
この記事の要点
- Seedance は ByteDance の Seed チームが作る動画生成モデルで、最新の Seedance 2.5 は文章、画像、動画、音声を参考に、音声付きの動画を1回で最長30秒まで作る。作った動画の一部だけを直す編集と、続きを足す延長もできる。
- 一般の人は ByteDance の Dreamina で使え、毎日の無料クレジットで試せる。有料プランは月¥2,380の Basic からだ。開発者向けには BytePlus ModelArk の API があり、使った分だけトークン単位で払う。
- どちらも日本から使える。Dreamina は日本語のページと円の料金表があり、ModelArk は公式の提供地域の一覧に日本が入っている。商用利用の条件とデータの扱いは、Dreamina と API で違う。
目次11
何ができるか
Seedance は ByteDance の動画生成AIのモデルだ。ByteDance Seed の Seedance 2.5 の発表と BytePlus のドキュメントによると、主に次のことができる。
- 長い動画の生成:1回の生成で最長30秒の音声付きの動画を作り、延長して長くできる。Seed の製品ページは、延長できる回数を2回としている。Dreamina の紹介ページでは、ベータ版のロングビデオモードで最大180秒まで延ばせる。
- 素材を参考にした生成:画像30枚、動画10本、音声10本まで、1回に合わせて50点の素材を渡し、人物、商品、場面、カメラの動きをそろえる。
- 動画の編集:撮影済みや生成済みの動画の人物や物を差し替え、足し、消す。秒を指定して、その時間だけを直すこともできる。
- グリーンスクリーンと白い3Dモデルの参照:グリーンスクリーンの背景を差し替えたり、質感のない3Dモデルの動画をもとに構図やカメラの動きを決めたりできる。
- 多言語の音声:プロンプトと、せりふ入りの音声は、日本語を含む11の言語に対応する。
TRAIL の年表では Seedance 2.5 は2026年7月31日に公開され、2026年8月6日に BytePlus ModelArk の API で使えるようになった。ひとつ前の Seedance 2.0 の1回の長さは15秒までだった。ByteDance Seed は、複雑な動きの物理的なもっともらしさと、複数の被写体がからむ場面の安定には、まだ改善の余地があるとしている。
料金とプランの選び方
Dreamina(一般向け)
料金は Dreamina の Seedance 2.5 のページの料金表による。2026年10月24日に確かめた。料金表は円で、税込みか税抜きかの記載はない。支払いの期間は「月次」「年次」「1か月」「四半期プラン」のタブから選び、どれも自動で更新されると書かれている。
| プラン | 月払い | 年払い | 含まれるもの・上限 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | なし | 毎日の無料クレジット。量は記載なし | 契約の前に試したい人 |
| Basic | ¥2,380/月(初月¥45) | ¥26,800/年(初年度¥16,080) | 月2,514クレジット。10秒の動画で月25本の目安 | 毎日の無料クレジットでは足りない人 |
| Standard | ¥5,700/月(初月¥3,420) | ¥65,000/年(初年度¥39,000) | 月6,163クレジット。10秒の動画で月61本の目安 | 月2,514クレジットでは足りない人 |
| Advanced | ¥25,273/月(初月¥15,163) | ¥290,086/年(初年度¥174,051) | 月28,137クレジット。10秒の動画で月281本の目安 | 月6,163クレジットでは足りない人 |
| Ultra | ¥82,655/月(初月¥49,593) | ¥953,548/年(初年度¥572,128) | 月94,323クレジット。10秒の動画で月943本の目安 | 月28,137クレジットでは足りない人 |
表には月次と年次の値を載せた。「1か月」のタブでは Basic が¥2,880/月、「四半期プラン」のタブでは¥7,153/四半期だ。動画の本数は、Seedance 2.0 Fast の720p で作った場合の目安と注記されている。
Basic の初月¥45は クレジットカード、デビットカード、PayPal で払う場合の値段で、ほかの払い方では¥2,380になる。英語の料金ページは、初月98%引きを期間限定とし、終わりを10月30日としている。年は書かれていない。年払いの初年度の40%引きは、日本語のページの注記では、割引の期間を10月10日から10月23日までとしている。Advanced は月のクレジットの量を4段階から選ぶ形で、表の値はそのうちの1つだ。料金ページは、プラン、料金、クレジット、特典は地域によって違うことがあり、最新の条件は支払いの画面に出るとしている。
