Granola の使い方 Bot なしで会議を記録する手順とプロンプト例

会議メモAI「Granola」は会議に Bot を入れず、パソコンの音声から文字起こしとノートを作る。無料は直近30日分の履歴まで、有料は1人月$14から。始め方、議事録やメールのプロンプト例、録音の知らせ方、データの扱いをまとめた。

「Granola の使い方 Bot なしで会議を記録する手順とプロンプト例」のイメージ画像

この記事の要点

  • Granola は会議に Bot を入れずにパソコンの音声から文字起こしをして、自分のメモと合わせた議事録を AI が作る会議メモのアプリだ。Zoom、Google Meet、Microsoft Teams など、会議ソフトを選ばずに使える。
  • 無料の Basic では、アプリで見られる会議の履歴が直近30日分になる。有料は1人月$14の Business からで、月払いだけだ。料金は米ドル表示で、画面は英語だけだが、文字起こしと要約は日本語に対応する。
  • Mac か Windows にデスクトップアプリを入れ、Google か Microsoft のアカウントでサインインして始める。iPhone と Android のアプリは、対面の会議の記録に使う。
目次11

何ができるか

Granola は会議向けの AI ノートのアプリだ。Granola のヘルプセンターなどによると、主に次のことができる。

  • Bot なしの記録:デスクトップ版はパソコンのマイクとシステム音声(パソコンから流れる音)を使って文字に起こす。会議に Bot は参加せず、ほかの参加者に参加者が1人増えたようには見えない。Google Meet、Teams、Zoom などのオンライン会議のほか、対面の会議や自分へのボイスメモにも使える。
  • 自分のメモと AI の清書:会議中にエディターへ書いたメモを、Granola は重要な点として扱う。会議が終わると、文字起こし、自分のメモ、カレンダーの予定の情報をもとに、整えたノート(enhanced notes)を自動で作る。
  • テンプレート:1on1、面接、商談のような会議の種類ごとに、ノートの形を選べる。自分でプロンプトと見出しを書いてテンプレートを作り、チームと共有もできる。
  • Granola Chat と Recipes:1つの会議、フォルダ、すべての会議を相手に、何が決まったか、誰が何をするかを質問できる。よく使う頼み方は「Recipes」として保存し、ワンクリックで使い回せる。
  • 共有と連携:ノートをリンクやフォルダでチームに共有し、Slack、Notion、HubSpot などへ送れる。MCP(AI ツールが外部のデータを読むための接続の決まり)で、Claude や ChatGPT から会議の記録を参照することもできる。
  • スマホと腕時計:iPhone と Android のアプリで対面の会議を記録できる。iPhone ではアプリから発信した電話の通話も記録でき、Apple Watch からもノートを取り始められる。

TRAIL の年表では、2026年7月1日に Android 版を公開し、9月2日にはデスクトップ版の多言語モードで使える言語を増やした。

料金とプランの選び方

料金は Granola の料金ページと、ヘルプの「Subscriptions and billing」による。2026年10月24日に確かめた。金額はすべて米ドルで、1ユーザーあたりの月額だ。料金ページに税込みか税抜きかの記載はない。ヘルプによると、VAT などの税は請求先の住所から計算される。

プラン 月額 年払い 含まれるもの・上限 向いている人
Basic $0 なし AI のノート、会議をまたぐチャット(モデルは Auto のみ)、共有フォルダ、テンプレート、Recipes、Slack 連携。アプリで見られる会議の履歴は直近30日分 30日より前の会議を見返さない人
Business $14 なし(月払いのみ) 履歴が無制限。チャットのモデルを選べる。会議前の要点(Pre-meeting briefs)、会議後のフォローアップメール(Follow-up emails)、Notion・HubSpot・Attio・Affinity・Zapier との連携、API 過去の会議をさかのぼる人、CRM や Notion に記録を送る人
Enterprise $35から 月払いか年払い Business の機能に加え、SSO、管理者向けの制御、組織全体の自動削除期間、利用状況の分析、優先サポート、Salesforce との連携 全社で設定を管理したい会社

無料の Basic でも使い続けられるが、アプリで見られるのは直近30日分の会議までだ。ヘルプによると、30日より前のノートは消えずに保存され、有料プランに上げると再び見られる。「Settings」→「Profile」→「Generate CSV」で、全履歴を CSV に書き出してメールで受け取ることもできる。どのプランにも、1日あたりの文字起こしの上限はない。

