
この記事の要点
- FLUX は Black Forest Labs(BFL)の画像・動画生成モデルのシリーズだ。文章から画像を作り、写真を直し、最大10枚の画像を組み合わせられる。FLUX 3 Video は音声つきの動画も作る。
- 月額のプランはなく、使った分だけクレジットで払う。FLUX 3 Image は1Kの画像1枚$0.048、小型の FLUX 3 Image Klein は1Kで1枚$0.009で、ブラウザの Playground でも API でも料金は同じだ。
- コードを書かずに試すなら Playground、システムに組み込むなら API から始める。重みが公開されたモデルは手元でも動かせるが、商用利用の条件はモデルごとに違う。
目次11
何ができるか
FLUX は、ドイツの Black Forest Labs が作る画像生成AIのモデルの名前だ。BFL の画面や API のほか、Microsoft Azure AI Foundry などからも呼び出して使う。BFL のドキュメントによると、主に次のことができる。
- 画像の生成:文章の指示(プロンプト)から画像を作る。FLUX 3 Image は初期設定でウェブを検索し、実在するものを正しく描こうとする。
- 画像の編集:「何をどう変えるか」を文章で書くと、指定した部分だけを直し、ほかはそのまま残す。
- 複数の画像の合成:最大10枚の参照画像を渡し、「画像1の部屋に画像2の商品を置く」のように組み合わせられる。
- レイアウトの指定:プロンプトの末尾に枠の座標を書き、要素を置く位置を決められる。同じ枠で、1つの要素だけの色替えや削除もできる。
- 動画の生成:FLUX 3 Video は文章や画像から最長20秒、最大4Kの動画を、台詞や効果音と一緒に作る。
- 手元で動かす:FLUX 3 Image Klein や FLUX.2 [klein] は重みが公開されており、自分の GPU で動かしたり追加学習したりできる。
TRAIL の年表では、FLUX 3 は2026年7月23日に発表され、FLUX 3 Video が8月4日、FLUX 3 Image が10月1日、FLUX 3 Image Klein が10月15日に公開された。画像向けの FLUX.2 も2025年11月25日の公開から並んで提供されている。BFL は FLUX 3 を、画像・動画・音声をまとめて学習した flow matching のモデルと説明している。ノイズから画像を作る仕組みは、用語集の拡散モデルで説明している。
料金とプランの選び方
料金は BFL の料金ページとドキュメントの「Pricing」による。2026年10月24日に確かめた。FLUX には月額のプランがなく、生成した分だけクレジットを払う。1クレジットは$0.01で、Playground と API の料金は同じだ。
| プラン | 月額 | 年払い | 含まれるもの・上限 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 従量課金(画像) | なし。使った分だけ | なし | FLUX 3 Image は1枚$0.041(768×768)〜$0.607(4K)。FLUX 3 Image Klein は$0.008〜$0.036。FLUX.2 [pro] は$0.03から | 枚数が月ごとに変わる人 |
| 従量課金(動画) | なし。使った分だけ | なし | FLUX 3 Video は文章や画像からの生成で1秒$0.15(HD)、$0.24(FHD)、$0.28(QHD)、$0.41(UHD)。下書きは1秒$0.06 | 短い動画を作りたい人 |
| Enterprise | 個別見積もり | 記載なし | 全モデルと新モデル。ボリューム割引、SLA、専任のサポート | 大量に生成する会社 |
| 重みのライセンス Builder | 記載なし | 記載なし | FLUX 3 Image Klein と FLUX.2 [klein]。月1万枚、1ドメイン、10人。追加学習の権利 | 社内の業務と自社のマーケティング用に、手元で動かしたい人 |
| 重みのライセンス Platform・Professional | 記載なし | 記載なし | 月10万枚。Platform は自社の製品に組み込む人向け、Professional は顧客のために制作する代理店向け | 製品に組み込む会社、制作会社 |
FLUX 3 Image の1枚の料金は、解像度で決まる。768×768が$0.041、1K(約100万画素)が$0.048、1.5Kが$0.07、2Kが$0.10、4Kが$0.607だ。FLUX 3 Image Klein は同じ順に$0.008、$0.009、$0.011、$0.014、$0.036になる。文章からの生成と編集は同じ料金だ。
無料プランはなく、今回読んだ公式ページに無料のクレジットの記載もなかった。BFL のドキュメントは試すなら$10〜20のクレジットから始めるよう勧めている。クレジットに期限はなく、翌月に持ち越せる。失敗した API の呼び出しや、内容の審査で止められた依頼には料金がかからない。
支払いは米ドルで、主なクレジットカードを Stripe で使う。税込みか税抜きかは料金ページに書かれていない。買ったクレジットは返金されない。
