Perplexity のAIエージェントに高速設定「Ultrafast」 Max 契約者向け
Perplexity が AI エージェント Computer に Ultrafast を加えた。対象は Max の契約者で、通常より多くのクレジットを使う。コネクタの権限管理と Mac の手元のフォルダも出た。10月の出来事は10件だ。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.19 まで。
- Perplexity は2026年10月19日、AI エージェント Computer に、応答の速さを優先する Ultrafast を加えた。
- Ultrafast を使えるのは Max の契約者で、Web 版の Computer が対象だ。Normal や Fast より多くのクレジットを使う。
- 同じ日に、営業経由で契約する Enterprise の管理者がコネクタごとに使える役割を決める機能と、Mac の手元のフォルダを Projects に付ける機能も出た。
何が発表されたか
Perplexity は2026年10月19日、Perplexity の公式の変更履歴で、Computer に Ultrafast とコネクタの権限管理などを加えた。Computer は、調べものや資料づくり、コードの作業を任せられる Perplexity の AI エージェントである。主な新しい点は次の4つだ。
1つ目は Ultrafast である。Computer で GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol を使うとき、応答の速さを優先する設定として選べる。GPT-6 Astra と GPT-6.1 Sol は、どちらも ChatGPT を作る OpenAI のモデルだ。設定は Custom の中の Speed にある。Ultrafast は、Normal や Fast より多くのクレジットを使う。クレジットは、Computer の利用量を数える単位である。変更履歴は、案の比較、下書きの書き直し、コードの不具合探しを使い道の例に挙げている。
2つ目は、コネクタの権限管理だ。コネクタは、Perplexity をほかのサービスとつなぐ仕組みを指す。営業経由で契約する Enterprise プランの管理者は、コネクタごとに、使える役割(ロール)を選べる。選択肢は、全メンバー、管理者だけ、指定したカスタムの役割の3つである。新しく加わったコネクタを、管理者が役割を決めて有効にするまで止めておくこともできる。有効や無効の切り替えと役割の変更は、組織の監査ログ(操作の記録)に残る。
3つ目は、Computer での Gemini 4 Argon だ。Google のモデルで、変更履歴は調べもの、コード、分析に使うよう案内している。Max の契約者は、検索でもモデルの選択から選べる。Perplexity は、自社の評価 WANDR で Argon が新記録を出したとしている。本文に点数はなく、評価の画像を添えている。
4つ目は、Mac の手元のフォルダを Projects に付ける機能である。Projects は、ファイルと記憶をまとめて作業を続ける場所だ。フォルダを付けると、Computer がそこのファイルを読み、できたファイルを保存できる。
同じ変更履歴には、Decisions API の v1.2 と SPACE のオープンソース化のほか、Nano Banana 2.1 や Nemotron 3.5 なども載っている。内容は Decisions API の記事と SPACE の記事にまとめた。
年表で見ると
年表には、今回の機能につながる2026年7月以降の更新が記録されている。
速さの設定は、2026年9月21日の Effort Mode と Skills の追加に続く。Effort Mode は、性能と費用の釣り合いを Light から Ultra の4段階で選ぶ機能である。
コネクタの権限管理は、2026年7月27日の Enterprise へのロールベースのアクセス制御の追加に続く。手元のフォルダは、2026年8月4日に Computer に入った Projectsの機能を広げるものだ。
Gemini 4 Argon は、2026年10月13日に Google が世界で提供を始めた。Perplexity は10月15日、開発者向けの Agent API でも Argon に対応している。
TRAIL の年表では、Perplexity の出来事は2026年10月に10件ある。うち6件は API の変更履歴の細かな更新である。
同じカテゴリで比べると
リサーチの比較表に並ぶほかのツールの、直近45日の主な出来事は次のとおり。
| ツール | 直近の主な出来事 | 日付 |
|---|---|---|
| Sakana AI | Sakana Chat にメモリー可視化「My Fish」 | 2026年10月15日 |
| NotebookLM | 電子書籍をソースに追加できる | 2026年9月17日 |
誰が、いくらで使えるか
機能ごとに、使える人が違う。
| 機能 | 使える人 |
|---|---|
| Ultrafast | Max の契約者(Web 版の Computer) |
| コネクタの権限管理 | 営業経由で契約する Enterprise の管理者 |
| Computer の Argon | Pro と Max の契約者 |
| 手元のフォルダ | Mac アプリ 26.38 以降の利用者 |
TRAIL の料金表では、Max は年払いで月$167相当、Pro は年払いで月$17相当である。Ultrafast を使うと、Normal や Fast より多くのクレジットが減る。
コネクタの権限管理では、これまでのコネクタの使える範囲は、管理者が変えるまでそのまま残る。設定した権限は、Perplexity 全体に適用される。
手元のフォルダは、付けた本人しか使えない。共有の Projects に付けても同じである。新しい作業は、そのフォルダを既定で使う。フォルダの変更や取り外しは、Project のページから行う。
まだ分からないこと
- Ultrafast が Normal や Fast より何倍のクレジットを使うか。
- Ultrafast で、応答がどれだけ速くなるか。
- 手元のフォルダを Windows 版でも使えるようになるか。
- 日本語での扱いと、提供地域の制限。
