Le Chat(現 Vibe)の使い方 無料で始める手順と仕事で使えるプロンプト例

Mistral AI の「Le Chat」は2026年5月28日に「Vibe」へ改称した。公式のヘルプとドキュメントをもとに、プランの選び方、ブラウザとスマホとターミナルでの始め方、仕事での頼み方、学習のオフの設定までまとめた。

厚い紙の上に寄せて置いた陶器のカップ2つと、間に挟んだ折りたたみの紙片、紙片に結んだ紫の細い糸

この記事の要点

  • Le Chat はフランスの Mistral AI のAIアシスタントで、2026年5月28日から「Vibe」という名前になった。調べもの、資料づくり、メールの下書きといった仕事と、コーディングを1つのエージェントで扱う。
  • 無料の Free プランから使え、有料は Pro が月$14.99、Team が1ユーザー月$24.99だ。どちらも税抜きで、年払いは月払いより20%安い。
  • Web 版は今も chat.mistral.ai で使える。iPhone と Android のアプリ、ターミナルで動く CLI、VS Code の拡張機能もある。
目次11

何ができるか

Le Chat は、フランスの Mistral AI が2024年2月26日に公開したAIアシスタントだ。公式のヘルプは Vibe を「Le Chat と呼ばれていたものの新しい名前」と説明している。改称のあとも、アカウント、プラン、会話、保存した内容はそのまま引き継がれ、URL とログインも変わらない。

Vibe には仕事を任せる「Work」と、開発に使う「Code」の2つのモードがある。公式ドキュメントが挙げるできることは次のとおりだ。

  • 会話と複数段階の作業:Work では短いやり取りも、調査や下書きのような長い作業も同じ画面で頼める。fast と think の切り替えで、すばやく答えるか深く取り組むかを選ぶ。
  • ファイルの読み取り:PDF、Word、PowerPoint、Excel、画像、録音を読ませて、要約や抜き出しを頼める。
  • ウェブ検索:最新の情報を調べ、出典のリンクを付けて答える。ニュースは AFP と AP の記事から引く。
  • 外部ツールとの連携:Gmail、Outlook、Slack、Notion、GitHub、Google ドライブなどとつなぎ、その中身を使って作業する。
  • 作業の自動化:同じ手順を「スキル」として登録したり、決まった日時にプロンプトを動かしたりできる。
  • コーディング:ターミナル、VS Code、クラウドの作業環境で、コードを読み、書き換え、プルリクエストまで進める。

Vibe は Mistral の自社のモデルで動く。Mistral は2026年10月6日に、同社で最大のモデル「Mistral Large 4」をプレビュー公開した。10月29日にはモデルの重みも公開し、Vibe Code でも試せるようにした。

これまで別のタブだった Chat と Work は、2026年9月22日に1つの画面にまとまった。TRAIL の年表では、この統合は Chat と Work の統合として記録している。会社向けの Enterprise には、6か月の移行期間がある。2026年8月12日に更新されたヘルプの改称の案内は、会話用の「Vibe Chat」を今も使える3つ目のモードとして挙げている。統合を説明する公式ドキュメントのほうが新しく、Chat を旧来のモードとし、個人向けの Free、Pro、Team から順に Work へ移していると書いている。

Mistral AI の発表の Work モードの節には、Mistral AI の動画が埋め込まれている。

出典:Mistral AI

料金とプランの選び方

Mistral の料金ページとヘルプによる。2026年11月1日に確かめた。

プラン 月払い(税抜き) 年払い 含まれるもの・上限 向いている人
Free $0 なし メッセージ、ウェブ検索、コーディングのセッションに制限あり。基本の画像生成と編集、100以上のコネクター まず試したい人
Pro $14.99 月払いより20%安い メッセージは Free の最大6倍、ウェブ検索は最大5倍、画像生成は最大40倍。表とスライドの作成、月$25.5分の API クレジット Free の回数で足りない人、表のファイルを作りたい人
Team 1ユーザー$24.99 月払いより20%安い Pro より高い上限、1ユーザー30GBまでの保存容量、ドメインの認証、データの書き出し 同じワークスペースを複数人で使う会社
Enterprise 要問い合わせ ― 専用の環境への導入、独自のモデルとエージェント、監査ログ、SAML SSO 監査ログや SAML SSO が必要な組織