有料プランには共通して、ダウンロードするときの Dreamina の透かしの削除、動画の延長、解像度の引き上げ、最大60FPSへのなめらか化、AI のリップシンク、優先の処理の列が付く。無料で使えるのは毎日の無料クレジットの範囲で、その量は公式のページに書かれていない。クレジットは画像や動画を作るときに使う単位で、必要な数はモデル、機能、生成の設定で変わる。
API(BytePlus ModelArk)
ModelArk の料金ページによると、Seedance の API は動画の生成に使ったトークン(AI が処理する量を数える単位)で払う。単価は100万トークンあたりの米ドルで、素材に動画を入れるかどうかで変わる。
| モデル | 動画の入力なし(480p・720p) | 動画の入力なし(1080p) | 動画の入力あり(480p・720p) | 動画の入力あり(1080p) |
|---|---|---|---|---|
| Seedance 2.5 | $10.70 | $11.7 | $6.40 | $7.0 |
| Seedance 2.0 | $7.0 | $7.7 | $4.3 | $4.7 |
| Seedance 2.0 Mini | $3.5 | 対応なし | $2.1 | 対応なし |
使うトークンの目安は(入力した動画の長さ+作る動画の長さ)×幅×高さ×フレームレート÷1024で決まる。料金ページの例では、Seedance 2.5 で動画の入力なし、16:9、5秒の動画は、480p が1本$0.514、720p が$1.156、1080p が$2.843だ。生成に失敗した動画は請求されない。
Seedance 2.5 を使い始めるには、30米ドル以上の残高などの条件がある(下の「始め方」)。BytePlus の Seedance のページには、Seedance 2.5 専用のパックとして Light Plan、Production Plan、Premium Plan もある。どれも3か月有効で、480p の動画でおよそ120〜500秒、250〜1,000秒、2,500〜10,000秒分が目安だ。
日本語での扱い
Dreamina には日本語の紹介ページと円の料金表があり、ページの上部で表示の言語を選べる。ログインしたあとの作成画面が日本語で表示されるかは、今回読んだ公式ページでは確かめられなかった。Seedance 2.5 は日本語のプロンプトと日本語の音声に対応する。ModelArk のドキュメントは英語で、サポートの言語は中国語と英語だ。
始め方
Dreamina(ブラウザ)
CapCut の発表では、2026年3月31日に Dreamina の Seedance 2.0 の提供地域に日本が加わった。Dreamina を使うには CapCut のアカウントが要り、持っていない人はサインインの画面の案内で作る。利用規約の日本向けの条件では、20歳未満の人は保護者の同意が要る。Dreamina の紹介ページの手順は次のとおりだ。
- dreamina.capcut.com を開き、「ログイン」から CapCut のアカウントでログインする。
- 「AI動画」ツールを開く。
- 参考にする画像があれば、「+」をクリックして追加する。
- 環境、照明、動き、カメラの動き、雰囲気を入れて、作りたい場面を詳しく書く。
- モデルに「Dreamina Seedance 2.5」を選ぶ。
- 縦横比と長さを選ぶ。
- 「生成」をクリックする。
- できた動画を確かめ、「ダウンロード」をクリックする。
CapCut
CapCut の発表では、Seedance 2.5 は16歳以上の有料会員のアカウントに向けて、欧州、アジア、中東、南米で順に提供される。CapCut では、動画の特定の秒や人物などを選んで直せる。日本が提供先に入るかは国名で書かれておらず、CapCut での手順も今回読んだ公式ページにはなかった。
API(BytePlus ModelArk)
API は、自分のプログラムから Seedance を呼び出す仕組みだ。BytePlus の提供地域の一覧には日本が入っており、米国は入っていない。ただし、一覧は「Restricted Model」の札が付いたモデルを除くとしており、最終的には購入の時点で決まる。動画の生成は、ジョホールのアジア太平洋のリージョン(ap-southeast-1)で使う。
Seedance 2.5 のチュートリアルとクイックスタートの手順は次のとおりだ。