重みが公開されたモデルのうち、FLUX.2 [klein] 4B は Apache 2.0 で公開され、手元で動かせば料金はかからない。ほかのモデルの条件は下の「生成物の権利と商用利用」にまとめた。
日本語の画面は TRAIL の DB では確認できていない。ドキュメントは英語で、プロンプトの例も英語だ。ただし、FLUX.2 は複数の言語のプロンプトを受け付けるとドキュメントは説明している。FLUX 3 Image では英語のプロンプトの中で「"東京"」のように日本語を引用符で囲み、画像に文字を入れる例が示されている。BFL の発表によると、FLUX 3 Video は日本語を含む多くの言語の台詞を作れる。
始め方
ブラウザ(Playground)
Playground はコードを書かずに FLUX を試せる BFL の画面だ。ヘルプの「What is the BFL Playground?」とドキュメントの「Quick Start」の手順を、1枚目の画像を保存するところまでつないだ。
- playground.bfl.ai を開く。
- ログインの画面で「Sign up」を押し、メールアドレスとパスワードで登録する。「Continue with Google」「Continue with GitHub」「Continue with SSO」でも入れる。
- 届いたメールのリンクを開き、メールアドレスを確かめる。
- ダッシュボードの左の欄で「API」→「Credits」を開き、「Add Credits」を押す。
- 金額を選び、Stripe の画面で支払う。
- Playground に戻り、使うモデルを選ぶ。
- 作りたい画像をプロンプトに書き、「Generate」を押す。
- できた画像のダウンロードのアイコンを押して保存する。
写真を直すときは、元の画像をアップロードし、直し方をプロンプトに書いて「Generate」を押す。結果の右上の「API Code」を押すと、同じ設定の Python、JavaScript、cURL のコードが出る。ヘルプは、アカウントを作ると「Default Organization」と「Default Project」が自動で用意されると説明している。
API(ターミナル)
ドキュメントの「Quick Start」と「FLUX 3 Text to Image」の手順だ。先に上の手順4〜5でクレジットを足しておく。
- ダッシュボードで「API」→「Keys」を開き、「Add Key」を押す。
- キーに名前を付け、表示されたキーをすぐにコピーする。キーは1回しか表示されない。
- キーを環境変数に設定する。
- FLUX 3 Image に生成の依頼を送る。
- 返ってきた
polling_urlを、statusがReadyになるまで確かめる。 result.sampleの URL から画像をダウンロードする。
ドキュメントの例をもとにした bash のコマンドは次のとおりだ。ドキュメントは bash と cURL のほか、Python と JavaScript の例も載せている。
export BFL_API_KEY="your_api_key_here"
curl --fail-with-body https://api.bfl.ai/v1/flux-3-image \
-H "x-key: $BFL_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"prompt": "A two-color risograph illustration of a rabbit riding a pumpkin. No text.",
"aspect_ratio": "16:9"
}'返事に入っている polling_url を、次のコマンドで確かめる。
curl "$POLLING_URL" -H "x-key: $BFL_API_KEY"result.sample の URL は1時間で切れるので、すぐにダウンロードする。キーはパスワードと同じように扱い、ブラウザで動くコードには書かない。
手元で動かす(Hugging Face)
FLUX 3 Image Klein の重みは、BFL の公式の Hugging Face で配られている。モデルカードによると、ファイルを取得するには Hugging Face にログインし、利用の条件に同意する必要がある。
- Hugging Face で black-forest-labs/flux-3-image-klein のページを開き、ログインして条件に同意する。
- 次のコマンドで Diffusers を入れる。
- ドキュメントのコードで重みを読み込み、画像を作る。
pip install git+https://github.com/huggingface/diffusers.gitKlein は短いプロンプトを詳しい説明文に書き直す「prompt upsampler」と一緒に使う前提のモデルだ。Diffusers はこれを自動では動かさないので、別に用意するか、詳しい説明文を自分で書く。prompt upsampler は GPU のメモリを約28GB余分に使う。ComfyUI で使うときは、ComfyUI を最新にし、Hugging Face から Klein の重みを取得して、ComfyUI の Klein のページのワークフローを読み込む。
Claude などの AI ツールから使う(MCP)
