「Sakana Namazu」の API 料金、12月1日から入力$1.90に Fugu も改定
Sakana AI の料金ページに、Namazu の API 料金を2026年12月1日に、fugu の従量料金を2027年1月5日に改定すると載った。fugu の月額プランは据え置きだが、利用枠の消費に新料金が使われる。

この記事の要点
- Sakana AI の API 料金ページに、2つの料金改定が載った。日本語に特化した LLM の sakana-namazu-v1.0 は、2026年12月1日10:00(日本時間)から入力の料金が100万トークンあたり $0.95 から $1.90 になる。
- fugu の従量料金は2027年1月5日10:00(日本時間)から入力の長さで決まる固定料金になる。月額プランの料金は変わらないが、利用枠の消費にも新しい料金が使われる。
- 料金ページに告知の日付はない。TRAIL は2026年11月6日に、この内容が載っていることを確認した。
目次4
新しい料金
Sakana AI の API で使うモデルのうち、2つの料金が改定される。Sakana AI の料金ページの金額は米ドルで、従量料金は100万トークンあたりである。トークンは、AI が文章を数える単位だ。税込か税別かはページに書かれていない。
まず Sakana Namazu(sakana-namazu-v1.0)の料金だ。
| 項目 | 2026年12月1日10:00 まで | 2026年12月1日10:00 から |
|---|---|---|
| 入力 | $0.95 | $1.90 |
| 出力 | $4.00 | $6.00 |
| キャッシュ済み入力 | $0.15 | $0.30 |
キャッシュ済み入力とは、前に送った内容を再利用したときの入力の料金だ。
次に fugu の従量料金である。新しい料金は1回に読み込ませる入力の長さ(入力コンテキスト長)で2段階に分かれる。
| 項目 | 2027年1月5日10:00 まで | 1月5日から(27.2万トークン未満) | 1月5日から(27.2万トークン以上) |
|---|---|---|---|
| 入力 | 内部で使われるモデルの標準料金 | $5.00 | $7.00 |
| キャッシュ済み入力 | 同上 | $0.25 | $0.35 |
| 出力 | 同上 | $25.00 | $35.00 |
月額プランは3つあり、月額はどれも変わらない。
| プラン | 月額 | 含まれるもの | 変更前 |
|---|---|---|---|
| Standard | $20 | Fugu、Fugu Ultra、Fugu Max。基本の利用枠 | 月額は同じ |
| Pro | $100 | 同じ3モデル。Standard の10倍の利用枠 | 月額は同じ |
| Max | $200 | 同じ3モデル。Standard の20倍の利用枠 | 月額は同じ |
何が変わったか
Sakana Namazu は日本語に特化した LLM(大規模言語モデル)だ。ウェブ検索とコード実行の機能を組み込んでいる。月額料金やプランはなく、使ったトークンの分だけを払う。2026年12月1日からは、入力、出力、キャッシュ済み入力の3つとも料金が上がる。考える過程で出るトークン(thinking tokens)は、出力と同じ料金がかかる。ウェブ検索は1,000回で $7.00、コード実行は1時間 $0.12 で、トークンとは別に払う。
fugu は内部でほかのモデルを使って答える。今の料金は、そのモデルによって決まる。作業を受け持つエージェントが1つなら、そのモデルの標準料金だけを払う。エージェントが複数でも料金は重ならない。関わるモデルのうち、最上位のものの料金を1つだけ払う。
2027年1月5日からは、内部で使うモデルやエージェントの数に関係なく、入力の長さで料金が決まる。境目は27.2万トークンだ。改定は fugu だけが対象で、Fugu Max、Fugu Ultra、Fugu Cyber の料金は変わらない。たとえば Fugu Max(fugu-max-v1.0)は、入力 $2、出力 $6 のままだ。1月5日より前に使った分の料金は、新しい料金で計算し直さない。今の API の呼び出し方を変える必要もないという。
2026年12月1日10:00(日本時間)には、fugu-v1.0 というモデル名が加わる。今の構成を残すためのものだ。fugu という名前はそのあとも最新のモデルを指す別名として使える。
月額プランは Sakana AI API Platform だけのものだ。契約しても、Sakana Chat の利用上限は変わらない。月額は変わらないが、2027年1月5日からは利用枠の消費にも fugu の新しい料金が使われる。ページは、実際に使える量が変わることがあると書いている。そのうえで、変更の前に利用状況と次の更新日を確かめるよう求めている。続けない場合は、Console の Billing のページから解約できる。
年表で見ると
TRAIL の年表で、料金の履歴にある出来事は3件だ。1件目は2026年6月15日に Sakana Marlin の提供を始めたときで、従量課金と Pro、Team、Enterprise のプランを用意した。残る2件が今回の Namazu と Fugu の改定である。
改定されるモデルは、どちらも2026年に提供が始まった。Sakana Fugu の一般提供は6月22日、Sakana Namazu API の提供開始は8月3日だった。9月11日には Fugu Max と Fugu Ultra v2 が公開された。10月28日には 企業向けの Sakana API Platform の先行提供が始まった。
掲載された日は分からない。TRAIL の巡回が改定に気づいたのは2026年11月6日だった。11月6日から数えると、Namazu の改定まで25日、Fugu の改定まで60日ある。
TRAIL の年表では、料金の履歴にある API のモデルの改定は、今回の2件だけだ。
まだ分からないこと
- 改定がいつ料金ページに載ったか。ページに告知の日付はない。
- 今の fugu の料金で、内部で使われるモデルごとの金額。ページに書かれていないので、新しい固定料金で費用が上がるか下がるかは、このページからは分からない。
- 2026年12月1日に加わる fugu-v1.0 の料金。
- 月額プランの利用枠が2027年1月5日からどれだけ変わるか。
- 料金が税込か税別か。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.11.06 まで。