料金ページの計算では、Team は2ユーザーで月$50だ。認定を受けた学生は Pro を月$5.99で使える。予約で動かす作業は、Free が5件まで、Pro と Team は無制限だ。文書をためておくライブラリの容量は、Free は制限つき、Pro は15GBまで、Team は1ユーザー30GBまでだ。

無料の Free でも、Work での作業、ウェブ検索、ファイルの読み取り、プロジェクトを使える。ただし、表計算のファイルを作る機能と、データを計算する Code Interpreter は、有料プランの機能とされている。

料金は米ドルかユーロで表示され、どちらも税抜きだ。日本円の表示はない。画面を日本語にする設定は、公式ページでは確認できなかった。公式の言語の一覧では、Mistral のモデルは日本語を「高い性能が見込める」言語に含めている。音声入力も日本語に対応する。

始め方

ブラウザ

最初の作業のクイックスタートによると、試すだけなら Free で足り、5分ほどで終わる。

  1. chat.mistral.ai を開き、Mistral のアカウントを作る。
  2. サイドバーが閉じていれば、引き出しのアイコンを押す。macOS では Cmd+Shift+B、Windows と Linux では Ctrl+Shift+B でも開く。
  3. サイドバーのモードの切り替えで「Work」を選ぶ。
  4. 欲しい結果をふつうの文章で書いて送る。
  5. 進み具合を見て、方向が違えば黒い四角の停止ボタンで止める。続けてメッセージを送って直してもよい。
  6. 終わったら最後のまとめを読み、事実、日付、出典のリンクを確かめる。

Vibe は最後に選んだタブを覚えている。「Code」が開いたときは、作業の前に「Work」に切り替える。長い作業では、右側に「todos」のパネルが出て、手順ごとに印が付く。

スマホアプリ

iPhone と Android のアプリがある。ヘルプによると、アプリから契約できるのは Pro だけで、Team 以上は Web で契約する。

  1. iPhone は App Store、Android は Google Play からアプリを入れる。
  2. Pro にするときは、アプリで「Get Pro」を押す。
  3. 月払いか年払いを選び、「Upgrade to Pro」を押す。
  4. App Store か Google Play で支払いを確定する。

iPhone で契約するときは、Mistral のアカウントが Gmail などでも、Apple ID でのサインインが必要だ。Android では、Google Play の「Payments & subscriptions」から購入を確定しないと Pro が反映されない。3日以内に確定しないと、Google Play が購入を取り消して返金する。

ターミナル

CLI のインストールの解説による。開発者向けの使い方だ。macOS と Linux では次の1行で入れる。

コマンド
curl -LsSf https://mistral.ai/vibe/install.sh | bash

Windows でも動くが、主な対象は macOS と Linux とされている。Windows では先に uv を入れてから Vibe を入れる。

コマンド
powershell -ExecutionPolicy ByPass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"
uv tool install mistral-vibe
  1. 作業するプロジェクトのフォルダでターミナルを開く。
  2. vibe と打って起動する。
  3. 最初の設定の画面で「Launch browser」を選び、Mistral のアカウントでサインインする。API キーを貼る方法もある。

ブラウザでサインインすると、契約しているプランの範囲で Vibe Code を使える。

エディタ

VS Code の拡張機能「Mistral Vibe for VS Code」には Vibe のエージェントが入っていて、CLI を別に入れる必要はない。

  1. VS Code を開き、macOS では Cmd+Shift+X、Windows と Linux では Ctrl+Shift+X を押す。
  2. 「Mistral Vibe」で検索する。
  3. 発行元が Mistral AI の拡張機能を選び、「Install」を押す。
  4. 拡張機能の案内に従い、「Mistral Vibe Setup」のターミナルに Mistral の API キーを貼る。

仕事での使い方

ここでの頼み方は、公式ドキュメントにある使い方の例をもとに TRAIL が日本語で書いた例だ。[ ] の中を自分の内容に差し替える。TRAIL は実際に操作しておらず、出力の中身や質は保証できない。結果は必ず自分で確かめる。

調べものを1枚の資料にまとめる

競合や市場の動きを調べ、社内で共有する資料にする場面だ。ウェブ検索をオンにして、次のように頼む。

プロンプト
[業界名]で[2026年]に発表された主な動きを調べて、
社内の[営業チーム]向けに1枚の要約にまとめて。
各項目に出典のリンクを付け、最後に私たちへの影響を3行で書いて。