MCP は AI のチャットにほかのサービスの機能をつなぐ仕組みだ。BFL は FLUX の MCP サーバーを公開している。API キーを貼る必要はなく、最初に BFL のアカウントでログインし、料金を払う組織を選ぶ。
- Claude で「Settings」→「Connectors」を開く。
- カスタムのコネクターを足し、名前を FLUX、URL を https://mcp.bfl.ai にする。
- 「Connect」を押し、開いたブラウザで BFL のアカウントにログインする。
Claude Code では次のコマンドで登録する。
claude mcp add --transport http FLUX https://mcp.bfl.ai仕事での使い方
ここでのプロンプトは FLUX にこう頼めるという例だ。公式の例に合わせて英語で書き、[ ] の中を自分の内容に英語で差し替える。TRAIL は出力を確かめていないので、できた画像は必ず自分の目で確かめる。アップロードする写真は、自分が使う権利を持つものに限る。
商品写真の背景を差し替える
手元の商品写真の背景だけを、キャンペーンに合わせて変える場面だ。Playground に写真をアップロードして、次のように頼む。
Place the [product] from image 1 on a [surface] in front of a [background scene], soft studio lighting. Keep the product's shape, color, label and position unchanged.ドキュメントは、背景を変えるときは新しい場所と光の当たり方も書くよう勧めている。残したい部分も名前で書いておく。
告知ポスターに文字を入れる
社内イベントや店頭の告知に使うポスターを作る場面だ。次のように頼む。
A clean event poster for [event], [style] illustration in [color] tones. At the top, bold sans-serif typography reads "[title]". Below the illustration, smaller text reads "[date and place]".入れたい文字は引用符で囲み、置く場所と書体の雰囲気を書く。日本語の文字も引用符の中にそのまま書けば同じように扱われる。
ブランドの色で素材をそろえる
広告や資料の素材を、自社のブランドの色で作る場面だ。色をカラーコードで指定する。
A minimalist product shot of [product] on a plain studio backdrop in [#カラーコード], with [#カラーコード] accents on the packaging, soft shadows.ドキュメントは、色の名前より「#e01075」のようなカラーコードのほうが正確に伝わるとしている。編集で特定の色に変えるときにも使える。
部屋の写真に商品を置く
家具や雑貨の販売ページで、使う場面の画像を作る場面だ。部屋の写真を1枚目、商品の写真を2枚目にして渡す。
Put the [product] from image 2 on the [furniture] in the [room] from image 1, lit by the window on the left. Keep the rest of the room exactly unchanged.画像は渡した順に「image 1」「image 2」と呼ぶ。縦横比は初期設定で1枚目に合わせるので、元にする写真を先に渡す。
横長のバナーを縦長の投稿にする
同じ画像を、ウェブのバナーと SNS の縦長の投稿の両方で使う場面だ。縦横比を 9:16 に指定し、広がる部分に何を描くかを書く。
Extend this image to a tall 9:16 frame. Keep [main subject] the same size and position, and fill the new space above and below with more of the [background].編集では縦横比の初期値が元の画像の形を保つ。形を変えるときだけ、縦横比をはっきり指定する。
1つだけ選んで色を変える
並んだ商品のうち1つだけ、色違いの見本を作る場面だ。対象を位置や見た目で絞り込んで書く。
Change the color of only the [position, e.g. left-most] [object] to [#カラーコード]. Keep the other [objects], the background and the lighting unchanged.似たものがいくつも写っていて文章で絞れないときは、ドキュメントはプロンプトの末尾に枠の座標を足す方法を勧めている。
Claude から複数の案を出して比べる
キャンペーンの絵柄を決める前に、方向性の違う案を並べる場面だ。MCP でつないだ Claude に、次のように頼む。
FLUX で、[商品]の広告用のキービジュアルを4案作ってください。光、色、雰囲気をそれぞれ変えて、[縦横比]にしてください。FLUX の MCP サーバーは1回で最大8枚を並行して作れる。気に入った案があれば、その案の方向でバリエーションを作るよう続けて頼める。
研修動画の短いカットを作る