年払いを選べるのは Enterprise の契約だけで、Basic と Business は月払いだ。SSO(会社のアカウントで一括してログインする仕組み)は、50席以上の Enterprise で使える。

スマホと Apple Watch のアプリは無料だ。有料プランがなくても、スマホでノートを取れる。

日本語の扱いは次のとおりだ。ヘルプの「Multi-language support」によると、アプリの画面(メニュー、ボタン、設定)は英語だけになる。文字起こしと要約は日本語に対応し、デスクトップ版でもスマホ版でも使える。料金ページに円建ての価格はない。ヘルプの一覧では、デスクトップ版が31言語、スマホ版が17言語に対応し、どちらにも日本語が入る。

始め方

デスクトップアプリ(Mac)

ヘルプの「Setup guide」による。macOS 14 以上が必要だ。

  1. Granola の公式サイトから Granola をダウンロードする。
  2. ダウンロードフォルダの「Granola.dmg」を開く。
  3. Granola のアイコンを「Applications」フォルダにドラッグする。
  4. 「Applications」から Granola を起動する。

起動したときに「Granola is from the internet. Are you sure you want to open it?」と出たら、「Open」をクリックする。

デスクトップアプリ(Windows)

  1. Granola の公式サイトから Granola をダウンロードする。
  2. ダウンロードフォルダの「Granola.exe」を開く。
  3. インストーラーが起動する。
  4. スタートメニューから Granola を起動する。

サインインとカレンダーの接続

ヘルプの「Signing in and connecting your calendar」による。サインインは Google か Microsoft のアカウント、Enterprise では SSO で行う。ヘルプは、会議に使っているカレンダーがある仕事用のアカウントを勧めている。

  1. 「Sign in with Google」か「Sign in with Microsoft」をクリックする。
  2. ブラウザが開いたら、使うアカウントを選ぶ。
  3. カレンダーの権限の画面で「Select all」を選び、先へ進む。
  4. Granola に戻ったら、Mac ではマイクとシステム音声の確認で「Allow」をクリックする。

Microsoft のアカウントはクラウドの Microsoft 365(Exchange Online)のカレンダーだけに対応する。会社の設定によっては、管理者の承認が要る画面が出る。Gmail のアカウントで「Join the waitlist」と出たら、そのボタンを押すと先へ進める。

会議を記録する

ヘルプの「How transcription works」による。Granola は自分でノートを開くまで文字起こしを始めない。

  1. ホーム画面の「Coming up」に並ぶ予定から、会議を選んでノートを開く。予定にない会議なら、右上の「New Note」をクリックする。
  2. 会議が始まったら、画面の下に緑の動くバーが出ていることを確かめる。
  3. 会議中に、気づいたことをエディターにメモする。
  4. 会議が終わったら、画面の下の停止ボタンを押す。

会議の前にノートを開いておくと、予定の開始時刻に自動で文字起こしが始まる。止め忘れても、通話が終わったと判断したとき、15分間新しい音声がないとき、パソコンがスリープしたときに自動で止まる。続けて別の会議に入るときは、会議アプリがマイクを使い続け、2つの会議が1つにまとまることがある。そのため、会議の間で停止ボタンを押す。

Granola は音声と映像を録音・保存しないので、あとから会議の音声を聞き直すことはできない。録音済みの MP3 などのファイルを取り込んで文字に起こす機能もない。

スマホアプリ

ヘルプの「Getting started with Granola for mobile」による。iPhone は App Store、Android は Google Play から入れる。

  1. App Store か Google Play で Granola をインストールする。
  2. アプリを開き、Google か Microsoft のアカウントでサインインする。
  3. 予定の一覧で始まっている会議の「start notes」をタップするか、新しいノートを始める。
  4. 会議が終わったら「end」をタップする。

終えると、ノートが自動で作られ、できたら通知が届く。スマホではほかのアプリの音声を取り込めないため、オンライン会議は記録できない。スマホ版は対面の会議向けで、iPhone ではアプリの発信機能でかけた電話も記録できる。通話の記録は日本でも使えるが、かかってきた電話には対応しない。

