動画生成AIの選び方 Kling・Veoなど6つの無料枠・料金・商用利用・透かしを比べる
Kling、Veo、Runway、Seedance、Hailuo AI、HeyGen の6つを、無料の範囲、最安の有料プラン、長さ、音声、商用利用、透かし、日本語で比べた。目的別の選び方と規約の書き方もまとめた。

この記事の要点
- 文章や画像から動画を作る動画生成AIのうち、2026年10月26日時点で提供が続いている Kling、Veo、Runway、Seedance、Hailuo AI、HeyGen の6つを比べた。Kling、Veo、Runway、Seedance、Hailuo AI は短い映像を作るモデルやサービスで、HeyGen は人の姿のアバターが話す説明動画を作る。
- いちばん大きな違いは無料で作った動画を仕事に使えるかどうかだ。Kling と HeyGen は無料のプランの出力の商用利用を規約で認めておらず、Hailuo AI と Dreamina(Seedance の一般向けサービス)の規約は、サービスの利用そのものを原則として非商用としている。
- 迷ったら、無料で毎日試すなら Google Flow の Veo、広告や SNS に使う動画を月額で作るなら Kling の Standard か Runway の Standard、アバターの説明動画なら HeyGen の Creator から調べる。
目次6
OpenAI の Sora は Web 版とアプリが2026年4月26日に終わり、API も止まったため、この記事では比べていない(Sora の提供終了)。2〜3つを詳しく比べた記事は、Kling・Veo・Runway の違いとHailuo AI と Kling の違いだ。この記事はカテゴリ全体から目的に合うものを選ぶための道筋をまとめる。
比較表
値は TRAIL のファクトパック(2026年10月26日時点)と、各社の公式ページによる。金額は公式の通貨のまま書いた。
| ツール | 無料の範囲 | 最安の有料プラン | 最長の秒数・解像度 | 音声の有無 | 商用利用 | 透かし | 日本語 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Kling | Basic $0。契約していない人も毎月ログインで無料のクレジットを受け取れる(31日有効、量は記載なし) | Standard $8.8/月(初月$6.99) | Kling 4.0 は3〜30秒、720p・1080p・4K(1080p・4K の生成は有料プラン) | あり(Kling 4.0 はステレオ) | 有料のメンバーは制限なし(競合する製品の開発を除く)。メンバーでない人は書面の許可が要る | メンバーでない人はブランドとロゴの表示が要る。有料で外せる | 画面の言語に日本語がある。Kling 4.0 は日本語のせりふに対応 |
| Veo | クレジットのヘルプはプランがなくても1日50クレジットとする。「使ってみる」のヘルプは Google AI のプランへの登録を利用の要件に挙げる。混み合う時間帯は動画を作れないことがある | Google AI Plus ¥725/月(Flow で毎月200クレジットを追加) | Veo 3.1 は4秒・6秒・8秒(延長で足せる)。1080p へのアップスケールは Plus 以上、4K は Ultra | あり(Flow の紹介はネイティブ音声と記載) | 利用規約の順守を求め、可否は明記していない。Google はコンテンツの所有権を主張しない | SynthID(目に見えない透かし)はすべてに入る。Free、Plus、Pro は目に見える透かしも入る | Flow の対応言語に日本語がある。プロンプトは英語を推奨 |
| Runway | Free $0。125クレジット(一回限り、期限なし)。使えるモデルは一部 | Standard $15/月(年払いは月$12) | Gen-4.5 は2〜10秒、720p。4K へのアップスケールは Standard 以上 | Gen-4.5 の仕様に記載なし。Standard 以上で音楽、声、効果音を生成できる | ヘルプは非商用の制限をかけないとし、広告や SNS への投稿を例に挙げる | Free の動画に入る。Standard 以上は入らない | 画面は米国英語だけ |
| Seedance | Dreamina で毎日の無料クレジット(量は記載なし) | Basic ¥2,380/月(期間限定で初月¥45) | Seedance 2.5 は4〜30秒、最大1080p(API の仕様)。Dreamina のロングビデオモード(ベータ版)は最大180秒 | あり(音声と映像を同時に作る) | Dreamina の利用規約はサービスを原則として私的で非商用の利用のためとし、商用の利用には追加の条件がかかることがある | 有料プランはダウンロード時の Dreamina の透かしを削除できる | Dreamina に日本語のページがある。Seedance 2.5 は日本語に対応 |
| Hailuo AI | 新規ユーザーは無料クレジットを受け取れる(量は記載なし) | トップページに「最安で $9.99 /月」と表示。プランの中身は読み取れなかった | MiniMax H3 は4〜15秒、768P か2K | あり(ステレオ音声) | 利用規約は個人的で非商用の利用に限り、商用目的の利用を禁じる | AI で作ったことを示す透かしやラベルを消してはいけない | 画面を日本語で表示できる(hailuoai.video/ja) |
