HeyGen が動画生成AI「HeyGen Video」を発表 API は有料キーで利用
HeyGen は2026年10月21日、1つの指示文から音声付きの5〜15秒の動画を作る HeyGen Video を発表した。9月の API 追加時は 768p までだった出力が 2K まで広がった。前回のモデル更新から8日後である。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.21 まで。
- HeyGen は2026年10月21日、汎用の動画生成モデル「HeyGen Video」を発表した。
- 1つのプロンプト(AI への指示文)から、5〜15秒の映像と音声を同時に作る。
- 発表の日から、HeyGen API と Creative Studio で使える。API は有料の API キーで動く。
何が発表されたか
HeyGen は2026年10月21日、HeyGen の新しい動画生成モデル HeyGen Video を発表した。API で指定するモデル名は heygen-video-1 である。
HeyGen はこれまで、アバター(人物の分身の映像)を動かす製品で知られてきた。アバターの製品は、利用者がすでに持つ姿を、用意した台本どおりに話させる。HeyGen Video は、人物も場所も光も音も、文章の説明から新しく作る。映像と音声が1回の生成で同時にでき、別に声を付けたり口の動きを合わせたりする工程がない。音声には、せりふ、周りの環境音、効果音が含まれる。
作り方は3つある。
- テキストから動画:文章の説明だけで場面を作る。
- 画像から動画:渡した1枚の画像を最初のコマにして、そこから動かす。
- 参照から動画:画像を9枚まで、動画を3本まで、音声を3つまで、合わせて12個まで渡せる。自社製品の写真を渡すと、色や形、表示を保ったまま場面に入れられるという。
主な仕様は次の3つである。動画の長さは5秒から15秒まで。解像度は 480p、768p、1080p、2K から選ぶ。プロンプトは32,000文字まで書ける。
ほかの仕様も公式の表にある。出力は MP4 形式で、毎秒24コマ、ステレオ音声付き。画面の縦横比は 21:9、16:9、4:3、1:1、3:4、9:16 から選ぶ。シード(乱数の種)を固定すると、同じプロンプトから同じ動画が返る。HeyGen は、実写、粘土のコマ撮り、手描きのアニメ、水彩など、作風もプロンプトで指定できるとしている。
年表で見ると
TRAIL の年表には、2026年9月(日付は月のみ)に HeyGen Video API の追加がある。このときは heygen-video-1 を API に加え、5〜15秒の動画を 480p か 768p で作れるようにした。開発者向けの更新履歴によると、当時のプロンプトの上限は5,000文字だった。今回の発表の時点では、出力は 2K まで選べる。提供先には、API と並んで Creative Studio が挙げられている。
HeyGen の前回のモデル更新は、2026年10月13日の「HeyGen Voice 1 Turbo」の API への追加である。今回の発表は、その8日後になる。年表で直近の節目は、2026年4月8日の Avatar V の発表である。
2026年10月は、基準日の21日までに HeyGen の出来事が年表に6件ある。9月は2件、8月と7月は1件ずつだった。10月のほかの出来事には、音声の API の追加や変更が並ぶ。
TRAIL の年表では、heygen-video-1 の出力の上限は、9月の API 追加時の 768p から、今回の発表の時点で 2K に上がっている。
同じカテゴリで比べると
動画の分野では、各社のモデル更新が続いている。年表にある直近のモデル更新は次のとおり(基準日は2026年10月21日)。
| ツール | 直近のモデル更新 | 日付 |
|---|---|---|
| Kling | Kling 4.0 を全員に公開 | 2026年10月15日 |
| Runway | GWM Worlds 2 を研究プレビュー | 2026年9月3日 |
| Veo | Gemini Omni 1.1 Flash が一般提供 | 2026年8月27日 |
| Seedance | Seedance 2.5 を公開 | 2026年7月31日 |
Kling 4.0 を全員に公開したのは、HeyGen Video の発表の6日前である。OpenAI の Sora は、2026年9月24日に API の提供を終了した。料金やプランの違いは比較表にまとめている。
誰が、いくらで使えるか
HeyGen Video は、HeyGen API と Creative Studio で使える。API は有料の API キーで動く。1回の依頼で生成が始まり、完成した MP4 は通知(Webhook)か問い合わせで受け取る。
料金の具体的な単価は、発表文にも更新履歴にも書かれていない。示されているのは、1080p と 2K が 768p の3倍の単価で課金されるという点だけである。更新履歴によると、この3倍は出力する動画の秒数にも、参照に使う動画の秒数にもかかる。解像度を指定しないときの既定は 768p である。
TRAIL の年表では、HeyGen の API は2026年3月から従量課金になり、5ドルからチャージできる。
HeyGen は、HeyGen Video を Avatar V と組み合わせる使い方を勧めている。冒頭の場面や製品の映像を HeyGen Video で作り、話し手の部分を Avatar V に任せる、という分担である。
提供地域と、日本語のせりふの扱いは、発表文に書かれていない。
まだ分からないこと
- 1秒あたりの具体的な料金。
- Creative Studio で、どのプランから使えるか。
- 日本語のせりふや音声をどこまで作れるか。
- 提供地域の制限があるかどうか。