- BytePlus のアカウントを登録してサインインする。
- 有効にする条件を1つ満たす。条件は、認証済みの Credits の利用者で Credits が30米ドルに達していること、30米ドル以上の AI Savings Plan を買うこと、30米ドル以上のリソースパックを買うことのどれかだ。
- 「Model activation」の画面で Seedance 2.5 を有効にする。
- コンソールの左下で使うプロジェクトに切り替え、左の「API Keys」で API キーを作る。
- API キーを環境変数に入れる。
- Python 3.8 以降で、ModelArk の SDK を入れる。
- 動画の生成のタスクを作り、状態が「succeeded」になったら、返ってきた URL から動画を受け取る。
手順5のコマンドは OS ごとに違う。macOS と Linux では次を実行する。
export ARK_API_KEY="your_api_key_here"Windows のコマンド プロンプトでは次を実行する。
setx ARK_API_KEY "your_api_key_here"Windows の PowerShell では次を実行する。
$env:ARK_API_KEY = "your_api_key_here"手順6のコマンドは次のとおりだ。
python -m pip install --upgrade arkruntime手順7では、チュートリアルの例をもとに、文章だけで頼む形にすると次のコマンドになる。
curl -X POST https://ark.ap-southeast.bytepluses.com/api/v3/contents/generations/tasks \
-H "Content-Type: application/json" \
-H "Authorization: Bearer $ARK_API_KEY" \
-d '{
"model": "dreamina-seedance-2-5-260628",
"content": [
{ "type": "text", "text": "[作りたい動画の説明]" }
],
"generate_audio": true,
"ratio": "16:9",
"duration": 10,
"watermark": true
}'返ってきたタスクの ID で GET /contents/generations/tasks/<ID> を呼ぶと、状態と動画の URL がわかる。動画の URL は24時間で見られなくなり、ダウンロードは100回までなので、早めに保存する。コードを書かずに試すときは、ModelArk のコンソールのテンプレートか API Explorer を使う。
仕事での使い方
ここでのプロンプトは Seedance にこう頼めるという例だ。[ ] の中を自分の内容に差し替える。@画像1、@動画1 の番号は素材を上げた順に合わせる。TRAIL は出力を確かめていないので、できた動画は最後まで見て確かめる。上げる素材は、自分が使う権利を持つものに限る。
商品写真から EC 用の紹介動画を作る
EC サイトや店頭の画面で流す、商品の短い動画を作る場面だ。商品の写真を参考の素材として上げ、次のように頼む。
@画像1 の[商品名]の形、色、ロゴをそのまま使う。
白い大理石の台の上に商品が置かれ、カメラがゆっくり商品の周りを回る。
横からの逆光で商品の輪郭が光り、背景はやわらかくぼける。
0-5秒:正面から少しずつ寄る。5-10秒:右に回り込み、正面に戻って止まる。
字幕なし。BGMなし。台に置く小さな音だけ。BytePlus のプロンプトガイドは、素材ごとに何の参考にするのかを、上げた順の番号で書くよう勧めている。字幕と BGM を外したいときは「字幕なし」「BGMなし」とはっきり書ける。
日本語のせりふ入りの短い CM を作る
自社のサービスを紹介する、人が話す15秒ほどの CM を作る場面だ。次のように頼む。
明るいオフィスで、30代の女性がノートパソコンからカメラのほうへ向き直り、ほほえむ。
0-5秒:ミディアムショット。5-15秒:ゆっくり寄る。
女性が日本語で、自然で親しみのある声で言う:{[サービス名]で、[誰の][どんな手間]が、ぐっと楽になります。}
<キーボードの小さな音> (やわらかいピアノの曲)
字幕なし。ModelArk のチュートリアルは、音楽を ( )、効果音を < >、せりふを { } で囲んで書き分けるよう勧めている。中国語以外のせりふは前に言語を書くとよいとしている。
撮影済みの動画の背景を差し替える
グリーンスクリーンで撮った商品紹介の動画に、季節のキャンペーンの背景を入れる場面だ。動画を上げて、次のように頼む。
