けの API の更新も含まれる。

どれを選ぶか

  • 会議の録音、社内規程、提案書など、手元の資料に質問したいなら、NotebookLM。回答はノートブックのソースだけに基づく。
  • 資料を音声や動画で説明させたいなら、NotebookLM。音声解説は80以上の言語で作れる。
  • すでに Google AI のプランや、NotebookLM がコアサービスに含まれる Google Workspace のエディションを契約しているなら、NotebookLM。追加の契約なしで使える。
  • まだ持っていない最新の情報をウェブで集めたいなら、Perplexity。回答の各部分に出典が示される。
  • 1つの契約で ChatGPT、Gemini、Claude などのモデルを使い分けたいなら、Perplexity の Pro。年額請求の場合に月$17だ。
  • まず無料で試したいなら、どちらからでも始められる。NotebookLM はソース50件までのノートブックを100件作れ、Perplexity は Pro Search を1日3回使える。

よくある質問

NotebookLM と Perplexity は何が違うか

答えの根拠が違う。NotebookLM はノートブックに読み込んだソースだけを根拠に答え、Perplexity はウェブを検索して出典付きで答える。NotebookLM には音声解説や動画解説があり、Perplexity には検索の方式を選べる Pro Search や Research がある。

無料でどこまで使えるか

どちらも無料で使える。NotebookLM はノートブック100件、1ノートブックあたりソース50件、チャット1日50回までだ。Perplexity はすべての回答に引用が付き、Pro Search が1日3回、Research が月1回までだ。

Google AI Pro を契約していれば NotebookLM も使えるか

使える。Google AI のプランには、Gemini アプリと NotebookLM の両方が含まれる。Google AI Pro は月¥2,900で、1ノートブックあたりのソースは300件、チャットは1日500回までになる。

日本語で使えるか

両方とも日本語で使える。NotebookLM は80以上の言語に対応し、音声解説も日本語で作れる。ただし、動画解説の「シネマティック」は英語にだけ対応している。Perplexity は料金ページと利用規約に日本語版があり、画面の言語と回答の言語を設定で選べる。

会社で使えるか

両方とも会社向けの契約がある。NotebookLM は Google Workspace の多くのエディションにコアサービスとして含まれ、アップロードや質問は人による確認も学習もされない。Perplexity は Enterprise Pro と Enterprise Max で、顧客のデータを学習に使わない。

入力した資料は学習に使われるか

個人のプランでは扱いが違う。NotebookLM はフィードバックを送らない限り学習に使わない。Perplexity は検索のデータをモデルの改善に使い、設定の「AI Data Usage」をオフにすると止まる。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.07.16 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • 取り込んだ資料を根拠に質問・要約・解説ができるAIツール

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Google AI Plus ¥725/月

    年表
    45件
    最新の更新
    2026.10.19
  • Perplexity

    Perplexity AI

    出典つきで答える AI 検索と業務エージェント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Pro 月$17相当(年払い)

    年表
    56件
    最新の更新
    2026.10.22

Timeline

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    NotebookLM・機能 最終確認 2026年10月10日

  4. Computer に Ultrafast、コネクタの権限管理

    Perplexity・機能 最終確認 2026年10月20日

  5. Automations とインライン可視化を追加

    Perplexity・機能 最終確認 2026年10月10日

  6. 電子書籍をソースに追加できる

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