開発AIの Cursor、「Agent SDK」を一般提供 エージェントをコードで作る

Cursor は2026年10月20日、自社の Bugbot などを作る枠組み「Agent SDK」を一般提供した。エージェントをコードで書き、Cursor の基盤か自社の基盤で動かせる。料金は発表に書かれていない。

この記事の要点

  • Cursor は2026年10月20日、AI エージェントを作る枠組み「Agent SDK」を一般提供した。
  • 自分のチームの手順に合わせたエージェントを、コードで作りたい開発チームに関係する。
  • 発表の日から使える。料金と対象のプランは、発表に書かれていない。
目次5

何が発表されたか

Cursor は2026年10月20日、エージェントを作る Agent SDK を一般提供した。エージェントは決まった作業を自分で進める AI のことだ。SDK はソフトを作るための道具をまとめたものを指す。

Cursor の発表によると、Agent SDK は Cursor が自社のエージェントを作るのに使っている枠組みである。例として Bugbot、Security Reviewer、Rollouts の3つが挙がっている。Cursor が社内で使っている作り方を、利用者も使えるようになった。

作ったエージェントはチームがふだん扱う出来事に応じて動く。発表が挙げる例はコードレビューだ。GitHub、GitLab、Bitbucket のプルリクエスト(コードの変更を取り込むよう頼む単位)に応じて、変更の危険度を見積もる。そのうえで担当のチームに回し、方針に合う変更は承認できる。

エージェントの中身はすべてコードで書く。指示は Markdown という書式で書き、エージェントが使う道具は TypeScript の関数として定義する。そのため、変更はほかのソフトと同じように版の管理とレビューにかけられる。

発表によると、Cursor の社内のチームは、過去の教訓をまとめた資料とプルリクエストを照らし合わせる kb-reviewer を、およそ1日で作った。PGA Tour もソフトウェア開発の仕組みに Agent SDK を使っているという。

ほかに発表が挙げる機能は次のとおり。

  • 作業を専門の別のエージェントに渡したり、複数のサブエージェントに分けて同時に進めたりできる。
  • 評価用のテスト(evals)と、イベントを再生する機能(event replay)を初めから備える。
  • コーディングエージェントに開発を手伝わせるための skills が付いている。

年表で見ると

TRAIL の年表には、発表が名前を挙げた3つのボットがどれも載っている。Bugbot は2025年6月4日の Cursor 1.0 で提供された。プルリクエストの脆弱性を指摘する Security Reviewer と、デプロイをプルリクエストから本番まで見守る Rollouts は、2026年9月23日に加わった。

TRAIL の年表には、2026年4月29日に TypeScript 製の「Cursor SDK」を公開ベータで出した出来事もある。Agent SDK との関係は、発表に書かれていない。

年表にある Cursor の月ごとの出来事は、8月が6件、9月が4件、10月は26日までで5件だ。10月16日には、クラウドエージェントがキャンバスを作れるようになった。10月6日には自分の PC で動くエージェントを iOS アプリから見て返信できるようになっている。

TRAIL の年表では、3つのボットはどれも、Cursor が自社の製品として出してきたものだ。Agent SDK はそれらを作るのに使っている枠組みを利用者に渡す発表にあたる。

同じカテゴリで比べると

発表はエージェントの用途の例にプルリクエストのレビューや障害の調査を挙げている。開発AIの比較表に並ぶ他社でも、10月に近い名前の発表があった。

ツール 出来事 日付
Claude Code Code Review を一般提供 2026年10月15日
Replit 本番の障害を調べて直す Monitoring Agent 2026年10月23日

誰が、いくらで使えるか

Agent SDK は発表の日から一般提供されている。プロジェクトのフォルダで agent-sdk deploy を実行すると、作ったエージェントを Cursor の基盤に置ける。このコマンドがエージェントを組み立て、URL を割り当てて動かし始める。

Cursor の基盤を使わず、自社の基盤で動かすこともできる。各エージェントは1つの Node のプロセスとして動き、コンテナにまとめられる。発表の見本のコードではモデルに Cursor の Composer 2.5 を指定している。

料金、使える有料プラン、提供地域、日本語での扱いは、発表に書かれていない。

まだ分からないこと

  • Agent SDK そのものと、Cursor の基盤でエージェントを動かすときの料金。
  • どのプランで使えるか。Cursor の新規契約は2026年10月12日から The X Subscription に移っているが、発表はこのプランに触れていない。
  • Composer 2.5 のほかに、どのモデルを指定できるか。
年表で見ると:Cursor の節目と更新年表を見る
8日11日21日8日2026.09.02 自社環境で動かす Self-hosted machines2026.09.02自社環境で動かす Self-ho…自社環境で動かす Self-ho…2026.09.10 大きな作業を任せる Projects(ベータ)2026.09.10大きな作業を任せる Proje…大きな作業を任せる Proje…2026.09.21 Grok 4.7 を公開2026.09.21Grok 4.7 を公開Grok 4.7 を公開2026.10.12 新規契約が The X Subscription に移行2026.10.12新規契約がThe X Subs…新規契約が The X Subscr…2026.10.20 エージェントを作る Agent SDK を一般提供2026.10.20エージェントを作る Agent…エージェントを作る Agent…

TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.20 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Cursor

    Anysphere

    AIエージェントと一緒にコードを書く開発環境

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料The X Subscription Plus $8/月(年払いは$80/年)

    年表
    58件
    最新の更新
    2026.10.20
  • Claude Code

    Anthropic

    ターミナルやIDEでコードの作成・修正を任せるAIエージェント

    • 無料プランなし
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Pro $20/月(年払いは月$17、$200一括)

    年表
    34件
    最新の更新
    2026.10.21
  • Replit

    Replit

    文章で指示してアプリを作り、公開まで進められるAI開発環境

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Core $20/月(年払いは月あたり$18)

    年表
    34件
    最新の更新
    2026.10.23

関連テーマの動向

Timeline

関連する出来事

  1. エージェントを作る Agent SDK を一般提供

    Cursor・機能 最終確認 2026年10月26日

  2. Rollouts と Security Review を追加

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    Cursor・機能 最終確認 2026年10月10日

  4. 新規契約が The X Subscription に移行

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  5. Code Review を一般提供

    Claude Code・機能 最終確認 2026年10月16日

  6. 本番の障害を調べて直す Monitoring Agent

    Replit・機能 最終確認 2026年10月23日