「Lovable」に他ツールのアプリを取り込み Replit や v0 から、初回は無料
Lovable が2026年10月29日、Replit や v0 などで作ったアプリと、Wix などで作ったサイトを取り込めるようにした。最初の1回は無料で、2回目からはクレジットを使う。1回で使うクレジットの量は示されていない。

この記事の要点
- Lovable が2026年10月29日、ほかのツールで作ったアプリや既存のウェブサイトを取り込めるようにした。取り込んだ後は、Lovable で作り続けられる。
- Replit、Bolt、Base44、v0、Manus でアプリを作った人と、Wix、Squarespace、Webflow などでサイトを作った人に関係する。
- 最初の1回の取り込みは無料だ。2回目からはふだんの制作と同じくクレジットを使う。
目次5
何が発表されたか
アプリ作成サービスの Lovable は2026年10月29日、他のツールで作ったアプリやサイトの取り込みに対応した。Lovable は、AI とチャットで話しながらアプリを作るサービスだ。Lovable の更新履歴によると、取り込んだプロジェクトは、そのまま Lovable で作り続けられる。
取り込み方は、元が何かで2つに分かれる。
ほかのツールで作ったプロジェクトは、ZIP ファイルで渡す。ZIP は複数のファイルを1つにまとめる形式だ。更新履歴が名前を挙げるツールは、Replit、Bolt、Base44、v0、Manus である。元のツールでプロジェクトを ZIP として書き出し、Lovable にアップロードする。
既存のウェブサイトは、アドレスを入力して取り込む。Wix、Squarespace、Webflow で作ったサイトも対象に入る。
どちらもダッシュボードの「+」メニューにある「Import project to Lovable」から始める。
最初の1回の取り込みは無料で、2回目からはクレジットを消費する。更新履歴は2回目以降の取り込みを通常の制作(standard build usage)として扱うと書いている。クレジットは Lovable の作業に使う利用枠の単位だ。
同じ10月29日の更新履歴には、ほかに6つの変更が載っている。
- Deep scan をチャットから開始:プロジェクトのチャットでセキュリティの点検を頼むと、Deep scan が裏で始まる。点検は無料で、頼む文と結果の説明にはクレジットを使う。
- SSO の移行:Business と Enterprise のプランで、ワークスペースの管理者とオーナーが、SSO の設定を消さずに新しい ID プロバイダ(社員の ID を管理するサービス)へ移せる。
- Analytics の訪問の数え方:公開したアプリの訪問の数え方を変えた。再読み込みや新しいタブも新しい訪問になるため、2026年10月26日から訪問数が増えるアプリが多いという。
- Files タブの Favorites:また開きたいファイルを、プロジェクトの全員で共有するお気に入りに入れられる。
- Google でのログイン:ブラウザが Google にログインしていれば、Google のログイン用カードから Lovable にログインできる。
- プレビューリンクのパスワード画面:パスワード付きの共有プレビューリンクの画面を、今のデザインに合わせた。
年表で見ると
TRAIL の年表で、Lovable の出来事は2026年10月に23件ある。9月は5件、8月は1件だった。件数は2026年11月3日時点のものだ。
10月には、重要度2の出来事も続いた。10月12日に AI の処理を欧州で行う設定を追加し、10月14日には 集客の計画と広告出稿の支援と、自社の AWS アカウントでの実行を発表した。10月15日には 自社の Azure サブスクリプションでの実行も発表した。10月22日には、アプリの AI 機能で Gemini 2.5 を終了した。今回の取り込みの翌日、10月30日には 伝えた好みや決定を覚えるメモリーを加えている。
さかのぼると、Lovable は2026年8月12日に Series C で4億ドルを調達した。このとき、2024年11月の公開以来6,000万件超のプロジェクトが作られたとしていた。
TRAIL の年表では、Lovable の10月の出来事は23件で、9月の5件から大きく増えた。
同じカテゴリで比べると
取り込み元に挙がったツールのうち4つは、TRAIL の料金表にある。Replit、Bolt.new、v0 は Lovable と同じコーディングの分類で、Manus はエージェントの分類に入る。
| ツール | 無料のプラン | 有料のプランの例 | 料金の確認日 |
|---|---|---|---|
| Lovable | Free $0 | Pro $25/月から | 2026年10月19日 |
| Replit | Starter 無料 | Core $20/月 | 2026年11月2日 |
| Bolt.new | Free $0 | Pro $25/月から(税別) | 2026年11月1日 |
| v0 | Free $0/月 | Plus $30/ユーザー/月 | 2026年10月13日 |
| Manus | Free $0/月 | Pro(下位) $20/月から | 2026年10月23日 |
v0 には月$20の Premium もあるが、新規の契約は受け付けていない。ほかの項目は Lovable と Replit、Bolt と Lovable、Lovable と v0 の比較表にまとめている。
年表の直近の動きも見ておく。Replit は2026年10月30日に、Enterprise 向けの Cloud Agents で社内のコードを変更する機能を発表した。v0 の重要度2の出来事で直近のものは、10月6日の個人アカウントのチームワークスペースへの移行である。Manus は10月13日に、法人向けの Manus for Business を発表した。Bolt の重要度2の出来事で直近のものは、9月14日の Bolt Forge の追加である。
TRAIL の年表にある直近45日のコーディング分野の重要な出来事で、ほかのツールからの取り込みを題にしたものは今回の1件だけだ。
誰が、いくらで使えるか
更新履歴は取り込みを使えるプランについて書いていない。書かれている料金の条件は、最初の1回が無料で、2回目からはクレジットを使うことだけだ。
TRAIL の料金表(2026年10月19日に確認)では、Free プランは$0で、制作に使うクレジットは1日5、月30までである。Pro は月100クレジットの場合で月$25から、Business は月$50からだ。
1回の取り込みで、クレジットがどれだけ減るかは示されていない。
まだ分からないこと
- 1回の取り込みで使うクレジットの量。
- 取り込めるプロジェクトの大きさや、ZIP の容量の上限。
- データベースやログインの仕組みなど、画面以外の部分が引き継がれるかどうか。
- アドレスでサイトを取り込むとき、文章、画像、デザインのどこまでが取り込まれるか。
- 名前の挙がった5つ以外のツールで作ったプロジェクトを取り込めるか。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.29 まで。