@動画1 を編集する。人物と商品、動き、声はそのまま残す。
グリーンスクリーンの背景を、[雪の積もった冬の街並み、店の暖かい明かり]に置き換える。
人物の髪と服は、新しい場面の風と光に合わせて自然に見せる。API で編集するときは、プロンプトに edit the video、add、remove、replace などの言葉を入れる必要がある。チュートリアルが挙げる言葉は英語だ。編集する動画は4〜30秒にする。ガイドは、20秒以内の動画のほうが良い結果になりやすく、長いと安定しにくくなることがあるとしている。
動画の一部の秒だけを直す
作った動画のほぼ全体は良いが、数秒の動作だけを変えたい場面だ。次のように頼む。
@動画1 の4-6秒だけを編集する。
男性の動作を、コーヒーを飲む動作から、資料を相手に手渡す動作に変える。
それ以外の映像と音声は変えない。ガイドは、直す範囲と中身をはっきり書き、できれば「A から B に変える」形で書くよう勧めている。秒の指定は1秒単位にする。
絵コンテのとおりに動画を作る
企画会議で決めた絵コンテのとおりに、広告の試作の動画を作る場面だ。コマごとの絵を別々の画像にして順に上げ、次のように頼む。
@画像1 から @画像6 を順にキーフレームとして使う。
[商品名]を持った人が朝の駅を出て、オフィスに着き、同僚に商品を見せるまでを1本の流れにする。
実写の広告の雰囲気。明るい自然光。人物の見た目は最後まで変えない。ガイドは、絵コンテに厳密に合わせたいときはキーフレームの参照を使い、最初の文で「Images X to X in order as keyframes」のように指定するよう勧めている。複数のコマを1枚にまとめた絵コンテは、15コマ以内の簡単な線画が向くとしている。
動画の続きを作る
会社紹介の動画の最後に、続きのカットを足して長くする場面だ。元の動画を上げて、次のように頼む。
@動画1 の続きを作る。人物、場所、画風、効果音はそのまま保つ。
男性はエレベーターを降りて受付に向かい、[会社名]のロゴの前で立ち止まって振り返る。
カメラは後ろから追い、最後にロゴと人物を正面からとらえて止まる。API で延長するときは、extend forward/backward、continue などの言葉を入れる。チュートリアルとガイドは、編集と延長では入力も出力も mov 形式にするよう勧めている。色や明るさ、映像と音のつながりを保ちやすいからだ。
うまく頼むコツ
BytePlus の Seedance 2.5 のプロンプトガイドから、3つの原則を選んだ。ガイドは、Seedance を映像の作り手として扱い、組み立てたプロンプトを書くよう勧めている。
素材の番号と役割をプロンプトに書く
素材が増えるほど、どの素材を何に使うかの対応が大切になる。ガイドは、対応を画像の中にだけ書くことを勧めていない。主人公の画像に名前を書き込み、プロンプトで名前だけを出すと、人物の取り違えや重複が起きやすいという。
悪い例は次のとおりだ。
(主人公の画像に「田中」と書き込んで上げたうえで)
田中が学校に来る。良い例は次のとおりだ。
@画像1 は主人公の田中で、声は @音声1 の声質を使う。
@画像2 は学校の校舎。照明と色味は @画像3 を参考にする。
田中が @画像2 の校舎に歩いて入ってくる。時間を1秒単位で、すき間なく区切る
ガイドは、時間の指定に1秒単位を使うよう勧めている。区切りの間にすき間を作らない。1つの区切りに中身が少なすぎるとモデルが自由に作り、多すぎると切り替えが増えたり、話の一部が抜けたりするという。
悪い例は次のとおりだ。
0-3秒:店の外観。5-6秒:店主があいさつし、商品を3つ紹介し、客が笑い、全員で手を振る。良い例は次のとおりだ。
0-3秒:店の外観。3-7秒:店主が店の前であいさつする。
7-12秒:店主が看板の商品を手に取って見せる。12-15秒:客が商品を受け取り、ほほえむ。できるだけ「見せたいもの」を書く
ガイドは、できるだけ肯定の形で書くよう勧めている。否定の指示がはっきり使えるのは、字幕と音声の制御だ。
悪い例は次のとおりだ。
人物の顔は映さない。暗くしない。ごちゃごちゃさせない。良い例は次のとおりだ。
人物は後ろ姿で、窓の外を見ている。昼の明るい光。机の上にはノートパソコンとコーヒーだけがある。
字幕なし。使いこなすための設定や機能
API では、パラメーターで出力を細かく決められる。解像度は480p、720p、1080p から選び、初期値は720pだ。縦横比は 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16 と、素材に合わせて決める adaptive がある。長さは4〜30秒か、モデルに任せる -1 だ。出力の形式は mp4 と mov から選ぶ。
