Gemini と ChatGPT の違い 円の料金・Google 連携と使い分け

Gemini は Google のサービスとつながり、有料プランに保存容量と動画の生成が入る。ChatGPT は Microsoft のサービスにもつなげる。最安の有料プランは Gemini が月¥725、ChatGPT が月¥1,400。

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この記事の要点

  • Gemini は Google の対話型AIで、Gmail、Google ドキュメント、Google ドライブとつないで使える。ChatGPT は OpenAI の対話型AIで、Google ドライブに加えて SharePoint、Teams、Outlook などの Microsoft のサービスともつなげる。
  • いちばん大きな違いは、有料プランに何が入るかだ。Google AI のプランには Gmail やドキュメントの中の Gemini、動画の生成、Google ドライブなどの保存容量が入る。ChatGPT のプランには ChatGPT Work と Codex の利用枠が入る。
  • 迷ったら、仕事の資料が Gmail と Google ドライブにあるなら Gemini、Microsoft 365 の資料も AI から読みたいなら ChatGPT から始める。どちらも無料で始められ、日本語の画面に対応している。
目次9

ひとことで言うと

Gemini

Gemini は Google の対話型AIだ。ウェブの gemini.google.com、スマートフォンのアプリ、Mac と Windows のアプリで使える。文章の作成、ファイルの分析、Deep Research(複数の情報源を読んでレポートにまとめる機能)に加え、画像と動画を作れる。Gmail や Google ドライブで仕事をしている人に向く。

ChatGPT

ChatGPT は OpenAI の対話型AIだ。ブラウザ、iOS と Android のアプリ、デスクトップアプリで使える。文章の作成、ファイルやデータの分析、deep research、画像の作成を会話で頼める。Google と Microsoft の両方のサービスを使う会社や、資料づくりを広く任せたい人に向く。

比較表

値は TRAIL のファクトパック(2026年10月25日時点)と、Google と OpenAI の公式ページによる。料金は日本向けのページに表示された円の額だ。

項目 Gemini ChatGPT
提供元 Google OpenAI
使う場所 ブラウザ、iOS・Android アプリ、Mac・Windows アプリ、Gmail やドキュメントの中 ブラウザ、iOS・Android アプリ、デスクトップアプリ
得意なこと Google のサービスとの連携、画像と動画の生成、Deep Research 文章の作成、ファイルやデータの分析、deep research、画像の作成
無料の範囲 Flash-Lite モデル。画像の生成と編集、Deep Research、Canvas。上限は計算量に基づき、5時間ごとに戻る GPT-6 でのテキストチャットは無制限。アップロード、画像作成、音声チャット、Deep Research に上限
最安の有料プラン Google AI Plus 月¥725 Go 月¥1,400
会社向けの料金 Google Workspace Business Starter 1ユーザー月¥800(年間プラン、税別)、Business Standard ¥1,600。Enterprise は問い合わせ Business のスタンダードシート 1ユーザー月¥3,050(年払い)、月払いは¥3,850。2〜200名。Enterprise は問い合わせ
使えるモデル Gemini 4 Argon、Gemini 3.8 Flash、Gemini 3.1 Pro。画像は Nano Banana 2(Flash-Lite では Nano Banana 2 Lite)と Nano Banana Pro、動画は Gemini Omni GPT-6.1 Sol、GPT-6 Astra、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna。画像は ChatGPT 画像 2.5
日本語の画面 対応 対応
データの学習利用(個人) [アクティビティの保存] がオンだと使われる。オフにできる 「すべての人のためにモデルを改善する」がオンだと使われる。オフにできる
データの学習利用(会社) Workspace は許可なくトレーニングに使わない Business と Enterprise は初期設定で使わない
最新の更新日 2026年10月20日 2026年10月16日

最新の更新日は TRAIL の年表の日付だ。Google AI のプランのページとChatGPT の料金ページには、税込みか税抜きかの記載がない。Google Workspace の料金ページは、価格の詳細に税別と書いている。

料金の違い

同じ契約で使えるもの

Google AI のプランは Gemini アプリだけの契約ではない。プランのページによると、各プランで次のものが加わる。

プラン 月額 Gemini アプリ 一緒に入るもの
無料 ¥0 Flash-Lite、画像の生成と編集、Deep Research Google Flow、Gemini Notebook、15GB の保存容量
Google AI Plus ¥725 Flash、無料版の2倍の上限、動画の生成 Flow の200クレジット、Gmail と Google Vids の中の Gemini、400GB
Google AI Pro ¥2,900 Gemini 4 Argon、Pro、無料版の4倍の上限 Flow の1,000クレジット、Gmail とドキュメントの中の Gemini、Google Antigravity、YouTube Premium Lite、5TB
Google AI Ultra ¥14,500 または ¥32,000 AI Pro の5倍または20倍の上限 Flow の10,000か25,000クレジット、Project Genie、YouTube Premium、20TB から

