Gamma・Genspark・Manus の違い PowerPoint への書き出しと無料の範囲
3つともスライドを PPTX で書き出せる。Gamma は Free でも書き出せ、Genspark は有料プランから。最安の有料プランは Gamma が月¥1,800、Genspark が月$24.99、Manus が月$20からだ。

この記事の要点
- Gamma はプレゼンテーションや文書を作る資料作成サービスで、Genspark と Manus は調べものから資料づくりまでを頼める AI エージェントだ。3つともスライドを PowerPoint 形式(PPTX)で書き出せる。
- いちばん大きな違いは、無料で何が手に入るかだ。Gamma は Free でも PPTX と PDF に書き出せるが、Genspark はどの形式の書き出しにも有料プランが要る。Manus の料金ページはスライドの生成を Pro の機能として挙げている。
- 迷ったら、無料で PowerPoint のファイルまで試すなら Gamma、PowerPoint の画面の中で AI を使うなら Genspark、調査や定期的な作業もまとめて任せるなら Manus から始める。
目次9
ひとことで言うと
Gamma
Gamma は Gamma Tech, Inc. の資料作成サービスだ。ブラウザの gamma.app で使い、エージェントとの会話でプレゼンテーション、ドキュメント、ウェブサイトを作る。モバイルアプリは米国とカナダだけで提供されている。
Genspark
Genspark はスライド、表計算、文書などを作るAI エージェント(目的を伝えると手順を考えて作業を進める AI)をまとめたサービスだ。ブラウザと、iPhone と Android のアプリで使える。Word、Excel、PowerPoint の中で使うアドインもある。
Manus
Manus は Butterfly Effect の AI エージェントだ。Manus のドキュメントによると、インターネットにつながる仮想のコンピューターの中で、計画から仕上げまで作業する。ブラウザ、デスクトップアプリ、モバイルアプリで使える。スライドは調査やデータ分析など幅広い作業の1つとして作る。
比較表
値は TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)と、3社の公式ページによる。
| 項目 | Gamma | Genspark | Manus |
|---|---|---|---|
| 提供元 | Gamma(Gamma Tech, Inc.) | Genspark | Butterfly Effect(Manus) |
| 使う場所 | ブラウザ。モバイルアプリは米国とカナダだけ | ブラウザ、iOS・Android アプリ、Word・Excel・PowerPoint のアドイン | ブラウザ、デスクトップアプリ、モバイルアプリ |
| 得意なこと | プレゼンテーション、ドキュメント、ウェブサイト、1枚のグラフィック | スライド、表計算、文書、議事録など | 調査、スライド、ウェブサイト、データ分析、定期的な作業 |
| 無料の範囲 | 登録時に400クレジット(補充なし)。1回で最大10枚 | 1日100クレジット(無料クレジットの生涯上限まで)。書き出しはできない | 毎日300クレジット(月1,500クレジットまで、Manus 2.0 Lite だけ)。同時タスク1つ |
| PowerPoint・Google スライド | PPTX、PDF、PNG。Google スライドへは PPTX をアップロードして移す | PPTX、PDF、Google Slides(有料プランだけ) | PPTX(PowerPoint と Google Slides で編集できる)、PDF、Webスライド |
| 最安の有料プラン | Plus 月¥1,800(年払いは月¥1,440) | Plus 月$24.99(年払いは月$19.99) | Pro 月$20から(年払いは17%割引) |
| 会社向けの料金 | Business 1ユーザー月¥5,900(年払い、年¥70,800)。Enterprise は問い合わせ | Team 1席月$40(年払いは月$35)、2〜150人。Enterprise は個別見積もり | Team 1席月$20から(年払いは17%割引) |
| 使えるモデル | Claude、ChatGPT と DALL-E、Gemini、Flux、Recraft など | Standard は Gen-1 モデル。Ultra は推論と出力がより強い(モデル名は記載なし) | Manus 2.0、Manus 2.0 Max、Manus 2.0 Lite |
| 日本語 | 料金ページとヘルプに日本語版。画面はブラウザの言語に合わせて表示 | ヘルプセンターに日本語版。画面の言語は公式に記載なし | ヘルプとドキュメントに日本語版。スライドはすべての主要言語で作れる |
| 商用利用 | 公式に記載なし。コンテンツは利用者のもの | Plus、Pro、Team、Enterprise に含まれる | 個人と商業の目的に使える |
| データの学習利用 | 個人用(Free〜Ultra)は初期設定で使う。オプトアウトできる。Business と Enterprise は使わない | Team と Enterprise は使わない。個人のプランは公式に記載なし | Team にデータ学習のオプトアウトがある。集計・匿名化した形で製品の改善に使う場合がある |
| 最新の更新日 | 2026年10月22日 | 2026年9月10日 | 2026年10月13日 |
料金ページの表示は、Gamma が円、Genspark と Manus が米ドルだ。最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。
会社の資料を入れるなら、学習に使わないと公式に書かれているのは、Gamma の Business と Enterprise、Genspark の Team と Enterprise だ。Manus は Team の機能としてデータ学習のオプトアウトを挙げている。