深く調べたいときは、組み込みのスキル「deep-research」を /deep-research で呼び出す。出典を付けた詳しい報告を作るためのスキルだ。

契約書や長い PDF から要点と期限を抜き出す

長い契約書や報告書を読み込む時間がない場面だ。ファイルをチャットに添付して、次のように頼む。

プロンプト
添付した[契約書のファイル名]を読んで、
当事者、契約期間、更新の条件、支払いの期限、解約の条件を表にして。
更新で注意すべき点があれば、条文の番号と一緒に挙げて。

公式の説明では、添付したファイルへの答えは一般の知識からではなく、ファイルの中身から出す。同じチャットの中なら、続けて質問しても添付し直す必要はない。

未読のメールに返信の下書きを作る

問い合わせのメールがたまっている場面だ。「Connectors」のページで Gmail か Outlook をつないでから、次のように頼む。

プロンプト
[法務チーム]から届いた未読のメールを確認して、
それぞれに返信の下書きを作って。
送る前に私が確認するので、まだ送らないで。

メールを送る、予定を作るといった操作の前には、Vibe が承認を求める。「Continue」でその1回だけを許可し、「Decline」で取り消す。宛先と中身を読んでから押す。

会議の録音から議事録と宿題を作る

録音はあるが、議事録を書く時間がない場面だ。録音のファイルを添付して、次のように頼む。

プロンプト
添付した[会議の録音]を文字に起こして、要点を5行でまとめて。
決まったことと、誰がいつまでに何をするかを表にして。

Work は録音を文字に起こし、その文字をもとに答える。話す人の区別や時刻つきの書き起こしが必要なら、開発者向けの Studio の機能を使うよう案内されている。

売上の表を集計してグラフにする

毎月の売上の CSV から、会議用の数字とグラフを作る場面だ。ファイルを添付して、次のように頼む。

プロンプト
添付した[ファイル名]の売上データを集計して。
商品ごとの売上の上位5つを棒グラフにして、
[第3四半期]と[第4四半期]の差を商品の分類ごとに表で示して。

公式のクイックスタートによると、Work は計算のためのコードを書いて動かし、表やグラフを Canvas という編集用のパネルに出す。動かしたコードも並べて表示する。公式の説明では、計算に使う Code Interpreter は有料プランの機能だ。

毎週のまとめを自動で作る

毎週月曜に先週の動きを確かめている場面だ。Slack や Gmail をつないだうえで、次のように頼む。

プロンプト
先週の未読のメールと、Slack の[チャンネル名]の投稿を読んで、
私が対応すべきことを優先度の高い順に10件まとめて。
これを毎週月曜の9時に実行して。

「Scheduled」のページか、チャットで頼むと予約できる。予約の機能は公開プレビューで、画面や名前は変わることがある。

既存のコードにテストを足す

開発の現場で、手の回らないテストを足す場面だ。プロジェクトのフォルダで vibe を起動し、次のように頼む。

プロンプト
[src/billing/]の[parseInvoice]関数に単体テストを足して。
既存のテストの書き方に合わせ、足したら全部のテストを実行して結果を教えて。

公式の説明では、Code モードはファイルを読み、コードを書き換え、コマンドを実行し、プルリクエストを出す。

うまく頼むコツ

Mistral のヘルプ「Can I trust the models' output?」と、Work の始め方の解説にある原則から3つを選んだ。

結果、材料、読み手、条件を書く

始め方の解説は良い最初の頼み方として、欲しい結果、使う材料やツール、読み手、長さや形式などの条件を入れるよう勧めている。

次は悪い例だ。

プロンプト
この資料をまとめて。

次は良い例だ。

プロンプト
添付した[提案書]を、[部長]が3分で読める要約にして。
結論、費用、リスクの順に、全体で300字以内で書いて。

事情を知らない人に説明するつもりで書く

ヘルプはその話題を知らない人に説明するように、できるだけ多くの背景を入れるよう勧めている。

次は悪い例だ。

プロンプト
来週の件の案内文を書いて。

次は良い例だ。

プロンプト
[11月10日]に開く[新製品の社内説明会]の案内文を書いて。
対象は全社員で、場所は[本社3階]、参加は自由。
堅すぎない、社内向けの言い方にして。