Gemini の有料プランは AI の利用枠と Google のサービスの保存容量と特典を1つにまとめた契約だ。Ultra の上限は、プランのページでは AI Pro の5倍または20倍、上限のヘルプでは4倍または20倍と書かれている。年齢も2つのページで書き方が違う。プランのページは Google AI のプランと Gmail の中の Gemini などを18歳以上が対象とし、上限のヘルプはほとんどの国で13歳以上が Google AI のプランで Gemini アプリを使えるとしている。

ChatGPT の料金ページでは、個人のプランは次のように増える。

プラン 月額 増えるもの
無料版 ¥0 GPT-6 でのテキストチャットは無制限。ほかの機能に上限
Go ¥1,400 ツールを使ったメッセージ、アップロード、画像生成、音声チャット、メモリ。広告が表示される場合がある
Plus ¥3,000 GPT-6 による高度なリーズニングモデル、Deep Research の拡張、プロジェクト、スケジュール済みタスク、Codex の上限の拡大
Pro ¥16,800から 3段階から選べる利用枠、GPT-6 Astra による Pro 推論、常時稼働のエージェント Dot

ChatGPT のプランに入るのは、ChatGPT Work(資料や表を仕上げるエージェント)と Codex(OpenAI の開発エージェント)の利用枠だ。料金ページのプランの説明に、保存容量やほかのサービスの特典は書かれていない。

無料枠と上限の数え方

Gemini の上限は使う量をまとめて数える。上限のヘルプによると、上限はプロンプトの複雑さ、使う機能、チャットの長さで決まる計算量に基づき、週の上限に達するまで5時間ごとに戻る。有料プランで上限に達したあとは、Flash-Lite で会話を続けられる。

ChatGPT は、機能ごとに上限がある。料金ページでは、無料版のテキストチャットは無制限で、アップロード、画像作成、音声チャット、Deep Research に別々の上限がある。ChatGPT の無料版は文章のやり取りに回数の上限がなく、Gemini の無料版は1つの枠を機能で分け合う。

一度に読める量(コンテキストウィンドウ)も、プランで変わる。Gemini アプリは無料が32,000トークン(トークンは AI が文章を数える単位)、Plus が128,000トークン、Pro と Ultra が100万トークンだ。ChatGPT の料金ページでは、GPT Instant の上限が無料版で27K、Go と Plus で54K、Pro で128K だ。

API の従量課金との関係

API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)は、100万トークンあたりの従量課金だ。TRAIL の DB では、Gemini 4 Argon が入力$2、出力$10で、この導入価格は2026年11月30日までだ。12月1日からは入力$4、出力$20になる。ChatGPT の GPT-6.1 Sol は入力$2、出力$10、GPT-6 Luna は入力$0.10、出力$0.50だ。

できることの違い

Google Workspace と Microsoft 365 の資料を使う

Gmail と Google ドライブの資料を使うなら、Gemini が向く。Gemini のアプリ連携のヘルプによると、Gemini は Gmail、ドキュメント、ドライブから情報を探して要約し、カレンダーの予定、ToDo リストのタスク、Keep のメモも扱う。仕事用の Google アカウントでは、管理者が先にアプリ連携を有効にする必要がある。[アクティビティの保存] がオフだと、Google Workspace には接続できない。

Microsoft 365 の資料も使うなら、ChatGPT が向く。ChatGPT の接続済みアプリのヘルプは、Google Drive に加えて SharePoint、Microsoft Teams、Outlook のメールとカレンダー、Slack、GitHub、Box、Notion のアプリを挙げている。ChatGPT Business では、多くのアプリが初期設定で有効になっている。対象のユーザーは Gmail の新着メッセージなどをきっかけに動くタスクを Work で作れる。

Gemini では法人向けの Gemini Enterprise の紹介ページが、Google Workspace と並べて Outlook、Teams、OneDrive の Microsoft 365 との連携を挙げている。