料金の違い
契約はそれぞれ別
3つは提供元が別で、契約もそれぞれに結ぶ。どれも、AI の作業にクレジットを使う仕組みだ。
Gamma の料金ページは円建てで、Plus は月払いで月¥1,800、年払いで月¥1,440だ。年払いは月払いより最大28%安い。地域によっては、価格に税金が加わる場合がある。
Genspark のメンバーシップのヘルプによると、価格は米ドル表示だ。地域によって売上税(VAT/GST)や、銀行の通貨換算の手数料がかかる場合がある。Manus の料金は Free、Pro、Team の3つで、Pro は月4,000クレジットの月$20から、月8,000クレジットの月$40から、月40,000クレジットの月$200がある。
無料枠の数え方
無料で使える量の数え方は、3つで違う。
- Gamma:登録時に400クレジットが付き、補充されない。友達を招待すると、クレジットをもらえる。有料プランでは使わなかったクレジットを月の量の2倍まで繰り越せる。
- Genspark:毎日100クレジットが補充され、無料クレジットの生涯上限に達すると補充が止まる。有料の Plus と Pro には、Standard モードの作業をクレジットなしで使える週ごとの無料枠が付く。
- Manus:毎日300クレジットが入り、Free で1か月に使えるのは1,500クレジットまでだ。毎日のクレジットは軽量版の Manus 2.0 Lite でしか使えない。
Gamma の Free のクレジットは1回きりで、Genspark の Free も生涯上限で止まる。毎日の補充が続くのは Manus の Free だけだが、使えるモデルは Lite に限られる。
API の従量課金との関係
API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)の扱いも違う。Gamma の API は全プランで使え、AI クレジットを使う。2026年10月22日に API キーが Free を含む全プランに開放された。Free は1回のカード数が最大10枚までだ。
Manus は2026年9月29日に Manus Flex を公開した。外部の推論サービスの API キーを持ち込み、推論の費用はそのサービスに直接払う。Genspark の Team と Enterprise では、管理者がメンバーの作った API キーを見て取り消せる。
できることの違い
PowerPoint で直し続ける資料を作る
作った資料を PowerPoint で直し続けるなら、3つとも PPTX で書き出せる。Gamma のエクスポートのヘルプによると、表は PowerPoint で編集できる表になり、スピーカーノートも含まれる。スライドマスターのレイアウトは含まれない。
Genspark の AIスライドのヘルプによると、書き出しは PDF、PPTX、Google Slides から選ぶ。使えるのは Plus、Pro、Team、Enterprise だ。Manus のスライドのドキュメントは、PPTX を PowerPoint や Google Slides で完全に編集できるとしている。スピーカーノートは別のファイルでも書き出せる。
Google スライドで共同編集する
Google Slides を書き出しの形式として選べるのは、Genspark だ。ヘルプはチームで協働するなら Google Slides で書き出すよう勧めている。Gamma のエクスポートのヘルプは、PPTX を書き出してから Google スライドにアップロードする方法を案内している。Gamma のヘルプによると、Google スライドは PPTX に埋め込んだフォントを使わず、自分のフォントに置き換える。
会社のテンプレートに合わせる
3つとも、会社の体裁に合わせる機能がある。Gamma の料金ページによると、テーマビルダーで会社のブランドのテーマを作れ、Pro からカスタムブランディングが使える。Genspark は PowerPoint や PDF を「プレゼンテーションをテンプレートとして保存」でスキルにする。Team と Enterprise では、管理者が承認したスキルを組織の全員が使える。
Manus は PowerPoint のテンプレート(.pptx)をアップロードすると、レイアウト、色、フォントを当てはめる。Manus の料金のヘルプによると、Team には共有のスライドテンプレートがある。
PowerPoint の画面の中で使う
PowerPoint を開いたまま AI に頼みたいなら、Genspark だ。Genspark の Office アドインのヘルプによると、Word、Excel、PowerPoint に AI の作業画面を開くアドインがある。PowerPoint 版は会社のマスタースライドに合わせて作り、編集できるグラフを入れる。Gamma は手元の PPTX を取り込んで編集できる。
調べものから資料にまとめる
調べた内容をそのまま資料にするなら、3つとも使える。Gamma は Plan モードで「Research」を選ぶと、書く前にウェブから情報を集める。Genspark の AIスライドはリサーチ、構成、デザインを自動で進める。送る前に「コンテンツを検証」で、数字や主張をウェブやファイルと照らし合わせられる。
Manus はスライドを作るときに、調査、内容づくり、デザイン、画像、スピーカーノートまで進める。料金ページは Wide Research によるタスクのスケーリングを Pro の機能に挙げている。
組み合わせて使う
公式ページに書かれた機能から、組み合わせ方を2つ挙げる。1つは、ファイルを渡す方法だ。Genspark と Manus は PPTX で書き出せ、Gamma は PPTX と PDF を取り込める。
もう1つは、ChatGPT や Claude から Gamma を使う方法だ。TRAIL の年表では2026年10月5日に Gamma の MCP(AI をほかのサービスにつなぐ仕組み)サーバーが既存の資料の編集に対応した。ChatGPT と Claude のコネクタからも、既存の gamma を直せる。
更新の速さ
TRAIL の年表に記録した、直近の主な更新は次のとおりだ。