| HeyGen | Free $0。月3本、1本1分まで、透かし入り | Creator $29/月(年払いは月$24) | アバターの動画は Creator・Pro が1本30分、Business が60分。HeyGen Video は5〜15秒、最大2K(API は設定によって30秒まで) | あり(アバターが話す。HeyGen Video は映像と音声を同時に作る) | Creator、Pro、Business は商用を含めて使える。Free の出力は広告や受託の仕事に使えない | Free は透かし入り。有料プランは外せる | 動画の翻訳の対応言語に日本語がある。公式サイトに日本語のページがある。作成画面の日本語表示は確かめられなかった |
Veo は Google の動画モデルで、この表の値は Google の映像制作ツール Google Flow で使う場合のものだ。HeyGen Video の長さは、2026年10月21日の発表では5〜15秒だ。開発者向けの更新履歴では、API の一部の設定で5〜30秒を指定できる。
目的別の選び方
無料で試したい
毎日戻る無料枠があるのは、Google Flow と Dreamina だ。Flow のクレジットのヘルプによると、プランがなくても1日50クレジットが付く。一方で、「Google Flow を使ってみる」のヘルプは、Google AI Plus、Pro、Ultra のいずれかへの登録を利用の要件に挙げている。1回の生成に Veo 3.1 Lite は10クレジット、Fast は20クレジットを使い、使い残しは翌日に繰り越されない。ただし、UTC の午後2時〜5時ごろは、プランがないと動画を作れないことがある。Dreamina の Seedance 2.5 のページは、無料のデイリークレジットで試せるとしているが、量は書いていない。
Kling は契約していない人も、毎月ログインすると31日もつ無料のクレジットを受け取れる。Runway の Free は125クレジットが一回限りで、使い切っても補充されない。HeyGen の Free は月3本、1本1分までだ。
無料のプランで作った動画は、仕事に使えない場合が多い。Kling はメンバーでない人の商用利用に書面の許可を求め、HeyGen の利用規約は Free の出力を広告や受託の仕事に使えないとしている。Runway の利用権のヘルプはプランによる違いを書いていないが、Free の動画には透かしが入る。
広告や SNS に商用で使う
規約やヘルプで商用利用をはっきり認めているのは、Kling と HeyGen の有料プランと、Runway だ。Runway の利用権のヘルプは、プランで分けて書いていない。
- Kling:料金ページは Standard(月$8.8)以上の特典に「Generated content is for commercial use」と透かしの除去を挙げている。有料サービスの利用規約もメンバーの商用利用を制限しないとしている。
- Runway:利用権のヘルプは作った内容に非商用の制限をかけないとし、Instagram のリールや TikTok への投稿、商品の広告を例に挙げる。Standard(月$15)以上は透かしが入らない。
- HeyGen:Creator(月$29)以上は利用規約で出力を商用を含めて使える。
Runway は2026年9月30日に、広告の動画や画像を作って配信までつなぐ Runway Ads を発表した。料金ページでは Standard 以上で使える。Google Flow は、ヘルプが利用規約を守るよう求め、Google は作ったコンテンツの所有権を主張しないとしている。商用に使えるかを名指しした記載は、今回読んだページにはなかった。Pro 以下のプランでは目に見える透かしも入る。
写真から動かしたい
商品の写真や人物の写真を最初のコマにして動かす機能は、6つのうち5つが公式に書いている。
- Kling 4.0 は画像から動画を作れ、最初と最後のコマや、最大10枚のキーフレームを渡せる。
- Veo 3.1 は Flow で、最初のフレーム、または最初と最後のフレームから4秒、6秒、8秒の動画を作る。
- Runway の Gen-4.5 は「Image to Video」に対応し、Standard 以上のプランで使える。
- Seedance 2.5 は最初のコマ、最初と最後のコマから動画を作れる。
- MiniMax H3(Hailuo AI のモデル)は、API で最初と最後のコマに画像を渡せ、参考の画像は9枚まで受け付ける。
HeyGen は写真から話すアバターを作る「Photo Avatars」があり、Free でも3つまで作れる。人物の写真に説明をしゃべらせたいなら、アバターの節を見てほしい。
音声つきで作りたい
映像と一緒に音声を作るモデルは、Kling 4.0、Veo 3.1、Seedance 2.5、MiniMax H3、HeyGen Video だ。Kling 4.0 のユーザーガイドは2チャンネルのステレオ音声に対応し、せりふの言語に日本語を含めている。Seedance 2.5 の製品ページは、音声と映像を一緒に作るモデルとしている。MiniMax H3 の発表は、ステレオ音声つきの動画を最長15秒、2K で作るとしている。
Runway の Gen-4.5 は、ヘルプの仕様に音声の記載がない。料金ページでは Standard 以上で音楽、声、効果音を作れる。
