Cursor と Windsurf(Devin Desktop)の違い 料金と使い分け

Cursor の新しい契約は Grok と共通の The X Subscription、Windsurf は改称後の Devin Desktop として Devin のプランで売られる。利用枠、他社モデルの払い方、データの扱いを比べた。

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この記事の要点

  • Cursor は Anysphere の、Windsurf は Cognition の AI コードエディターだ。どちらもエディターの中で AI のエージェントに作業を頼め、ターミナルとクラウドでも動く。Windsurf は2026年6月2日に名前が Devin Desktop に変わった。
  • いちばん大きな違いは契約と利用枠だ。Cursor の新しい契約は Grok と共通の The X Subscription で、枠は週ごとに戻る。Windsurf は Devin のプランに含まれ、枠は日ごとと週ごとに戻る。
  • 迷ったら、使いたいモデルで決める。他社のモデルを月$20の定額の枠で使いたいなら Windsurf の Pro、自社のモデルだけで安く始めたいなら Cursor の Plus(月$8)から始める。
目次9

ひとことで言うと

Cursor

Cursor は、Anysphere が「コーディングエージェント」と呼ぶ開発ツールだ。中心は AI を組み込んだエディターで、ほかに CLI、JetBrains の IDE、Web の Cloud Agents、iPhone と iPad のアプリから使える。自社の Grok と Composer を中心に、Premium 以上では Claude、GPT、Gemini も選べる。

Windsurf(Devin Desktop)

Windsurf は Cognition の AI コードエディターで、2026年6月2日に Devin Desktop へ名前が変わった。Devin Desktop の FAQ は、Windsurf と同じ IDE で、同じ機能を持つと説明している。手元で動くエージェントの Devin Local と、クラウドで動く Devin に、同じアプリから作業を渡せる。Mac、Windows、Linux で動く。

比較表

値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)と、各社の公式ページによる。金額はドル建てだ。Cursor は税抜きで、Windsurf の料金ページには税の扱いの記載がない。

項目 Cursor Windsurf(Devin Desktop)
提供元 Anysphere Cognition
使う場所 エディター(デスクトップアプリ)、CLI、JetBrains、Web(Cloud Agents)、iPhone・iPad。GitHub、Slack、Linear からも エディター(デスクトップアプリ)、CLI、JetBrains、クラウドの Devin
得意なこと エディターで書きながら Agent に頼み、Cloud Agents に任せてプルリクエストを受け取る 手元の Devin Local で計画と実装を進め、クラウドの Devin に作業を渡す
無料の範囲 Free($0)で Agent と Chat を限られた量 Free($0)で少ない利用枠。モデルは SWE-1.6 だけ。Tab 補完とインライン編集は無制限
最安の有料プラン Plus 月$8(年$80)。Cursor のモデルのみ Pro 月$20。年払いの記載なし
会社向けの料金 Teams 1席月$30、$100、$200。Enterprise は個別 Teams 月$80から。フルシートは1席月$40(最大200人)。Enterprise は個別
使えるモデル Grok 4.7、Composer 2.5 など。Premium 以上で Claude Opus 5.5、GPT-5.6 Sol、Gemini 4 Argon など SWE-2、SWE-1.7、SWE-1.6 など。Pro 以上で OpenAI、Claude、Gemini、SpaceXAI のモデル
日本語の画面 なし(iOS のアプリは英語のみ) なし(ドキュメントは日本語版あり)
データの学習利用 Privacy Mode がオンなら使わない。チームのメンバーは初期設定でオン 初期設定で使うことがある。有料プランは設定で外せる。Enterprise は書面の同意なしには使わない
最新の更新日 2026年10月16日 2026年10月23日

最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。Windsurf の公式の変更履歴には、2026年10月24日付けの v3.11.216(不具合の修正など)もある。日本語の画面の「なし」は TRAIL の DB の値で、読んだ公式のページには、アプリの画面を日本語にできるという記載がない。