| 日付 | ツール | 内容 | 出来事 |
|---|---|---|---|
| 2026年10月22日 | Gamma | API キーを Free を含む全プランに開放 | ページ |
| 2026年10月13日 | Manus | 法人向けに Manus for Business を発表 | ページ |
| 2026年10月6日 | Gamma | Gamma 5 を公開 | ページ |
| 2026年9月29日 | Manus | Manus Flex を公開 | ページ |
| 2026年9月28日 | Manus | Manus 2.0 を公開 | ページ |
| 2026年9月10日 | Genspark | スライド向けモデル Gen-1 Slides | ページ |
| 2026年8月3日 | Genspark | オープンソースの GenOffice を公開 | ページ |
| 2026年7月20日 | Genspark | AI Workspace 6.0 を公開 | ページ |
| 2026年7月14日 | Manus | PowerPoint 形式のスライドに対応 | ページ |
Gamma 5 では PowerPoint や PDF をデザインを保ったまま取り込め、要素ごとに編集できるようになった。Manus は2026年7月14日から、編集できるグラフと表を含む .pptx を直接作れる。
TRAIL の年表では、2026年10月(24日まで)の出来事は Manus が5件、Gamma が3件、Genspark が0件だ。
どれを選ぶか
- 無料で PowerPoint のファイルまで試したいなら、Gamma。Free でも PPTX と PDF に書き出せる。書き出したファイルには「Made by Gamma」のバッジが付く。
- Google スライドを書き出しの形式から選びたいなら、Genspark の有料プラン。
- PowerPoint の画面の中で AI を使いたいなら、Genspark の PowerPoint 用アドイン。
- 調査や定期的な作業もまとめて任せたいなら、Manus。Pro は同時タスク20、スケジュールタスク20だ。
- 会社の資料を入れて学習に使わせたくないなら、Gamma の Business か Genspark の Team。Manus は Team にオプトアウトの設定がある。
よくある質問
スライドを作る AI はどれがおすすめか
PowerPoint で直す資料を作るなら、3つとも PPTX で書き出せるので、無料で何が手に入るかで決める。無料で書き出しまで試せるのは Gamma だ。PowerPoint の中で使いたいなら Genspark、調べものや定期的な作業もまとめたいなら Manus が合う。
無料でどこまで使えるか
Gamma は登録時の400クレジットで、1回に最大10枚まで作れ、書き出しもできる。Genspark は1日100クレジットが生涯上限まで補充されるが、書き出しには有料プランが要る。Manus は毎日300クレジットで、Manus 2.0 Lite だけを使える。
PowerPoint や Google スライドに書き出せるか
3つとも PPTX で書き出せる。Google Slides を書き出しの形式から選べるのは Genspark の有料プランで、Gamma のヘルプは PPTX を Google スライドにアップロードする方法を案内している。Manus の PPTX は Google Slides でも編集できるとされている。
日本語で使えるか
3つとも日本語のヘルプがある。Gamma は画面をブラウザの言語に合わせて表示し、AI での生成も複数の言語に対応する。Manus はスライドをすべての主要言語で作れ、頼むときに言語を書く。
会社で使えるか、商用利用できるか
会社で使うなら、学習に使わないことが公式に書かれた法人向けのプランを選ぶ。Gamma の Business と Enterprise、Genspark の Team と Enterprise がこれにあたる。商用利用は、Genspark は Plus 以上に含まれ、Manus は作ったものを商業的な目的にも使える。Gamma の料金ページは、コンテンツは利用者のものだとしている。
ChatGPT や Claude のスライド機能と何が違うか
ChatGPT と Claude は対話型 AI の機能の1つとしてスライドを作る。TRAIL の年表では、ChatGPT のスライド機能は2026年10月16日に Pro、Business、Enterprise の対象者向けに順次提供が始まった。Web 版では PowerPoint、PDF、Google スライドに書き出せる。Claude の Slides は、2026年10月8日に Free を含む全プランで使えるようになった。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.22 まで。
出典
- プランと料金Gamma
- GammaでAgentを使ってどうやって作成しますか?Gamma
- Gammaをエクスポートする最も簡単な方法は何ですか?Gamma
- Gammaは私のコンテンツをAI機能のトレーニングに使用しますか?Gamma
- Gammaを希望の言語で使うには?Gamma
- Gammaにはモバイルアプリがありますか?Gamma
- Terms of Use AgreementGamma
- メンバーシッププランGenspark
- AIスライドGenspark
- チーム & エンタープライズプランGenspark
- Microsoft Office PluginGenspark
- Privacy PolicyGenspark
- ようこそManus
- Manus スライドManus
- Manus のプランと料金Manus
- Manus の現在のメンバーシップ料金はいくらですか?Manus
- Manusによって生成された資産(ウェブサイト/画像/動画/スライド)の所有権は私にありますか?Manus
- 私のタスクは誰が見ることができますか?Manus