Draft モードを使うと、先に480p の試しの動画を作って中身を確かめ、そのタスクの ID から1080p の本番の動画を作れる。試しの動画のタスク ID は7日間有効で、2つのタスクは別々に請求される。watermark を true にすると、AI で作ったことを示す透かしが右下に入る。初期値は false だ。
Seedance 2.5 には、実在の人の顔が写った画像や動画を直接上げられない。代わりに、同じアカウントで作った人物の出力を素材に使う、プリセットのデジタルの人物を使う、本人の確認と許可を経た人物の素材を使う、の3つの方法がある。BytePlus の発表では、プリセットの人物は10,000点を超える。
ModelArk は、プロンプトを直すためのスキル「sd25-pe」も配っている。AI のチャットで「/sd25-pe」とプロンプトを入れると、プロンプトの手直しを頼める。
ほかのツールとの違い
Seedance の値は2026年10月24日に読んだ公式ページ、ほかのツールは TRAIL のファクトパック(2026年10月24日時点)による。
| Seedance | Kling | Veo | Runway | |
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | ByteDance | Kuaishou Technology | Runway | |
| 得意なこと | 文章や画像から音声付きの動画を作る | 文章や画像から動画・画像を作る | 文章や画像から音声付きの動画を作る | 動画と画像を AI で生成・編集する |
| 無料の範囲 | Dreamina の毎日の無料クレジット(量は記載なし) | Basic $0。ログインで毎月の無料クレジット(31日有効) | Flow で1日50クレジット | Free $0。125クレジット(一回限り) |
| 最安の有料プラン | Dreamina Basic ¥2,380/月(初月¥45は10月30日までの割引) | Standard $8.8/月(初月$6.99) | Google AI Plus ¥725/月 | Standard $15/月(年払いは月$12) |
| 画面の日本語 | Dreamina に日本語のページがある。作成画面は確認できていない | 画面は日本語で表示される | Flow の対応言語に日本語がある | アプリ画面は公式ページで確認できていない |
会社で使うときのデータの扱いは、ファクトパックに比べられる値がないため表に入れていない。Seedance の扱いは下の「気をつけること」にまとめた。BytePlus の発表では、Seedance 2.5 は Runway などの動画生成サービスを通じても使える。詳しい違いは動画生成AIの比較表と、Kling と Seedance の比較、Runway と Seedance の比較、Seedance と Veo の比較にある。Kling、Veo、Runway の3つの違いはKling、Veo、Runway の比較記事にまとめている。
困ったときは
クレジットや残高が足りなくなった
Dreamina では、必要に応じて別のプランに変えられる。API では、リソースパック、AI Savings Plan、アカウントの残高の順に差し引かれる。使った量は「Usage statistics」、残りは「Resource pack management」や「Billing overview」で確かめる。
使えない・地域の対象外と出る
Dreamina の利用規約は、サービスの全部または一部が、すべての地域、端末、言語で使えるとは限らないとしている。API は提供地域の一覧に日本が入っているが、最終的には購入の時点で決まる。API キーやモデルの有効化はリージョンごとに分かれており、動画の生成はアジア太平洋のリージョンのベース URL で呼ぶ。
素材を上げられない・動画が再生できない
API に上げる素材には次の上限がある。
- 画像:jpeg、png、webp など。1枚30MB未満で、幅と高さは300〜6,000ピクセル。
- 動画:mp4 か mov。1本2〜30秒、200MBまで。最大10本で、合計30秒まで。
- 音声:wav か mp3。1本2〜30秒、15MBまで。最大10本で、合計30秒まで。
一部の JPG は、色の間引き方が標準と違うため読み込めない。ガイドは FFmpeg で標準の形式に直すか、PNG に変えるよう勧めている。1080p の出力は H.265 で、再生できない環境では VLC、mpv、QuickTime Player などを使う。