大きな頼みは小さく分ける

ヘルプは複雑な頼みを小さな手順に分けるよう勧めている。返ってきた答えに続けて指示を出し、直していく。

次は悪い例だ。

プロンプト
新しい事業の計画を全部作って。

次は良い例だ。

プロンプト
[事業の概要]をもとに、まず想定する顧客を3つの型に分けて説明して。
次の質問で、それぞれの型に向けた売り方を考えたい。

使いこなすための設定や機能

カスタム指示

カスタム指示の解説によると、役割や好みの書き方を一度登録すると、すべての作業に反映される。サイドバーの「Context」→「Instructions」を開き、「Tone」を選んで指示を書き、保存する。反映されるのは、そのあとに始めた作業だけだ。解説は短く具体的に書くこと、パスワードなどの秘密を入れないことを勧めている。

プロジェクト

プロジェクトの解説によると、チャットを案件ごとにまとめ、それぞれに口調、指示、共有のファイルを持たせられる。サイドバーの「Projects」の横の「New Project」を押し、名前とアイコンを決めて「Create」を押す。「Upload files」で入れたファイルは、プロジェクトの中のどのチャットからも使える。すべてのプランで使える。

Knowledge Base(覚えておく機能)

Knowledge Base の解説によると、会話の中から大事なことを保存し、あとの会話で使う。「覚えておいて」のように頼むと保存される。初期設定でオンで、サイドバーの「Context」→「Knowledge」で中身を見られる。止めるには、サイドバーの左下の組織名から「Privacy」を開き、「Personalization」の「Knowledge」をオフにする。

ライブラリ

社内の規程や製品の資料をためておき、どのチャットからでも探せるようにする機能だ。「Libraries」のページで「New Library」を押して作る。1回に100ファイルまで、1ファイル100MBまで入れられる。Web ページを URL で加えることもできる。

スキル

スキルの解説によると、決まった手順や書式をまとめておくと、頼んだ内容が合うときに自動で使われる。会議の準備をする「meeting-prep」、社内向けの報告を書く「internal-comms」、文書を点検する「document-review」などが最初から入っている。要らないものは「Context」→「Skills」で止められる。

外部ツールとの連携

「Connectors」のページでカードの「Connect」を押し、相手のサービスでログインする。「My Connectors」でカードを開き、「Functions」のタブを選ぶと、どの操作を確認なしで動かすかを1つずつ決められる。書き込みや送信をする操作は、慣れるまで毎回の承認のままにしておくよう勧められている。

ほかのツールとの違い

TRAIL のファクトパック(2026年11月1日時点)にある値で、対話型のAIアシスタント3つと並べた。Le Chat の列の画面の日本語とデータの扱いは、公式ページで確かめた内容だ。

Le Chat(Vibe) ChatGPT Claude Gemini
提供元 Mistral AI OpenAI Anthropic Google
得意なこと 仕事の作業とコーディングを1つのエージェントで扱う 文章、画像、調査、開発を会話で任せられる 文章作成、コーディング、調査 文章、画像、動画、調査
無料の範囲 メッセージ、ウェブ検索、コーディングに制限つきで使える GPT-6 でのテキストチャットは無制限。画像や音声などは上限あり Web・デスクトップ・モバイルで利用可。Haiku と Sonnet が使える Gemini アプリの基本機能を利用可
最安の有料プラン Pro $14.99/月(税抜き) Go ¥1,400/月 Pro $20/月(年払いは月$17) Google AI Plus ¥725/月
画面の日本語 公式ページで確認できず 日本語の画面と円の料金表示に対応 日本語の画面に設定できる 2023年5月から日本語対応
会社で使うときのデータの扱い Team は管理者が組織全体で学習をオフにできる。Enterprise は初期設定で学習に使わない ファクトパックに記載なし ファクトパックに記載なし ファクトパックに記載なし

料金の通貨は、Le Chat と Claude が米ドル、ChatGPT と Gemini が日本円だ。詳しくは対話型AIの比較表、ChatGPT と Le Chat の比較、Claude と Le Chat の比較、Gemini と Le Chat の比較で見られる。

