AIエージェント「Manus」に法人向けプラン チームは1席月20米ドルから
Manus が2026年10月13日、法人向けの Manus for Business を発表した。Team Plan は1席あたり月20米ドルか年200米ドルからで、クレジットはチームで共有する。10月の出来事は19日までで5件になった。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.13 まで。
- Manus が2026年10月13日、法人向けの「Manus for Business」を発表した。中心はチームで使う Manus Team Plan と、高度な管理機能が要る組織向けの Manus Enterprise だ。
- AI エージェント(指示を受けて作業を進める AI)を、部署やチームでまとめて使いたい企業に関係する。
- Team Plan はすでに使える。料金は有料シート1席あたり月20米ドルか年200米ドルからで、4,000クレジットが付く。
何が発表されたか
Manus は、調べもの、資料づくり、Web アプリの作成などを任せられる AI エージェントだ。その Manus が2026年10月13日、法人向けに Manus for Business を発表した。Manus の発表は、自社のチームが6か月で Manus を使った働き方に変わったと書き、同じ力をほかの企業に届けると説明している。
チームで使うための機能として、発表は次の5つを挙げる。
- Projects:関連する作業の間で、指示、ファイル、Skills、外部サービスとの接続設定を共有する。週次の報告のような定期の作業も、同じ文脈で動かせる。
- Skills の共有:便利なやり方を、作った人以外も使えるようにする。手順をそろえたいときは、管理者が使用を必須にできる。
- 範囲を区切った共同作業:Team Only の設定で、作業、ファイル、社内サイトをワークスペースの中にとどめる。無料の Guest は、有料のシートを使わずに確認とコメントができる。
- クレジットの共有:有料シートのクレジットは1つにまとめられ、請求も一括になる。使った量はチームの利用状況の画面で追える。
- 管理機能:役割、共有の設定、監査ログ、SSO、SCIM(利用者のアカウントを一括で管理する仕組み)で、管理者が利用権を管理する。
データの扱いにも触れている。Manus は、モデルの提供元が Team の顧客のデータで学習することを禁じている。認証は SOC 2 Type II、ISO 27001、ISO 27701 を取得しているという。
年表で見ると
TRAIL の年表で、Manus は2026年9月1日に独立運営の再開を発表した。その後、9月28日に Manus 2.0 を公開し、翌日の9月29日には外部の推論サービスの API キーを持ち込める Manus Flex を公開した。10月8日には、5億ドル超の資金調達が報じられた。Manus for Business と同じ10月13日には、OPPO との提携も発表している。
TRAIL の年表では、Manus の出来事は10月に入って19日までに5件あり、9月1か月分の4件を上回った。8月は2件、7月は3件だった。
同じカテゴリで比べると
TRAIL の記録にある Manus のプランを並べると、次のとおりだ。
| プラン | 料金 | クレジット |
|---|---|---|
| Free | $0/月 | 毎日300クレジット |
| Pro(下位) | $20/月から(年払いは17%割引) | 月4,000クレジットから |
| Pro(上位) | $40/月から(年払いは17%割引) | 月8,000クレジットから |
| Team | $20/席/月から(年払いは$200/席/年から) | 1席あたり月4,000クレジットから、チームで共有 |
Team の1席は、Pro(下位)と同じ月$20から、同じ4,000クレジットから始まる。Team には、SSO やデータ学習のオプトアウト、チームの分析、アクセス制御が加わる。
同じ AI エージェントの分野では、Genspark が2026年9月10日にスライド向けのモデル Gen-1 Slides を出した。Genspark の料金は TRAIL にまだ記録がない。両者の比較は Genspark と Manus の比較にまとめている。
誰が、いくらで使えるか
Team Plan は発表の時点で使える。料金は有料シート1席あたり月20米ドル、または年200米ドルからで、4,000クレジットが付く。必要に応じて増やせる。Guest のシートは無料だ。始めるときは、アカウントのページでチームを作るか、Manus Team Plan のページを開く。
管理するアカウント、リーガルホールド(訴訟などに備えてデータを消さずに保全する仕組み)、SIEM(セキュリティの記録を集めて監視する仕組み)へのログ連携、エージェントのネットワーク制御、利用者ごとの利用上限が要る組織は、Manus Enterprise の対象だ。こちらは営業窓口に問い合わせる。
このほか、60分の AI 監査を申し込むと、無料の AI 導入計画と技術の組み合わせの提案を受けられるとしている。
まだ分からないこと
Manus Enterprise の料金は書かれていない。Team Plan のクレジットを増やすときの単価も示されていない。日本の消費税の扱いにも触れていない。