画像と動画を作る

画像は両方で作れる。Gemini の画像のヘルプによると、Gemini はモデルが Flash か Pro のとき Nano Banana 2、Flash-Lite のとき Nano Banana 2 Lite で画像を作り、有料プランでは Nano Banana Pro で作り直せる。Google AI のプランでは2K、プランなしでは1K の解像度で保存できる。画像の編集は18歳以上、生成は13歳以上が対象だ。

ChatGPT の画像のヘルプによると、ChatGPT Images はすべてのプランで使える。範囲を選んで部分的に直したり、背景を透明にしたりできる。考えながら画像を作る機能は Plus、Pro、Business で使える。

動画を作るなら、Gemini だ。Gemini の動画のヘルプによると、Gemini アプリは Google の動画生成モデル Gemini Omni で動画を作り、音声も一緒に作れる。個人のアカウントでは Google AI のプランが必要で、18歳未満は使えない。このヘルプは Veo の名前を挙げていない。

OpenAI の動画生成AI の Sora は、OpenAI のヘルプによると、Web 版とアプリを2026年4月26日に終え、API の終了日を2026年9月24日としている。ChatGPT の料金ページの機能の一覧に、動画の生成は入っていない。

Deep Research で調べる

Deep Research は両方とも無料版から使える。違いはどこを情報源にできるかだ。Gemini の Deep Research のヘルプによると、Gemini は Google 検索を初期設定の情報源にし、Gmail、Google ドライブ、アップロードしたファイル、NotebookLM のノートブックを足せる。レポートは Google ドキュメントに書き出せ、音声解説にもできる。作成には通常5〜10分かかる。

ChatGPT の deep research のヘルプによると、ChatGPT は公開ウェブ、アップロードしたファイル、接続済みアプリを初期設定で使う。Google Drive や SharePoint の文書も情報源にでき、特定のサイトだけに絞ることもできる。レポートは Markdown、Word、PDF でダウンロードできる。

上限の数え方も違う。Gemini は1日の件数と同時に動かせる件数に上限があり、Pro と Ultra は上限が高い。ChatGPT は残りの件数が画面に表示され、月ごとの枠のプランは最初に使った日から30日ごとに戻る。

入力の学習を止める

個人のアカウントでは、どちらも設定がオンのあいだ入力が学習に使われることがある。Gemini のプライバシー ハブによると、チャットがレビューされたり Google のサービスの改良に使われたりしないようにするには、[アクティビティの保存] をオフにする。オフでも、チャットは応答と安全のために使われ、アクティビティの自動削除は初期設定で18か月だ。

ChatGPT のデータ管理のヘルプによると、「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにすると、新しい会話は学習に使われない。一時チャットは学習に使われず、最大30日保持される場合がある。どちらも回答にフィードバックを送ると、その会話が使われることがある。

Gemini の場合、学習を止めるために [アクティビティの保存] をオフにすると、Gmail や Google ドライブとの連携も使えなくなる。

会社で使う

会社で使うなら、どちらも会社向けのプランがある。Google Workspace の料金ページでは、Business Starter(月¥800)に Gmail の中の Gemini と Gemini アプリが入り、Business Standard(月¥1,600)からドキュメント、スプレッドシート、ドライブ、Meet の中の Gemini が加わる。メール、ビデオ会議、保存容量も同じ料金に入り、Starter から Plus までは最大300人が対象だ。料金ページによると、価格は税別だ。¥800 と ¥1,600 には新規の顧客だけが対象という注記が付き、最初の20ユーザーに12か月適用され、その後は標準料金になるとある。標準料金の額は、このページには書かれていない。Workspace のプライバシー ハブによると、Workspace は許可なく顧客のコンテンツを生成 AI モデルのトレーニングに使わない。

ChatGPT Business のスタンダードシートは1ユーザー月¥3,050(年払い)で、2〜200名のチーム向けだ。料金ページによると、ChatGPT、ChatGPT Work、Codex の全機能が入り、Google Workspace、Slack、GitHub、Microsoft 365 などと連携する。ビジネスデータは初期設定で学習に使わない。

組み合わせて使う

同じ Google ドライブの資料を、両方から読める。Gemini はアプリ連携で、ChatGPT は Google Drive のアプリで、ドライブのファイルを探して要約できる。社内の資料をドライブにまとめておけば、使う AI を場面で変えても、同じ資料を渡せる。