字幕や BGM が入ってしまう
ガイドは、字幕を外す指示をしても字幕が出ることがあり、完全には防げないとしている。せりふのあとに語を繰り返したり、特定の語に表情の指示を付けたりしない。参考の動画に字幕があると、字幕が出やすくなる。BGM を外すときは、音楽に関する語を並べて禁じ、プロンプトの最初と最後で繰り返す。
画面の文字が崩れる
英語の単語の文字が入れ替わったり、中国語の文字が別の字になったりすることがある。ガイドは、単語を1文字ずつに分けて順に出すよう頼むか、正しい文字を画像にして素材として渡すよう勧めている。
解約したい
日本語の料金表には「いつでも解約可能」とある。英語の料金ページは、契約はアカウントと支払いの設定で管理でき、解約と更新の条件は申し込んだ方法によって違うとしている。解約の画面の名前と手順は、今回読んだ公式ページには書かれていなかった。API の AI Savings Plan とリソースパックは取り消せず、Credits は買ったあとに引き出せない。
アカウントやデータを消したい
Dreamina のプライバシーポリシーでは、「お問い合わせ」の欄にある方法で連絡すると、集めた情報の開示、閲覧、訂正、削除を求められる。窓口はデータ主体リクエストのウェブフォームだ。アカウントを消す手順は今回読んだ公式ページには書かれていなかった。API のタスクの記録は7日間残る。
気をつけること
動画が思ったとおりにならないことがある
Dreamina の利用規約は、出力が期待どおりになることや、ほかと重ならないこと、入力に忠実であることを約束していない。BytePlus の AI サービスの規約も、出力の正確さを保証しないとしている。商品の形、画面の文字、人の手や顔の細部は、使う前に見直す。
入力したデータの扱い
Dreamina のプライバシーポリシーでは、上げた文章、音声、写真、プロンプトと生成物を集めることがある。情報を使う目的には、機械学習モデルなどの学習と改善を含む製品の開発が挙がっている。集めた情報は米国、シンガポール、マレーシアのサーバーに保管される。学習への利用をオフにする設定は、今回読んだ公式ページには書かれていなかった。顔や体の特徴は、頼まれた処理が終わるとすぐに消すとしている。
API では扱いが違う。ModelArk のデータ処理の説明では、BytePlus は顧客の指示にもとづいて処理する立場で、顧客の事前の許可なしにデータを自社のモデルの学習に使わない。AI サービスの規約も、自分から送ったフィードバックや別の同意がある場合を除き、顧客のデータを基盤モデルの学習に使わないとしている。処理はマレーシア、インドネシア、EU・EEA のデータセンターで行われ、内容のフィルターにかかった入力と出力はマレーシアで180日保存される。
生成物の権利と透かし
Dreamina の利用規約では、規約を守れば、上げた入力と生成した出力は利用者のものになる。一方で、利用者は運営会社の Bytedance Pte. Ltd. とその関連会社、ほかの利用者に、出力を含む素材をあらゆる目的に使う、期限のない、取り消せない世界的な許可を与える。利用規約は、サービスを原則として私的で非商用の利用のために提供するとしている。特定のコンテンツを商用目的で使うこと(認められる場合)には、追加の規約やポリシーがかかることがあるとも書いている。知的財産の項では、サービスやその中のコンテンツを商用や許可のない目的で使わないことを、利用の条件に挙げている。料金ページは、商用利用の可否は規約、作る内容、使うモデルや素材によって決まるとし、商用で使う前に最新の規約を確かめるよう求めている。今回読んだ公式ページには、有料プランなら商用で使えると明記した記載はなかった。
API では、BytePlus の AI サービスの規約により、法令が認める範囲で出力は利用者のものになり、BytePlus は所有権を主張しない。商用利用を名指しした記載はなかった。出力がほかと重ならないことや、他人の権利を侵害しないことは保証されない。
CapCut の発表では、AI で作った内容に目に見える透かしや AI の表示、C2PA のコンテンツ認証情報(AI で作ったことをほかのサービスが見分けるための情報)、目に見えない透かしを付ける。BytePlus も、目に見える透かしと C2PA を使うとしている。
会社で使うときのルール
Dreamina を会社のために使う人は、会社を規約に従わせる権限を持つことを表明し、会社が社員などによるアカウントの利用にも責任を負う。BytePlus の AI サービスの規約は、生成物を公開するときに、AI で作ったことの表示などの法令を守るよう求めている。API の利用には GenAI の利用ポリシーが適用される。API の同時に処理できるタスクの数は、企業の利用者が10、個人の利用者が3だ。