料金の違い

どの契約に含まれるか

Cursor の料金のページによると、新しい契約は Grok、Cursor、X をまとめた The X Subscription になる。2026年10月12日に新しい契約がこのプランに移った。有料は Plus(月$8)、Premium(月$30)、Super(月$100)、Ultra(月$200)だ。Hobby、Pro、Pro+ などの従来のプランは、契約している人がそのまま使える。

Windsurf は Devin のプランで使う。Devin の料金ページは windsurf.com の料金ページから移った先だ。個人向けの有料プランは Pro(月$20)と Max(月$200)で、どちらもクラウドの Devin(Devin Cloud)を含む。FAQ によると、前からの Windsurf のプランはそのまま使え、料金も変わらない。

Teams の料金は、ページによって書き方が違う。料金ページは「$80/month for team plan + $40/mo per full dev seat」と書く。セルフサーブのプランの説明は、Teams は月$80を最低額として払うとし、フルシートが2席より少ないときは$80に足りない分をチームで使う前払いのクレジットとして請求するとしている。

同じ契約で使える範囲も違う。Cursor の利用量はエディターの Agent、CLI、Cloud Agents と、Grok のアプリなどで分け合う。Windsurf ではクラウドの Devin の利用も Devin Desktop と同じ枠から減る。

利用枠の数え方

  • Cursor:The X Subscription の有料プランの利用量は週ごとに戻る。Premium は Plus の4倍、Super は15倍、Ultra は50倍だ。
  • Windsurf:セルフサーブのプランの説明によると、有料プランの枠は日ごとと週ごとに戻る。Max は週の枠だけで、日ごとの上限はない。
  • 使い切ったとき:Windsurf の Free は、次に日か週の枠が戻るまで待つ。Pro、Teams、Max は追加の利用を買って続けられる。

API の従量課金との関係

API の定価で払う場面が、2つで違う。Cursor では、Claude、GPT、Gemini などの他社のモデルは週の枠に入らず、最初の1回から API の定価で前払いのクレジットが減る。使えるのは Premium 以上で、Free と Plus では使えない。Teams と Enterprise では、対象のモデルに100万トークンあたり$0.25の Cursor Token Rate が上乗せされる。トークンは AI が文章を数える単位だ。

Windsurf では他社のモデルも Pro 以上の枠の中で使え、枠を超えた分を API の定価で払う。利用枠の説明によると、枠の減り方はモデルが使うトークンの量で決まり、単価はモデルごとに違う。無料のモデルは枠を減らさない。

できることの違い

エディターで書きながら頼む

どちらも、エディターそのものが製品だ。Cursor ではエディターの中で Agent に頼み、CLI のページによると Agent、Plan、Ask の3つのモードを使い分ける。Plan は書く前に進め方を詰めるモードで、Ask は変更をせずに読むだけのモードだ。

Windsurf ではエディターの中の Devin Local に頼む。Devin Local の解説によると、モードは Normal、Plan、Ask の3つだ。Free でも、Tab 補完とインライン編集は無制限に使える。2026年9月8日にエージェントの Cascade が取り除かれ、Devin Local だけになった。

ターミナルで動かす

どちらも CLI がある。Cursor の CLI は agent と打って始め、-p を付けた print mode でスクリプトや CI(自動テストの仕組み)から動かせる。Windsurf では Devin CLI をプロジェクトのフォルダで devin と打って始める。Devin Local は Devin CLI と同じ仕組みで動く。

クラウドに任せて席を外す

パソコンを閉じても作業を続けさせる仕組みは、2つともある。Cursor の Cloud Agents のヘルプによると、エージェントはそれぞれ分けられた仮想マシンで動く。画面の写し、動画、ログをプルリクエストに付ける。GitHub のプルリクエストや課題に @cursor と書いて頼むこともでき、Slack と Linear からも始められる。Premium 以上、Teams、Enterprise が対象で、Free と Plus では使えない。