更新の速さ

TRAIL の年表に記録した、直近の主な更新は次のとおりだ。

日付 ツール 内容 出来事
2026年10月16日 ChatGPT 共同編集できるスライド機能 ページ
2026年10月15日 ChatGPT 音声モデル GPT-Live-1.1 と日本語の声 ページ
2026年10月13日 Gemini Gemini 4 Argon を世界で提供開始 ページ
2026年10月7日 ChatGPT GPT-6 と Intelligent UI の展開を開始 ページ
2026年10月6日 ChatGPT 音声ファイルのアップロードに対応 ページ
2026年9月30日 Gemini Skills を世界で提供開始 ページ
2026年9月29日 ChatGPT 常時稼働のエージェント dots を発表 ページ
2026年9月22日 Gemini Gemini 3.8 Flash TTS 系を一般提供 ページ
2026年9月3日 ChatGPT GPT-6 Astra を公開 ページ
2026年9月2日 Gemini Gemini 3.8 Flash を公開 ページ

TRAIL の年表では、2026年10月(25日まで)の出来事は ChatGPT が12件、Gemini が9件だ。9月は ChatGPT が17件、Gemini が9件だった。モデルの更新の間隔の中央値は、直近の最大12件で Gemini が10.5日、ChatGPT が13日になる。Gemini の最新の出来事は2026年10月20日の小規模事業者向けの入口とスキルの追加だ。

どれを選ぶか

  • Gmail と Google ドライブの資料を AI に読ませたいなら、Gemini。Gmail、ドキュメント、ドライブから探して要約できる。
  • SharePoint や Teams の資料も読ませたいなら、ChatGPT。Microsoft のサービスのアプリを公式に挙げている。
  • AI で動画まで作りたいなら、Gemini の Google AI Plus(月¥725)から。動画の生成は Plus から使える。
  • 保存容量もまとめて契約したいなら、Gemini の Google AI Pro(月¥2,900)。5TB の保存容量が付く。
  • 無料のまま文章のやり取りを多くしたいなら、ChatGPT。無料版のテキストチャットに回数の上限がない。
  • 調べものの結果を Word や PDF で受け取りたいなら、ChatGPT の deep research。Google ドキュメントで受け取りたいなら、Gemini の Deep Research。

よくある質問

Gemini と ChatGPT は何が違うか

いちばんの違いは、つながるサービスと契約に入るものだ。Gemini は Google のサービスの中で使え、有料プランに保存容量と動画の生成が入る。ChatGPT は Google と Microsoft の両方のサービスにつなげ、有料プランに ChatGPT Work と Codex の利用枠が入る。

無料でどこまで使えるか

どちらも無料で Deep Research と画像の生成を使える。ChatGPT はテキストチャットに回数の上限がなく、ほかの機能に別々の上限がある。Gemini は Flash-Lite モデルを使い、5時間ごとに戻る1つの枠の中で使う。動画の生成は Gemini でも有料プランからだ。

Google AI Pro と ChatGPT Plus はどちらがいいか

Google のサービスで仕事をしているなら Google AI Pro(月¥2,900)、推論モデルと Codex を多く使うなら ChatGPT Plus(月¥3,000)が合う。Google AI Pro には Gemini 4 Argon、Gmail とドキュメントの中の Gemini、5TB の保存容量が入る。ChatGPT Plus には GPT-6 による高度なリーズニングモデル、Deep Research の拡張、Codex の上限の拡大が入る。

日本語で使えるか

使える。どちらも日本語の画面に対応し、料金は円で表示される。Google AI のプランのページと ChatGPT の料金ページには、税込みか税抜きかの記載はない。Google Workspace の料金ページは税別と書いている。

会社で使うならどちらか

普段のメールと資料が Google Workspace にあるなら Gemini、Microsoft 365 にもあるなら ChatGPT Business が合う。Workspace は許可なく顧客のコンテンツをトレーニングに使わず、ChatGPT Business は初期設定でビジネスデータを学習に使わない。Workspace の Business Starter は1ユーザー月¥800、ChatGPT Business のスタンダードシートは1ユーザー月¥3,050(年払い)だ。

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TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.13 まで。

出典

この記事に出てくるツール

  • Gemini

    Google

    Google の対話型AI。文章・画像・動画・調査に対応

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Google AI Plus ¥725/月

    年表
    88件
    最新の更新
    2026.10.20
  • ChatGPT

    OpenAI

    文章、画像、調査、開発を会話で任せられるAIアシスタント

    • 無料プランあり
    • 画面の日本語あり
    • APIあり

    有料Go ¥1,400/月

    年表
    98件
    最新の更新
    2026.10.16

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