「ElevenLabs」の効果音「SFX v3」を全員に 旧モデルは2027年3月1日に削除
ElevenLabs は2026年11月2日、効果音の生成モデル SFX v3 を全ワークスペースに提供し、ElevenCreative の既定にした。前のモデルは2027年3月1日に削除される。API では今も前のモデルが既定だ。

この記事の要点
- ElevenLabs が2026年11月2日、効果音の生成モデル SFX v3 をすべてのワークスペースで使えるようにした。
- 制作アプリの ElevenCreative では、効果音を作る3つの画面で SFX v3 が既定のモデルになった。
- 前のモデル
eleven_text_to_sound_v2は非推奨になり、2027年3月1日に削除される。API でこのモデルを使う開発者に関係する。
目次4
何が変わるか
ElevenLabs は2026年11月2日の更新履歴で、SFX v3 を全員に提供し、前のモデルの削除日を告知した。SFX v3 は文章の指示から効果音を作る AI モデルで、モデル ID は eleven_text_to_sound_v3 だ。2026年10月29日に公開されたモデルが、今回すべてのワークスペースで使えるようになった。ワークスペースは ElevenLabs を使う個人やチームの単位である。
ElevenCreative は ElevenLabs の制作用のアプリだ。ElevenCreative の Sound Effects、Studio、Flows の3つで、SFX v3 が既定のモデルになった。Video to music の機能が加える効果音も、SFX v3 で作られる。
更新履歴は前のモデルと比べた違いを4つ挙げている。
- 複数の指示を含むプロンプト(AI への指示文)に、より忠実に従う。
- 音楽や歌声を含むプロンプトの扱いがよくなった。
- 音がより自然になった。
- チャイムや笛のような高い音で、音割れ(クリップ)が起きにくくなった。
これらは ElevenLabs の説明で、性能の数値は載っていない。
前のモデルは非推奨(今後は使わないよう求める扱い)になり、2027年3月1日に削除される。
誰に関係するか
ElevenCreative で効果音を作る人は、既定の変更により、そのまま SFX v3 を使うことになる。
API(ほかのソフトから ElevenLabs の機能を呼び出す仕組み)を使う開発者は、2027年3月1日までに対応が要る。更新履歴は効果音を作る Create sound effect の API について、model_id に eleven_text_to_sound_v3 を指定するよう案内している。loop を true にすると、切れ目なく繰り返せる効果音を作れる。
API では、モデルを指定しないと今も前のモデルが使われる。ElevenLabs のモデルの説明ページは、eleven_text_to_sound_v2 が今も既定だとしている。そのうえで、model_id を指定していないリクエストでは、置き換え先のモデルを明示するよう求めている。同じページは、結果はプロンプトによって変わるので、切り替える前に自分のプロンプトで両方を比べるよう勧めている。
年表で見ると
基準日は2026年11月5日だ。TRAIL の年表では、告知の11月2日から削除の2027年3月1日までは119日あり、基準日からはあと116日になる。年表にある ElevenLabs の前回の提供終了は、2026年9月23日の Sora 2 の提供終了と Seedance 1.5 Pro の非推奨だった。
まだ分からないこと
11月2日の更新履歴は、SFX v3 で料金や使うクレジットの量が変わるかに触れていない。API の既定のモデルが SFX v3 に変わる時期も示されていない。削除の日のあとに前のモデルを指定したリクエストがどうなるかは、書かれていない。日本語のプロンプトでの扱いも分からない。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.11.02 まで。