今回読んだ公式ページで日本語への対応を確かめられたのは、Kling 4.0 と Seedance 2.5 だ。Kling 4.0 のガイドはせりふの言語に日本語を挙げ、Dreamina の Seedance 2.5 のページは対応する言語に日本語を挙げている。
アバターで説明動画を作りたい
人の姿のアバターが台本を読み上げる動画を作るなら、HeyGen だ。TRAIL の DB でも HeyGen は動画のカテゴリに入っている。HeyGen の料金ページによると、1本の長さの上限は Free が1分、Creator と Pro が30分、Business が60分だ。料金ページは Free にもカスタムのアバター1つを挙げ、Creator には自分の姿と声のアバターと 1080p の書き出しを挙げている。4K の書き出しは Pro から使える。
社内の研修や商品の説明のように数分以上の動画を作るなら、1本の長さの上限を先に確かめる。ほかの5つは、1回に作る長さが最長でも30秒だ(Dreamina のロングビデオモードの180秒を除く)。HeyGen の動画の翻訳は対応言語に「Japanese (Japan)」を含む。手順は HeyGen の使い方にまとめている。
チームで使う
複数人で1つの場所を使う専用のプランは、Runway と HeyGen にある。Runway の料金ページによると、Team は1席あたり月$69(年払いは月$55)で、2〜9人が1つのワークスペースとクレジットを共有する。TRAIL の年表では、Team は2026年9月4日に新設された。Enterprise には「No training on your data」と書かれている。
HeyGen の Business は月$149で、1席$20/月でメンバーを足せる。共有のワークスペース、SAML/SSO、研修のシステムに取り込む SCORM の書き出しが付く。
Google Flow は、「Google Flow を使ってみる」のヘルプによると、対象の Google Workspace のプランなら追加料金なしで使え、毎日50クレジットが付く。すでに Google Workspace を使う会社なら、新しい契約を結ばずに試せる。
料金の違い
最安の有料プランの月額は、Kling が$8.8、Hailuo AI のトップページの表示が$9.99、Runway が$15、HeyGen が$29、Google AI Plus が¥725、Seedance(Dreamina)の Basic が¥2,380 だ。通貨は、Kling、Runway、HeyGen、Hailuo AI が米ドル、Google AI のプランと Dreamina が円だ。
クレジットの数え方も違う。Runway は動画の秒数で数え、料金ページでは Gen-4.5 が1秒12クレジットで、Standard の月625クレジットは Gen-4.5 の52秒分にあたる。Flow は1回の生成ごとに数え、Veo 3.1 の Quality は1回100クレジットだ。Dreamina の Basic は月2,514クレジットで、Seedance 2.0 Fast の 720p で作った場合に10秒の動画が月25本の目安と書かれている。
同じモデルを別の契約で使える組み合わせもある。Runway の料金ページは Pro 以上に Seedance 2.5 を挙げ、HeyGen の料金ページは Pro に Seedance 2.5 と Veo 3.1 を挙げている。すでに Runway や HeyGen を契約しているなら、Seedance や Veo のために別の契約を足さなくてよい場合がある。
開発者が自分のアプリから呼び出す API(ほかのアプリから AI を呼び出す仕組み)は、月額のプランと別の料金だ。TRAIL のファクトパックでは、Hailuo AI の API は MiniMax H3 Lite の 480P で1秒$0.025から、768P の MiniMax H3 で1秒$0.08だ。Veo は Gemini API の Veo 3.1 プレビューが2026年10月22日に終わった。
商用利用と透かし
商用利用の条件は各社の規約やヘルプの書き方のまま並べる。
- Kling:有料サービスの利用規約は「KLING AI members' use of the Output for commercial purposes is not restricted」とし、Kling と競合する製品やサービスの開発を除く。利用規約は、書面の許可がない限り出力を商用目的に使えないとしている。メンバーでない人は、作った内容に Kling のブランドとロゴを表示する決まりがある。
- Veo(Google Flow):ヘルプの「これらのツールから出力されたものを商業目的で使用できますか?」への答えは、利用規約の全体を読んで守る必要があるとし、Google はコンテンツの所有権を主張しないとしている。透かしは、Flow で Veo を使って作ったすべてに SynthID が入り、Google One の Free、Plus、Pro で作った動画には目に見える透かしも入る。Ultra は、現地の規制で求められる場合に目に見える透かしが入る。
- Runway:利用権のヘルプは作った内容を非商用の制限なく使え、所有権は利用者にあるとしている。Free プランのヘルプでは、Free で作った動画にはすべて Runway の透かしが入り、Standard 以上で外せる。
- Seedance(Dreamina):Dreamina の利用規約は、サービスを原則として私的で非商用の利用のために提供するとし、商用目的の利用(認められる場合)には追加の条件と方針がかかることがあるとしている。有料プランには、ダウンロード時の Dreamina の透かしの削除が付く。