困ったときは

回数の上限に達した

Free はメッセージやウェブ検索の回数に制限がある。料金ページの質問の答えによると、Pro は Free より上限が高く、Team と Enterprise はさらに高い。上のプランに上げるには、管理画面の「Subscriptions」を開き、「Upgrade to Pro」か「Upgrade to Team」の欄で「Compare plans」を選ぶ。プランと支払いの周期を選び、支払いを済ませる。

Le Chat の有料プランが見当たらない

ヘルプによると、改称のあともプラン、履歴、設定は残っている。契約したときと同じアカウントとメールアドレスで chat.mistral.ai にサインインする。それでも見つからなければ、サポートに連絡する。

ログインできない

パスワードを忘れたときは、ログインの画面で「Forgot password?」を選び、メールアドレスを入れて「Send me a code by email」を押す。メールで届いた6桁のコードを入れ、新しいパスワードを決めて「Change password」を押す。メールは no-reply@emails.mistral.ai から届くので、迷惑メールのフォルダも確かめる。

ファイルが読めない

添付できるのは、PDF、Word、PowerPoint、Excel、CSV、画像、テキスト、メール(EML、MSG)、録音などだ。ライブラリに入れるファイルは1つ100MBまでだ。表を計算してグラフにする Code Interpreter は有料プランの機能とされている。

回答が間違っている、古い

ヘルプは、Vibe が間違った答えや事実を返すことがあり、答えが正しいかを確かめるよう勧めている。モデルは決まった日付までのデータで学習していて(ナレッジカットオフ)、新しい出来事にはウェブ検索をオンにする。答えに付く出典のリンクと「Sources」のボタンで、もとの記事を確かめられる。

解約したい、返金してほしい

解約の解説によると、Web で契約したときは次の手順で解約する。

  1. 管理画面の「Subscriptions」を開き、「Subscription」のタブを選ぶ。
  2. 「Downgrade to Free」の欄で「Unsubscribe」を選ぶ。
  3. 解約を確定する。

最初の購入から14日以内に解約すると、すぐに Free に戻り、支払いは返金の対象になる。14日を過ぎると返金はなく、請求期間の終わりまでプランを使える。アプリで契約したときは App Store か Google Play で解約し、返金もそれぞれのストアに頼む。

アカウントやデータを消したい

アカウント削除の解説によると、次の手順で消す。

  1. 管理画面のアカウントのページを開く。
  2. 「Danger Zone」の「Delete account」を押す。
  3. 確認のため、メールアドレスを入れる。
  4. 「Delete account」を押して確定する。

削除したアカウントはどんな方法でも戻せない。有料プランを使っていたときは、未払いの料金をすべて払っておく必要がある。ヘルプには、アカウントのページで「Delete account」のボタンの場所を示す画像が載っている。

Mistral の管理画面のアカウントのページ。Danger Zone に Delete account のボタンがある
出典:Mistral AI

気をつけること

回答が間違っていることがある

AI がもっともらしい誤りを出すことを、ハルシネーションと呼ぶ。ヘルプは、モデルの世界の理解には限りがあり、有害な内容や偏った内容を出すこともあるとしている。Work の解説も、結果は確かめるまで下書きとして扱い、事実、表、日付、名前、出典を確かめるよう求めている。

入力したデータの扱い

学習のオフの解説によると、Vibe の個人の利用者は、初期設定では入力と出力が学習に使われる。添付した文書も入力に含まれる。止めるには、管理画面の「Manage」で「Vibe」を選び、「Privacy」の「Allow your interactions to be used to train our models」をオフにする。スマホのアプリでは設定の「Data & Account Controls」で「Enable data sharing」の印を外す。

Team では、管理者が組織全体で学習への利用を止められる。Enterprise は初期設定で学習から外れている。音声入力のメッセージは Team と Enterprise では初期設定で学習に使われない。親指の上下ボタンで評価とコメントを送ると、どのプランでも、その評価と入出力が改善に使われる。連携したツールから取り出したデータは、どのプランでも学習に使われない。履歴に残らず学習にも使われない「Temporary Chat」もある。