研修や商品紹介の動画に入れる、数秒の映像を作る場面だ。Playground でモデルに FLUX 3 を選び、次のように頼む。
A slow camera push-in on [person or object] in a [place], [time of day] light. [One thing that happens]. Soft ambient sound of [sound].長さは5〜20秒で、音声は初期設定で一緒に作られる。MCP のドキュメントは1つの映像に1つの出来事を書き、ほしい音も書くよう勧めている。
うまく頼むコツ
BFL の「Prompting Guide」と、編集のガイドの原則から4つを選んだ。悪い例と良い例は、原則に合わせて TRAIL が作った。
見えるものを具体的に書く
ガイドは主役、場所、光、構図を書き、目で指させるものだけを足すよう勧め、「masterpiece」のような品質の言葉は省くとしている。
悪い例は次のとおりだ。
a beautiful office, masterpiece, highly detailed良い例は次のとおりだ。
A small bright office with two wooden desks by a large window, morning sunlight on the floor, a green plant in the corner, wide shot at eye level入れたくないものは、あるべき姿で書く
FLUX 3 Image には、入れたくないものを指定する欄がない。ガイドは「人混みがない」と書く代わりに「誰もいない遊歩道」のように、その場所に見えるものを書くよう勧めている。
悪い例は次のとおりだ。
a beach with no people良い例は次のとおりだ。
an empty sandy beach at dawn, calm waves, a single lifeguard tower画像に入れる文字は引用符で囲む
ガイドは入れる文字を引用符で囲み、置く場所と見た目を書くよう勧めている。引用符で、印刷する文字とまわりの説明を分けられる。
悪い例は次のとおりだ。
a cafe sign with the shop name on it良い例は次のとおりだ。
a wooden cafe sign above the door, painted white letters read "OPEN LATE"編集では、対象と変え方と残すものを書く
編集のガイドは指示を3つに分けて書くよう勧めている。対象を1つに絞れるように名指しし、何に変えるかを書き、残したい細部を名前で書く。
悪い例は次のとおりだ。
change the cup良い例は次のとおりだ。
Change the red mug on the desk to a white ceramic mug. Keep the laptop, the papers and the window light unchanged.使いこなすための設定や機能
FLUX 3 Image の縦横比は 21:9 から 9:21 までの15種類か auto から選ぶ。auto は1枚目の参照画像に合わせ、参照画像がなければ 1:1 になる。解像度は 768sq、1k、1.5k、2k、4k で、初期値は 1k だ。ガイドは、言い回しを詰める間は速い 768sq で試し、仕上げに 2k か 4k を使うよう勧めている。同じプロンプトでも毎回結果が変わるので、複数の結果を見てから判断する。
FLUX 3 Image は初期設定で、ウェブを検索して実在するものを描こうとする。grounding を false にすると検索をせず、プロンプトだけで速く作る。要素の位置を決めたいときは、プロンプトの末尾に枠を書く。枠は 0〜1000 の座標で、[上, 左, 下, 右] の順に指定する。
API の safety_tolerance で、内容の審査の厳しさを変えられる。FLUX 3 Image と FLUX 3 Video では0〜4で、0がいちばん厳しく、初期値は2だ。
チームで使うときは、組織(Organization)とプロジェクト(Project)で分ける。クレジットは組織で共有し、API キーと利用状況はプロジェクトごとに分かれる。ドキュメントは本番と開発でプロジェクトを分けるよう勧めている。メンバーは組織の「Members」→「Invite Member」で招待し、管理者、開発者、請求の担当、閲覧者などの役割を付ける。使った量は「API」→「Usage」で、モデルやプロジェクトごとに見られる。
「Credits」のページの「Auto top-up」の欄で「Automatic top-up」をオンにすると、残高が決めた額を下回ったときに、登録したカードで自動で補充される。下回ったときの額は$5以上、補充後の残高はそれより$10以上多くする。
ほかのツールとの違い
TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)にある値で比べた。
| FLUX | Midjourney | Nano Banana | Adobe Firefly | |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | Black Forest Labs | Midjourney, Inc. | Adobe | |