スマホでできないこともある。テンプレートの作成と適用、Notion や Slack への共有はデスクトップ版で行う。スマホで Granola Chat を使えるのは iPhone だけで、Android と iPad では使えない。Apple Watch 版は watchOS 11 以降の Apple Watch と iPhone の組み合わせで使える。

仕事での使い方

ここでのプロンプトは Granola にこう頼めるという例だ。[ ] の中を自分の内容に差し替えて使う。TRAIL は出力を確かめていない。AI のノートは必ず文字起こしの元の箇所と照らし合わせる。

定例会議の議事録を毎回同じ形で作る

週1回の定例会議を、決まった見出しの議事録にまとめる場面だ。デスクトップ版でホーム画面のワークスペースのメニューから「Manage templates」を開き、テンプレートを作る。次のように書く。

プロンプト
これは[プロジェクト名]の週次定例会議だ。進み具合と、決まったことを関係者に伝える議事録を作りたい。
発言の要点は短く書き、数字と期限が出たら必ず残す。
## 今週の進み具合
- 作業ごとに、終わったこと、遅れていることを分けて書く。
## 決まったこと
- 会議で合意した内容を箇条書きにする。
## 次の作業
- [ ] 担当者と期限が発言から分かる作業を、担当者名と期限を添えて並べる。
## 持ち越した議題
- 結論が出なかった議題を書く。

会議中にノートで「/」を打つと、テンプレートを選べる。ヘルプは、テンプレートの共有には会社のメールアドレスでのサインインが必要だと説明している。

商談のあとにお礼のメールを下書きする

社外の人との打ち合わせのあと、決まったことと次の手順を相手に送る場面だ。会議のノートの下にあるチャット欄で、次のように頼む。

プロンプト
この会議の参加者に送るお礼のメールを下書きしてください。
[会社名]の[担当者名]さんあてに、合意した内容と、こちらとあちらの次の作業を分けて、短く書いてください。
最後に、次回の打ち合わせの候補日を[日付]までに送ると添えてください。

チャットからメールを送るには、「Settings」→「Connectors」で Gmail をつなぐ。Granola は編集できる下書きを示し、「Send」を押すまでは送らない。対応するのは Google のアカウントだけで、Outlook には対応しない。

会議の要点を Slack のチャンネルで共有する

会議に出なかったメンバーに、結論だけを知らせる場面だ。チャット欄で、チャンネル名を「#」付きで書いて頼む。

プロンプト
この会議の要点を #[チャンネル名] に投稿する文を作ってください。
決まったこと、未解決の課題、次の作業と担当者を、それぞれ3行以内で書いてください。

これも「Settings」→「Connectors」で Slack をつないで使う。投稿先と本文を確かめてから送る。社外の人がいる Slack Connect のチャンネルでは、送る前に警告が出る。

採用面接の評価を同じ基準でまとめる

面接のあとに、候補者ごとの評価を同じ形で残す場面だ。ヘルプは候補者との通話のあとの評価づくりを Recipes の使い道に挙げている。チャット欄で「/」を打って「Create a recipe」を選び、範囲を「Single meetings」にして保存する。

プロンプト
これは[職種名]の採用面接だ。面接官が評価を書く材料をまとめてほしい。
次の評価項目ごとに、候補者の発言を根拠として引き、確かめられなかった項目は「確認できず」と書く。
- [評価項目1]
- [評価項目2]
- [評価項目3]
最後に、次の面接で聞くべきことを3つ挙げる。

Recipes には、実行のたびに中身を差し替える変数の機能がない。職種ごとに [ ] を書き換えた Recipe を、別々に作っておく。

複数の顧客との会議から要望を拾い出す

1か月分の商談から、顧客の要望と不満の傾向をつかむ場面だ。商談のノートを1つのフォルダにまとめ、フォルダのチャットで頼む。

プロンプト
このフォルダの会議記録から、顧客が挙げた要望と不満を集めてください。
似た内容はまとめ、多く出た順に並べ、それぞれにどの会議で出たかを添えてください。
[製品名]の価格についての発言は、別の見出しにまとめてください。

無料の Basic のチャットが参照できるのは、直近30日分のノートだけだ。繰り返し使うなら、範囲を「Multiple meetings」にした Recipe にしておく。

うまく頼むコツ

ヘルプの「Writing effective recipes」と「Customize notes with templates」にある書き方から、3つを選んだ。ヘルプは、短いプロンプトほど出力の形がぶれやすいと説明している。