生成物の権利

ヘルプによると、Vibe と API では、入力と出力の権利は利用者にある。Mistral は、利用者が作った出力の著作権を主張しない。

会社で使うときのルール

Team と Enterprise の管理者は、SSO、権限つきの利用者の管理などを組織全体で決められる。管理者は特定のコネクターを組織全体で使えなくしたり、Knowledge Base を全員分止めたりもできる。Enterprise には、監査ログと SAML SSO が付く。

よくある質問

Le Chat と Vibe は同じものですか

同じだ。2026年5月28日に Le Chat は Vibe に改称し、仕事とコーディングを1つのエージェントにまとめた。アカウント、プラン、会話は引き継がれ、入口も chat.mistral.ai のままだ。TRAIL の年表では Vibe への改称として記録している。

無料でずっと使えますか

使える。Free プランは無料で、Work での作業、ウェブ検索、ファイルの読み取りを回数の制限つきで使える。回数を増やしたい、表のファイルを作りたいときは、月$14.99(税抜き)の Pro からだ。

日本語で使えますか

日本語で頼むことはできる。公式の言語の一覧は、日本語を高い性能が見込める言語に含めていて、音声入力も日本語に対応する。ただし、画面を日本語にする設定は公式ページで確認できなかった。

スマホで使えますか

使える。iPhone と Android のアプリがあり、Work での作業と音声入力ができる。アプリから契約できるのは Pro だけで、Team 以上は Web で契約する。

入力した内容は学習に使われますか

個人で使う場合は、初期設定で使われる。管理画面の「Privacy」か、アプリの「Data & Account Controls」でオフにできる。Team は管理者が組織全体で止められ、Enterprise は初期設定で学習から外れている。

ChatGPT と何が違いますか

最安の有料プランは、Le Chat が Pro の月$14.99(税抜き)、ChatGPT が Go の月¥1,400だ。ChatGPT は日本語の画面と円の料金表示に対応する。Le Chat は画面の日本語を公式ページで確認できず、料金はドルかユーロだ。

次に読む

年表で見ると:Mistral Le Chat の節目と更新年表を見る
6日117日14日23日2026.05.22 Mistral Medium 3.5 を既定に、Work モードを追加2026.05.22MistralMedium 3.5…Mistral Medium 3.5 を…2026.05.28 Le Chat が Vibe に改称2026.05.28Le Chat がVibe に改称Le Chat が Vibe に改称2026.09.22 Chat と Work を1つの画面に統合2026.09.22Chat と Workを1つの画面…Chat と Work を1つの画…2026.10.06 Mistral Large 4 をプレビュー公開2026.10.06MistralLarge 4 を…Mistral Large 4 をプレ…2026.10.29 Mistral Large 4 の重みを公開2026.10.29MistralLarge 4 の…Mistral Large 4 の重み…

TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.29 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Mistral Le Chat

    Mistral AI

    フランスの Mistral AI が提供するAIアシスタント。2026年5月から Vibe の名前で仕事とコーディングを1つのエージェントにまとめた

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語なし
    • APIあり

    有料Pro $14.99/月(税別)

    年表
    12件
    最新の更新
    2026.10.29
  • ChatGPT

    OpenAI

    文章、画像、調査、開発を会話で任せられるAIアシスタント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Go ¥1,400/月

    年表
    98件
    最新の更新
    2026.10.16
  • Claude

    Anthropic

    文章作成・コーディング・調査に使えるAIアシスタント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Pro $20/月(年払いは月$17、$200一括)

    年表
    104件
    最新の更新
    2026.10.30
  • Gemini

    Google

    Google の対話型AI。文章・画像・動画・調査に対応

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Google AI Plus ¥725/月

    年表
    96件
    最新の更新
    2026.10.30

Timeline

関連する出来事

  1. Mistral Large 4 の重みを公開

    Mistral Le Chat・モデル 最終確認 2026年11月1日

  2. Mistral Large 4 をプレビュー公開

    Mistral Le Chat・モデル 最終確認 2026年11月1日

  3. Chat と Work を1つの画面に統合

    Mistral Le Chat・機能 最終確認 2026年11月1日

  4. Le Chat が Vibe に改称

    Mistral Le Chat・企業 最終確認 2026年11月1日

  5. Mistral Medium 3.5 を既定に、Work モードを追加

    Mistral Le Chat・モデル 最終確認 2026年11月1日

  6. MCP コネクターとメモリーを追加

    Mistral Le Chat・機能 最終確認 2026年11月1日