AI議事録とは?意味・仕組みと主なツールの無料プラン・料金(2026年10月時点)

AI議事録(えーあいぎじろく)

AI Meeting Notes / AI meeting notes / AI議事録ツール / 会議の文字起こし・要約

AI議事録とは、会議や会話の音声をAIが文字に起こし、要点や決まったこと、次にやること(アクションアイテム)をまとめた記録を作る仕組み、またはそのツールのこと。

要するに

  • 録る、文字に起こす、要約とアクションアイテムにまとめる、の順に進む
  • 3ツールの録り方は、会議に入る Bot、パソコンの音声、録音機器に分かれる
  • 3ツールとも無料プランがある。Plaud は録音前に参加者の同意を得るよう案内する

最終確認

「AI議事録」を表すイメージ画像

会議を記録する主なツール

TRAIL の DB の3件。各行の確認日に、出典に書かれていた値です(最新の確認は)。

ツール無料プラン最も安い有料プラン画面の日本語使い方ガイド料金の確認日
PlaudありPro 月3,000円(月払い)、年16,800円(年払い、税込)対応使い方を読む
Nottaありプレミアム 年払いで月1,185円相当(年14,220円、税込)対応使い方を読む
GranolaありBusiness $14/ユーザー/月非対応使い方を読む

AI議事録の主な出来事

TRAIL の DB の19件。各行の確認日に、出典に書かれていた値です(最新の確認は)。

  1. Notta・機能

    AI要約機能を追加

    公式の出典最終確認

  2. Notta・機能

    AI要約にテンプレートを追加

    公式の出典最終確認

  3. Notta・機能

    『Notta Brain』を正式リリース

    公式の出典最終確認

  4. Granola・機能

    Granola MCP を公開

    公式の出典最終確認

残りの7件を見る
  1. Granola・機能

    Android 版を公開

    公式の出典最終確認

  2. Notta・機能

    「Nottaデスクトップ」を公開

    公式の出典最終確認

  3. Granola・機能

    日本語を含む32言語に対応

    公式の出典最終確認

目次8

ひとことで言うと

AI議事録は、会議や会話の音声を AI が文字に起こし、要点や決まったこと、次にやること(アクションアイテム)をまとめた記録を作る仕組みだ。そうした記録を作るツールのことも指す。録音、文字起こし、要約、整理までを1つのツールで行うものが多い。

身近な例でいえば、週1回の定例会議を記録しておき、終わったあとに「決まったこと」と「担当と期限」だけを並べた要約を、出られなかった人に送る使い方がある。

仕組み

TRAIL が掲載している3つのツールの公式の説明をもとに、会議が議事録になるまでの流れをまとめると次のとおりだ。

  1. 録る:3つのツールの録り方は大きく3つに分かれる。Notta は会議に参加する Bot(自動で会議に入るアカウント)で録る方法と、Bot を入れずに端末で録る方法の両方を挙げる。Granola は「会議の Bot はない」とし、パソコンのシステム音声とマイクを使う。Plaud はボイスレコーダーの機器で対面の会話を録り、公式サイトは自社を「会話を録音・文字起こし・要約し」と説明している。
  2. 文字に起こす:音声を文章に変える。対応する言語は、Notta が58、Plaud が112以上、Granola がデスクトップ版で日本語を含む32だ。Plaud は話者ラベル、Notta は話者識別(誰が話したかを分ける機能)を機能に挙げている。
  3. まとめる:文字起こしから、AI が要約やアクションアイテムを作る。Notta は2023年12月22日に「要約」「チャプター」「アクションアイテム」の3つのテンプレートを加えた。Plaud の料金ページは「10,000種類以上のプロ向け要約テンプレート」を挙げる。Granola は、利用者が会議中に書いたメモと、聞き取った内容の両方を使ってノートを書くと説明している。
  4. 使い回す:たまった議事録を検索したり、ほかの AI から読んだりする。Granola と Plaud は ChatGPT や Claude などから会議の記録を読める MCP(AI と外部のツールをつなぐ共通の仕組み)を公開している。

表で見る最新の状況

上の1つめの表は TRAIL の「議事録・文字起こし」のカテゴリにある3つのツールを並べたものだ。料金の確認日は、Plaud が2026年10月24日、Notta が2026年10月10日、Granola が2026年10月13日。

3つとも無料のプランがあるが、無料で使える範囲の決め方が違う。Plaud の Starter は Plaud の機器を買うと追加料金なしで使え、文字起こしは月300分だ。Notta のフリーは月120分までで、1回3分までになる。Granola の Basic は$0で、見られる会議の履歴が直近30日分に限られる。

有料のプランは、Plaud の Pro が月3,000円(月払い)か年16,800円(年払い、税込)で、文字起こしは月1,200分。Notta のプレミアムは年払いで月1,185円相当(年14,220円、税込)、月払いは月1,980円(税込)で、文字起こしは月1,800分だ。Granola の Business は1ユーザー月$14で、会議ノートと履歴が無制限になる。画面が日本語なのは Plaud と Notta で、Granola の画面は英語のみだが、文字起こしと要約は日本語に対応する。

2つめの表は TRAIL の年表から AI議事録の主な出来事を選んだものだ。Notta は2023年5月30日に、文字起こしから要約とアクションアイテムを作る AI 要約を公開した。Granola は2024年5月22日に公開され、2025年5月8日に複数の会議をまたいで質問できるようになった。

