SpaceXAI が「Grok」と「Cursor」の共通プラン開始 有料は月$8から
SpaceXAI は2026年10月12日、Grok、Cursor、X Premium をまとめた The X Subscription を発表した。有料プランは月$8から$200の4つで、利用量は Grok と Cursor で共有する。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.12 まで。
- SpaceXAI(旧 xAI)が2026年10月12日、Grok、Grok Bot、Cursor、X Premium をまとめた共通の定額プラン The X Subscription を発表した。
- Grok を使う人、Cursor でコードを書く人、X の有料会員に関係する。
- 新規の契約は発表日から受け付けている。全世界への提供は、発表から数日かけて広げるという。
何が発表されたか
Grok を提供する SpaceXAI は2026年10月12日、Grok と Cursor の共通サブスクリプションを始めた。名前は The X Subscription である。1つの契約に、4つのサービスが入る。
- Grok:チャット、音声、画像と動画の生成ができる AI アシスタント。
- Grok Bot:作業を代わりに進める AI のチームメイト。
- Cursor:コードを書く AI エージェントを、手元の PC とクラウドで動かす開発ツール。
- X Premium:X の認証マーク、投稿者向けの機能、広告の削減。
有料プランには、Grok のモデルを使える量がまとめて付く。この量は Grok と Cursor で共有する。Grok のアプリ、X の Grok タブ、Cursor のどこで使っても、同じ枠から減っていく。Grok と Cursor を両方使う人は、別々に契約しなくても1つのプランで済むようになった。
SpaceXAI の発表によると、各プランの SpaceXAI のモデルでのコーディング用の利用量は、比べられる Cursor の従来プランの2倍以上だ。他社の AI モデルも、Premium 以上なら Cursor で使える。ただしその分は API の定価で別に請求され、追加購入(top-up)で支払う。
年表で見ると
TRAIL の年表では、この出来事は重要度3の節目にあたる。Grok の節目としては、2026年9月21日の Grok 4.7 の公開から21日後になる。その前の節目は、2026年8月11日の Grok Bot の開始だった。
料金の変更では、2026年8月26日に Grok Bot の対象プランを広げたのが直前の出来事である。このとき Grok Bot は SuperGrok、Cursor Pro、Cursor Teams の全プランで使えるようになった。
Cursor 側の年表では、2026年8月14日に SpaceX による買収が完了した。Grok 側でも、2026年2月2日に SpaceX が xAI を買収した出来事が節目として残っている。
TRAIL の年表では、Grok Bot は8月に SuperGrok と Cursor の契約者向けに始まり、10月にはその両方が1つのプランにまとまった。
同じカテゴリで比べると
対話型AIの比較表にあるツールのうち、プランの月額をドルで載せているものを並べる。料金は TRAIL の DB にある月額である。
| ツール | 主な有料プラン |
|---|---|
| Grok | Plus $8、Premium $30、Super $100、Ultra $200 |
| Claude | Pro $20、Max 5x $100、Max 20x $200 |
| Muse | パワープラン $20、最大プラン $100 |
Cursor の Teams も変わった。2026年6月1日の Teams の料金改定で、Standard 席は年払いで月32ドルになっていた。新しいプランの Teams は1人あたり月$30からで、発表はコーディングの利用量が従来の Cursor Teams の3倍になるとしている。
TRAIL の比較表では、ここに並ぶ3つのうち、月額$10を下回る有料プランを載せているのは Grok の Plus だけだ。上の価格帯は Claude と同じ$100と$200に並ぶ。
誰が、いくらで使えるか
個人向けのプランは5つある。料金はすべて税別だ。利用量は Plus を基準にした倍率で示されている。
| プラン | 月額 | 利用量 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 限られた量 |
| Plus | $8 | 基準 |
| Premium | $30 | Plus の4倍 |
| Super | $100 | Plus の15倍 |
| Ultra | $200 | Plus の50倍 |
Premium には、SuperGrok、Cursor Pro、X Premium+ の機能が入る。発表によると、この3つを別々に契約すると合計で月$90だった。料金ページは、AI を初めて使う人には Premium を勧めている。
利用量の枠は毎週戻る。使い切った後は、追加購入で続けるか、枠が戻るのを待つ。有料プランには Grok の API も付くが、API の利用は通常の料金で別に請求され、プランの枠からは減らない。
チーム向けの Teams は、Premium、Super、Ultra を個人と同じ1人あたりの料金で使える。SSO(社内の ID で入れる仕組み)や管理機能も入る。Enterprise は料金を営業に問い合わせる形で、Grok と Cursor の利用量を1つの画面で管理できる。
すでに SuperGrok、Cursor、X Premium を契約している人は、今のプランと料金をそのまま続けられる。切り替える場合は、古いプランの残りの期間分が日割りで返金される。支払いはクレジットカードとデビットカードに対応する。発表は全世界に広げるとしているが、日本を名指しした記述や日本語の扱いは書かれていない。
まだ分からないこと
- 日本円での料金と、日本の消費税の扱い。
- 基準となる Plus の利用量が、具体的にどれだけか。
- 切り替える人向けの期間限定の特典の中身。
- 既存の契約者が、いつ切り替えられるようになるか。
次に見るもの
SpaceXAI は、発表から数日かけて全世界の人が使えるようにするとしている。既存の契約者向けの切り替えも、順に請求の設定画面に出すという。