| 得意なこと | 画像・動画を生成、編集できる | 文章から高品質な画像を生成する | 文章の指示で画像を作り、写真を編集できる | 画像・動画・音声を生成できる |
| 無料の範囲 | 無料プランなし | 無料プランなし | Nano Banana 2 を使える。Nano Banana Pro は制限付き | 毎日の無料生成枠で試せる。上限あり |
| 最安の有料プラン | API の従量課金。FLUX 3 Image は1Kで1枚$0.048 | Basic $10/月(年払いは月$8) | Google AI Plus 725円/月 | Firefly Standard 月額1,580円(米国は$9.99) |
| 画面の日本語 | 公式の日本語の画面は確認できていない | 英語のみ | 対応 | 対応 |
| 最新のモデル更新 | 2026年10月15日(FLUX 3 Image Klein) | 2026年7月24日(V8.2) | 2026年10月6日(Nano Banana 2.1) | 2025年10月28日(Image Model 5 の公開ベータ) |
FLUX と Midjourney の料金は米ドル、Nano Banana と Adobe Firefly は円だ。会社で使うときのデータの扱いは、ファクトパックに比べられる値がないため表に入れていない。FLUX の扱いは下の「気をつけること」にまとめた。
TRAIL の比較表では、このカテゴリで直近のモデル更新が最も新しいのは FLUX で、次が Nano Banana だ。FLUX には月額のプランがなく、ほかの3つには月額のプランがある。詳しい違いは画像生成AIの比較表と、FLUX と Midjourney の比較、FLUX と Nano Banana の比較、Adobe Firefly と FLUX の比較にある。ほかの3つの違いはMidjourney、Nano Banana、Adobe Firefly の比較記事で詳しく比べた。
困ったときは
クレジットがなくなった
残高が0になると、API は 402 のエラーを返し、Playground での生成も止まる。ダッシュボードの「API」→「Credits」でいつでも足せる。残高はダッシュボードに表示され、組織のすべてのプロジェクトで共有される。
ログインできない
パスワードを忘れたときは、ログインの画面の「Forgot password?」から設定し直す。確認のメールが届かないときは、迷惑メールのフォルダを見て、登録したメールアドレスに誤りがないかを確かめる。それでも届かなければ support@blackforestlabs.ai に問い合わせる。
依頼が止められた
Request Moderated は、プロンプトか画像が生成の前に止められたことを示す。Content Moderated は、できた画像が止められたことを示す。どちらも料金はかからない。ヘルプは作りたいものをより具体的に書き直すか、用途に問題がなければ safety_tolerance の値を上げるよう勧めている。
画像が読み込めない
FLUX 3 Image に渡す参照画像は、256×256ピクセル以上、16メガピクセル以下にする。16メガピクセルを超えると 400、小さすぎると 422 のエラーになる。MCP で添付した画像の編集が失敗するときは、使っているツールが画像を BFL に送れるよう、*.bfl.ai への通信を許可するか、公開された画像の URL を使う。
エラーで止まる・混み合う
同時に処理できる依頼の数には上限がある。ヘルプによると初期値は24件で、FLUX 3 Video は5件から始まる。超えると 429 のエラーになるので、前の依頼が終わってから送り直す。500 や 503 は一時的なことが多く、ヘルプは1秒、2秒、4秒と間を空けて送り直すよう勧めている。障害の情報は status.bfl.ml で確かめられる。
やめたい・返金してほしい
クレジットの従量課金には解約の手続きがなく、使うのをやめるかアカウントを閉じれば終わる。利用規約は、残ったクレジットを含め、買ったクレジットは返金も交換もしないとしている。重みのライセンスは月ごとの契約で、いつでも解約でき、その月の終わりまで使える。その月の基本料金は日割りにならない。
アカウントを消したい
アカウントを消すと元に戻せず、BFL のサーバーからデータがすべて消される。組織を消すときも元に戻せないので、残ったクレジットは先に別の組織へ移しておく。
- dashboard.bfl.ai の「Account Settings」を開く。
- 「Delete Account」を押す。
- 削除してよいかの確認に答える。
気をつけること
画像が間違っていることがある
利用規約は出力が実在の人、場所、事実を正しく表さないことがあるとしている。出力をそのまま信じず、用途に合わせて人の目で確かめるよう求めている。Klein のモデルカードも、画像の中の文字が不正確になったり崩れたりすることがあると書いている。
入力したデータの扱い
BFL の標準の条件では、入力した画像やプロンプトと、できた画像が BFL のモデルの学習に使われることがある。Playground などの利用規約では、利用者は BFL に、入力と出力をサービスの開発や学習に使う許可を与える。学習に使わないよう求めるには、legal@blackforestlabs.ai に連絡する。止められるのはその後の学習だけで、すでに学習に使われた分や、安全のために保存された分は対象にならない。