目的と背景を先に書く

ヘルプはまず何のための依頼かを書き、AI にどんな仕事をしてほしいかを説明するよう勧めている。テンプレートでも、会議から何を得たいかと背景を最初に書く。

悪い例は次のとおりだ。

プロンプト
メールを書いて。

良い例は次のとおりだ。

プロンプト
社外との打ち合わせが終わり、参加者にお礼のメールを送る必要がある。
決まったことと次の作業をまとめた、丁寧なお礼のメールを書いてください。

決まりを具体的に並べる

ヘルプは AI をインターンのように考え、伝えていないことを知っているとは思わずに具体的に書くよう勧めている。

悪い例は次のとおりだ。

プロンプト
ToDo を出して。

良い例は次のとおりだ。

プロンプト
この会議で決まった作業を一覧にしてください。
- 担当者と期限が発言にあるものだけを書く。
- 担当者が決まっていない作業は「担当未定」と書く。
- 会議より前に終わった作業は含めない。

出力の形を見本で示す

出力の形が大事なときは、ヘルプは見本をプロンプトに入れるよう勧めている。たとえば、メールなら自分のメールの例、議事録なら使いたい見出しを書く。

悪い例は次のとおりだ。

プロンプト
いつもの形でまとめて。

良い例は次のとおりだ。

プロンプト
次の見出しと順番で、議事録をまとめてください。
## 目的
## 決まったこと
## 次の作業
各見出しの下は、1項目1行の箇条書きにしてください。

使いこなすための設定や機能

設定は左下のワークスペース名をクリックし、「Settings」を選んで開く。

日本語の会議では言語の設定を確かめる。「Settings」→「Preferences」→「Language」で、文字起こしの言語を「Multi-language」にすると、デスクトップ版の対応言語をすべて文字に起こし、1つの会議で言語が切り替わっても追う。要約の言語は「Auto」にすると、会議で多く話された言語でノートが作られる。「English」にすると、会議の言語にかかわらず英語になる。スマホ版は設定がなく、話された言語を1つ選んで文字に起こす。

社内の用語や製品名は、同じ画面の「Personal jargon」に登録すると認識されやすくなる。自分用は30語まで、ワークスペース全体の用語は、Business と Enterprise で管理者が「Settings」→「Workspace」→「General」で50語まで登録できる。

ノートは自分だけの「My notes」と、ワークスペース全員に見えるチームスペースのフォルダに分けて整理できる。定例会議のノートをフォルダに入れると、次回以降の同じ会議を自動で同じフォルダに入れるか聞かれる。フォルダの上部にある「Integrations」から、追加されたノートを Slack、HubSpot、Attio、Zapier へ自動で送る決まりを作れる。

Notion へは「Settings」→「Connectors」で Notion をつなぐと、ノート上部の「⋯」から1件ずつ送れる。送り先は Granola が作る専用のデータベースで、まとめて送る機能はない。HubSpot との連携は、Google Workspace か Microsoft 365 のアカウントが必要になる。

ほかのツールとの違い

TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)にある値で比べた。

Granola Notta ElevenLabs
提供元 Granola Notta株式会社 ElevenLabs
得意なこと 会議に Bot を入れずに文字起こしする会議ノート 会議や通話の文字起こしと要約 音声合成、文字起こし、音声エージェント
会議の記録のしかた Bot なし。パソコンのシステム音声とマイクから文字起こし デスクトップ版で Bot なしの録音に対応 ファクトパックに記載なし
無料の範囲 Basic $0。閲覧できる会議履歴は直近30日分 フリー。文字起こし月120分、1回3分まで Free $0/月。月10,000クレジット
最安の有料プラン Business $14/ユーザー/月 プレミアム 年払いで月1,185円相当(年14,220円、税込) Starter $6/月
日本語 画面は英語のみ。文字起こしと要約は日本語に対応 画面も文字起こしも日本語に対応 日本語の音声生成と吹き替えに対応。画面の日本語表示は確認できていない
会社で使うときのデータの扱い Enterprise に SSO、管理者向けの制御、組織全体の自動削除期間 ビジネスPlus に AI 学習の無効化設定。データは日本国内に保管 ファクトパックに記載なし

日本語の画面と円建ての料金を求めるなら Notta、会議に Bot を入れずに記録したいなら Granola が候補になる。Notta も2026年7月8日に公開したデスクトップ版で Bot なしの録音に対応した。