よくある質問
無料でずっと使えますか
Dreamina には無料の枠があり、毎日の無料クレジットで Seedance 2.5 を試せる。ただし、1日に付くクレジットの量は公式のページに書かれていない。今回読んだ API の公式ページには Seedance を無料で使える枠の記載がなく、使い始めるには30米ドル以上の残高などが要る。
日本で使えますか
使える。Dreamina は2026年3月31日に Seedance 2.0 の提供地域に日本を加え、日本語のページと円の料金表がある。ModelArk の API も、公式の提供地域の一覧に日本が入っている。
日本語で使えますか
Seedance 2.5 は日本語のプロンプトと、日本語のせりふの入った音声に対応する。Dreamina の紹介ページは日本語で読めるが、作成画面の表示言語は今回読んだ公式ページでは確かめられなかった。ModelArk のドキュメントは英語だ。
スマホで使えますか
今回読んだ公式ページでは、Dreamina のスマホアプリと、その使い方は確かめられなかった。CapCut の発表では、Seedance 2.5 は CapCut の16歳以上の有料会員に順に提供される。
商用利用できますか
Dreamina の利用規約は、サービスを原則として私的で非商用の利用のために提供するとし、商用目的の利用(認められる場合)には追加の条件がかかることがあるとしている。料金ページは、商用で使う前に最新の規約を確かめるよう求めている。API では出力は利用者のものになるが、商用利用を名指しした記載はなかった。
入力した内容は学習に使われますか
Dreamina のプライバシーポリシーは、プロンプトや上げた素材、生成物を集めることがあるとし、情報を使う目的に機械学習モデルの学習を含む製品の開発を挙げている。オフにする設定は公式のページに書かれていなかった。API では、BytePlus は顧客の許可なしにデータをモデルの学習に使わないとしている。
Kling や Veo との違いは何ですか
最安の有料プランは、Seedance の Dreamina が月¥2,380、Kling が月$8.8、Veo を使う Google AI Plus が月¥725だ。Seedance 2.5 は1回で最長30秒の動画を作り、50点までの素材を参考にできる。詳しくはKling と Seedance の比較とSeedance と Veo の比較にある。
次に読む
出典
- Seedance 2.5ByteDance Seed
- One-take Creation, Flexible Referencing: Introducing Seedance 2.5ByteDance Seed
- Dreamina Seedance 2.5 AIビデオジェネレータDreamina
- Seedance 2.0 & 2.5: 98% OFF Your First MonthDreamina
- Dreamina Terms of ServiceDreamina
- Dreamina プライバシーポリシーDreamina
- Unlocking New Creative Possibilities with Dreamina Seedance 2.0CapCut
- Giving creators more control with Dreamina Seedance 2.5 and Dola Seedream 5.0 ProCapCut
- Dreamina Seedance 2.5 is Now Available on BytePlusBytePlus
- Seedance 2.5BytePlus
- Dreamina Seedance 2.5 tutorialBytePlus
- Dreamina Seedance 2.5 prompt guideBytePlus
- PricingBytePlus
- Quick startBytePlus
- Activate, use, and cancel Dreamina Seedance 2.5 and 2.0 series modelsBytePlus
- Region availabilityBytePlus
- International Availability for BytePlus Model ServiceBytePlus
- BytePlus ModelArk data processingBytePlus
- General Terms for AI ServicesBytePlus