TRAIL の年表では、2025年に対話AIや仕事のツールにも会議を記録する機能が入った。ChatGPT は2025年6月4日に、macOS のアプリで会議を録音して要約にする Record モードを Team 向けに出し、2026年9月29日には Meetings プラグインをベータで公開した。Notion は2025年5月13日に AI Meeting Notes を発表している。

2026年は、記録した会議をほかの AI から使う動きと、録り方の幅を広げる動きが続いた。Granola は2026年2月4日、Plaud は2026年5月13日に MCP を公開した。Notta は2026年7月8日に Bot を入れずに録れるデスクトップ版を出し、Plaud は2026年9月9日にイヤホン型の Plaud One を発表した。

TRAIL の年表では、2026年9月から10月の間に、Granola、Plaud、Notta、ChatGPT が、それぞれ会議の記録に関わる機能か機器を発表している。

AI議事録と文字起こしの違い

項目 文字起こし AI議事録
出てくるもの 話した言葉をそのまま並べた文章 要点、決まったこと、アクションアイテムをまとめた記録
向いている使い方 誰が何と言ったかを、言葉どおりに確かめる 決まったことと次の作業を、出ていない人に伝える
TRAIL での扱い 音声認識のモデル単体は、テーマ「会議の記録・要約」に含めない Plaud、Notta、Granola、ChatGPT の Meetings プラグインなど

TRAIL の表の3つのツールはどれも文字起こしをしたうえで要約を作る。声を文章にするのが音声認識で、反対に文章から声を作るのは音声生成AIだ。会議のツールの比較は議事録・文字起こしの比較表にまとめている。

仕事でどう関係するか

社外の人が入るオンライン会議を記録するとき

まず、録っていることが相手からどう見えるかを確かめる。Notta の Bot は会議に参加して録る。Granola は会議に Bot を入れないが、文字起こしを始めると会議のチャットにメッセージを出す機能と、映像に印を出す Granola Watermark を用意している。

対面の会議や商談を記録するとき

パソコンを開けない場面では、専用の機器かスマートフォンを使う。価格は、Plaud Note が27,500円、Notta Memo が23,500円、Notta Memo Pro が29,700円(いずれも税込)だ。Granola も2026年7月1日に Android 版を出し、対面の会議をスマートフォンで記録できるとしている。

機密の多い会議を記録するとき

音声をどこで処理し、どこに置くかを確かめる。Notta のデスクトップ版のプライバシーモードについて、Notta は音声も議事録も「一切クラウド(外部サーバー)にアップロードされません」と説明している。Granola は通話中に音声や映像を録音も保存もしないとしている。Plaud は日本のユーザーのデータを AWS の東京リージョンに保存すると説明している。

議事録を次の仕事につなげるとき

会議が終わったあとの作業まで AI に頼めるかを見る。Notta の Notta Brain は、会議の内容から PowerPoint の資料を作ったり、会議の記録から合意したことを探したりできるとしている。MCP に対応したツールなら、ChatGPT や Claude から議事録を読ませて、次のような依頼ができる。

プロンプト
先週の営業定例の議事録から、決まったことと、
担当者・期限つきのアクションアイテムを表にしてください。
期限が書かれていない項目は「期限なし」と書いてください。

注意点と限界

  • 録音の同意について、各社は次のように書いている。Plaud の公式サイトは「録音を始める前に、参加者に録音する旨を伝え、同意を得てください。」と案内している。続けて「プライバシーを尊重し、お住まいの地域の法律を遵守してください。」とも書いている。Granola のヘルプは、使い方と地域に応じてどんな通知や同意が必要かを判断する責任は、利用者にあるとしている。Notta の利用規約は第16条で、サービスに関して利用者と発話者などの第三者の間に生じた取引、連絡、紛争などは、利用者の責任で処理し解決するとしている。これらは各社の記載で、法律の上での可否を示すものではない。
  • 音声を聞き直せないツールがある。Granola は音声を保存しないので、文字起こしを元の音声と照らすことはできない。
  • パソコンのほかの音も拾う。Granola のヘルプはパソコンで流れる音声の入力と出力をまとめて拾うと説明している。
  • 要約は AI が作った文章だ。事実と違う内容が混ざること(ハルシネーション)がありうるので、数字や担当者の名前は文字起こしで確かめる。Granola Chat と Plaud の Ask Plaud は、答えの元になったノートや出典を示す。

よくある質問

AI議事録とは何か

会議の音声を AI が文字に起こし、要点やアクションアイテムをまとめた記録を作る仕組みだ。そのためのツールを指すこともある。録音から要約までを1つのツールで行うものが多い。

無料で使えるか

使える。TRAIL の表の3つには、どれも無料のプランがある。ただし Notta のフリーは月120分・1回3分まで、Granola の Basic は履歴が直近30日分までで、Plaud の Starter は Plaud の機器を買った人が対象だ。

日本語の会議を記録できるか

できる。3つとも日本語の文字起こしに対応している。画面の日本語表示は、Plaud と Notta が対応し、Granola は英語のみだ。

会議に Bot を入れずに記録できるか

できるツールがある。Granola は Bot を使わず、パソコンのシステム音声とマイクから文字に起こす。Notta はデスクトップ版で、パソコンのシステム音声を直接録る方法を2026年7月8日に加えた。

相手の同意は必要か

Plaud の公式サイトは録音の前に参加者に伝えて同意を得るよう案内している。Granola のヘルプは、使い方と地域に応じて必要な通知や同意を判断する責任は、利用者にあるとしている。法律の上でどこまで必要かは、各社の記載からは分からない。

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出典

公開
執筆
TRAIL編集部(編集方針)

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