Notta の始め方と料金は Notta の使い方にまとめている。詳しい違いは音声AIの比較表と、Granola と Notta の比較、ElevenLabs と Granola の比較にまとめている。

困ったときは

30日より前のノートが見られない

無料の Basic では、アプリで見られるのは直近30日分のノートまでだ。ヘルプによると、古いノートは消えずに保存されていて、Business に上げると再び見られる。上げずに中身を手元に残すなら、「Settings」→「Profile」→「Generate CSV」で書き出す。CSV は数時間以内にメールで届き、リンクの有効期限は24時間だ。

ログインできない

ヘルプの「Signing in and connecting your calendar」による。Google のサインインで「Access blocked: Your institution's admin needs to review Granola」と出たら、会社の Google Workspace の管理者が外部アプリの利用を制限している。管理者に、管理コンソールで Granola を「Trusted」にしてもらう。会社のネットワークでサインインできないときは、IT 担当に「auth.granola.ai」を許可してもらう。

文字起こしが始まらない、片方の声が入らない

ヘルプの「Transcription issues」は、まず停止して再開する、Granola を再起動する、パソコンを再起動する、の順で試すよう案内している。片方の声が入らないときは、文字起こしの画面でどちらが欠けているかを見る。緑(自分)が欠けていればマイク、グレー(相手)が欠けていればシステム音声を拾えていない。

文字起こしの画面の下にあるマイクの一覧で、会議アプリと同じマイクを選ぶ。Mac では「System Settings」→「Privacy & Security」の「Microphone」と「Screen & System Audio recording」の両方で Granola をオンにする。

ファイルが読めない

Granola は録音済みの音声ファイルを取り込んで文字に起こす機能を持たない。チャットには会議の外の資料を添付できるが、iPhone のチャットでは添付できない。

ノートが作られない、内容が間違っている

ノートが作られないときは、再試行のボタンを押すか、「Enhanced」タブの横の矢印から再生成のボタンを押す。それでも作られなければ、文字起こしが残っているかを確かめる。文字起こしがないときは、音声を拾えていない。

ノートの内容が疑わしいときは、各項目の横の虫めがねのアイコンで、文字起こしや自分のメモのどこから書いたかを確かめられる。言語が違うときは、言語の設定を直して再生成する。

解約したい

ヘルプの「Cancelling your subscription」による手順だ。

  1. 左下のワークスペース名をクリックし、「Settings」を選ぶ。
  2. 「Billing」を開き、「Manage subscription」をクリックする。
  3. 開いた Stripe の画面で「Cancel subscription」を選ぶ。

解約しても、最後に支払った日から1か月の請求期間の終わりまでは使える。そのあとワークスペースは Basic に移り、料金はかからない。解約したときの返金についての記載は、ヘルプに見当たらなかった。

アカウントやデータを消したい

ノートは右の「⋯」から「move to trash」でゴミ箱に移せる。アカウントは「Settings」→「Profile」の「Delete my account」で消す。アカウントと関連するデータはすべて消え、元に戻せない。ほかのメンバーがいるフォルダに入れた自分のノートも消える。会社のディレクトリで管理されたアカウントは自分で消せないので、IT 管理者に頼む。

気をつけること

ノートが間違っていることがある

ヘルプは AI を使うほかのツールと同じく、Granola も名前や細部を聞き違えたり、要約が欠けたりすることがあると説明している。チームに共有する前に、ノートに目を通すよう勧めている。メールや Slack の下書きも宛先、日時、約束した内容、担当者を送る前に確かめる。

入力したデータの扱い

無料の Basic と Business では、匿名化したデータを Granola 自身のモデルの改善に使う設定が、初期状態で有効になっている。オフにするには、デスクトップ版の「Settings」→「Preferences」→「Data & sharing」で「Use my data to improve models for everyone」を切る。設定はアカウント全体に効き、Android アプリではまだ変えられない。Enterprise は初期設定で学習から外れ、管理者が全員に強制できる。

ヘルプは、OpenAI や Anthropic などの外部の AI 企業には、契約でデータを学習に使わせていないと説明している。オフにする前に使われた匿名化データについては、使われていないとは保証できないとしている。