クラウドの Devin の解説によると、Windsurf では手元のエージェントと立てた計画を1回のクリックでクラウドの Devin に送れる。Devin は自分の仮想マシンで作業し、パソコンを閉じても続ける。Pro、Max、Teams に含まれ、Enterprise では管理者が先に有効にする。

JetBrains の IDE で使う

IntelliJ IDEA や PyCharm などの JetBrains の IDE からも、どちらも使える。Cursor の JetBrains の解説によると、つなぎ方は ACP(エディターとエージェントをつなぐ共通の仕組み)だ。Cursor の有料プランと、AI Assistant のプラグインを有効にした JetBrains の IDE(2025.1 以降)が要る。

JetBrains の設定の解説によると、前からの Windsurf のプラグインは保守だけの段階に入った。今後は ACP で Devin を使う方法を勧めている。

使うモデルを選ぶ

自社のモデルは、Cursor が Grok と Composer、Windsurf が SWE のシリーズだ。Cursor の Plus で使えるのは Grok 4.7、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5 の4つだ。Windsurf の Free で使えるのは SWE-1.6 だけで、Pro の料金ページは OpenAI、Claude、Gemini、SpaceXAI のモデルを挙げている。

Windsurf のモデルのページは、多くの人に Fusion を勧めている。高性能な主のモデルと、費用の低い補助のモデルを組み合わせる方式だ。同じページによると、SWE-2 がセルフサーブのプランで無料だったのは2026年10月15日までで、そのあとは入力100万トークンあたり$3.00、出力$15.00の定価がかかる。2026年10月24日の時点でも、料金ページは Pro の内容に「Free use of SWE-2」を挙げている。

組み合わせて使う

公式に書かれたつなぎ方は3つある。

  • 設定を移す:Devin Desktop のはじめにのページによると、VS Code か Cursor の設定を Devin Desktop に取り込める。
  • 決まりのファイルを共有する:Devin のルールの解説によると、Devin CLI は Cursor の .cursor/rules を読む。Cursor のルールの解説によると、Cursor もプロジェクトの直下とその下のフォルダの AGENTS.md に対応する。Devin CLI も AGENTS.md を自動で読む。
  • ChatGPT の契約を使う:Devin Desktop の変更履歴によると、2026年9月29日の版から ChatGPT でサインインでき、対象の ChatGPT の Plus か Pro を GPT のモデルの利用に使える。

2つの間で契約や枠を共有する仕組みは、公式に記載がない。

更新の速さ

TRAIL の年表に記録した、2026年9月2日から10月23日までの主な更新は次のとおりだ。重要度の低い出来事にはページがないため、リンクを付けていない。

日付 ツール 内容 出来事
2026年10月23日 Windsurf Devin Desktop 3.11.212 で画面を刷新 なし
2026年10月16日 Cursor Cloud Agents がキャンバスを作れるように なし
2026年10月12日 Cursor 新しい契約が The X Subscription に移行 ページ
2026年10月12日 Windsurf Devin Desktop 3.10.67 を公開 なし
2026年10月6日 Cursor 手元のエージェントを iOS のアプリから操作 なし
2026年9月29日 Windsurf ChatGPT のアカウントでのサインインに対応 なし
2026年9月21日 Cursor Grok 4.7 を公開 ページ
2026年9月11日 Windsurf Fusion を追加 ページ
2026年9月10日 Windsurf SWE-2 を公開 ページ
2026年9月10日 Cursor 大きな作業を任せる Projects(ベータ) ページ
2026年9月8日 Windsurf Cascade を廃止し、Devin Local に一本化 ページ
2026年9月2日 Cursor Cloud Agents のツールの実行を自社のマシンに移せる Self-hosted machines ページ

