GitHub の開発AI「Copilot」 GPT-5.5 など6モデルの提供を終了
GitHub は2026年10月19日、Copilot で GPT-5.5 や Gemini 3.7 Flash など6モデルの提供を終了した。代わりの候補は9月18日の予告から GPT-6.1 Sol などに変わった。
TRAIL の年表(重要度2以上)から作成。2026.10.19 まで。
- GitHub は2026年10月19日、GitHub Copilot で使えた6つのモデルの提供を終了した。2026年9月18日に予告していたものだ。
- 対象は GPT-5.5、GPT-5.4、GPT-5.4 mini、GPT-5 mini、Gemini 3.7 Flash、Grok 4.5 で、Copilot Chat やコード補完など大半の機能から外れた。
- 代わりの候補は GPT-6.1 Sol、GPT-6 Luna、Gemini 3.8 Flash、Grok 4.7 だ。Copilot Enterprise では、管理者が有効にする必要がある場合がある。
何が発表されたか
GitHub Copilot を提供する GitHub は2026年10月19日、6つのモデルを提供終了した。Copilot は、コードの補完や修正を AI で手伝う開発者向けの道具だ。Copilot では、使う AI モデルを利用者が選べる。
GitHub の告知によると、対象のモデルと代わりの候補は次のとおりだ。提供終了日は、6つとも2026年10月19日である。
| 提供終了したモデル | 代わりの候補 |
|---|---|
| Gemini 3.7 Flash | Gemini 3.8 Flash |
| GPT-5.5 | GPT-6.1 Sol |
| GPT-5.4 | GPT-6.1 Sol |
| GPT-5.4 mini | GPT-6 Luna |
| GPT-5 mini | GPT-6 Luna |
| Grok 4.5 | Grok 4.7 |
GPT は OpenAI のモデルで、Grok は xAI のモデルである。6つとも、Copilot Chat やコード補完を含む大半の機能から外れた。告知は対象の機能として、Copilot Chat、インライン編集、ask モードと agent モード、コード補完を挙げている。
GitHub は利用者に、作業手順や連携の設定を、引き続き使えるモデルへ切り替えるよう求めている。提供終了したモデルを外す作業は要らないという。
今回の告知は、2026年9月18日の予告と2か所が違う。1つは範囲の書き方だ。予告は「すべての Copilot 機能(all GitHub Copilot experiences)」と書いていた。今回は「大半の Copilot 機能(most GitHub Copilot experiences)」になった。もう1つは代わりの候補だ。予告では GPT-5.6 Sol、GPT-5.6 Luna、Grok 4.6 だった候補が、今回は GPT-6.1 Sol、GPT-6 Luna、Grok 4.7 に変わった。Gemini 3.8 Flash は予告と同じである。
年表で見ると
TRAIL の年表では、今回外れた GPT-5.5 は2026年4月24日に Copilot で一般提供になったモデルだ。一般提供は、だれでも正式に使える状態のことを指す。代わりの候補のうち、Grok 4.7 は2026年9月21日、GPT-6 Luna は9月22日、GPT-6.1 Sol は9月29日に Copilot に加わった。
2026年9月以降に実施された Copilot のモデルの提供終了は、年表に次のように並ぶ。
- 2026年9月1日:Gemini 3.1 Pro、Claude Opus 4.5 など6種が終了した。
- 2026年10月2日:Claude Opus 4.7、Gemini 3.5 Flash など4モデルが終了した。
- 2026年10月19日:今回の6モデルが終了した。
この先にも予定がある。GitHub は2026年10月15日、Claude Opus 4.8 など3モデルの提供終了を告知した。実施は2026年11月16日だ。2026年10月20日から数えると、あと27日になる。
TRAIL の年表では、9月1日、10月2日、10月19日と、Copilot のモデルの提供終了が続いて実施されている。今回の GPT と Grok の代わりの候補は、どれも2026年9月21日から9月29日までに Copilot に加わったモデルだ。
同じカテゴリで比べると
コーディングAIの比較表に並ぶツールでは、OpenAI の Codex でも GPT-5 系のモデルが外れている。年表にある告知と実施の日付は次のとおりだ。
| ツール | 終了したモデル | 告知日 | 実施日 |
|---|---|---|---|
| GitHub Copilot | GPT-5.5、GPT-5.4 など6つ | 2026年9月18日 | 2026年10月19日 |
| Codex | GPT-5.5 | 2026年9月14日 | 2026年10月14日 |
| Codex | GPT-5.4 と mini | 2026年7月31日 | 2026年8月31日 |
Codex の2件は、GPT-5.5 の終了の告知と、GPT-5.4 の終了の告知である。年表では、告知から実施までが GPT-5.5 は30日、GPT-5.4 は31日だった。
誰が、いくらで使えるか
影響を受けるのは、6つのモデルを選んで使っていた Copilot の利用者だ。告知は、Copilot Enterprise の管理者に向けて、代わりのモデルを有効にする必要があるかもしれないと書いている。有効にする場所は、Copilot の設定にあるモデルのポリシーだ。
9月18日の予告には、会社向けの扱いがもう少し詳しく書かれていた。モデルの既定の有効化(default model enablement)が働いていれば、Copilot Enterprise と Copilot Business では代わりの候補が自動で有効になる。管理者が全体の既定をオフにしていたり、そのモデルを止めていたりする場合は、自動では有効にならない。全体の既定をオフにしている会社は、管理者が代わりのモデルを有効にしておく必要がある。
有効になったモデルは、VS Code と github.com の Copilot Chat のモデル選択の画面に出る。
年表に記録された Copilot での提供開始の時点の対象プランは、GPT-6.1 Sol が Pro+、Max、Business、Enterprise だ。GPT-6 Luna と Grok 4.7 は、Pro、Pro+、Max、Business、Enterprise が対象だった。月$10の Pro は、GPT-6.1 Sol の対象に入っていなかった。
料金について、告知は触れていない。
まだ分からないこと
告知は「大半の機能」と書くが、どの機能でこれらのモデルが残るのかは示していない。代わりの候補が9月18日の予告から変わった理由も書かれていない。代わりのモデルに切り替えたとき、使うクレジットの量が変わるかどうかは分からない。提供終了したモデルを指定したままの連携がどう動くかも、告知にはない。提供終了の理由も示されていない。