音声は文字起こしのために一時的に保持され、文字起こしが終わると Granola と外部のサービスから消される。データは米国の AWS のサーバーに暗号化して保存される。EU や英国など、ほかの地域に保存する選択肢はない。文字起こしは「Settings」→「Preferences」→「Data & sharing」の「Auto deletion period for transcripts」で、1日から1年の期間を選んで自動で消せる。最初に設定すると、1週間待ってから削除が始まる。

録音していることを参加者に知らせる

Granola は会議に Bot を入れないので、ほかの参加者の画面に参加者は増えない。ヘルプは、Granola を使う前に参加者の同意を得るのは利用者の責任だとしている。録音や文字起こしの法律は地域で違うので、迷ったら自社の法務や IT の担当に確かめるよう案内している。

知らせる方法として、Granola は2つの機能を用意している。1つは、文字起こしが始まり、ほかの参加者が入ると、会議のチャットに知らせのメッセージを自動で送る機能だ。Zoom、Teams、Google Meet、Mac の Slack ハドルで使える。もう1つの「Granola Watermark」は、文字起こししている間、自分のカメラ映像に記録中の印を表示する。どちらも「Settings」→「Preferences」→「Transparency」で設定する。

Basic と Business では、これらを各ユーザーが自分で設定する。Enterprise では、管理者がワークスペース全体に強制できる。話が途中で機密に移ったときは、文字起こしを一時停止し、記録されてしまった部分はあとで消せる。

生成物の権利

Granola のユーザー利用規約は、利用者がサービスに保存した内容や情報(Customer Data)は、ワークスペースの契約者(Customer)のものだと定めている。AI が作ったノートの権利だけを個別に定めた条文は、読んだ範囲では見当たらなかった。規約は会話の録音や監視を定めた法律に反する使い方を禁じている。

会社で使うときのルール

ノートは初期設定で本人だけに見え、管理者も個人のノートは見られない。Enterprise の管理者は、共有の上限、学習のオフ、文字起こしの保存期間、SSO の強制を全社で決められる。MCP で読めるノートの範囲や、文字起こしを AI ツールに渡すかどうかも、管理者が切り替えられる。Enterprise ではデータの書き出しが初期設定でオフになり、管理者が許可したときだけ使える。

よくある質問

無料でずっと使えますか

使える。Basic は無料のプランで、有料プランを解約したあともこのプランで使い続けられる。ただし、アプリで見られる会議の履歴は直近30日分で、チャットのモデルは Auto だけになる。過去の会議をさかのぼるなら、1人月$14の Business が要る。

日本語で使えますか

文字起こしと要約は日本語に対応する。アプリの画面は英語だけだ。日本語の会議では、「Settings」→「Preferences」→「Language」で文字起こしを「Multi-language」、要約を「Auto」にしておく。

スマホで使えますか

使える。iPhone と Android のアプリは無料で、対面の会議を記録できる。スマホではほかのアプリの音声を取り込めないため、Zoom などのオンライン会議は記録できない。テンプレートや外部への共有はデスクトップ版で行う。

会議の内容は学習に使われますか

無料の Basic と Business では、匿名化したデータが Granola 自身のモデルの改善に使われる設定が初期状態で有効だ。「Settings」→「Preferences」でオフにできる。OpenAI や Anthropic などの外部の企業には、学習に使わせていない。Enterprise は初期設定で学習から外れる。

Notta との違いは何ですか

Granola は会議に Bot を入れずに記録する会議ノートで、画面は英語だけ、料金は米ドルだ。Notta は画面が日本語で、料金は円建てになる。Notta もデスクトップ版で Bot なしの録音に対応した。

解約したら返金されますか

いつでも解約でき、請求期間の終わりまでは使える。解約したときの返金について、ヘルプには記載がない。

次に読む

出典

この記事に出てくるツール

  • Granola

    Granola

    会議ボットなしで文字起こしする会議向けAIノート

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Business $14/ユーザー/月

    年表
    26件
    最新の更新
    2026.10.06
  • Notta

    Notta株式会社

    会議や通話を文字起こし・要約する音声AI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIなし

    有料プレミアム 年払いで月1,185円相当(年14,220円、税込)

    年表
    31件
    最新の更新
    2026.09.24
  • ElevenLabs

    ElevenLabs

    音声合成・文字起こし・音声エージェントのAI

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Starter $6/月

    年表
    51件
    最新の更新
    2026.10.21

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