API の利用条件も入力と出力をモデルの学習と改良に使えると定めている。会社向けの Enterprise のページは、API を「Zero data retention」(データを保存しない)と説明し、個別の契約を結べるとしている。自社のサーバーで重みを動かすときは、データは自社のネットワークの外に出ない。機密の写真や未発表の製品を入れる前に、契約の条件を確かめる。
生成物の権利と商用利用
開発者向けの利用規約では、できた画像の権利は利用者のものになり、個人の目的にも商用の目的にも使える。ただし、ほかの利用者にも同じか似た画像ができることがある。実在の人を描いたり人の写真を入れたりするときは、その人の同意が要る。ヘルプによると、API と Playground で作った画像には C2PA の Content Credentials(AI で作ったことなどを記した、改ざんを検知できる記録)が付く。
API と Playground で作った画像は、どのモデルでも商用で使える。一方で、オープンウェイトのモデルを手元で動かすときの条件は、モデルごとに違う。公式のライセンスのページ、ヘルプ、Hugging Face のモデルカードによると、次のとおりだ。
| モデル | 手元で動かすときのライセンス | 商用利用 |
|---|---|---|
| API・Playground で使う全モデル | BFL の利用規約 | できる。追加の料金なし |
| FLUX 3 Image Klein、FLUX 3 Action | FLUX Kommunity License | 年間の売上(関連会社を含む)が US$5M 未満なら、出力を商用で使える。それ以外は非商用だけ |
| FLUX.2 [klein] 4B | Apache 2.0 | できる |
| FLUX.2 [klein] 9B | FLUX Non-Commercial License | 商用には別のライセンスが要る |
| FLUX.2 [dev]、FLUX.1 [dev]、FLUX.1 Kontext [dev] | FLUX Non-Commercial License | 商用には別のライセンスが要る |
FLUX 3 Image、FLUX 3 Video、FLUX.2 [pro]、[max]、[flex] は、API などで使うモデルだ。FLUX Non-Commercial License は、できた画像を商用を含む目的に使えるとする一方、モデルを使えるのは非商用の目的に限っている。収益を生む活動での利用は、この非商用の目的に当たらない。非商用ライセンスのモデルを会社の業務で手元で使うなら、商用のライセンスか API を選ぶ。
会社で使うときのルール
利用規約では、使えるのは18歳以上だ。人の同意のない性的な画像や、許可のないなりすましは禁じられている。開発者向けの利用規約は本人の書面の同意なしにディープフェイクを作ることも禁じている。
組織の管理者は、メンバーの招待と削除、役割の変更ができる。こうした操作とクレジットの購入は、組織の「Activity Log」に残る。メンバーを外しても API キーは有効なままなので、その人が使えたキーは作り直す。Enterprise のページは Okta や Azure AD などの SSO(1つのアカウントで複数のサービスに入る仕組み)とつなげると説明している。
よくある質問
無料で使えますか
BFL の Playground と API には無料プランがなく、今回読んだ公式ページに無料のクレジットの記載もなかった。画像1枚$0.008からの従量課金だ。FLUX.2 [klein] 4B は Apache 2.0 で公開されており、自分の GPU で動かせば料金はかからない。
日本語で使えますか
公式の日本語の画面は確認できていない。ドキュメントは FLUX.2 が複数の言語のプロンプトを受け付けるとしており、FLUX 3 Image では日本語の文字を引用符で囲んで画像に入れる例がある。FLUX 3 Video は日本語の台詞を作れる。
スマホで使えますか
今回読んだ公式ページに、スマホ向けのアプリの記載はなかった。FLUX はブラウザの Playground、API、MCP でつないだ AI ツールから使う。
商用利用できますか
API と Playground で作った画像は、どのモデルでも追加の料金なしで商用に使える。手元で重みを動かすときは、モデルごとのライセンスに従う。FLUX.2 [klein] 4B は商用利用でき、FLUX.2 [dev] などには別の商用ライセンスが要る。
入力した画像は学習に使われますか
標準の条件では、入力と出力が BFL のモデルの学習に使われることがある。Playground などでは legal@blackforestlabs.ai に連絡すれば、その後の学習への利用を止められる。会社で使うなら、Enterprise の契約か、自社のサーバーで動かす方法を検討する。
Midjourney との違いは何ですか
FLUX は月額のプランがなく、画像1枚ごとに払う。Midjourney は月$10の Basic からの月額制だ。FLUX は API で使え、一部のモデルは重みを手元で動かせる。
返金してもらえますか