TRAIL の年表では、2026年9月の出来事は Cursor が4件、Windsurf が5件だ。10月(24日まで)は Cursor が4件、Windsurf が3件ある。この2か月の間に、Cursor は契約の形が変わり、Windsurf はエージェントが Devin Local に入れ替わった。どちらも、料金やエージェントの仕組みが2か月の間に変わっているので、契約の前に公式のページを確かめる。

どれを選ぶか

  • お金をかけずに試したいなら、どちらも Free から始められる。Windsurf の Free は Tab 補完とインライン編集が無制限で、Cursor の Free は Agent と Chat を限られた量だけ使える。
  • 自社のモデルだけで、いちばん安く有料の枠を持ちたいなら、Cursor の Plus(月$8)。
  • Claude、GPT、Gemini などの他社のモデルを定額の枠で使いたいなら、Windsurf の Pro(月$20)。Cursor では Premium(月$30)以上で、API の定価を別に払う。
  • ChatGPT の Plus か Pro をすでに払っていて、GPT のモデルを使いたいなら、Windsurf。対象の ChatGPT のプランを GPT の利用に使える。
  • クラウドに作業を任せたいなら、Cursor の Premium 以上か、Windsurf の Pro 以上。
  • 会社のコードを学習に使わせない設定を組織でそろえたいなら、Cursor の Teams か Enterprise、Windsurf の Teams か Enterprise。Cursor の Teams はメンバーが初期設定で Privacy Mode になり、Windsurf の Teams は管理者が学習への利用を外す。

よくある質問

Windsurf は今も使えるか

使える。Windsurf は2026年6月2日に Devin Desktop へ名前が変わった。FAQ によると、同じ IDE で同じ機能を持ち、前からのプランはそのまま使え、料金も変わらない。エージェントの Cascade は2026年9月8日の版で取り除かれ、Devin Local だけになった。

無料でどこまで使えるか

Cursor の Free では Agent と Chat を限られた量だけ使える。Cloud Agents と他社のモデルは Free と Plus では使えない。Windsurf の Free は少ない利用枠で、モデルは SWE-1.6 だけだ。Tab 補完とインライン編集は無制限で、枠を使い切ったら次に日か週の枠が戻るまで待つ。

日本語で使えるか

2つとも、TRAIL の DB では画面の日本語を「なし」としている。読んだ公式のページにも、アプリの画面を日本語にできるという記載はない。Cursor の iOS のアプリの画面は、今のところ英語だけだ。Windsurf の公式ドキュメントには日本語版がある。

会社のコードは学習に使われるか

Cursor では Privacy Mode がオンなら、コードは Cursor にも他社のモデルの提供元にも学習に使われない。チームのメンバーは初期設定でオンで、管理者は組織全体で強制できる。Cognition のセキュリティのページによると、Windsurf では初期設定で学習に使うことがある。有料プランは「Data Controls」で外せ、外すとモデルの提供元とのゼロデータ保持(データを保存しない扱い)が有効になる。

会社で使えるか

使える。Cursor の Teams は1席月$30、$100、$200で、SAML/OIDC の SSO と一元的な請求と管理がある。Enterprise には SCIM と請求書払いがある。Windsurf の Teams は最大200人で、Enterprise には SAML/OIDC の SSO と専用の配置がある。

Cursor と Windsurf の違いは何か

どちらも AI のエージェントと一緒にコードを書くエディターだ。違いは契約と枠で、Cursor の新しい契約は Grok と共通の The X Subscription、Windsurf は Devin のプランに含まれる。他社のモデルは Cursor では API の定価を別に払い、Windsurf では Pro 以上の枠の中で使う。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.12 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Cursor

    Anysphere

    AIエージェントと一緒にコードを書く開発環境

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料The X Subscription Plus $8/月(年払いは$80/年)

    年表
    57件
    最新の更新
    2026.10.16
  • Windsurf

    Cognition

    AI エージェントと一緒にコードを書く開発環境

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIなし

    有料Pro $20/月

    年表
    36件
    最新の更新
    2026.10.23

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