Midjourney が Thinking Mode を試験 V8.2 の後は機能追加が4件
Midjourney は2026年10月8日、生成済みの画像を見直して作り直す Thinking Mode の試験を Alpha サイトで始めた。対象は V8.2 のジョブで、料金と使えるプランは示されていない。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.08 まで。
- Midjourney が2026年10月8日、生成済みの画像を見直して作り直す Thinking Mode の試験を始めたと告知した。
- Midjourney で文字入りの画像や、指示の細かい画像を作っている人に関係する。
- 試せるのは Alpha サイト(alpha.midjourney.com)で、対象は V8.2 で作ったジョブだ。料金と対象プランは書かれていない。
何が発表されたか
画像生成AIの Midjourney は2026年10月8日、Thinking Mode の試験を始めた。Midjourney の告知によると、試験の場所は Alpha サイト(alpha.midjourney.com)である。
Thinking Mode は、すでに作った画像をもとに動く。同じ日に出た更新履歴は、仕組みを次のように説明している。Midjourney が画像を見て、プロンプト(AI への指示文)から外れた箇所を探し、もう一度生成する。外れた箇所の例として挙がっているのは、物の間違い、配置、人体の描写、文字の4つだ。
使い方は告知に書かれている。ジョブ(1回の生成)を開いた画面であるライトボックスで、右下の「Rerun (Thinking)」を押す。更新履歴によると、対象は V8.2 で作ったジョブで、標準の生成と編集の両方が含まれる。
効果について、告知は社内の試験の結果として3点を挙げた。プロンプトどおりに作る正確さ、文字の描写、画像全体の整合性である。数字は示されていない。Midjourney は利用者に、役に立つ場面と立たない場面、見つけた問題を知らせてほしいと呼びかけている。意見の送り先は、#ideas-and-features チャンネルだ。
年表で見ると
TRAIL の年表で、Midjourney の最新のモデル更新は2026年7月24日の V8.2 の公開である。2026年10月11日から数えて79日前にあたる。年表にある直近12件のモデル更新では、間隔の中央値は43日、最小は1日、最大は248日だ。
V8.2 の後、年表に載った Midjourney の出来事は次の4件で、種別はすべて機能の追加である。
- 2026年8月27日:V8.2 の編集モデルを公開。文章の指示で画像を編集できるようになった。
- 2026年9月24日:編集の精度向上と、スタイルのライブプレビュー。
- 2026年10月8日:Thinking Mode の試験を開始。
- 2026年10月8日:共有フォルダを追加。フォルダに共同編集者や閲覧者を招待できる。
TRAIL の年表では、V8.2 から79日がたち、中央値の43日を超えている。この間に新しいモデルは出ておらず、載っている4件はどれも機能の追加だ。Thinking Mode も新しいモデルの公開とは書かれておらず、V8.2 のジョブをやり直す機能として出ている。
同じカテゴリで比べると
画像生成AIの比較表に並ぶ4つのツールについて、年表にある最新のモデル更新を挙げる。日数は2026年10月11日から数えている。
| ツール | 最新のモデル更新 | 日付 | 何日前 |
|---|---|---|---|
| Nano Banana | Nano Banana 2.1 を公開 | 2026年10月6日 | 5日前 |
| FLUX | FLUX 3 Image を公開 | 2026年10月1日 | 10日前 |
| Midjourney | V8.2 を公開 | 2026年7月24日 | 79日前 |
| Adobe Firefly | Image Model 5 を公開ベータで提供 | 2025年10月28日 | 348日前 |
年表では、Thinking Mode の試験が始まった10月8日までの45日間に、他社のモデル更新が3件ある。9月23日の FLUX 3 Action の公開、10月1日の FLUX 3 Image の公開と、10月6日の Nano Banana 2.1 の公開だ。
誰が、いくらで使えるか
告知と更新履歴が示す条件は2つだ。場所が Alpha サイトであること、対象が V8.2 のジョブであることである。Thinking Mode の料金と、使えるプランは、どちらの文書にも書かれていない。
Midjourney の有料プランは、TRAIL が2026年10月10日に確認した時点で4つある。Basic が月$10、Standard が月$30、Pro が月$60、Mega が月$120だ。年払いでは、それぞれ月$8、$24、$48、$96になる。
日本語のプロンプトでの効果や、提供地域についての記述はない。
まだ分からないこと
- Thinking Mode を1回使うのに、Fast 時間(生成に使う持ち時間)をどれだけ消費するか。
- どのプランの契約者が Alpha サイトで試せるか。
- Alpha サイト以外でいつ使えるようになるか。
- 試験がいつまで続くか。
- 正確さや文字の描写がどの程度上がるかを示す数字。
- V8.2 より前のモデルで作ったジョブに使えるようになるか。
次に見るもの
告知は今後について、2つの形がありうると書いている。1つは Thinking Mode として広く提供する形だ。もう1つは、ジョブの後から「考える量を足す」手段として提供する形である。どちらも「可能性がある」という書き方で、時期は示されていない。
更新履歴は、次の予定として2つを挙げた。画面を離れて戻っても残る編集の履歴と、スタイルを探して作る手段の追加である。