買ったクレジットは返金されない。クレジットに期限はなく、翌月に持ち越せる。BFL のドキュメントは試すなら$10〜20から始めるよう勧めている。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.15 まで。
出典
- PricingBlack Forest Labs
- Pricing OverviewBlack Forest Labs
- Quick StartBlack Forest Labs
- Credits & BillingBlack Forest Labs
- Organizations & ProjectsBlack Forest Labs
- Team ManagementBlack Forest Labs
- FLUX 3 ImageBlack Forest Labs
- FLUX 3 Text to ImageBlack Forest Labs
- FLUX 3 Image KleinBlack Forest Labs
- FLUX 3 VideoBlack Forest Labs
- FLUX 3 ActionBlack Forest Labs
- FLUX.2 OverviewBlack Forest Labs
- FLUX Prompting GuideBlack Forest Labs
- Prompting BasicsBlack Forest Labs
- Building a Good PromptBlack Forest Labs
- Technical ParametersBlack Forest Labs
- Single-Reference EditingBlack Forest Labs
- Multi-Reference EditingBlack Forest Labs
- Multi-Language PromptingBlack Forest Labs
- FLUX MCP serverBlack Forest Labs
- ErrorsBlack Forest Labs
- Open Weights LicensingBlack Forest Labs
- EnterpriseBlack Forest Labs
- Website and FLUX Terms of ServiceBlack Forest Labs
- Developer Terms of ServiceBlack Forest Labs
- FLUX API Service TermsBlack Forest Labs
- What is the BFL Playground?Black Forest Labs
- How do I manage my account?Black Forest Labs
- How can I delete my account?Black Forest Labs
- What if I lost access to my account?Black Forest Labs
- Why am I not receiving verification emails?Black Forest Labs
- What are Credits?Black Forest Labs
- What happens when I run out of credits?Black Forest Labs
- Where do I check my Credits?Black Forest Labs
- Do I Get Charged for Failed API Calls?Black Forest Labs
- Can I use the API for a commercial application?Black Forest Labs
- How does FLUX licensing work?Black Forest Labs
- How do licensing subscriptions and cancellation work?Black Forest Labs
- My prompt is getting moderatedBlack Forest Labs
- Why did my request fail?Black Forest Labs
- What is the concurrency limit for the API?Black Forest Labs
- What is the FLUX MCP?Black Forest Labs
- C2PA and Content Credentials in FLUX outputsBlack Forest Labs
- black-forest-labs/flux-3-image-kleinBlack Forest Labs
- black-forest-labs/FLUX.2-klein-4BBlack Forest Labs
- black-forest-labs/FLUX.2-klein-9BBlack Forest Labs
- black-forest-labs/FLUX.2-devBlack Forest Labs
- FLUX 3 - Real World ModelsBlack Forest Labs
- FLUX 3 Video, Part 1: GenerationBlack Forest Labs
- FLUX 3 Image KleinBlack Forest Labs