- Hailuo AI:利用規約はサービスを個人的で非商用の利用に限るとし、サービスのどの部分も商用目的で使ってはいけないとしている。運営会社が付けた透かし、メタデータ、ラベルを消したり変えたりしてもいけない。
- HeyGen:利用規約(2026年10月15日更新)では、Creator、Pro、Business の利用者は出力を商用を含めて使える。Free の出力は個人の非営利の用途と社内の評価に限られ、広告や受託の仕事には使えない。Free の動画は透かし入りだ。
Hailuo AI と Dreamina は、有料プランで商用の扱いが変わるという記載を、今回読んだ規約に見つけられなかった。広告や販売に使う前に、最新の規約と自社のルールを確かめておく。
よくある質問
動画生成AIは無料でどこまで使えるか
6つとも無料で試せるが、量の決まり方が違う。Google Flow はクレジットのヘルプでは毎日50クレジット(別のヘルプはプランへの登録を利用の要件に挙げる)、Kling は毎月ログインで受け取る無料のクレジット、Dreamina は毎日の無料クレジットだ。Runway は一回限りの125クレジット、HeyGen は月3本で1本1分までだ。Kling、Dreamina、Hailuo AI の無料の量は、公式ページに書かれていない。
商用利用できる動画生成AIはどれか
規約やヘルプで商用利用をはっきり認めているのは、Kling の有料プラン、Runway、HeyGen の有料プランだ。Google Flow は所有権を主張しないとしつつ、可否を名指しして書いていない。Hailuo AI と Dreamina の規約は、利用を原則として非商用としている。
透かしを外すにはどうするか
Kling、Runway、HeyGen、Dreamina は、有料プランで透かしを外せる。Runway は Standard 以上、HeyGen は Creator 以上だ。Google Flow は Pro 以下のプランで目に見える透かしが入り、目に見えない SynthID はすべてに入る。
日本語で使えるか
画面を日本語で表示できるのは、Kling、Google Flow、Hailuo AI だ。Dreamina は日本語のページがあり、Runway の画面は米国英語だけだ。Kling 4.0 と Seedance 2.5 は、公式ページが対応する言語に日本語を挙げている。Flow のヘルプはよい結果のために英語のプロンプトを勧めている。
長い動画を作れるのはどれか
1回の生成で作れる長さは、Kling 4.0 と Seedance 2.5 が30秒まで、MiniMax H3 が15秒まで、Runway の Gen-4.5 が10秒まで、Veo 3.1 が8秒までだ。数分以上の説明動画なら、1本30分まで作れる HeyGen の Creator がある。HeyGen の動画は、アバターが台本を読み上げる形だ。
次に読む
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.15 まで。
出典
- Kling AI Membership PlanKuaishou Technology
- Kling AI Terms of Paid ServiceKuaishou Technology
- Kling AI Terms of ServiceKuaishou Technology
- Kling 4.0 User GuideKuaishou Technology
- Google Flow クレジットを管理するGoogle
- Google Flow を使ってみるGoogle
- Google Flow のモデルと対応機能の詳細Google
- Google Flow を利用できる国と地域Google
- Google FlowGoogle
- Google AI のプランGoogle
- PricingRunway
- Usage rightsRunway
- Free plan detailsRunway
- Creating with Gen-4.5Runway
- Translating Runway into a different languageRunway
- Dreamina Seedance 2.5 AIビデオジェネレータByteDance
- Seedance 2.5ByteDance
- Dreamina Seedance 2.5 tutorialBytePlus
- Dreamina Terms of ServiceCapCut
- Hailuo AI Video & Image Generator for Creators OnlineHailuo AI
- Terms of ServiceHailuo AI
- Video GenerationMiniMax
- MiniMax H3: An Open Model Breaking the Boundaries Between Tasks and ModalitiesMiniMax
- Pricing Plans for Creators and MarketersHeyGen
- Terms of ServiceHeyGen
- クリエイターとマーケター向け料金プランHeyGen
- Changelog - HeyGen DocumentationHeyGen
- Video Translation: Languages We SupportHeyGen







