「Perplexity」の「Decisions API」がウェブ検索に対応 1回$0.001
Perplexity が2026年11月、確率で答える Decisions API に mode "web_grounding" を加えた。質問ごとに検索し、結果を根拠に判定する。検索は1回$0.001で、結果の入力トークン分が別にかかる。

この記事の要点
- Perplexity が2026年11月、Decisions API に mode "web_grounding" を加えた。質問ごとにウェブを検索し、その結果を根拠として判定に使う。
- 料金は検索1回$0.001で、足された結果の入力トークンの料金が別にかかる。
- 公開情報や最近の出来事を API で判定させたい開発者に関係する。mode を指定しないリクエストは、これまでと変わらない。
目次5
新しい料金
Perplexity は2026年11月、Decisions API にウェブ検索の根拠づけを加えた。Perplexity の API の更新履歴には、日付が「November 2026」とだけ書かれている。Decisions API は文章を書かずに、確率で答える API だ。「はい・いいえ」、用意した選択肢のどれか、決めた段階での採点で答えを返す。
判定モデルの料金は、2026年10月16日に v1.2 が出たときと同じだ。そこに検索の料金が新しく加わった。金額は料金ページの「$」の表記のまま書く。トークンは AI が文章を数える単位である。
| 項目 | 料金 | 中身 | 変更前 |
|---|---|---|---|
| pplx-decider-v1.2 の入力 | 100万トークンあたり$0.02 | 27B の判定モデル | $0.02(変更なし) |
| pplx-decider-flash-v1.2 の入力 | 100万トークンあたり$0.01 | 4B の判定モデル | $0.01(変更なし) |
| 出力トークン | 無料 | 両モデル共通 | 無料(変更なし) |
| web grounding の検索 | 1回$0.001(1,000回で$1) | 質問ごとに Fast Search を1回 | なし(新設) |
1リクエストで検索できる質問は100件までで、検索の料金は最大$0.10になる。料金ページの例では、質問が1件なら$0.001、20件なら$0.020だ。
何が変わったか
リクエストで mode を "web_grounding" にすると、モデルが答える前に、質問ごとに Fast Search を1回行う。Fast Search は、Perplexity の Search API が提供する検索の方式の1つだ。上位の結果は根拠として state(判定させる内容)に足され、応答の search_results に並ぶ。
足された検索の結果は入力トークンとして数えられる。説明書きの例では、ある主張の真偽を尋ねたリクエストの入力が1663トークンになった。mode なしの同じリクエストは97トークンだった。
課金の決まりも細かく書かれている。結果がゼロ件でも、検索が返れば課金される。検索のあとでリクエストが失敗しても、その検索は課金される。一方で、失敗した検索、時間切れになった検索、検索の前に断られたリクエストには課金しない。同じ検索語になる質問どうしは、1回の検索を共有する。
質問が多いときは、モデルの選び方で入力の量が大きく変わる。Flash は質問ごとに、v1.2 は質問のまとまりごとに、根拠を入力として数え直すからだ。2026年11月4日の Perplexity の試験では、100件の質問で v1.2 は3秒、入力31,309トークンだった。Flash は42秒かかり、入力は2,839,790トークンだった。説明書きは、質問が多いときは v1.2 を使うよう勧めている。
検索語には、質問の文と state の文の冒頭が入り、Perplexity の Search API に送られる。Python と TypeScript の SDK にはまだ mode の項目がないため、リクエストの本文に直接書いて送る。
年表で見ると
TRAIL の年表で、Decisions API の料金は2026年10月から次のように動いてきた。
- 2026年10月5日:Decisions API を追加。入力は100万トークンあたり$0.04で、出力は無料。
- 2026年10月9日:v1.1 に更新し値下げ。入力は$0.04から$0.02に下がった。
- 2026年10月16日:v1.2 と軽量 Flash。v1.2 は$0.02、Flash は$0.01。
- 2026年11月:web grounding を追加。検索1回$0.001。
TRAIL の年表では、10月の3回はどれも入力トークンの単価を決める変更で、今回は検索1回ごとという別の課金の単位が加わった。年表に記録した Perplexity の出来事は、2026年10月だけで13件ある。
同じカテゴリで比べると
リサーチの比較表に並ぶツールのうち、2026年9月21日から11月5日までの45日に、重要度2以上の出来事が年表にあるのは、Perplexity と Sakana AI だ。Sakana AI は2026年10月28日に、企業向け「Sakana API Platform」を先行提供した。NotebookLM と Felo には、この期間の該当する出来事はない。
まだ分からないこと
更新履歴には、11月の何日に始まったかが書かれていない。根拠を足すと判定の精度がどれだけ変わるかも、数字では示されていない。日本語の質問で検索がどう働くかも書かれていない。SDK に mode の項目が加わる時期も分からない。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.11 まで。




